この記事では「2人プレイ専用」「2人プレイが面白い」おすすめのボードゲームのランキングを紹介します。
ボードゲームは3人以上のプレイを前提にしたものが多いのですが、友達・カップル・子供など、自分以外にもう一人誰かがいれば遊べる「2人プレイ向きなボードゲーム」は、ボードゲームの中ではかなりニーズのあるジャンルの一つだと思っています。
ただ、2人以上で遊べるボードゲームは数多く存在するため、どのボードゲームがおすすめか、中々判断が難しいと思います。
そこで、過去2人プレイで様々なボードゲームを遊んできた私が、実際に遊んだボードゲームの中から、2人でも最高に面白い2人プレイ向きおすすめなボードゲームをランキングにしてみました。
2人プレイ向きなボードゲームを探している方の購入の参考になれば幸いです。
【2024年版】2人向きボードゲームおすすめランキング TOP42
2人向きなボードゲームとは何でしょうか?
基本的にボードゲームは、最もボードゲームの中でプレイ人口が多いと思われる軽量級のパーティ系ゲームは4、5人以上、中量級や重量級は3~4人プレイがベストのものが多いです。
そのためボードゲームの説明に2人プレイ可能と書いてあっても、いざ2人でボードゲームを遊ぼうとすると、ちょっと思っていた面白さと違うと感じるものも多いです。ベストなプレイ人数から外れれば外れるほど楽しさが減っていくわけですね。
1~4人プレイ可能と書いてあって、いざ1人や2人でプレイしてみると思ってたより面白くないぞ、っていうボードゲームは結構ありますし、私はこれまでそういう体験を何度もしてきました。
ただ一方で、そもそも囲碁や将棋やオセロなど、世の中で良く知られたこれらのゲームは2人専用のものが多いです。同様に世の中のボードゲームには2人が面白いものが沢山あります。
- 2人プレイがベストなボードゲーム
- 2人専用なボードゲーム
- 2人でも十分面白いボードゲーム
2人プレイ向きなボードゲームの面白さはそれこそ様々です。
3人以上の複数人プレイと比較すると、2人でボードゲームを遊ぶ場合は、メンバーが集めやすいという非常に大きなメリットがあります。自分の相手が1人いればよいわけです。なので集まりづらくなったこのご時世においては、2人でボードゲームを遊ぶ機会はかなり多いでしょう。
今回の記事は、私が実際に2人で遊んでみて、これは面白いと思ったおすすめの2人ボードゲームのランキングになります。
本サイトでは、2人向きボードゲームのおすすめ度に関しての指標は、以下の4つで点数をつけていきます。
2人プレイおすすめ度 | 対象のボードゲームを2人で遊んだ場合の面白さを、点数付けしました。 |
多人数プレイおすすめ度 | 対象のボードゲームを3人以上で遊んだ場合の面白さを、点数付けしました。 |
プレイ難易度 | 対象のボードゲームを始めて遊ぶ際の敷居の高さです。 |
リプレイ性 | 対象のボードゲームがどの程度飽きずに再プレイ可能かの指標です。プレイ毎に大きく変化のあるゲームの方が飽きづらく何度も遊びたくなります。 |
あくまでも個人的な評価のランキングで完全に主観が入っていますので、その点はご承知おきください。
42位:クラスク(krask)
クラスクは、2人専用のアクション系ボードゲームです。
一時期TVやYoutubeの影響でかなり話題になり、人気が出た結果、品薄になっていたボードゲーム。今は流石に落ち着いて普通に買えるようになっています。
指でつまめるサイズのラケットを使って、球を相手のゴールに叩きこんで得点する、いわゆるアイスホッケー系のゲームなのですが、磁石でラケットをコントロールするため、磁石が外れてコントロールを失ってはいけないとか、お邪魔磁石を受け取ってはいけないとか、一般的なゴールに加えて、特殊な得点ポイントや失点ポイントが複数あるのがポイントです。
かなり激しいアクションになること間違いなし。今でもたまに取り出してサクッとプレイしてます。アクション系なボードゲームを、熱く楽しみたい方にお勧めの作品です。不定期で品薄状態になるので欲しい方は要チェックです。
項目 | 評価 |
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ジャンル | 2人プレイ専用、アクション |
2人プレイおすすめ度 | ★★★☆☆ |
多人数おすすめ度 | ー |
プレイ難易度 | 簡単 |
リプレイ性 | ★★★☆☆ |
41位:マンカラ
マンカラは、伝統的な2人用ボードゲームの1つです。ドイツボードゲームのことは全然知らなくても、将棋や囲碁やチェスのようにマンカラを知っている人はいると思います。それくらいには知名度の高いゲーム。
「マンカラシステム」とまで呼ばれる画期的なシステムが特徴で、1つのくぼみに置かれたチップを全て手に取り、手に取ったチップを隣のくぼみに1個ずつ順々に置いていく、自分の手元のくぼみのチップを全て無くした方が勝ち、というボードゲームです。
私は名前しか知らなかったのですが、いざプレイしてみると、予想以上の面白さにハマりました。
ルールはシンプルながら奥が深く、長いこと楽しまれてきているボードゲームです。
このマンカラのシステムをベースにした、新しいボードゲームは最近でも多く世に出ていますが、このマンカラ自身も非常に良く出来たゲームです。
項目 | 評価 |
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ジャンル | 2人専用、マンカラシステム |
2人プレイおすすめ度 | ★★★☆☆ |
多人数おすすめ度 | ー |
プレイ難易度 | 簡単 |
リプレイ性 | ★★★☆☆ |
40位:コリドール
コリドールは、見た目は地味ですが、オーソドックスな2人専用のアブストラクトゲームの有名作です。
9×9のボード上が舞台で、自分のコマを相手プレイヤーより先に相手側の端に移動させたら勝ち。ただし、プレイヤー達は移動妨害用の柵を最初から一定数持っており、それを置くことで相手プレイヤーや自分の進路を制限できる。
相手と自分の柵で迷路を作っていく感じが非常に面白く、プレイ毎に毎回盤面は様々な形に変化します。勝てると思っていたら相手の絶妙な一手で、まさかの遠回りを強いられることになって勝てなくなるなど、それなりに頭を使って先読みして戦略的に立ち回らないといけないタイプの2人ボードゲーム。
3,4人プレイも可能ですが、コリドールは2人プレイ以外は途端に誰が勝つかは運次第のパーティゲームになります(笑)。自分は勝てないけど特定のプレイヤーは勝たせることが出来るので、自分が勝てるかは他のプレイヤーのさじ加減次第に。それなりに3人以上のプレイも好きですが、雑なゲームになるのであまりお勧めはしません。
- 完全情報のガチゲーム(いわゆるアブストラクト)
- 逆に2人プレイ以外は、完全にパーティーゲーム
項目 | 評価 |
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ジャンル | アブストラクト、2人ベスト |
2人プレイ おすすめ度 | ★★★☆☆ |
多人数おすすめ度 | ★☆☆☆☆ |
プレイ難易度 | 簡単 |
リプレイ性 | ★★★☆☆ |
