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スピリットアイランド精霊紹介「稲妻の迅き一撃」

スピリットアイランドの雷の精霊の紹介記事です。

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スピリットアイランド基本セットの「稲妻の迅き一撃(Lightnings Swift Strike)」をレビューをしていきたいと思います。

スピリットアイランドの精霊の使用感に関しては、各種カードの引きによる運要素も存分に絡んできます。

なので、客観的に説明しようとは思いつつも、私個人のプレイ経験による主観がガッツリ入っているのでその点はご承知ください。

稲妻の迅き一撃 概要

皆大好き「雷の精霊」。私のブログでは文字数制限から「雷鳥」と呼んでいます。

稲妻の迅き一撃 能力値

精霊ボードの裏側に書かれている参考能力値は以下の通り。あの裏面の能力値は結構アバウトな長さになっているのであくまでも私の目視による参考値です。

  • 攻撃:10
  • 制御:3
  • 恐怖:5
  • 防御:1
  • 補助:4

「攻撃」と「速度」特化の精霊で、ほぼ全ての能力を早いタイミングで撃つことが出来るその「速度」と、「町」はおろか「都市」までも簡単に破壊することの出来るその「攻撃力」が最大の魅力です。

「攻撃」メインの精霊ですが「恐怖」「制御」「補助」能力も決して悪くはなく、「防御」以外に関してこのゲームの基本的な能力の雰囲気がわかると思います。

なので、このゲームを最初にやるならこの精霊がお勧めです。このスピリットアイランドがどういうゲームかを知るのにふさわしい精霊だと思います。

稲妻の迅き一撃 成長の特徴

成長はシンプルな3択で、特徴は以下の通り。

・射程2マス先の土地に条件なしで聖域を建築可能:

1ターン中に2マス先まで聖域を設置できる精霊は限られています。更に条件なしで配置できる精霊はこいつくらい。聖域から撃つ能力は強力な能力であることが多いため、仲間のピンチに駆けつけてヤバい土地に大技を撃ちやすいということです。

・能力カードを獲得できるのは、捨て札回収時のみ

捨て札回収はプレイ中に絶対に選択される成長ではありますが、この成長以外で能力カードは獲得できません。手札を使い切る前に捨て札回収を選択することは滅多にないため、序盤は手札が増えづらく固有能力カードで耐える時間が続きます。

稲妻の迅き一撃 精霊力と使用カード枚数

精霊力の成長は緩やかです。

決して少なくは無いですが多くも無いという感じ。精霊力を大きく必要とする固有能力カードを持っており、それを使おうとするとガス欠気味になります。

使用カード枚数の成長速度は全精霊の中でもピカイチです。

初期から2枚のカードを使うことが出来て、1成長ごとに1枚ずつ増えていきます。シンプルでわかりやすく優遇されている。

しかし、肝心なカードの獲得が捨て札回収時のみということがあって、自分だけの力では手札が思ったより増えません。そのため、カード使用枚数が優遇されているがこの精霊単体では持ち腐れになることが多いです。カード取得の補助能力を他の精霊に使ってもらえるとここが強みになるかもしれません。

稲妻の迅き一撃 固有ルールと先天能力

固有ルール:「稲妻の素早さ
効果:風のエレメント1つに付き、あなたの「遅い」能力を「早い」能力にすることが出来る

雷鳥の代名詞とも言える、非常に優秀な固有能力です。

このゲームでは各種能力は大体早いタイミングで撃った方が良いことが多いです。この精霊の初期固有カード4枚には全て風のエレメントがついているため、最大で4種類の効果を高速化することが出来ます。

また、大体のケースは早い方が有利ですが、敢えて遅いタイミングで発動させて、相手の建築が終わった後に発動させて破壊するようなプレイも可能になります。雷鳥の固有能力カードは大体がデフォルトで遅い効果になっています。

基本的に能力を遅い効果で使おうとすると、発動に向けて1手先読みしなければならず、気付かずに手遅れになってしまうことも多いです。遅い効果のため今のターンに使うのでは遅く、前のターンに使っておかなければならなかった、というケースは良くあると思います。

この精霊以外をプレイしてみると、如何にこの固有能力が優れているかよくわかると思います。

先天能力:「雷鳴のごとき破壊
効果:エレメントに応じて、「町」か「都市」を1~3個破壊する

この精霊の代名詞その2。こちらもかなり優秀な固有能力です。

町はおろか、強敵である都市ですら破壊可能で、最大でそのターゲット数は3にまで増加します。気軽に発動させられる能力で町を破壊できる効果ってそれなりに希少です。大能力カードには沢山入っていますが、小能力カードにはそこまで多くありません。

