今回はロビンソン・クルーソー呪われし島の冒険のセットアップレビューになります。
特にソロプレイ時のセットアップについて紹介します。
ロビンソン・クルーソー呪われし島の冒険のセットアップ方法は、説明書の最初に書いてありますが、何がどういう目的で配置されるのかなど情報を交えて紹介していきます。
ロビンソン・クルーソー呪われし島の冒険がどういうゲームなのかのイメージが付けばと思います。
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ロビンソン・クルーソー呪われし島の冒険 セットアップ編
このゲームのセットアップに関して順番に説明していきます。
先ほども書きましたが完全1キャラソロプレイ用の設定をしていきます。
ボード展開
まずは、全体のボードを展開します。
見てわかるかはわかりませんが、かなり大きめのボードです。
この周囲にプレイヤーボードやリソーストークンなどを配置することになります。
必要なプレイスペースは比較的大きめです。
プレイするシナリオを選択
プレイするシナリオを選択します。
この基本セットには7種類のシナリオが入っています。
最初にプレイするのは最もオーソドックスなサバイバルシナリオである「漂流者たち」をプレイするのが良いでしょう。
# 英語版はCastaway(漂流者)というシナリオ
パンフレットチックにごっちゃに書いてありますが、書かれていることはほぼ全て重要事項です。
フレイバーや勝利条件や敗北条件(中央の文字と絵)、このシナリオだけで作れる特殊アイテム(右下)、各種特殊マークがこのシナリオでどういう意味を持つか?(左下)、経過日数と天候(上)という感じです。
個人的に、このゲームを始めてやったときに感心したのは、このシナリオの左下に書かている内容です。
例えば、「トーテムポールマーク」は地形タイルを引いたときに登場するマークですが、このマークが登場したときに何が起きるかがシナリオによって異なります。「漂流者たち」は「効果なし」と書かれており何も起きません。
同じようにイベントカードで「本マーク」が出たときに何が起きるかもシナリオ毎に違います。「漂流者たち」はこれも「効果なし」で何も起きません。
こんな感じで、同じマークでもシナリオ毎に発動する効果を変えることで、それぞれのシナリオを全く別のテイストのゲームに仕上げています。
良いですね。非常にワクワクしてきます。
プレイヤーキャラクターを選択
プレイヤーキャラクターを4種類から1つ選択します(完全ソロプレイなので)。
そのキャラクターコマを2つ手元に置きます。
HPのMAX値の部分には赤キューブを置きましょう。
丸コマにシールは忘れずに貼りましょう。
どのキャラクターにどの色のコマを割り当てるか悩んでいる方は、前回の記事を参考ください。
更に各キャラクターは得意とする初期クラフトアイテム(のレシピ)を1つ最初から持っています。
例えば探索者なら「抜け道」アイテムのレシピが手元にある状態になります。
シナリオで作成可能なクラフトアイテムのレシピは、ゲーム毎にランダムに選択されるため、便利なアイテムが使えないということも起こりえます。
キャラクター特有レシピとして最初から確保できるので、そういう登場しないというリスクがありません。
これはあくまでもレシピなので使うためには当然クラフトする必要があるのですが、キャラクター固有アイテムをクラフトすると士気が上昇するというオマケが付いています。
説明書には書いてありますが、1,2人プレイでは「兵士」を選択するのは止めましょう。狩りが得意なキャラクターですが、1,2人プレイでは狩りの重要性が比較的低いためです。
1,2人プレイ時は何とフライデーがお助けキャラとして参加してくれます。
フライデーは白コマなのでコマと一緒にフライデーカードを手元に置いておきます。
こちらもHPのMAX値の部分に赤キューブを置きましょう。
この島は無人島だと思っていましたが全然そんなことはないのです。
サバイバルしなくても普通に暮らしていける気もしますね。。。
フライデーは多くのダメージに対して耐性があるのですが、特定の要因でダメージを受けてしまいます。そして4ダメージを受けると倒れてしまいます。
少人数プレイでフライデーが脱落すると、かなり厳しい展開になってしまうのでご注意ください。