39位:ジャイプル
ジャイプルは、砂漠地帯の商人になってお金を稼ぐゲーム。
6種類の色の得点(ダイヤ・金・銀など)があり、それぞれの色のカードを沢山集めて一度に売却すると、一気にその色の勝利点チップが獲得可能。
手札上限がある上にチップは先勝ち、しかし大量に売却することで得られるボーナスもある、ということでどこまで一気に集めてどこまで一気に放出するかが悩ましい。
プレイ感は軽く軽量級よりな中量級という感じです。
項目 | 評価 |
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ジャンル | セットコレクション |
2人プレイ おすすめ度 | ★★★☆☆ |
多人数おすすめ度 | ー |
プレイ難易度 | 普通 |
リプレイ性 | ★★★☆☆ |
38位:ガイスター
ガイスターは、ボードゲームの巨匠アレックスランドルフ作のシンプルな読み合い系2人ボードゲーム。2人プレイのボードゲームといえば真っ先にこの作品があげられることも多いです。それ位2人プレイの有名作で、2人プレイ始めるなら取り合えずやっておくべき入門的なゲーム。
6×6のボード上で8×2の16体の幽霊たちが殴り合うボードゲームです。
勝利条件は3つあって、「相手の青い幽霊を全て除去する」「自分の赤い幽霊を全て除去してもらう」「自分の青い幽霊を相手陣地の脱出口から脱出させる」。
自分の幽霊は移動させると将棋のように相手の幽霊を倒せるのですが、赤いのか青いのか相手の幽霊の色まではわからないため、そこが読み合いで心理戦ポイントになります。
見た目わからないのでただの運ゲームかとも思うのですが、赤だと積極的で青だと妙にうろうろしていたり、不思議とコマの動きに幽霊の色があらわれてくるため、しっかりと読み合いが強いプレイヤーが勝ちやすい傾向にあります。
サクッと遊べるので、何度も何度もプレイしてしまう面白さがあります。ボードゲーム初心者受けの良いボードゲームだと思いますね。強い人はやっぱり強いので、運だけではなくしっかり実力が問われる戦略的なゲームでもあります。
項目 | 評価 |
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ジャンル | 2人専用、読みあい心理戦 |
2人プレイ おすすめ度 | ★★★☆☆ |
多人数おすすめ度 | ー |
プレイ難易度 | 簡単 |
リプレイ性 | ★★★☆☆ |
37位:クアルト
クアルトは、先ほど紹介したコリドールと同じ、ギガミック社製の2人専用のボードゲーム。
4×4の共通ボード上に、16種類のコマを1個ずつ置いていくのですが、「同じ色」「同じ高さ」「同じ形」「同じくぼみ」、いずれかの条件で4つ並んでコマ配置をしたプレイヤーが勝ちというゲームです。しかし自分が配置するコマを選択するのは相手プレイヤーなので、基本的に勝てるかは相手プレイヤー次第ということになります。
集中力を切らせてミスって、クリア条件を満たせるコマを相手に渡してしまったら負けという感じのゲームです。絶対に大丈夫だと思っていても、結構ミスって負けてしまうという点が不思議と面白いですね。
コリドール同様にアブストラクト系の2人ボードゲームですが、上手い人も下手な人もそれなりにミスって勝ったり負けたりするので、こちらの方が遊びやすいと思います。見た目もルールも非常にシンプルながら頭はしっかり使いますし、更にボードの見た目も良く好きなボードゲームです。
項目 | 評価 |
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ジャンル | 2人専用、コマ並べ |
2人プレイ おすすめ度 | ★★★☆☆ |
多人数おすすめ度 | ー |
プレイ難易度 | 簡単 |
リプレイ性 | ★★★☆☆ |
36位:ザ・ゲーム フェイス・トゥ・フェイス
ザ・ゲーム フェイス・トゥ・フェイスは、1~100の数字を昇順降順になるように並べるボードゲーム「ザ・ゲーム」の2人対戦プレイバージョンです。「ザ・ゲーム」自体は一時期話題になった協力型ボードゲームでご存じの方も多いでしょう。
この「ザ・ゲームフェイス・トゥ・フェイス」は対戦型のボードゲームで、ルールはオリジナル版と同様に自分の陣地に昇順と降順で1~100までのカードを出し切れば勝ちです。
相手の陣地にもカードを出すことが出来て、それによって相手に有利にはなりますが、自分の手札の苦しさを回避することも出来ます。ザ・ゲームの面白さはそのままに2人プレイに落とし込んだ形になっており、悩ましくも面白いボードゲームです。
ザ・ゲームの面白さを知っている方なら、文句なしに楽しめると思いますね。
項目 | 評価 |
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ジャンル | 2人専用、カード出し切り |
2人プレイ おすすめ度 | ★★★☆☆ |
多人数おすすめ度 | ー |
プレイ難易度 | 簡単 |
リプレイ性 | ★★★☆☆ |
35位:ミクロマクロ クライムシティ
ミクロマクロクライムシティは、巨大なマップのいわゆる「ウォーリーを探せ」をするゲームですが、現場では様々な犯罪が行われており、それを解決するためのシナリオが大量に入っています。その個々のシナリオに従って探すモノが変わっていくという作品。
2021年のドイツ年間ボードゲーム大賞の大賞作品です。
1つのマップ上に時間の異なる複数のシーンが入っているのも特徴です。
事件A「Aさんの自宅は街の南側だ探してみよう」→「Aさんは誰に殺害されたか?」→「凶器はどこに隠されている?」→「犯人の動機は?」
といった風に、シナリオの質問に対して順番に解いていくことになります。良くわからない犯行動機なども巨大なマップを追って探せば必ず見つかるようにできています。
一度遊んでしまうと答えがわかってしまうので、2回目は遊びづらい作品ですが、大量のシナリオが入っており、過去のボードゲームにはない体験をすることが出来ます。
1つのマップをみんなで見るという性質上、このゲームのプレイ人数は多くて4人位までかと思います。
- 2人で広々とマップの探索が可能
- 他の人に正解を当てられてしまう可能性が減る
- 答え合わせはどちらか片方が見ないといけない
項目 | 評価 |
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ジャンル | 謎探し |
2人プレイ おすすめ度 | ★★★★☆ |
多人数おすすめ度 | ★★★★☆ |
プレイ難易度 | 普通 |
リプレイ性 | ★☆☆☆☆ |
34位:スピリットオブザワイルド
スピリットオブザワイルドは、セットコレクション系の2人専用のボードゲーム。
バックからドローされたカラフルな石を手持ちのカードを使用して集め、同じ石・異なる石・フルハウスの組み合わせの石など石の集め方で、それぞれ得点を稼いでいく。
石の配置を妨害するコヨーテコマの存在や、タイミングによって発動する効果が違う特殊カードの存在が、良い味付けになっている。
日本語版は未発売ですが、シンプルながらにプレイ感はしっかりしており、ついもう一回遊びたくなる良作でした。日本語版が出たら間違いなく購入します。
