プロジェクトL ボードゲーム紹介とレビュー

ホビージャパンさんより2021年5月下旬に発売された噂のボードゲーム「プロジェクトL(ProjectL)」のゲーム内容を紹介していきます。

このボードゲーム「プロジェクトL(ProjectL)」は、見た目もさることながら中身もしっかり面白い、非常に優秀なボードゲームとなっています。

パッケージの通り、名前はエル字型のパズルピースから来ています。

ということでプロジェクトLのボードゲーム紹介とレビューになります。

プロジェクトL 基本情報

デザインSystem:
 Jan Soukal
 Michal Mikeš
 Adam Španěl Artwork:
 Marek Loskot
プレイ時間約30分
プレイ人数1-4人
対象年齢8歳以上
版元Boardcubator s.r.o.
販売ホビージャパン
発売日2021年5月21日
希望
小売価格
4,400円(税込)

プロジェクトL ボードゲーム概要

引用:BGG

「プロジェクトL」では、プレイヤーは自分のピースでパズルを完成し、ポイントを獲得してゲームの勝利を目指します。

各プレイヤーはピース2個でゲームを開始します。ゲーム中、プレイヤーは自分のピースのサプライを増強することでだんだん難しくなるパズルを完成し、より多くのポイントを得ることができるようになります。

プレイヤーは手番中に新たな低レベルなピースの獲得、ピースのアップグレード、新たなパズルの獲得、パズルにピースを置く、等のアクションを行います。

手番では合計3回までアクションを行い、次のプレイヤーの手番へとターンが進行していきます。
パズルは囲まれたエリアをピースで完全に埋めることで完成します。

その後、すべてのピースを手元に戻し、パズルを脇に置き、報酬としてポイントと新たなピースを獲得します。

引用:ホビージャパン公式HP

プロジェクトLは、テトリスのようなブロックを使ったパズルゲームです。ルールは全然違いますが、手持ちのピースを使う感じは「ウボンゴ」に近いかもしれません。

ピースをはめてパズルを解いていくのは想像通りなのですが、パズルを完成させると新しいピースが貰える、拡大再生産要素があるのが他のパズルゲームにはない大きな特徴になっています。

ルール自体は、子供でも分かる位非常にシンプルです。

プロジェクトL ルール概要

プロジェクトLのルールの概要を説明していきます。

準備

黒いパズルデッキと白いパズルデッキを分けてそれぞれシャッフルしてデッキの山をさくせいします。ただし、プレイ人数に応じてあらかじめ一定枚数を除外しておきます。黒と白の2つの山からそれぞれ4枚ずつめくって表に配置します。

▼上の4枚が白いパズル(裏面は白いが表面は黒い)、下の4枚が黒いパズル(表面も裏面も黒い)

引用:BGG

このパズルカードを獲得して、手元のピースを使ってパズルを埋めていくのが目的です。

白いパズル(裏面は白いが表面は黒い)は達成は簡単ですが得点は低く、黒いパズル(裏面も表面も黒い)は達成が難しいが得点は高く、さらにゲーム終了条件にもなっています。

各プレイヤーは、プレイヤーマットと、「レベル1ピース」と「レベル2ピース」を1つずつ受け取ります

ピースは正方形1マスだけのピースがLV1、正方形2つ繋げたピースがLV2、LV3,4はそれぞれ正方形を3つ4つ繋げたピースになります。

引用:BGG

プレイヤーマットには、スタートプレイヤーマーカーがついているものがあるので、それを受け取ったプレイヤーがスタートプレイヤーです。

各ターンの概要

各プレイヤーは、時計回りに1ターンに3アクションずつプレイしていきます。

黒いパズルデッキが空になったらゲーム終了です。

毎ターンやること

毎ターン各プレイヤーは以下から3つのアクションを行います。

①パズルカードの取得:

場のパズルカードから1つを獲得して手元に置きます。

デッキトップから取得してもOK。白いパズルは解くのは簡単で更に完成時に得られるピースが強いですが得点は低く、黒いパズルは解くのは難しいが得点は高くなっておりゲーム終了条件にもなっています。

後述のマスターアクションがあるため、パズルは1つずつ作成するのではなく、複数同時に作成した方が断然効率が良くなています。

②パズルカードの更新:

場のパズルカードをデッキの下に戻して新たに4枚引き直します。場のカードが悪かった場合に都合のいいカードを持ってくるために使用します。

海外最新版で追加されたルールです。正直あまり使う機会はないかな。

③ピースのアップグレード:

「LV1ピースを1つ受け取る」「手持ちのピースを1つ返却して、そのレベル以下のピースかLV1上のピースを受け取る」のどちらかを実行できます。

大きなピースにして一気にハメた方が、アクション効率が良くなるので使いどころはそれなりにあるアクションです。

④パズルカードにピースを配置:

手持ちのピースを1つパズルカードに配置します。他のピースと重ねてはいけないなどの配置制限があります。

このゲームのメインアクションですね。

⑤全パズルカードにピースを配置(1ターンに1度まで)

マスターアクションと呼ばれ、手持ちの全パズルカードに1つまでピースを配置します。

3つパズルカードがあれば3個パズルが配置可能になるということです。これはお得ですね。

このアクションがあるので、複数のパズルに一気にパズルを配置して、手番のアクション数を削ることが出来ます。

パズルカードの完成

ターン終了時に手持ちのパズルカードが完成した場合、それを裏返して勝利点になります。このゲームで得点を得る方法はこれだけです。

引用:BGG

1ターンに何度もピースを置けるので、1ターンに複数のパズルカードを完成させることも可能です。

また、各パズルカードは完成させるとピースが1つ得られることがあります。何が得られるかはカードの右上に描かれているのでそのピースを獲得します。パズルによっては得点は得られずピースしか得られないものもあります。