1人プレイでは何と更に犬のワンコが一匹仲間になってくれます。
ワンコはフライデーよりも強力で、ありとあらゆるダメージ源に対して完全耐性があります。つまり脱落していなくなることが無い、完全助っ人キャラになります。
ただし、犬コマは使用制限があり、「探索」もしくは「狩り」のアクションにしか使えません。犬は狩りの優先度が低いという1人プレイでのみ使用可能なのに、狩りに使えという矛盾はどうなんだろうと思わなくもない・・・
また1匹だけではアクションを行えず、必ず他のコマとセットでなければいけません。
つまりコマを2個置いてアクションを必ず成功させる行動の、2個目のコマとして使用されることになります。
基本クラフトアイテムレシピの配置
9種類の基本クラフトアイテムのレシピを並べます。
これらはどのシナリオでも必ず登場する、汎用的なアイテムになります。
名前が書かれている両端に▲マークが書かれているのがそれです。
シャベルにだけ黒い丸コマを置きます。
黒い丸コマは作成可能条件が整っていることを意味します。
シャベルの作成可能条件は「海岸」タイルが公開されていること(黒コマの下の絵柄そうなっている)です。「海岸」タイルはゲームのスタートタイルなのでどのシナリオでも必ずセットアップ時に配置されています。
なので作成可能条件を満たしており、黒コマを置くということです。
ちなみにこれはアイテムを持っているということではなく、作成する条件が整っているというだけになります。実際に使えるように作成するには、作りたいレシピの上にコマを1つ以上配置して作成アクションを行う必要があります。
一度作成したアイテムレシピは表になって、そのアイテムが有効であることがわかるようにします。
他にも「薬」や「武器」や「炎」などが基本クラフトアイテムとしてありますが、これらは特定の地形タイルが公開されたり、特定のアイテムが無ければ作成することが出来ません。
ランダムクラフトアイテムレシピの配置
更にランダムクラフトアイテムをシャッフルして、そこから5枚引いて配置します。
基本アイテムレシピ同様に、作成アクションで作成可能になるアイテムレシピになります。
サバイバルと言えばクラフトなので、こういう要素は非常にワクワクしますね。
作れば作るほどゲームに役立つ効果が開放されていきます。
(お助けキャラコマが1つ手に入ったり、バナナをパンに変換出来たり、武器レベルが上がったり)
これは本当にランダムなので、当たりはずれが出てきます。
キャラクター固有のクラフトアイテムは、そのキャラクターを使用しない場合は、ここでランダムでレシピが使えるか否かが決まります。
残ったランダムクラフトアイテムカードは端に置いておきます。場合によってはここから更に作れるレシピが増えていく可能性もあります。
これだけ沢山クラフト可能なアイテムがあって最初は感動するのですが、プレイしてみると気づきますが、実際にこのゲームで作る余裕があるのはごくわずかです(笑)
そんな余裕があったら、武器とか屋根とか基本的なクラフトを優先してしまうからですね。
多人数プレイの方が比較的クラフトアイテムを作る余裕は多いでしょう。
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士気表に白コマを配置
現在のパーティの士気レベルを表します。
このゲームには毎ラウンド時計回りに変わっていく「手番プレイヤー」という概念が存在するのですが、毎ラウンド手番プレイヤーはこの士気レベルに応じて、士気が上がり下がりします。
士気レベルが良好だと士気トークンが2個貰えたり体力1回復できますが、士気レベルが最低だと士気トークンを3個失います。
このゲームできついのが、リソースを払えなかったらその分ダメージを受ける、というシステムです。
士気なんて放っておけばいいじゃない・・・というわけにはいかず、士気-3で士気トークンが払えなかったらそれはそのまま手番プレイヤーが3ダメージ受けることになります。
これがきついので士気を安定させるのは非常に重要なアクションの1つになります。
士気はキャンプ整理のアクションや特定のイベントなどで上げることが可能です。
ちなみに完全1キャラソロプレイだと、何故かこの士気レベルが毎ラウンド自動で1ずつ上がっていきます(笑)
