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1人でも楽しめるソロプレイ向きおすすめボードゲーム47選

この記事では、1人で遊べるボードゲームが大好きな私がおすすめする「1人から遊べるソロプレイ向きなおすすめボードゲーム」を紹介していきます。

1人で遊ぶボードゲームと言っても、1人専用のボードゲームや、複数人で遊べるけれどもソロプレイに向いている向きなボードゲームなど、色々な種類があるので、それらもタイプ別に紹介しています。

ボードゲームの楽しみ方は人それぞれだと思いますが、私は中でも1人で遊べるソロプレイ向きボードゲームのプレイ回数は比較的多い方かと思います。BGGでソロプレイ可能なボードゲームは大体チェックしています。

そんな私がおすすめする1人でも遊べるソロプレイ向きボードゲームランキングになります。1人で遊べるおすすめのボードゲームを探している方は是非チェックしてみてください。

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1人でも楽しめるソロプレイ向きおすすめボードゲーム47選

1人で遊べるソロプレイ向きのボードゲームとは?

1人で遊べるソロプレイ向きなボードゲームとは何でしょう?

ボードゲームは、基本的には2人以上の複数人で遊ぶことを念頭に作られているものが多いです。

しかし、遊びたくても相手がいなかったり、まさに直近のコロナ禍のように集まりたくても中々集まれなかったりする場合、複数人でボードゲームを遊びたくても中々遊べません。

そういう人のために、ボードゲームには、1人専用だったり、1人でも遊べるようなルールがついているものが沢山あります。今回はそういう1人で遊べるソロプレイ向きなおすすめのボードゲームを紹介していきます

私は、毎年海外最大のボードゲームの掲示板BGG(Board Game Geek)で発表されている、1人ソロプレイ向きボードゲームのランキングをチェックして、実際に英語版なども購入して遊ぶ位には1人で遊べるソロプレイ向きなボードゲームが大好きですし、これまで遊んできたと思います。

ただ、ソロプレイ向きボードゲームでも、複数人のマルチプレイに比べてイマイチこれじゃない感があって楽しめなかったり、逆に1人で遊んだとしても、複数人のマルチと同じくらいこんなに面白いんだというものがあったり、ボードゲームの1人プレイ、ソロプレイの面白さは本当に様々だと感じています。

残念ながら基本的にはボードゲームは、複数人でのマルチプレイが前提に作られているものですし、その方が楽しいと考えた方が良いでしょう。ボードゲームは本質的には複数人で楽しむものだと思います。しかし中にはマルチプレイ並みに満足度の高いソロボードゲームが多いのも事実です。また1人のソロが一番面白い何ていう驚きのボードゲームも少なからず存在します。

ということで、これまでの私の1人プレイボードゲームのプレイ経験をもとに、1人で遊べるソロプレイ向きボードゲームのランキングを作成してみました。

紹介しているランキングは軽量級・中量級・重量級と分けています。なのでご自身のプレイ感に合った重さで参考にいただけるとよいかと思います。

ソロプレイボードゲーム初心者は、まず最初はお手軽にプレイできる軽量級から入って、徐々に中量級・重量級でガッツリソロプレイのボードゲームの世界を楽しんでいくのが良いかと思います。

1人で遊べるソロプレイ向きなボードゲームのジャンルをご紹介

ボードゲームには「ワーカープレイスメント」や「デッキ構築」や「大喜利系」など様々なタイプが存在しますが、実は1人で遊べるボードゲームも、遊び方によって幾つかのタイプに分かれています。

特に一般的なジャンル分けの基準は無いのですが、私は以下の種類に分類しています。

  • スコアアタック
  • AI、オートマとの対戦
  • 協力型
  • ミッション達成型
  • 謎解き系
  • ストーリー系
  • 紙ペンゲーム
  • パズル

