ゲームブック要素の入った不思議なボードゲーム「アバブ&ビロウ(above&below)」ゲーム紹介

今回は、拡大再生産のボードゲームにゲームブックの要素を取り入れた、非常に変わったボードゲーム「アバブ&ビロウ(above&below)」を紹介したいと思います。

ルールを聞くだけで面白さがわかってくるボードゲーム「アバブ&ビロウ(above&below)」の魅力をお伝えできればと思います。

↓非常にワクワクするゲームブック要素の入った新感覚ボードゲーム

アバブ&ビロウ 完全日本語版

アバブ&ビロウ(above&below) とは?ゲーム概要の紹介

2015年に海外のキックスターター発で発売されたボードゲームです。
日本では何と2020年7月にアークライトさんから発売されることが発表されました。

プレイ人数:2~4人(3人ベスト)
プレイ時間:90分~
推奨年齢:13歳+

思ったより時間はかかりそう、中量級依りの重量級といった感じ。

このボードゲームはとある特徴的なシステムが話題となり、国内でも一時期かなり話題になっていた作品のようです。
以下、アークライトさんの公式HPから抜粋

あなたたちは、バーバリアンによって村を焼き討ちにされ、長旅の果てにこの新天地へとたどり着きました!
プレイヤーはそれぞれ村の指導者となり、地上の開発と地下世界の冒険を通じて、互いに村の発展を競い合います
地上では村人を雇用したり、冒険に役立つ家やお金やリソースを生む家など特殊な能力をもつ家を購入していきます。
そして、さらなる村の開発や名声を獲得するために地下世界へと冒険隊を派遣しましょう。
地下世界での冒険では、215種類のパラグラフの中から1つがランダムに選択されます。さらにそれらのパラグラフの中には、常に選択肢とダイスによる判定があり、遊びきれないほど多くの物語と結果が冒険者たちを待ちうけるのです!
村の発展と地下世界での冒険が互いに影響を与え合うため、遊ぶたびにゲームの展開は異なったものとなり新鮮な気持ちで何度も繰り返しプレイしたくなることでしょう。
開拓と冒険を生き生きと体験できる、ボリュームたっぷり大満足の拡大再生産ボードゲームです。

https://arclightgames.jp/product/%e3%82%a2%e3%83%90%e3%83%96%e3%83%93%e3%83%ad%e3%82%a6/

ゲームの背景としては、バーバリアンに土地を追われた部族が、新天地にたどり着き、その地上も地下も開拓していくという話。
開拓ゲームあるあるで、土地を沢山開拓してVPを稼いだ方が勝ち

ゲームメカニズムとしては「拡大再生産」「ダイスロール」そして「物語と選択」です。

自分の住民の数=アクション数、というアグリコラな感じで、住民に働かせて「建物を建てたり」「収穫したり」「労働させたり」「探索させたり」「人を増やしたり」できる。

住民を働かせることで建物を建てることが出来、そこから新しい資源や特殊効果を毎ターン得られるようになる。お金を使って住民を増やせば、アクション数を増やすことが出来る。住民を増やすばかりではダメで、回復施設も建てないと住民んは回復しない=次のターン使えない。これが拡大再生産

これはそこまで珍しいものでもなく、アグリコラ等のワーカープレイスメント系のゲームを超シンプルに仕立て上げた感じです。選択できるアクションもわずか5種類。
ここまでだったらこのゲームは佳作かそれ以下止まりでしょう。

このゲームの非常に大きな特徴は「物語と選択」システムにあります。

5つのアクションの内の1つ、「地下の探索」を選択すると、住民が地下世界を探索することになります。
この探索時にゲームブック調のシステムが発生します。
行き先はサイコロで決めることになり、例えば「No23番」に向かうことになったら、「No23番」の物語を隣の人が読みます。