項目 | 評価 |
---|---|
ジャンル | 2人専用、セットコレクション |
2人プレイ おすすめ度 | ★★★★☆ |
多人数おすすめ度 | ー |
プレイ難易度 | 普通 |
リプレイ性 | ★★★☆☆ |
33位:マンダラ
マンダラはチベットの密教で生まれた絵で、上下左右で対称性の強い特徴的な絵です。そんな絵をテーマにしたのがこの2人専用ボードゲームマンダラです。
場に出された6種類のマンダラカードを手元に集めていき、それらのカードから得点を稼ぐボードゲームです。
手番では「共通場にカードを1枚出して手札補充」「自分の場に同じ絵柄のカードを好きな枚数出す」「手札のカードを捨てて同じ枚数手札補充」の3つから1つのアクションを実行。
相手が出したカード自分が出したカード合わせて場に6種類のマンダラカードが揃ったら精算で、自分の場により多くのカードを出していた人から、好きな種類のマンダラカード1種類を全て獲得できます。
カードの置き場は左右1か所ずつで合計2か所あり、更に自分の場、相手の場、共通の場の3つにわかれています。この6か所どこに出すのか、どちらの置き場にどの種類のカードを、共通場に出すのか自分の場に出すのか、を悩みながらプレイしていくことになります。
また、6種類のカードは後に獲得した方がより高得点になるようになっており、いつどの種類のカードを獲得するかも悩ましく出来ています。
正直見た目や宗教臭さから万人受けせず、イマイチそそられない人も多いと思いますが、このボードゲームは見た目を遥かに超える面白い2人ボードゲームです。毛嫌いせずにやってみて欲しいおすすめ作品の1つですね。予想を遥かに超えて面白いという感想しか出ないと思います。
項目 | 評価 |
---|---|
ジャンル | 2人専用、セットコレクション |
2人プレイ おすすめ度 | ★★★★☆ |
多人数おすすめ度 | ー |
プレイ難易度 | 普通 |
リプレイ性 | ★★★☆☆ |
32位:ローゼンケーニッヒ
リゴレさんから発売された2人対戦ボードゲーム。苦しさのないシンプルで非常に面白い陣取りゲームです。
プレイヤーはボード上の陣地争いをしていくことになります。現在コマがある位置から手元のカードを使用して、カードに書かれた8方向に一定量移動して、移動先のマスに自分の陣地タイルを配置します。例えば、「右に3」のカードを使用したら、コマを右に3マス移動させてその場所に自分の陣地タイルを置きます。
重要なのは陣地の多さではなく、連続して繋がった陣地数の2乗が得点になるという点です。10連続繋がった陣地は100点ですが、11連続繋がった陣地は121点で、これらの土地には21点もの差が生まれます。なので基本的には巨大な繋がった陣地を取った方が勝ち、そういう陣地を取れるように立ち回ることになります。
しかし、各プレイヤーは3回だけ他プレイヤーのタイルを上書きして自分の陣地に変えられる権利を持っており、それを駆使して相手の巨大な陣地を分断するような立ち回りが可能です。
コマの位置はプレイヤー共通なので、自分の移動したい場所に誘導したり、相手がいきづらい場所に移動したり、駆け引きが楽しめます。またカードの運によっては思う方向に移動できないこともあり、運要素もしっかりバランス良い印象です。
陣取りゲームは、やや苦しくて重いシステムのイメージがありますが、苦しさは大分控えめで、非常に気軽にプレイ出来て楽しい名作だと思いますね。今イチ押しのボードゲームの1つです。
項目 | 評価 |
---|---|
ジャンル | 2人専用、陣取り |
2人プレイ おすすめ度 | ★★★★☆ |
多人数おすすめ度 | ー |
プレイ難易度 | 普通 |
リプレイ性 | ★★★★☆ |
31位:横濱神商伝 Duel
日本人ボードゲームデザイナーOkazu Brandさん製作のボードゲーム横濱神商伝の2人対戦版です。横濱神商伝のオリジナル版はその名の通り横浜の商売をテーマにしたボードゲームで、海外からも非常に高い評価を受けているボードゲームです。BGGの評価も高くレビュー動画もよく見かけますね。
システムとしてはワーカープレイスメントになっており、各プレイヤーはワーカーを派遣して、絹や茶などの交易品を獲得したり、契約書を受注・完了したり、教会に寄付したり、技術を獲得したり、商館を建築したり、様々なアクションを通じて得点獲得を目指していきます。
私が遊んでいるのはゲームマーケットバージョンですが、今はアークライトさんからリプリント版が出ているみたいですね。
項目 | 評価 |
---|---|
ジャンル | ワーカープレイスメント、商売 |
2人プレイ おすすめ度 | ★★★☆☆ |
多人数おすすめ度 | ー |
プレイ難易度 | やや難しい |
リプレイ性 | ★★★☆☆ |
30位:電力会社 充電完了!
電力会社充電完了!は、フリードマンフリーゼさんの出世作で、世界的にもかなり評価の高いボードゲームです。
発電施設のオークションや発電資源の需給バランスの存在。投資した見返りが更なる投資を生む拡大再生産や他プレイヤーとの陣地争いを楽しむエリアコントロール要素など、ボードゲームの面白い要素をふんだんに盛り込んだ作品です。
マップの違いでゲーム展開が異なるため、非常に大量のマップ拡張が発売されています。如何に本作が人気のボードゲームか良くわかりますね。
電力会社は4,5人プレイが一番楽しめるのですが、2人プレイも面白く、本作の面白い要素をしっかりそのままに楽しめるように出来ています。
個人的にはノビノビ楽しめる通常2人プレイモードも好きですが、ヒリヒリした陣地争いを楽しみたいのであれば、公式の疑似3人プレイを入れると、途端に通常の3人プレイのようなギリギリの戦いが楽しめるようになります。
3人以上でも楽しめる、一家に一台持っていて損はない非常に優秀な作品だと思います。
- エリアをかなり広くノビノビ使えるため、自由に拡大再生産が楽しめる
- 公式の疑似AIルールを入れることでエリア争いが3人プレイ同様のきつさで楽しめる。
項目 | 評価 |
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ジャンル | 拡大再生産、オークション、需給バランス、エリアコントロール |
2人プレイ おすすめ度 | ★★★★☆ |
多人数おすすめ度 | ★★★★★ |
プレイ難易度 | 普通 |
リプレイ性 | ★★★★☆ |
29位:エルドリッチホラー
クトゥルフ神話大好きファンタジーフライト社から出ている協力型ボードゲーム。日本語版はアークライトさんから発売。
プレイヤーは世界の崩壊を救うべく立ち上がったキャラクターの1人として、世界中を移動してモンスターと戦闘したりゲートを閉じたり、ボスの手がかりを探してクエストを達成してしていきます。
所謂アメリカタイプのボードゲームで、これでもかという位要素が大量に詰め込まれているのが大きな特徴です。同じカードでも裏面の結果が効果の違うようになっており、良くここまで作りこんだと感心します。全てユニークなアーティファクトや装備品の数々を見るだけで楽しいですね。
8人までプレイ可能ですが、2キャラクタープレイで2時間コースなので、プレイ人数は考えた方がよいでしょう(笑)。個人的には2人で4キャラクタープレイなどがおススメですね。
