オルレアン(Orleans) 日本語版 拡張2「交易と陰謀(Trade and Intrigue)」内容紹介とレビュー

オルレアンの拡張2「交易と陰謀(Trade and Intrigue)」を紹介していきます。

オルレアンの拡張2「交易と陰謀(Trade and Intrifue)」の全追加ルールの紹介とレビューになります。

オルレアン(Orleans) 日本語版 拡張2「交易と陰謀(Trade and Intrifue)」内容紹介 全体概要

大きく分けて、以下の5つの要素が追加になります。

  • 注文:交易による新たな勝利点
  • 新たなイベント:イベントカードに多様性が増しました
  • 新たな公益事業:公益事業の報酬が一新
  • 陰謀:相手プレイヤーの妨害アクションが増えます
  • その他:建築タイルの追加

これらを順に紹介していきます。

追加要素1:注文

交易で新たな勝利点を得ることが可能になりました

追加要素1:注文のルール

注文カードの山から、全プレイヤー共通で5つの注文カードが提示された状態になります。

注文カードには「都市名」「品物」「勝利点」が書いてあるだけ。

注文カードに書かれている都市に、注文カードにかかれている品物を届けると注文達成、という非常にシンプルなルール。その割に得られる得点は最大20点超えとかなり大きい。

追加要素1:注文のレビュー

未プレイのためプレイ前の所感になります。

基本セットの流れを壊すことなく追加されるルールで非常にGOOD。良くあるパターンの得点方法なので、基本セットに最初から入れて合っても全く違和感がない。巷ではデフォルトで入れてしまってよいという話も良く聞きます。

ただし、この注文カードは達成難易度に対して見返りが大きくかなり強いため、これを完全に無視してプレイするのは基本的には非推奨っぽい。

移動して、交易所立てて、をひたすら繰り返すことが多かった基本セットのマップ処理が上手く改良されています。目的地まで交易所を建てずに突き進んでも良いわけです。

陰謀の「繁栄」で追加される「大工」と「建築」ルールとやりたいことは似ているのですが、あちらより遥かに効率的ですね。なので「繁栄」と混ぜて遊ぶのは非推奨なのかな。

基本セットは発展ポイントと交易所建築による掛け算得点ボーナスがかなり強いので、そちらを相対的に価値を落として、品物の得点価値を高めたかったように思いますね。

おすすめ度:★★★★★

追加要素2:新たなイベント

基本セットの6種類のイベントが一新されます。

追加要素2:新たなイベントのルール

A/B/C/Dの4つのフェイズに分かれます。それぞれこれまでにない特徴的なイベントが発生します。

フェイズAでは例えば

  • 大学アクション禁止
  • 城アクション禁止
  • 3金支払い

など比較的軽めなものが集まっています。序盤のデッキ強化を阻害しないようになっていますね。

フェイズBでは例えば

  • 技術タイルのあるアクション使用禁止
  • オルレアンにいるなら4金支払い
  • +2ドロー可能

フェイズCでは例えば

  • 発展トラックを直前の☆マークまで戻す
  • 獲得したタイルを即時使用可能
  • 罰則5回(コイン支払い不可)

フェイズDでは例えば

  • 商人コマをオルレアンに戻すか5金支払う
  • プレイヤーボード上のコマ1つで2金支払う
  • 技術タイル1つで1金支払う

など、これまでとは全然違ったイベントになっていきます。

追加要素2:新たなイベントのレビュー

イベント調整という、シンプルながらこういうのが欲しかったんだ追加要素。

基本セットの6種類ではメリハリが若干薄い感じもするイベントでしたが、このイベント追加を導入することでかなりダイナミックな展開が楽しめます。

最初のフェイズでそこまで厳しい支払いが無いため序盤からデッキ構築を楽しめますし、一方で「大学は実行不可」など序盤に特定のアクションを縛ることで、基本セットにおける鉄板行動のようなものが安易に出来なくなり、その分別のアクションを計画しなければならず、プレイに悩ましさが増えて良いですね。

最初からこうなっていても全く違和感のないイベントで、一度こちらに置き換えたら、基本セットのものに戻す必要が無くなるくらいには、良く出来ていると思います。

おすすめ度:★★★★★

追加要素3:新たな公益事業

公益事業ボードを取り替えます。

追加要素3:新たな公益事業のルール

公益事業の内容が完全に刷新されて、より市役所で送り込む価値が高まりました

以下のような事業が追加されます。

  • 錬金術:新たに1つタイルを袋から引いて、即座に配置可能。最後のマスを埋めたプレイヤーは市民タイルを得る。
  • 感謝祭:配置したマスに描かれている商品を得ます。最後のマスを埋めたプレイヤーは2金貰える。
  • 研究:発展トラックを2つ進める。最後のマスを埋めたプレイヤーは発展3を得る。
  • 航海:技術タイル1を得る。最後のマスを埋めたプレイヤーは市民タイルを得る。