スコアアタック

1人のソロプレイで、勝利点を何点取れるか、過去の自分を超える最高得点を出すことを目指すタイプのゲームです。

有名なところだと「アグリコラ」「ファイユーム」「ネモの戦い」などは、最終得点をなるべく多く稼ぐことを目的とした、ソロプレイゲームになっています。

「ネモの戦い」のような最初から1人プレイを想定したボードゲームは良いのですが、それ以外のスコアアタック系は、基本的には通常の複数人プレイのオマケルールになっていることが多く、複数人プレイ時とプレイ感が違うものが多いです。

AI、オートマとの対戦

1人のソロプレイで、 一定ルールに従って自動で作用するオートマの仕組みと対戦して、勝つことを目指すタイプのゲームです。

有名なところだと「サイズ大鎌戦役」や「ルート」「ガイアプロジェクト」などがこのタイプのシステムになっています。

オートマの出来次第ですが、基本的には複数人で遊ぶマルチプレイのようなプレイ感で遊べるように調整されているものが多く、元々のボードゲームとしてのルールをしっかり楽しむことが出来るものが多いのが特徴です。

協力型

通常は複数人で協力しながら遊ぶ想定のボードゲームを、1人ソロで遊ぶタイプのゲームです。

有名なところだと「パンデミック」「イーオンズエンド」「スピリットアイランド」などがこのタイプのシステムになっています。

協力型ボードゲームはソロプレイと非常に相性が良く、普通に複数人で盛り上がるのも楽しいのですが、1人で複数人キャラクターを使って遊ぶのも普通に面白い作りになっています。

ミッション達成型

1人のソロプレイで、何らかのゲームの仕組みを使って、ゲームのシステムに課せられた、特定のミッションを達成することを目指すタイプのゲームです。

有名なところだと「オニリム」「アンダーフォーリングスカイ」「テラフォーミングマーズ」などがこのタイプのシステムになっています。

1人専用のボードゲームの多くはこのシステムを搭載しています。プレイ目的が非常にはっきりしているため、デザイナーさんによって難易度やバランス調整がしっかりしているのが特徴です。

雑にいってしまえば、スコアアタックもオートマとの対戦も、その他諸々のソロボードゲームがミッション達成が目的じゃないかという突っ込みあるのですが、あえて分けてまとめています。

いずれにも当てはまらないその他すべてがこのタイプになっているのでこのタイプは非常に多いです。適切な分類があれば、また一部分類わけしようと思います。

謎解き系

1人のソロプレイで、謎解を解いていくタイプの脱出系ボードゲームです。

協力型の1種みたいなものですが、謎解き系ボードゲームは1人でも遊べるものがほぼ全てで、じっくりと謎解きを楽しめるようになっています。

稀に複数人いる前提で作られている謎解きボードゲームもあります。

アンロック」「EXIT脱出・ザ・ゲーム」「ザ・イニシアティブ」などは1人でも楽しめる謎解きゲームになっています。

ストーリー系

1人のソロプレイで、物語を進めていくアドベンチャータイプのボードゲームです。

最近はアドベンチャーゲームやゲームブックタイプのボードゲームも増えてきましたが、そういうタイプのゲームは1人でも遊べるものが多いですね。

ボードゲームに求めている楽しさからは若干異色な感じがするものが多く、人を若干選ぶジャンルかもしれません。

アドベンチャーゲーム:ザ・ダンジョン」や「カンタループ:刑務所入獄」などはこのジャンルに該当します。若干の謎解き要素も入っていますが基本的にはストーリーを楽しむ系になっています。