- プレイ時間が2時間ほどになる(1キャラクターにつき1時間)
- キャラクター2名だとマップで手が足りなくなることがある
項目 | 評価 |
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ジャンル | 協力、クトゥルフ、死にゲー、要素もりもり |
2人プレイ おすすめ度 | ★★★★☆ |
多人数おすすめ度 | ★★★★☆ |
プレイ難易度 | 難しい |
リプレイ性 | ★★★★★ |
28位:アグリコラ:牧場の動物たち
名作中の名作「アグリコラ」の2人プレイ版です。プレイヤーは農場牧場を経営する立場で自分の土地を豊かに発展させていきます。システムとしては置いた人が先勝ちな、ワーカープレイスメントが特徴です。
アグリコラのシステムを踏襲しつつも2人で遊びやすいように改良されているバージョン。オリジナル版のアグリコラは2人プレイはやや微妙なので、2人でアグリコラを遊びたいならこのアグリコラ:牧場の動物たち、が良いでしょう。
オリジナル版アグリコラは各種職業や進歩カードの種類がリプレイ性の高さに繋がっていましたが、この2人用バージョンは、建物カードでリプレイ性を担保しています。そして最近各種拡張の建物カードが大量に追加された、アグリコラ:牧場の動物たちのビッグボックスバージョンが発売されており、今から入手するならこれがおすすめです。
項目 | 評価 |
---|---|
ジャンル | ワーカープレイスメント、2人専用 |
おすすめ度 | ★★★★☆ |
多人数おすすめ度 | ー |
プレイ難易度 | 普通 |
リプレイ性 | ★★★★☆ |
27位:桜降る代に決闘を
2人対戦専用の格闘ゲームチックなボードゲーム。
遠距離攻撃、近距離攻撃、特殊攻撃など、予め自分の戦略に応じてデッキを構築して置き、そのデッキで相手と対戦するわことになります。
キャラクターの種類は多種多様でかなり豊富で、所謂格闘ゲームの超必殺技などもあって、ハマる人にはハマるかなり楽しめるボードゲームです。
項目 | 評価 |
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ジャンル | 事前デッキ構築、格闘、2人専用 |
2人プレイ おすすめ度 | ★★★★☆ |
多人数おすすめ度 | ー |
プレイ難易度 | 普通 |
リプレイ性 | ★★★★☆ |
26位:コードネーム: デュエット
ドイツ年間ボードゲーム大賞を受賞したコードネームの2人協力バージョンです。
2人で協力して全てのエージェントを発見することを目指します。
仲間が出してくれたヒントから果たして場のどのカードを当てて欲しいのかを推測します。
個人的にはオリジナル版コードネームより好きですね。
項目 | 評価 |
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ジャンル | 協力プレイ、推測 |
2人プレイ おすすめ度 | ★★★★☆ |
多人数おすすめ度 | ー |
プレイ難易度 | 簡単 |
リプレイ性 | ★★★☆☆ |
25位:アズール
2018年のドイツ年間ボードゲーム大賞受賞のアズールです。
プレイヤーはタイル職人になって、自分の宮殿にタイルを配置してくボードゲーム。
多人数プレイだとややパーティ色も強くなりますが、2人プレイだとガチガチの実力ゲームになるタイプのゲームで、そういう意味だと先ほど紹介したカルカソンヌに似ていますね。
ゲーム性も良く見た目も非常にリッチで一時期かなり話題になった作品です。
- ガチゲーム依りになる
- プレイ時間は短くなる
項目 | 評価 |
---|---|
ジャンル | ドラフト、タイル配置 |
2人プレイ おすすめ度 | ★★★★☆ |
多人数おすすめ度 | ★★★☆☆ |
プレイ難易度 | 普通 |
リプレイ性 | ★★★☆☆ |
24位:アンロック
謎解きゲームの定番といえばこのアンロックです。コロナで今は行きづらくなりましたが、リアル脱出ゲームが流行っていましたが、その系統のボードゲームです。
色々な謎解きゲームをやってきましたが、振り返ってみるとこのアンロックが一番だと思います。
1時間以内にミッションを達成するのが目的で、様々なカードから新しいカードを発見したり、カードの組み合わせで謎を解いたり、たった1時間とは言えでもプレイ中はかなり楽しめます。
何人プレイでも楽しめますが、2人でも非常に楽しめますね。コンポーネントを傷つけるタイプのゲームではないので、一応何度でも遊ぶことが出来ますが、謎解き要素はあるので2回目のプレイはそこまで新鮮ではないと思います。
- 謎解きを2人でじっくり楽しめる
- 2人のどちらかがひらめけないと手が止まる
項目 | 評価 |
---|---|
ジャンル | 謎解き、脱出、協力 |
2人プレイ おすすめ度 | ★★★★★ |
多人数おすすめ度 | ★★★★★ |
プレイ難易度 | 簡単 |
リプレイ性 | ★☆☆☆☆ |
23位:カルカソンヌ
最も有名なボードゲームと尋ねたら、間違いなく5位以内には入ると思われる、知名度抜群の名作ボードゲーム「カルカソンヌ」です。
各ターンでやることは、タイルをめくって場に配置してミープルコマを置くだけ。
非常にシンプルながら奥が深いゲームで、発売して20年近く経つ今でも根強い人気を誇っています。各種拡張も大量に出ていますね。
カルカソンヌは何人で遊んでも楽しいのですが、特に2人カルカソンヌはかなり戦略的なガチゲーになり、これがまた非常に面白いわけです。2人カルカソンヌおすすめです。
- 戦略的なガチゲームになる(カルカソンヌ世界大会はこの2人対戦になる)
- 中量級だけど重量級の満足感
項目 | 評価 |
---|---|
ジャンル | タイル配置 |
2人プレイ おすすめ度 | ★★★☆☆ |
多人数おすすめ度 | ★★★☆☆ |
プレイ難易度 | 簡単 |
リプレイ性 | ★★★☆☆ |
22位:アンドーンテッドノルマンディープラス
アンドーンテッドノルマンディープラスは、デッキ構築型のウォーゲームです。
デッキ構築したカードを使って盤面のコマを動かしていき、敵陣営よりも早く盤面を制圧することを目的とします。
アメリカ軍とドイツ軍に分かれて非対称な状態で遊べるシナリオが12個入っており、更に日本語版だけのプラス要素として、追加のシナリオやユニットが複数収録されています。かなりの回数遊べて面白いですね。
作者はウォーチェストの方で2人専用ボードゲームのスペシャリストデザイナーです。2人用として洗練された面白さがあります。お勧めの作品。
それなりにボリュームがあるので、慣れてきてからがどんどん戦略考えるのが面白くなってくるタイプのスルメゲー。
- このゲームは、2人プレイが通常ルール
- 逆に4人プレイはかなり時間がかかるため、慣れている人同士推奨
項目 | 評価 |
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ジャンル | デッキ構築、非対称、ウォーゲーム |
2人プレイ おすすめ度 | ★★★★★ |
多人数おすすめ度 | ★★★★☆ |