この能力が優秀なのですが、逆にこの能力にかなり依存した精霊なので、基本的に可能な限りこの能力を発動させていくことを意識しないと、攻撃速度が敵の増殖速度に追いつかずに勝てません。

この能力は聖域からしか撃てないため、聖域の確保はこの精霊に取って非常に重要になります。ちゃんと聖域を設置しておかなかったばかりに、この能力を狙った土地に撃てずに敗北してしまうというパターンは多いでしょう。

また、実はこのLV2の「町か都市を1つ破壊する」までは、初期の固有能力カードで発動可能なのですが、LV3,4「町か都市を2~3つ破壊する」を発動させるためには、都合の良いエレメントを持った能力カードを成長で獲得してくるしかありません。更に手札使用枚数を5枚まで成長させなければなりません。

なのでプレイしている難易度設定にも依りますが、少人数プレイだとこれらが発動するまでにゲームが終わっていることが多いです。大人数だと長期化するため、成長も進んで発動機会が増えると思います。実は私はまだこの精霊のMAXパワーを発動させたことがありません。

ちなみにFAQ記事の方にも書きましたが、能力が対象にできる土地は1つなので、例えば3つの土地にある3つの都市に対象を分散して能力を発動させるなんて言うことはできません。個人的には別々に撃っても良いんじゃないかと思いますが、公式ルールはこうなっています。

稲妻の迅き一撃 固有能力カード

固有能力カードを説明します。スピリットアイランドは全体的にカードのデザインが非常に格好いいです。特にこの精霊は映えますね。アートワークの良さもこのボードゲームの大きな魅力の1つだと思います。

引用:こちら

固有カード:農場の粉砕
効果:1恐怖、町1破壊

雷鳥の生命線となる非常に強力な固有能力カードです。先ほども書きましたが町を手軽に除去できるカードは多くありません。これと先天能力を駆使して可能な限り毎ターン町を破壊していきます。

固有カード:稲妻の恵み
効果:対象の精霊は遅い能力2つまでを早い能力にしても良い

雷鳥は自身の能力でほぼ全ての能力を高速化できるためあまり恩恵はなく、ソロプレイだとほぼエレメント獲得用カードになります。

一方でマルチプレイだと、他の精霊は能力が遅くて困ることが多いため、非常に優秀な補助能力となります。3人以上のマルチプレイだとこの効果の争奪戦になります(笑)。まさにこのカードのイラストのままですが、「川の精霊」などの全体的に能力が遅い系の精霊は、この補助効果に助けられることが多いです。

固有カード:稲妻の兆し
効果:ダハン2を押し出し、押し出し先に町か都市があれば1恐怖

恐怖効果はオマケですがコツコツ溜めると馬鹿になりません。ダハンの制御ができるという点が重要で、除去しづらい遠征隊をダハンに除去させたり、一気に集めて都市破壊を狙うなどで使用することが出来て、実は結構重要な能力カードです。

固有カード:荒れ狂う嵐
効果:全体1ダメージ

一見すると必殺技っぽくて強そうなのですが、1ダメージでは町と都市を破壊できず、更に発動コストが3という大能力並の燃費の悪さで、中々使いづらい能力カードです。これを無理に発動させたばかりに、以降の精霊力が不足してジリ貧になるなんて言う悲しいケースも良くあります(笑)。

雷鳥の固有能力カードでどれが一番不要かと聞かれると間違いなくこれでしょう。

稲妻の迅き一撃 簡単な攻略とコツ

雷鳥のコツを思うが儘に書いていきます。

初手成長は「住居×2」か「住居×1+3エネルギー」の2ルートがあります。

「住居×2」ルートを選択すれば、1つのボードの全域に聖域が届くようになるので、個人的にはこちらがおすすめです。手札は使わないので、精霊力の方を2つ増やして、更に必ず聖域になるように同じ土地に2つ配置しましょう。初プレイだとチキって初期配置の近くに置きがちですが、必ず自分の島ボード全土地への射程が1以内になるように聖域を置いた方が良いです。

1ターン目は何もカードを使わない方が良いです。1ターン目に何かカードを使ってしまうと、精霊力不足とカード不足で2ターン目に先天能力を発動させられなくなります。そうなると増える町に対処できずにドンドンジリ貧になっていきます。