紙ペンゲーム

1人のソロプレイで、紙にペンで書き込みをしていくタイプのボードゲームです。

紙ペンゲームは元々インタラクションが控えめのゲームが多く、比較的ソロプレイ向きなゲームが多いです。

ソロプレイでも複数人で遊ぶ時と同じようなプレイ感を楽しめます。

パズル

1人のソロプレイで、与えたれたパズルを解いていくタイプのボードゲームです。

パズル系のボードゲームは通常のパズル同様に1人で遊べるものが多く、本ランキングでも幾つか登場します。

何かを組み立てて完成品を作り上げるゲームが好きな方におすすめです。

本ランキングの評価基準

本ランキングでは、各ボードゲームを以下の4つの指標で評価していきます。

  • ソロプレイおすすめ度BGGのレーティングに従って10段階で評価します。
  • 多人数プレイおすすめ度2人以上で遊べるボードゲームの場合、多人数でプレイした場合の本来のおすすめ度になります。
  • 1人プレイ難易度1人プレイ時のゲームクリアの難易度です。基本的に(理不尽さがなければ)難易度の高いボードゲームほど、攻略のし甲斐があって面白いと考えています。
  • 1人プレイのリプレイ性飽きずに何度もプレイできるかの指標です。当然高い方が良いです。

本ブログのレーティングについては以下の記事を参照ください

ボードゲームの評価レーティングについて

あくまでも私個人の意見を反映させているランキングですので、その点はご承知おきください。

【軽量級】初心者におすすめ!1人でも遊べるソロプレイ向きおすすめボードゲーム

1人用を初めて遊ぶ初心者におすすめなボードゲームを紹介していきます。

プレイ時間短め(30分未満)
プレイ感軽め(考えることも少ない)
ルール単純(すぐに理解できる)

このような1人用ボードゲームを探している方に特におすすめです。

私もそうでしたが、1人で遊べるソロプレイボードゲームを始めるなら、まずはこれくらいの軽さのゲームから遊ぶのが良いと思います。

1位:ロビンソン漂流記

プレイ人数1人
プレイ時間25分
対象年齢13歳以上
ジャンル1人専用、デッキ構築

ロビンソン漂流記は、1人専用のデッキ構築型のボードゲームです。島に漂流したロビンソンを指南して無事に島から脱出させることが目的です。

奇才フリードマン・フリーゼさんの作品。 軽量級のソロプレイ向きボードゲームを探しているなら、まず真っ先にこのゲームをお勧めします。お手軽な1人専用ボードゲームで、しっかり楽しめるゲームといえば間違いなくこれですね。

ロビンソンが様々な島の試練に立ち向かっていき、その過程で経験値を積んでデッキを強化しつつ、ロビンソン自体が老いてデッキが弱体化もしつつ、最終的には2隻の海賊船を撃沈すればクリア。 初見プレイではかなり難易度が高く、どうやったらクリアできるのか試行錯誤してプレイヤーが成長していく楽しさがあります。

パッケージの見た目から一見すると面白くなさそうなボードゲームに見えるのですが、見た目より遥かにしっかりしたデッキ構築型ソロプレイボードゲームになっています

デッキ構築というシステムはそれ自体ソロプレイに合っているのですが、それをしっかりソロプレイ専用に仕上げられています。 過去、あのドイツ年間ゲーム賞にノミネートされたり、BGGのソロプレイ向きランキング2位だったこともある位、世界的にも非常に評価の高い作品です。

このゲームに毎夜没頭している人が出る位、かなり良くできた面白いゲームなのですが、続編のようなものが出ていないのは勿体ないですね。

値段も安いので、個人的には何も考えずに買って良いソロプレイ作品の1つだと思います。お勧めです。

項目評価
ソロプレイのタイプミッション達成型(島から脱出)
ソロプレイのおすすめ度★★★★★★★★★★(10/10点)
多人数プレイのおすすめ度
ソロプレイの難易度やや難しい
ソロプレイのリプレイ性★★★★☆(10回以上遊べる)

2位:ノースウッド!