プレイ難易度 | 普通 |
リプレイ性 | ★★★★☆ |
21位:ウォーチェスト
2人用ボードゲームの去年の話題作の1つ。
各プレイヤーはそれぞれ4種類の特殊能力を持ったコマを操って、盤面にコマを展開していき、いち早く一定以上の拠点の制圧を目指すゲーム。
盤面に展開するコマはバックからドローして使っていくという、バッグビルディングシステムが特徴で、自分のバッグの中身を予想したり、次の相手のバッグの中身を予想することで、次の盤面の手を打っていくことになります。実力も必要ですがバッグからのドロー次第で結果も変わってくる運要素もあり、運と実力のバランスが程よいゲーム。
使用するコマの種類によって特殊能力が違い全然使い勝手が違うため、様々な組み合わせでリプレイ性も高く楽しむことが出来ます。
4人プレイで2VS2の協力対戦が楽しめますが、こちらも中々面白くお勧めです。
- 通常ルールは2人プレイ
- 4人プレイだとマップが広くなりユニットも増える。これはこれで面白い。
項目 | 評価 |
---|---|
ジャンル | バックビルド、陣取り、非対称 |
2人プレイ おすすめ度 | ★★★★★ |
多人数おすすめ度 | ★★★★☆ |
プレイ難易度 | 普通 |
リプレイ性 | ★★★★★ |
20位:グレートプレインズ
2021年発売の2人専用ボードゲームとして、かなり評価が高く優秀な作品がこのグレートプレインズです。これは正直かなり面白いです。
共通のボードに対して、各プレイヤー20個のコマを毎ターン1個ずつ置いて行って、全て起き切ったらゲーム終了、草原に多くコマを置いているプレイヤーの勝ち、という非常にわかりやすいシステム。
得点を得るための草地だけではなく、3種類の特殊能力を得るためには平地に入る必要があり、この3つの特殊能力がかなり強力なのでこれがまた戦略に効いてきて面白い。
更にこのゲームは7つの表裏のあるボードを、向きと場所と表裏をランダムに組み合わせて盤面を作ることになり、かなり膨大な組み合わせの盤面が存在します。同じ盤面でのゲームは2度と無いと言って良いレベルです。このリプレイ性の高さも魅力です。
運要素は一切ないので、所謂アブストラクトゲーム(完全情報公開ゲーム)に該当して、実力がしっかり出るゲームなのですが、選択肢が膨大にありすぎてとてもじゃないですが読み切れないので、それなりにノリプレイでも普通に勝てます。
プレイ感は軽く、1プレイ15分程度でサクッと終わってもう一度、となりやすいかなり優秀なボードゲームです。今後の2人用ボードゲームの定番になりそうです。
項目 | 評価 |
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ジャンル | 2人専用、陣取り、アブストラクト |
2人プレイ おすすめ度 | ★★★★★ |
多人数おすすめ度 | ー |
プレイ難易度 | 簡単 |
リプレイ性 | ★★★★★ |
19位:アンダーウォーターシティ
テラフォーミングマーズに似ていますが、こちらは水中を発展させるテーマのボードゲーム。
ワーカープレイスメントシステムでプレイヤーは手番毎にアクションを1つ選択し、更にそのアクションと合わせて手札のカードを1枚使用可能。このアクションとカードで共との自分のウォーターシティを発展させていくゲームです。強力なアクションで使えるカードは弱めで、弱めのアクションで使えるカードは強め、という面白いバランスになっています。
毎ターンカードをガンガン使用して、発展を楽しんでいけるのが最高に気持ち良いですね。こちら1~4人までプレイ可能なのですが、BGGでは何と2人ベストのボードゲームになっています。ワーカープレイスメントのゲームですが、プレイ人数が増えるとアクションの狭さを感じて気持ちよくプレイ出来なくなるからですかね。むしろ4人は非推奨という珍しい重量級ボードゲームでした。
- 2人ベストの重量級
- 程よいワーカープレイスメントになる(3人以上だとアクションがかなりキツキツになる)
項目 | 評価 |
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ジャンル | ワーカープレイスメント、カード |
2人プレイ おすすめ度 | ★★★★☆ |
多人数おすすめ度 | ★★★☆☆ |
プレイ難易度 | 難しい |
リプレイ性 | ★★★★☆ |
18位:ロビンソンクルーソー 呪われし島の冒険
協力型サバイバルボードゲームです。
食糧や家を確保して寒さと飢えをしのぎつつ、今のシナリオの目的を達成することを目指すゲームです。
毎ターン発生する災害などにより、終始カツカツになりますが、クリアしたときの達成感は最高ですね。
サバイバルゲームが好きな方なら絶対に楽しめると思います。
- 狩りをする回数が減る(食料調達の重要性が減る)
- 駒が少ないため、3人以上プレイ時より、アクションに余裕が無くなる
項目 | 評価 |
---|---|
ジャンル | 協力、サバイバル、シナリオ |
2人プレイ おすすめ度 | ★★★★☆ |
多人数おすすめ度 | ★★★★☆ |
プレイ難易度 | 難しい |
リプレイ性 | ★★★★★ |
17位:宝石の煌めき
カタンやカルカソンヌのように、今や定番ボードゲームの1つになりつつある「宝石の煌き」です。
どこに行っても宝石の煌めきを遊びたいし、おすすめだという人は多いように思います。
宝石チップを集めて、宝石カードを獲得し、集めたカードで更に次の購入がしやすくなるという、拡大再生産系のゲームですが、チップの総数が限られているため限りある資源を取り合うタイプのシステムも入っています。
宝石の煌めき2人プレイは非常にお手軽にサクサク出来て、プレイ感もそこまで変わらないのでお勧めです。
全然関係ないですが「煌めき」とすると検索性が悪かったので「煌き」となっているそうです。
- プレイ時間は短くなる
- やれることは3人以上プレイ時とあまり変わらないため、2人はかなりおすすめ
項目 | 評価 |
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ジャンル | 拡大再生産、洗面器(我慢)ゲーム |
2人プレイ おすすめ度 | ★★★★☆ |
多人数おすすめ度 | ★★★★☆ |
プレイ難易度 | 簡単 |
リプレイ性 | ★★★★☆ |
16位:宝石の煌き:デュエル
宝石の煌き:デュエルは、名作「宝石の煌き」を2人用にカスタマイズしたバージョンです。
通常の宝石の煌きも2人用としてかなり人気が高いのですが、本作はそこから更に2人向けに上手く調整されており、私個人的には宝石の煌き:デュエルの方が2人用としては好きです。
先手有利が緩和されていたり、新しい宝石オパールが必要なカードが登場したり、特権トークンによる小回りの効き具合など、元のセットから、上手くうまーく調整されていて、何度も遊びたくなる面白さがあります。
2人専用ボードゲームを探しているのであれば間違いない作品の1つと言えるでしょう。
項目 | 評価 |
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ジャンル | 拡大再生産、洗面器(我慢)ゲーム |