そこには「あなたは人魚に出会ったが人魚は助けてほしそうだ。助けますか?」みたいなことが書かれている。助けるにしても助けないにしてもサイコロを振ってのダイスチャレンジが発生します。これが「ダイスロール」。一定値以上の出目が出ればチャレンジに成功して何らかの報酬がもらえるという感じ。単純な運だけではなく、連れていく住民によって探索に成功しすくなっています。

ダイスロールに成功すれば、評判が上がったり、資源をもらえたり、お金をもらえたり、大体良いことが発生し、更にその探索した地下世界を自分のモノにできます
自分のもっているそれぞれの地下世界には1つだけ、地下建築物を建てられます。これらの地下建物は、地上に建てる建物よりも高効率なものが多く、地下探索を行うモチベーションになります。

ダイスロールに失敗すれば、単純に何も得られません。地下世界も得られません。

この物語調の選択肢とその結果が実に220種類くらい用意されており、プレイする毎に自分だけの地下世界の物語を楽しむことが出来る、これが他にはないこのゲームの最大の特長になります。

凄い数のストーリーと選択肢が待っている(画像はBGGから)

どうでしょう?私はこれで非常にビビっときました。
これが面白くないわけがない!

何というかこういったらデザイナーに怒られるかもしれませんが、これがこのゲームのほぼ全てと言っても過言ではないですね。

このゲームブックのような物語と選択肢のシステムが楽しくてワクワクして魅力的だからこそ、このゲームをやりたくなると言っても過言ではないです。

地下を全く開拓しないプレイも可能のようですが、それではこのゲームをプレイする意味があまりありません。他にも優秀な拡大再生産のゲームが幾らでもあるからです。

どうでしょう?
このゲームの魅力が伝わりましたかね?

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アバブ&ビロウ 完全日本語版

アバブ&ビロウ(above&below) とは?ルール説明

ルール説明していきます。
ただ、深く説明するには時間が足りないので、簡潔に説明したいですね。
詳細を知りたい方は以下の動画がおすすめです。

Watch It Playさんの「Abobe and Below」の遊び方解説。
英語の動画は、この人の説明が聞き取りやすくわかりやすい。

ゲームの目的

他のプレイヤーよりも自分の集落を発展させ勝利点を沢山稼ぐこと。

勝利点の稼ぎ方

勝利点の稼ぎ方は大きく分けて4種類。

①建築物の基礎勝利点
→建物を建てたら1つ1点。

②建築物のボーナス勝利点
→素の得点を持っている建物や、住民1人に付き2点のような特殊勝利点の建築物もあります。

③資源の確保数
→全8種類の資源をなるべく異なる種類で沢山集めると高得点。

④評判による勝利点
→物語の選択肢で善良なプレイをすると評判が上がります。評判によって勝利点が得られ、更に高い順に追加勝利点がもらえます。

評判の得点は勝敗を決定づけるレベルではないため、基本的には建物メイン、建物ボーナスメイン、または資源メイン位しか勝利点の方向性はなさそうです。

ゲーム終了条件

全プレイヤーが手持ちの住民を全て使い終わったら1ラウンド終了。
7ラウンド終了時点でゲーム終了。

ゲームの流れ

自分のターンが来たら住民コマを使って1アクション

次のプレイヤーのターン

これを住民コマのあるだけ続ける(ただし、無理に住民全部使いきらなくて良い)

このラウンド終了。次のラウンドへ。

実行できるアクション

各ターンで実行できるアクションは以下の5つ

建築アクション

お金を支払い、場に並んでいる建築物から1つを選んで建築するアクション
建築した建築物は自分の手元に置かれる。

建物は、勝利点になったり、毎ラウンドお金を生み出してくれたり、資源がその上に置かれたりする。

地上用と地下用の建築物があり、地下用の建築物を建てるには、地下の探索を成功させて、地下探索カードが手元にある必要がある。

このアクションを実行するには「ハンマー」マークを持った住民を使う必要がある。

地下用の建物は建築条件があるだけに効果は強力なものが多い
(画像はBGGから)