なので大体MAX値側に張り付いてくれるので、士気を意識することが減ります。
取説の最後の方に書いてあります。生きているだけで素晴らしいと感じるからだそうです。生きてるって素晴らしい。
武器レベルに黒コマを配置
基本クラフト要素の「キャンプ」「屋根」「柵」「武器」です。
何れも攻略のための非常に重要な要素です。
キャンプは作っていないと毎ターンダメージ喰らいますし、屋根や柵が無いと、天気が荒れた際に大ダメージを受けますし、武器レベルが低いと猛獣と戦ったらこれまた大ダメージを受けることになります。
特に「屋根」と「柵」のレベルが足りないことで、ゴリゴリ体力を削られて終了するパターンは非常に多いですね。
この内「武器」だけは最初から作ることが可能なので、黒マークが置かれています。
屋根と柵はキャンプが完成しないと作れません。
あれ、キャンプは黒コマ置かなくていいのだろうか?と書いていて思いました(笑)
「探索」「収集」「作成」用の冒険カードと猛獣カードの準備
「探索」「収集」「作成」用の冒険カードはそれぞれ30枚ずつあり、これらをシャッフルして所定の場所に置きます。
「探索」「収集」「作成」を行い、ダイスを振ってイベント遭遇の目(?マーク)が出た場合に、これらの山から1枚引いて処理することになります。
また、毎ラウンド最初に引くイベントカード(後述)にこれらのマークが書かれていた場合、冒険イベントの強制発動条件がみたされます(条件が満たされているとわかるように丸タイルを置く)。
強制発動が満たされている場合、次の「探索」「収集」「作成」では、ダイスを振って?マークが出なくても冒険カードを引くことになってしまいます。
アクション途中に出くわしたハプニング的な感じですね。
大体ろくなことが書いてありません(笑)
1回のゲームで使用されるのは各山平均2枚くらいですが、基本セットで用意されているカードは30枚。このゲームがいかにリプレイ性とランダム性が高いかわかるでしょう。
1度冒険カードを処理したら強制発動条件はなくなります。
ただ、サイコロの?マークの数はかなり多いので、かなり冒険することになります。
また猛獣カードをシャッフルして脇に置いておきます。
地形タイルに猛獣アイコンが書かれていた場合に、このカードの猛獣カードの山から1枚引いて所定の位置に置き、以降そのカードを引いて狩りを行えるようになります。
初期地形タイルの配置
どのシナリオも左端の海岸にこの地形タイルを配置してスタートします。
ここから徐々に探索して島を開拓していくことになります。
その上に拠点を表すトークンを置いておきます。
ここが今プレイヤー達が根城にしている場所ということになります。
拠点は毎晩見えてる隣接地形タイルに移動することが可能です。
×マークになっているのは、まだ拠点にキャンプが立っていない状態を表します。
この状態だと毎ラウンド1ダメージという残念な効果を受けます。
早めにキャンプを建てたいですね。
キャンプを作成した場合、これが裏返しになりキャンプトークンになります。
基本的にキャンプはなるべく早く建てたいですが、キャンプを建てた後に拠点を移動すると多少のペナルティがあるため、建てるタイミングはそれなりに考えないといけません。
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発見トークンのシャッフル
裏に絵柄が書かれた丸いタイルが発見トークンです。
島タイルをめくったタイミングで、発見マークが書かれていた時に、この中からランダムで1枚GET出来ます。
効果は基本的にかなり強力、というか便利で、無条件で食料や武器レベルのUP、士気の向上などが得られます。ガンガン探索するとこのタイルが大量に得られるため中々強いです。
裏向きにしてこんな感じで積んでおきます。
発見マークが見つかった場合は、ここから1枚取得することになります。
初期装備カードの獲得
プレイヤーは初期装備カードを2つ最初から持っています。
漂流したときに持っていた少しばかりのアイテムという感じでしょうか。
これは何人プレイでも全プレイヤー合わせて2つ持っているものになります。
効果としては「食料1を得る」とか「武器レベル+1」とかですが、最初から無条件で持っていて、いつでも使用可能な効果なのでかなり便利です。