2人プレイ おすすめ度 | ★★★★★ |
多人数おすすめ度 | ー |
プレイ難易度 | 簡単 |
リプレイ性 | ★★★★☆ |
15位:アンドールの伝説
アンドールの伝説は、パンデミックに続く協力型ボードゲームの金字塔で、剣と魔法のRPGの世界で、プレイヤーは勇者の1人となって協力しながら全5つのシナリオのクリアを目指していきます。
私が一時期ドハマりしていたボードゲームです。
1シナリオ1シナリオの密度が濃すぎて、ワクワク感が凄かったですね。
何人でプレイしても面白いですが、2人プレイでもアンドールの伝説はトップクラスに面白いです。
やや2014年と古めのボードゲームですが、未だに拡張や亜種作品が発売されており根強い人気を誇る名作です。未プレイの方には是非プレイしてみてほしいボードゲームの1つです。
- 使用できるキャラクターが2体までになるが、敵の強さも2人用に調整される
- 3,4人プレイよりも、2人プレイの敵の難易度は程良い
項目 | 評価 |
---|---|
ジャンル | 協力、ファンタジー、RPG、シナリオ |
2人プレイ おすすめ度 | ★★★★★ |
多人数おすすめ度 | ★★★★★ |
プレイ難易度 | 普通 |
リプレイ性 | ★★★★☆ |
14位:バトルライン
2人プレイボードゲームの名作バトルラインです。2人用ボードゲームを探しているならマストバイの作品の1つ。2人専用で中毒者が大量に出ているボードゲームです。
プレイヤーは向かい合って9個のラインでそれぞれポーカーの役を作りながらバトルすることになります。なのでバトルライン。
バトルに勝つためには、手札から数字とマークの描かれたカードをそのラインに配置していき、3枚で相手より強い役を作る必要があります。役の種類は1,2,3という連番だったり、3,3,3という同数字だったり、いわゆるポーカーの役同様になっています。
お互い3枚ずつのカードを出しきって、完成した役を比較して相手より強い役であれば、そのラインで勝ちになります。横3連続のラインで勝ったり、合計5か所のラインで勝てば、ゲームの勝ちになります。
「相手は絶対にこのラインでは自分には勝てない」ということを宣言してそれを証明することが出来れば、相手はそれ以上そのラインには置けなくなる、という変わったシステムが入っており、これがこのゲームの面白さにかなり効いています。
例えば、ロイヤルストレートフラッシュを作成したら、もう相手は絶対にそこでは勝てないと宣言しても良いわけです。このゲームは、手札に都合の良いカードが来ないときは、適当なカードを適当なラインに出して我慢する時間があるのですが、勝利証明されてしまうとその適当なカードを出せなくなってしまうわけですね。
勝利証明ルールは無くても楽しめますが、ある方がボードゲームとして断トツで楽しくなるのでお試しあれ。
こればかり何百回もプレイしている人もいる位、2人ボードゲームの中でも中毒性の高い作品です。
項目 | 評価 |
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ジャンル | 2人専用、ポーカー |
2人プレイ おすすめ度 | ★★★★☆ |
多人数おすすめ度 | ー |
プレイ難易度 | 普通 |
リプレイ性 | ★★★★☆ |
13位:ブルゴーニュの城
貴族として自分の領土を発展させていくボードゲーム。ダイスを振ってダイスの出目に応じて、タイルを獲得して自分の陣地にタイルを配置して行くダイスゲームなのですが、ダイスの出目はある程度調整出来る用になっており、運ゲー要素は低くなっています。
タイルを配置して領土を強化していくのはそれだけで楽しいですし、タイルにも様々な効果があるのでその効果でコンボしたり勝利点を稼いでいくのが楽しいです。
残念ながら日本語版は未発売ですが、言語依存は無いので問題なく遊ぶことが出来ます。
20周年記念版として過去のほぼ全ての拡張が入ったバージョンが発売されており、今から買うならこちらがおすすめです。ソロプレイや協力プレイ、マップ変更やルール変更など様々な拡張が入っています。
3人以上だと楽しさはそのままですが自分のターンが回ってくるのが遅くなるので、2人プレイがおすすめなボードゲームです。
- タイルの選択肢が減る
- 面白さはあまり変わらずにプレイ時間は大分短くなる
- 2人がベストのボードゲーム
項目 | 評価 |
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ジャンル | タイル配置、拡大再生産 |
2人プレイ おすすめ度 | ★★★★★ |
多人数おすすめ度 | ★★★★☆ |
プレイ難易度 | 普通 |
リプレイ性 | ★★★★★ |
12位:12季節の魔法使い
マジックザギャザリングのようなカードを駆使して、点数を稼いでいくカードメインのボードゲームです。
カードを場に出すことで様々なコンボが生まれ、得られる得点はガンガン上がっていきます。
カードゲーム好きならドンピシャな面白さだと思いますね。各種拡張を入れることでカードの種類が増加して、面白さも倍増します。
4人までプレイ可能ですが、プレイ時間が長くなり楽しさは据え置きという感じで、実質2人ベストなボードゲームだと思います。
- プレイ時間がかなり短くなる
- ダイスの選択肢が減る
- 2人がベストなボードゲーム
項目 | 評価 |
---|---|
ジャンル | 拡大再生産、ダイスロール、カード |
2人プレイ おすすめ度 | ★★★★★ |
多人数おすすめ度 | ★★★☆☆ |
プレイ難易度 | 普通 |
リプレイ性 | ★★★★★ |
11位:世界の7不思議Duel
2人専用ボードゲームでBGGランキングトップのボードゲームです。オリジナル版の世界の七不思議よりも、この2人版の方が評価が高いです。
カードをドラフトで獲得して場に出す、これを繰り返すだけのシンプルなゲームです。科学や軍事などにより基本的には勝利点を稼いでいくわけですが、軍事勝利など勝利点以外にも勝ちパターンが複数用意されているのが面白い点ですね。
世間の評価が高いだけあって、かなり手軽で楽しめる2人専用の名作だと思います。拡張を入れることで更に面白さはマシマシになります。
項目 | 評価 |
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ジャンル | ドラフト、複数勝利条件、拡大再生産 |
2人プレイ おすすめ度 | ★★★★★ |
多人数おすすめ度 | ー |
プレイ難易度 | 普通 |
リプレイ性 | ★★★★★ |
10位:帝国の時代:インペリウムクラシック、帝国の時代:インペリウムレジェンド
帝国の時代インペリウムクラシックとレジェンドはデッキ構築型のボードゲームです。特徴的な8つの文明の1つを使って他のプレイヤーより先に文明を発展させて勝利点を稼いでいきます。
ドミニオンなどとは違って、自分の文明だけのカードやルールが入った状態でデッキ強化していくのが面白いですし、それなりに爽快に気持ちよくコンボもできるようになっています。
2人プレイのボードゲームとデッキ構築って相性良いと思うんですよね。ドミニオンしかり、イーオンズエンドしかり。