全9種類の新事業があり、基本セットの面影は殆どありません。

追加要素3:新たな公益事業のレビュー

公共事業に多様性が増して強化されました。

単純にどのコマも置ける圧縮用のスペースもあれば、今の自分の状態に応じたメリットを享受するためのマスも増えています。

これにより、早い段階から送り込んで、圧縮していくメリットが強くなっているように思います。村で職人を雇う以外でも、市役所経由で簡単に技術タイルを獲得できるため、早いうちから技術タイルをGETするために送り込む、などはありでしょう。

基本セットの公共事業だと純粋に圧縮するくらいしか価値が無かったわけですが、こちらだと選択肢が増えて圧縮以外にも戦略的に使っていけるスペースになりました。

不足している品物を獲得するために送り込んだり、建物を建てるために送り込んだり、他の拡張要素との組み合わせでも輝くようになっています。

基本セットの公共事業のままでも、あれはあれで落ち着いた要素で良いと思いますが、よりダイナミックな展開が好きならこちらの拡張を入れるのが良いでしょう。完全にこちらの方が上位互換という話も出なく、プレイ感の違いはそこそこあると思います。個人的にはどちらも好みですね。

おすすめ度:★★★

追加要素4:陰謀

相手を妨害するためのルールが追加されてインタラクションが増加します

追加要素4:陰謀のルール

公共事業ボードの代わりに陰謀ボードを使用します。市役所経由(!?)でタイルを配置することで、極悪人に仕事を依頼することが可能になります(笑)

以下のような攻撃が追加されます。

  • 詐欺師:他プレイヤーの品物1つとあなたの任意の品物1つを交換する。
  • 放火犯:あなたのいるスペースにある交易所コマを持ち主に返す。
  • 誘拐犯:サプライから1コインを得て、他プレイヤー1人をオルレアンに戻す。
  • 拷問人:サプライから1コインを得て、他の全プレイヤーは懲罰1回受ける。

酷すぎる攻撃ではないにせよ、時と場合によっては、それなりにダメージを受けるものも多いですね。

ちなみに品物やお金を賄賂として送ることで、賄賂が成立したら攻撃を取りやめることができます(笑)。つくづく陰謀な世界観が素晴らしい(笑)

追加要素4:陰謀のレビュー

この拡張で最も尖った追加要素がこの「陰謀です。

それなりのプレイヤー間インタラクションが追加されますが、再起不能なレベルの攻撃は出来ないため、程よい感じが最高です。

上手く狙い撃ちすることで特定のプレイヤーを停滞させられるため、拡大再生産で独走しがちだったトッププレイヤーに上手く歯止めがかけられるようになっています。

また、やられたらやり返せで簡単にやり返すことが出来るので、通常のオルレアンと違ってワイワイとした打ち合いになることも多いです。

相手に対してのデメリットだけではなく、しっかり自分に対してのメリット効果もあるため、一応妨害だけが目的として使われるわけではないのが良いですね。相手への妨害しかもっておらずスタン落ちしたドミニオンの「爆破工作員」みたいな失敗はしてはいけません(笑)

ボードゲームにおいて、過剰なアタック系は苦手な人も多いので敬遠されがちなルールですが、そこまで強烈な攻撃では無いですし、そもそも負けているプレイヤーは狙われることが少ないので、個人的には非常に良い追加ルールだと思っています。

個人的にはこの拡張の中で最も好きな追加要素がこの「陰謀」ですね。

新しいオルレアンの世界が開けること間違いなしです(笑)

おすすめ度:★★★★★

追加要素5:その他

建築タイルが3種類ですが追加されています。

  • ブラッスリー:チーズとワイン2つをタイル上に置く。バッドイベントの効果を防ぐために消費可能。いつでも別の用途に使用可能だし勝利点にもなる。
  • 商館:全プレイヤーの中で最も多くの数を持っている商品1種類に付き4点。
  • 羊牧場(白1):チーズ1を払うと、羊毛1・4金・発展3、のいずれかを得る

いずれも基本セットの建築物に追加してしまって問題ないものです。基本的に建物タイルは多様性を増してくれるのでガンガン追加のがおすすめですね。

入れない理由はない気がしますが、やや使い勝手の悪いというか使いづらいもののため、個人的には入れても使わないことが多いです(笑)。なので入れなくてもそこまで問題ない追加要素という印象です。

おすすめ度:★★★☆☆

終わりに

以上、オルレアン拡張2「交易と陰謀」の紹介でした。

純粋に基本セットの正統進化ルールとなっているため、基本セットを1度遊んだ後はすぐにでも入れてしまって問題ない拡張ばかりだと思います。

「注文」や「新イベント」や「新建物タイル」は2回目からでもすぐに入れるべきでしょう。

「新公共事業」と「陰謀」はボードが表裏なので、どちらか片方しか使えませんが、通常の事業ボードと合わせてそれぞれ個性があるため、ゲーム毎に3つからランダムに1つ選択するとかでもいい気がします。例えばあっているかわかりませんが、テラフォーミングマーズのマップを毎ゲーム3種類から1つ選択して遊ぶようなイメージで、オルレアンでは公益事業ボードを3つから1つを選んでプレイすると良いと思います。

オルレアン特集ということで沢山の記事を書いてきましたが、少しでも参考になれば幸いです。また何かあれば追記したいと思います。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。

日本語が含まれない投稿は無視されますのでご注意ください。(スパム対策)