各装備2回しか使用できず、2回使用したら捨て札になります。
猛獣との戦闘で攻撃力が足りないため、なけなしのピストルで1発撃って(攻撃力をUPして)獣を倒し、その日の食料や皮を確保する。玉を撃ち切ってしまったのでもうこのピストルは使えない。
実にサバイバルチックなシチュエーションですよね。
初期装備カードはゲーム開始時に全8種類から2種類がランダムに選ばれるため、このカードの引きでもゲームの展開が変わってくることになります。
難破船カードの準備
裏が青い3枚の難破船カードの内「食糧箱」を選択して脅威カード置き場に置きます。
これはこの島に漂流したときの船に残されている「アイテム」という位置づけになります。
早めに取りに行けば、少なからずの食料がタダで手に入るのですが、取りに行かずに2ラウンド経つと無くなってしまいます。
この食糧箱はコマ1つでとりに行けば「バナナ」1つ。コマ2つでとりに行けば「バナナ」1つの「パン」1つが手に入ります。
基本的にコマ配置で確実に得られる序盤の食糧なので、大体取りに行きますね。このゲームはコマ1つ消費しても食料1得られるかは不確実なゲームなのです・・・
ただ、ソロプレイだと拠点から毎ラウンド自動で得られる食糧だけで生きていけるので、取得優先度は低いかもしれません。
他の2つの「難破船カード」は「食糧箱」固定ではなくランダムで選んでも良いということになります。いずれも確保すれば多少のメリットを与えてくれます。
イベントカードの準備
イベントカードは70枚くらい用意されているこのゲームで最も多いカードです。
70枚からランダムでシナリオの日にち分用意されます(12日あるシナリオ1なら12枚のイベントカードの山が出来る)。
1日に1枚めくられ、大体プレイヤーに良くない効果がもたらされます。
ポジティブなイベントカードって入ってるんだろうか。。。多分ないだろな。
また効果が発動した後は「脅威カード」置き場に置かれて、2ターン後に再度良くない効果(下側の効果)がもたらされます。
イベントカードの作り方には決まりがあって、上半分に「本のマーク」が付いているカード(画像左側)から半分、上半分に「探索・作成・採取」のマークがついているカード(画像右側)から半分、で作成します。
イベントカードが12枚のシナリオ1なら、「本のマーク」から6枚、「搾取・作成・探索マーク」から6枚でイベント山札を作ります。
何が違うかと言えば、「本のマーク」が描かれたイベントが引かれると、各シナリオで特有の良くない効果が発揮されます。シナリオ1なら「効果なし」で無害ですが、シナリオ2以降だとプレイヤーに良くないことが起きます。
「作成・採取・探索マーク」が描かれたイベントが引かれるとそれは強制冒険フラグになります。その後、それぞれ「作成」「採取」「探索」を実行した場合に、それらの冒険カードを引くことになります。
例えば「探索マーク」が描かれたイベントを引くと、探索時にダイスの目に依らず「冒険カード」を1枚引く必要が出てきます。実際に探索して冒険カードを引くことで例えば獣に遭遇したとか、腕を汚したとか、そういうハプニングが起きるようになります。
このイベントカードが毎ターン非常に一喜一憂する要因になりますし、このゲームに多くのリプレイ性・ランダム性をもたらしている部分になります。
あと少しで助かりそうだというときに、運悪く拠点周囲の資源が全て枯渇して、身動き取れなくなって終了~なんてことは良くあります(笑)
逆に獣が襲ってきて返り討ちにすることで、思いがけない大量の食料と毛皮が手に入って、助かったなんてこともあったりします。
セットアップ後の全体像
ソロプレイのセットアップ後の全体像はこんな感じになりました。
画面には入っていませんが、資源などのリソースは画面外でスタンバっています。
いやー、セットアップだけで非常にワクワクしますね。
ロビンソン・クルーソー呪われし島の冒険の非常に魅力的なソロプレイの世界に行ってまいります。
プレイ結果は後日別で記事にしたいと思います。
ちなみに実は私は完全1キャラソロプレイでクリアしたことないんですよね(笑)
2キャラ使ったソロプレイの方が簡単だと思うんだよな・・・
どうなることやら。それでは。
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