3人以上だと面白さ据え置きで、プレイ時間だけが等倍に伸びて、若干おすすめ度が下がるイメージがあります。
この帝国の時代インペリウムもベストは1,2人となっており、3人以上だと面白いが時間が長くなってしまう傾向があります。でも無茶苦茶楽しいです。未プレイの方は是非。
クラシックとレジェンド2種類ありますが、初めての方は間違いなくクラシックをおすすめします。
- 3人以上だとプレイ時間が非常に伸びてしまうのと、終了条件のバランスも変わるため、2人を強く推奨
- 2人プレイだとインタラクションが丁度よい(3人以上だとアタック効果がかなりきつい)
項目 | 評価 |
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ジャンル | デッキ構築、非対称、文明 |
2人プレイ おすすめ度 | ★★★★★ |
多人数おすすめ度 | ★★★★★ |
プレイ難易度 | やや難しい |
リプレイ性 | ★★★★★ |
9位:ブラスバーミンガム
ブラスバーミンガム、通称白ブラスは、プレイヤーは産業革命時代のイギリスで経営者となり、石炭や鉄鋼、紡績工場などを経営してイギリスを発展させていき勝利点を稼いでいくゲームです。
現在BGGランキング3位と超トップクラスに人気のあるユーロタイプのボードゲームです。
3,4人プレイの方が楽しいですが、2人プレイもかなり面白いです。1手番1手番が非常に濃厚面白いボードゲームでおススメです。
- マップ上で使用可能なマスが少なくなる(2人用に調整される)。
- インタラクションは3人以上と変わらずしっかりあるが、大分マップにゆとりがある状態になる
項目 | 評価 |
---|---|
ジャンル | 拡大再生産、鉄道、借金 |
2人プレイ おすすめ度 | ★★★★☆ |
多人数おすすめ度 | ★★★★★★★(満点以上) |
プレイ難易度 | 難しい |
リプレイ性 | ★★★★★ |
8位:アークノヴァ
2021年のエッセンシュピール1位の話題作で、今世の中で最も話題になっているボードゲームの1つといえばこのアークノヴァでしょう。
自分の動物保護区に動物園を作りましょうというフレイバーのゲームですが、テラフォーミングマーズ並みのユニークカードシステムに、ガンジスの藩王のような収入と勝利点とゲーム終了システム、シヴィライゼーションのようなアクション選択システム、ブルゴーニュの城のようなタイル配置など、既存ボードゲームの面白いシステムをふんだんに盛り込んでいる。
プレイ時間2時間越え、下手したら平気で3時間コースの超重量級ボードゲームだが、熱中してあっという間に時間が溶ける位楽しい。超重量級系の中では抜群に2人プレイが楽しくておすすめ。
若干ソロ感が強いため、プレイ人数は多くなりすぎない方がプレイ時間的に良いため、2人ベストといわれてます。3人位がちょうどいい楽しさだと思いますけどね。
- もともとソロ感が強いゲームのため、2人ベスト
- プレイ時間が大分短くなる
項目 | 評価 |
---|---|
ジャンル | 拡大再生産、タイル配置、カード |
2人プレイ おすすめ度 | ★★★★★ |
多人数おすすめ度 | ★★★★☆ |
プレイ難易度 | かなり難しい |
リプレイ性 | ★★★★★ |
7位:スリーピングゴッズ
スリーピングゴッズは、オープンワールドかつゲームブックベースの超大作ボードゲームです。
海外の発売は2022年で2023年に日本語版がリゴレさんから発売となりました。
スリーピングゴッズの世界のマップを自由に移動して探索して、沢山のアイテムや報酬を得たり、最終的には神の目覚めを助けるトーテムを沢山発見することが目的です。
探索はそれ自体ワクワクしますし、難易度のバランスが素晴らしく、探索でドンドンアイテムが増えていき、兎に角気持ちよくプレイできるのが最高です。
探索できる場所も沢山あり、エンディングも10以上あるなどリプレイ性もかなり高いです。1周クリアするのに10時間以上かかるため、全部のエンディングを目指すのであれば、かなり長い時間みっちり楽しむことが出来ますね。
拡張2種類も非常に良い拡張になっていて、最初から入れるのがおすすめです。
本作は1~4人プレイが可能ですが、人数が多い方が行動に制限がかかり連携が求められるため難易度があがります。1人だと大分ノビノビプレイできるため比較的思うようにプレイがしやすいですが、反面自由すぎる感じもします。
そのため本作は、2人プレイがかなりおすすめです。自由度とままならなさのバランスが丁度良くできています。
- 8キャラクターの内、4キャラクターずつを分担してプレイ。船長は全プレイヤーが共通で使用。
- 協力しあわないとクリアできないがある程度やりたいこともやりやすく、丁度良い難易度になる
- 行動選択も大人数よりスムーズに進むため、プレイ時間も比較的短めになる。
項目 | 評価 |
---|---|
ジャンル | ゲームブック、協力型、オープンワールド |
2人プレイ おすすめ度 | ★★★★★★(満点以上) |
多人数おすすめ度 | ★★★★★★(満点以上) |
プレイ難易度 | 普通 |
リプレイ性 | ★★★★★★(満点以上) |
6位:テラフォーミングマーズ
テラフォーミングマーズは、各プレイヤーが火星を地球化する企業となって、火星開拓していくボードゲームです。
2017年に発売されてから未だに人気のあるロングセラーな大ヒット作。
基本セットだけでも200枚を超えるカードを組み合わせて拡大再生産していくことになり、何度プレイしても気持ちよくプレイ可能です。久しぶりに遊んでもいつ遊んでも兎に角面白いと感じます。
テラフォーミングマーズは3人くらいがベストだと思いますが、2人プレイでもしっかり面白いですね。
このゲームは、プレイ人数が減ると各プレイヤーのターン数が伸びてプレイの密度が濃くなります。称号や褒賞は費用対効果の点数効率が良すぎるので、2人プレイだと調整した方が良いかもしれません。
- 楽しさは3人以上とほぼ据え置きだが、称号と褒章の得点効率が良すぎて、取った人勝ちになりやすい
- 火星のマップ上のタイル配置数が少なくなる
- 3人以上と比較して、1人当たりのターン数が最も多くなる(終了条件を満たすのが遅くなるため)
項目 | 評価 |
---|---|
ジャンル | 拡大再生産、火星開拓、カード、タイル配置 |
2人プレイ おすすめ度 | ★★★★★★(満点以上) |
多人数おすすめ度 | ★★★★★★(満点以上) |
プレイ難易度 | やや難しい |
リプレイ性 | ★★★★★★(満点以上) |
5位:リバイブ
リバイブは、文明の果て・荒廃した惑星を舞台に、残った人類が発展をかけて惑星を探索していく、ポストアポカリプスなボードゲームです。
拡大再生産・エンジンビルドをふんだんに内包したユーロ系のボードゲームで、どのアクションも大体得点・拡大再生産に寄与するようになっていて、かなり気持ちよくプレイできます
コンポーネントの質の高さ、リプレイ性の高さ、負けても面白いと思えるプレイ感の良さなどかなり面白く、2023年3月に日本語版が発売されて以降、私も何度も何度も遊んでしまっている超名作です。