一度やれば気付くと思いますが、こちらのルートで1ターン目にカードを使うのはかなりの悪手です。私の初プレイ時もそうでしたが、普通気付かずに使っちゃうと思いますけどね(笑)。

「住居×1+3エネルギー」ルートの場合は、必ず使用カード枚数の方を3枚に成長させましょう。1ターン目から手札を3枚使用して、固有能力を発動させて町を破壊できるようになります。

ただしこちらのルートだと、初期配置以外は聖域化出来ていないので、敵の侵略場所によっては射程制限で狙えない土地があるかもしれません。

初手の話はここまで。

初手の2ルートを正しく処理したら、あとは毎ターン可能な限り先天能力と固有能力カードを駆使して「町の破壊」を狙っていくことになります。LV0の敵の場合、この最初の立ち回りさえ間違えなければ、あとは何となくで勝てると思います。

敵の最高戦力である都市の処理ですが、先天能力で破壊可能なので、こちらで破壊出来ればOKです。もしくは、被害覚悟でダハンの反撃で倒す、などで対処することになります。能力カードで「防御」を獲得できればダハンで処理しやすいですね。何れにせよ他の精霊に比べても都市には対処しやすい精霊です。

雷鳥は遠征隊を直接対処するのが苦手です。全体1ダメージの大技を持っていますが、これを遠征隊1体に使うのもコスパが悪すぎます。遠征隊はダハンの反撃などで上手く対処していくのが良いですね。上手くプレイすると、町はサクッと破壊出来て、略奪タイミングでは遠征隊1体のみになっていることが多いので、その場合はダハン1体で対処できます。この精霊はダハン制御も出来るので上手く制御していけば良い感じに処理できるはずです。

つまり略奪のタイミングで固有カードを使って、遠征隊が1体の土地にダハンを送り込めば簡単に対処可能です。

複数人マルチプレイの場合は、2マス先に聖域を建築していける強みを活かして、良い感じに他のプレイヤーの島に飛んで行って、ヤバい土地をフォローするのが良いと思います。兎に角聖域の射程1以内になるべく多くの土地が入るように聖域化するのが良いはず。

これに加えて先ほど紹介した補助能力カードが強いのでマルチプレイでもしっかり活躍して強い精霊という印象です。

稲妻の迅き一撃 レビュー

  • 強さ:★★★★☆
  • 好み:★★★★★

鳥の形をした雷という、見た目が格好良くて、非常に好印象な精霊です。

その実力は、ソロプレイでもマルチプレイでもプレイスタイルが非常にわかりやすくて強いイメージです。攻撃が強力ですが、防御以外はそれなりに満遍なくこなす優等生。ただし、コツのところでも紹介しましたが、初心者向け精霊とは言いつつも、使いこなすには多少慣れが必要です。

上手く立ち回れば非常にすっきりあっさり勝利できる印象です。

ただし、処理のミスや敵の侵略地の影響やそもそも手札を3枚使用しないと先天能力が発動しないため、手札を全力で使っては捨て札を回収、そのループにハマることがあります。

その結果、住居の設置が進まず、使用カード枚数が増やせず、都市破壊を期待した先天能力を強化できずにジリ貧になったりします。どこかで一度能力カードを回収せずにしゃがんで成長するタイミングが必要なので、敵の手が緩んだタイミングで必ず有効な手を打っていく必要があります。

また、攻撃は最大の防御という観点を除けば、防御力皆無なのは間違いなく、攻撃で対処しきれなかった土地の荒廃は進んでいくため、少し処理をミスると結構簡単にエライこっちゃになります。

特に生命線の1つである「町」破壊の能力は、全て聖域に大きく依存するため、何らかの原因で聖域が無くなると能力が届かずに負けパターンに入ります。初期状態では防御スキルも無いので、ダハンの反撃に頼るプレイも、上手く考えなければいけません。

侵略者をその攻撃力でひたすら破壊するという、シンプルな能力と攻撃スタイルが個人的にはかなり好みですね。序盤から町をガンガン破壊出来るため、序盤から気持ちよくプレイ出来ます。初プレイ人気ランキングもかなり高い精霊でしょう


以上、雷の精霊である雷鳥の紹介でした。

いつも通り思ったより長くなり過ぎたので、次回精霊はどうするか悩み中。

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