使用したピースは全て手元に戻ってきます。

ゲームの終了と得点

黒いパズルデッキが無くなったらゲーム終了です。

何と得点計算の前に、各プレイヤーは手持ちのピースをパズルカードに好きなだけ配置することが可能です。ただし、ピースを1つ配置するごとに勝利点が1減らされます。

  1. 完成したパズルのプラス点
  2. 未完成のパズルはそのままマイナス点(海外版最新ルールで追加)
  3. 得点計算前の追加ピース配置によるマイナス点(海外版最新ルールで追加)

これらを計算して最も勝利点が多いプレイヤーの勝ち。

様々なゲームモードと拡張

プロジェクトLには、基本のゲームルールに加えて、幾つかのゲームモードが同梱されています。

  • ベースゲーム
  • ソロモード
  • 5,6人用モード
  • ゴーストピース拡張
  • アンバサダー拡張
  • フィネッセ拡張

拡張に関してはキックスターターの特典だったので、今回のホビージャパンさんのバージョンには同梱されませんでした。今後の拡張販売に期待ですね。

「ゴーストピース拡張」は、LV5のゴーストピースとゴーストアクションが追加される拡張です。

「アンバサダー拡張」は、特殊なパズルカードが数枚追加される拡張

「フィネッセ拡張」は、新たなフィネッセカードという概念が登場します。追加拡張の中では最もルール変更が大きい追加ルールです。

プロジェクトLの最新ルール

プロジェクトLの最新の海外版と日本語版で一部ルールが異なっています。これは後になって海外版でルール調整が入ったことによるものです。

個人的な意見としては、バランスをとるためにルール変更されており、日本語版でも海外最新版のルールを適用した方が良いと思います。どれを見てもいれた方が良いと思うルールばかりです。

1アクション消費して、4枚の場のパズルを総入れ替え可能

場に都合の良いカードが無かった場合に、場のパズルを全て入れ替えることが可能です。場のパズルに大分依存するゲームなのでこれはあった方が良いルールだと思います。

完成しなかったパズルは減点対象になる

日本語版は特にペナルティ無しでしたが、英語最新版では未完成パズルはペナルティ対象になります。大抵は完成させられることの多いパズルですが、他プレイヤー妨害やゲーム終了を急ぐためにパズルを取りまくるようなプレイは出来なくなっています。

完成したパズルは表向きではなく裏向きにします

誰が何点取っているかを意識させないような変更になっています。ガチガチに勝ちを狙うゲームではなくもっと緩くやりましょうということでしょうね。

山札の一番上のパズルを獲得可能

場に表になっている4枚に加えて、宝石の煌めきチックに山札の一番上からもカードを獲得可能になります。あまりやらない気がしますが、場の4枚が酷すぎる場合はありでしょうか。

ゲーム終了ラウンドに各プレイヤーは黒タイルは1枚しか取れなくなります

ゲーム終了タイミングで黒タイルを大量に獲得して、他のプレイヤーの得点を阻害するようなプレイはきんしになっているということですね。

プロジェクトL 所感とレビュー

2020年にキックスターター経由で発売されたばかりで、海外では既に話題になっていたプロジェクトLが日本語版で登場です。

テトリスタイプのパズルのピースをお題に従って枠にハメていく、ただそれだけのゲームですが、自分のピースをアップグレードさせることが出来たり、お題を完成させるとオマケでピースが手に入るという点が中々特徴的で戦略的な仕組みになっています。

パズルに使用したピースはパズル完成後に手元に戻ってくるため、後半になるにつれて1つ完成後にすぐ次のパズルを埋めて完成させていく、といった連鎖が楽しめます。

白いパズルで小さい得点を重ねるのか、黒いパズルで最初から大きい得点を狙うのか。こういうボードゲームは大抵大きい得点を狙った方が得点効率が良いものですが、このゲームではパズルを完成させるとそれなりに大きいピースが貰えるため、パズルの出方によってもプレイスタイルも変わってきます。

黒いパズルデッキが尽きたらゲーム終了トリガーなので、これからもっと拡大再生産していきたい!というタイミングでいきなり終わることもあります。終了が突然やってくる感じは良いのか悪いのか感じ方はそれぞれあると思います。

パズルピースもウボンゴのような厚紙製ではなく、しっかりとした厚みのあるプラスチック製のピースになっています。またパズルのお題もそのピースが物理的にハマるようになっており、パズルゲームの中でもコンポーネントの質はかなり良い方だと思います。

ホビージャパンさんはスタイリッシュなコンポーネントと表現されていますが、まさにそういう表現がふさわしい作りになっています。

シンプルな見た目ながらに、何度も楽しめるかなり良作なボードゲームでですね。

プロジェクトL 内容物

  • パズルピース 90個
  • パズル 52枚
  • プレイヤーガイド 4枚
  • 多言語版ルール 1部

プロジェクトL のスリーブ

プロジェクトLにはカードが登場しないのでスリーブは不要です。

プロジェクトL 紹介のあとがき

以上、ボードゲーム「プロジェクトL」のゲーム紹介でした。

パズル系ボードゲームはたまに遊ぶと非常に面白いんですよね。家でボードゲーム大会をやるときのラインナップの1つには必ずパズルゲーム部門が登場します。パズルゲームは老若男女問わず遊べるのも良い点だと思います。

私個人的にはウボンゴも一押しでしたが、このプロジェクトLもかなり面白そうなので、我が家のパズルゲームの定番になりそうな予感です。

非常におすすめです。

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