インタラクション控えめなゲームで、更に他プレイヤーのアクション中はやることがないのでダウンタイムはそこそこ。なので2人か3人位がちょうどよいゲームだと思います。
これはかなり面白く、ソロ、2人プレイ、3人以上、何れの人数でも楽しめる2023年屈指のヒット作になること間違いなしです。
多分その内売り切れることになるので気になる方はお早めにチェックしてみてください。値段だけの価値はあります。
- 終了条件が短くなる
- 陣地取りのインタラクションが控えめになる
- ダウンタイムがかなり短くなるのでやりたいことがやれるようになる
項目 | 評価 |
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ジャンル | デッキ構築・エンジンビルド・テックツリー |
2人プレイ おすすめ度 | ★★★★★★★ |
多人数おすすめ度 | ★★★★★★★ |
プレイ難易度 | やや難しい |
リプレイ性 | ★★★★★★★ |
4位:ドミニオン
デッキ構築ゲームの元祖にして最高峰。ドミニオンです。まあこれは外せませんね。2009年にドイツ年間ボードゲーム大賞を受賞しています。
完成度の高いシステム、圧倒的なリプレイ性、コンボの面白さ、何度も遊びたくなる中毒性。
初めてこのゲームを遊んだ人は間違いなくドハマリすることでしょう。このドミニオンから生まれたデッキ構築システムは非常に良く出来ていて、これをベースとしたボードゲームはいずれもヒットしています。私も大好きなシステムです。
何人でも楽しめますが、2人だとサクサク時間がかからずに何度も回せて、非常に楽しく気楽にプレイ可能です。私は、ドミニオン日本語版の発売当時は2人プレイで何度も何度も何十時間も回して、カードの効果について様々な検証をしたものです。
ちなみに一部のカードはプレイ人数に応じて多少有効性が変わってきますが、これは些細な問題ですね。
- 勝利点が2人用に調整される(が、全く気にならない)
- 慣れてくると高速プレイが可能になりサクサク回せる
- 2人で淡々と好きにサプライを弄って遊べて最高に面白い
項目 | 評価 |
---|---|
ジャンル | デッキ構築 |
2人プレイ おすすめ度 | ★★★★★★ |
多人数おすすめ度 | ★★★★★★ |
プレイ難易度 | 普通 |
リプレイ性 | ★★★★★★ |
3位:イーオンズエンド
イーオンズエンドは、2020年に日本語版が発売されて以降、トップクラスの人気を誇るボードゲームです。一気に大フィーバーしましたね。新作が発売される毎に即売り切れており、人気の高さが伺えます。
魔術師になって巨大なボスと戦う協力型デッキ構築ボードゲーム。ボスの難易度がかなりしっかりしており、攻略が楽しめますし、カードは様々な効果を持っており、デッキ構築の楽しさも最高に味わえます。
イーオンズエンド2人専用では無いですが、3人だと各プレイヤーのターン数に偏りが生じますし、4人だとターンが全然回ってきません。そのため、イーオンズエンドは、2人が個人的には気兼ねなく楽しめる人数だと思います。
- 手番数が2人共全く同じになるので、2人共平等に楽しい(3人だと手番数が変わるため、手番が多い人の方が楽しくなる。4人は手番が少なすぎる)
- 2人が一番クリアしやすく、しっかり楽しいベスト人数。
項目 | 評価 |
---|---|
ジャンル | デッキ構築、協力、レイドバトル |
2人プレイ おすすめ度 | ★★★★★★(満点以上) |
多人数おすすめ度 | ★★★★★★(満点以上) |
プレイ難易度 | 普通 |
リプレイ性 | ★★★★★★(満点以上) |
2位:グルームヘイヴン
現在BGGランキング1位の超大作ボードゲーム「グルームヘイヴン」です。
何人プレイでも正直非常に無茶苦茶面白いのですが、お値段もルールも物理的にも重いゲームです。クリアまで継続してプレイ可能かはそれぞれの人が遊ぶ環境次第というところですね。私は200時間くらいは遊んで無事にクリアしています。
個人的には敵プレイヤーが増えて迫力ある戦闘が楽しめる4人ベストだと思いますが、2人でもかなり楽しめます。私は最終的には2人で3キャラクターを使って遊んでクリアしました。一緒にクリアまで遊んだ相方からも面白かったという感想しか出てきません。
200時間は遊べる超大作で、拡張もまだまだ発売予定となっており、今後もかなり楽しみな作品ですね。
- 3人、4人プレイと比べると、敵の数が少なくなるため、範囲攻撃などの価値が変わってくる
- 敵が少ないのでプレイ時間は比較的現実的(1シナリオ2時間程度)
- 2人のどちらかは1人2キャラプレイ推奨
- 2人だと集まりやすいので、継続してプレイする前提のレガシー系な本作にピッタリ
項目 | 評価 |
---|---|
ジャンル | 協力、レガシー、95シナリオ、RPG、ファンタジー |
2人プレイ おすすめ度 | ★★★★★★(満点以上) |
多人数おすすめ度 | ★★★★★★(満点以上) |
プレイ難易度 | かなり難しい |
リプレイ性 | ★★★★★★(満点以上) |
1位:スピリットアイランド
スピリットアイランドは、島を守る精霊の1体となって侵略者を撃退していく協力型ボードゲーム。日本語版が2021年今年にエンゲームズさんより発売されました。正直無茶苦茶面白いです。
スピリットアイランドは1人プレイでの評価が非常に高いボードゲームなのですが、間違いなく2人プレイとしても最高峰のボードゲームの1つです。
精霊を変えるとプレイ感がガラッと変わり、リプレイ性が非常に高く、何度遊んでも楽しめます。拡張を入れると精霊の種類もゴッソリ増加して更に楽しさがマシマシになります。
私は3人位のプレイが好きですが、プレイ人数が増えるとゲームの進行がゆっくりになりプレイ時間が伸びます。プレイ時間を考えると2人くらいが丁度良いかもしれません。
買ってみて損したとは1ミリも思わないボードゲームの1つでしょう。
- 1人プレイに比べると精霊同士のシナジープレイが楽しめる
- 3人以上だと島が広い分プレイ時間が延びるため、2人プレイ位がベスト
項目 | 評価 |
---|---|
ジャンル | 協力型、固有能力、ユニークカード |
2人プレイ おすすめ度 | ★★★★★★(満点以上) |
多人数おすすめ度 | ★★★★★★(満点以上) |
プレイ難易度 | やや難しい |
リプレイ性 | ★★★★★★(満点以上) |
以上、2人プレイが可能なボードゲームとして、2人プレイがおすすめなボードゲームのランキングでした。
昨今の情勢もあり人数が集まらず2人でボードゲームをプレイする機会もかなり多かったので、2人プレイで面白ボードゲームを色々気になっている人も多いと思いますが、この中で興味が沸いたボードゲームが見つかれば幸いです。
また色々遊ぶことが出来たら更新したいと思います。お楽しみに。それでは。
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アンダーウォーターシティーズは2人ベストの重ゲーとして有名ですね!4人だとおすすめしてる人いないような
>匿名さん
コメントありがとうございます。
何と。。。通りで2人プレイが面白いと感じるわけですね。
確かにBGGでも2人ベストになっていますね。
追記させていただきます。