訓練アクション

住民コマを1人獲得するアクション

場に並んだ人から1人を選んでお金を払うだけでOK。
住民は2金~5金で売れ残っている人ほど安くなる仕組み。
異星人っぽいのも出てきたりする。
獲得した住民は次のラウンドから使えるようになる。

このアクションを実行するには「羽」マークを持った住民を使う必要がある。

労働アクション

労働して1金を得るだけのアクション

このアクションは毎ラウンド先着1名で「酒樽」が1つもらえる。
これは住民を鼓舞して、体力を回復させる効果がある。
ちなみにこのゲームの住民は一度働くと、休憩施設が無いと回復しない仕組みになっている。
回復施設が無くてもビールで回復させることが可能ということ。

収穫アクション

建物を建てるとその上に収穫物が生成される。
この収穫物を獲得するためのアクション

収穫物は主に収穫物トラックを埋めるためとボーナス勝利点に使われる。
収穫物トラックを埋めると勝利点が増えるのと、毎ターンの収入が底上げされる。
他のプレイヤーに売却するということも可能だが割愛。

探索アクション

このゲームで最も楽しいアクション。
地下迷宮を探索。ゲームブックを読んで物語の展開と選択を行い何らかの恩恵を受ける

サイコロを振って1~6の出目に従って、探索カードに書かれた番号の書かれているストーリーブックを読む。
その番号によって得られるものや難易度が変わってくる。

例えば、「危険そうな道があるがそちらを進むか?進む場合は難易度8」「迂回する場合は、難易度2もしくは5」さあどうするか?

難易度8は達成できそうにないから、迂回路で難易度5に挑戦、サイコロ振って判定(住民カードに何が出れば何ポイントになるかが書いてある)。6ポイント出たので難易度5クリア。

報酬として、その辺に生えていたキノコ3と落ちていた金貨3枚を獲得。ただし迂回したことで評判が下がり評判―1。探索達成したので地下探索タイルを獲得。この上に地下用の建築物を建てられるようになる。

そんな感じでワクワクした展開が待っている。

ちなみに探索アクションには住民は2人以上派遣しないといけない。

評判に関して

全プレイヤーの集落はそれぞれ評判値を持っている。
活躍したりすると上がる名声のようなもの。

地下探索で評判を得られると+1・2など上がっていく。
逆に悪いことをすると下がっていく。

これはゲーム終了時に評判値によって勝利点が入る。
例えば評判をMAXまで上げると7勝利点が得られる。

また、ゲーム終了時の評判の順位に応じて勝利点が入る。
最も評判が高いプレイヤーは5勝利点が入る。

勝利点にはなるが、MAXでも12点なのでゲームを左右するレベルでの得点は期待できない。

収穫物に関して

収穫物は全8種類。

コモン:キノコ、魚、果物
アンコモン:ロープ、紙、ポット
レア:鉄鉱石、アメジスト

ものによってゲーム内での得やすさが異なる。

収穫トラックに関して

収穫物の種類数と同じ8か所置く場所があり、異なる収穫物をトラックに配置すればするほど、毎ターンの収入と勝利点が増える

トラックは左から順番に埋めていき、トラックの後ろに配置するほど、収穫物1個当たりの勝利点が高くなる
例えば、一番最初のトラックに置いた収穫物は1個1勝利点だが、一番最後のトラックに置いた収穫物は、1個に付き6勝利点になる。

しかし、トラック1か所には1種類の収穫物しか置けず、更に一度置いた収穫物は移動させられなくなるので注意。
そのため、希少鉱石などは早めにトラックに配置して、高得点になる後半のトラックに出やすい収穫物を置くのが良い。

このゲームのメイン勝利点獲得手段の1つ。


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以上、日本語版が発売される予定のアバブ&ビロウのゲーム紹介でした。
非常に楽しみですね。
日本語版が届いたら今度はレビューとリプレイ記事でも書こうと思います。

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アバブ&ビロウ 完全日本語版

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