プレイ人数1人
プレイ時間20分
対象年齢12歳以上
ジャンル1人専用、トリックテイキング、シナリオ

ノースウッドは、ソロプレイ専用のトリックテイキングボードゲームです。マストフォローの切り札アリで、8人の王族に謁見して好意を得る(示された数字ピッタリ分だけトリックを取る)のが目的です。

トリックを取る数が多すぎても少なすぎてもダメで、手持ちの部下カードの能力を駆使して手札を増やし減らして調整していきます。

海外ではソロプレイ向きボードゲームランキング上位に入っているくらい有名な作品で、CMON JAPANさんから日本語版が発売されています。

ソロプレイのトリテって何ぞやってなるでしょうが、遊んでみるとかなりよくできています。

謁見に成功した王族カードも次から手持ちの能力として使えるようになるので、どの能力を使ってどの王族に謁見するか、戦略性もあり運要素もあり、かなりバランスの良い仕上がりになっています。

通常ルールに加えて、シナリオルールも用意されており、リプレイ性は高めです。私も購入後はかなり熱中して遊んでいます。

値段は控えめの割には地味にカードや箱の質が高く、総合的な満足度は高いですね。ソロプレイゲームを探しているなら買って損はないゲームの1つかと思います。

項目評価
ソロプレイのタイプミッション達成型(トリックテイキング)
ソロプレイのおすすめ度★★★★★★★★★☆(9/10点)
多人数プレイのおすすめ度
ソロプレイの難易度やや難しい
ソロプレイのリプレイ性★★★★☆(10回以上遊べる)

3位:レジサイド

プレイ人数1~4人
プレイ時間20分
対象年齢10歳以上
ジャンルトランプ、協力型

レジサイドは、1~10の数字が書かれた各4種類のカードを使って、全12体のボスを倒すことを目的とした協力型ボードゲームです。実は本作は完全にトランプをベースにしたゲームになっています。

スペードは「防御」、クローバーは「攻撃」、ハートは「回復」、ダイヤは「補助」の能力になっており、それぞれ能力を象徴した絵柄が描かれています。本作の取説やボスの能力やプレイサマリーを記載したカードが入っています。それ以外は・・・ただのトランプです(笑)。


1~4人でプレイ可能で、人数が増えるほど難易度が上がっていきます。個人的には1人プレイが一番簡単で、4人プレイは激ムズでした。戦略的なゲームになっており、中々歯ごたえがある難易度でそう簡単にはクリアできません。

評判が高く気になっていたので購入してみましたが、1~4人の何人で遊んでも非常に楽しめるかなり良いゲームです。ソロプレイでもサクッと遊べて個人的にかなりお気に入りの作品になりました。

本作をトランプで遊ぶのはかなり勿体ないので、気になる方は是非本作を購入して遊んでみてください。

項目評価
ソロプレイのタイプ協力型
ソロプレイのおすすめ度★★★★★★★★☆☆(8/10点)
多人数プレイのおすすめ度★★★★★★★★☆☆(8/10点)
ソロプレイの難易度普通
ソロプレイのリプレイ性★★★★☆(10回以上遊べる)

4位:アーカムノワール事件簿シリーズ

プレイ人数1人
プレイ時間30分
対象年齢14歳以上
ジャンル1人専用、クトゥルフ、セットコレクション

アーカムノワール事件簿シリーズは、クトゥルフ神話の世界を題材にしたボードゲームで、原作の特定のシーンを切り取った世界が舞台になっており、プレイヤーは探偵となってその舞台の殺人事件の謎を解いていきます。

謎を解くといっても謎解きゲームではなく、事件の手掛かりを表現する手掛かりカードを場に出していき、それが一定数そろうと事件が解決するというセットコレクション的なカードゲームになっています。

手掛かりを集めきって真相を解明すればプレイヤーの勝ち、その前に正気を失ったり、時間がかかりすぎてしまうとプレイヤーの負け。


原作を意識した、非常に特徴的な絵柄のカードだらけのゲームで、カードの絵柄などから現場の状況を意識して没入してプレイすると楽しさが倍増します。淡々とプレイするだけだともったいないゲームなので、最高のBGMと一緒に担当すると没入感があって良い感じです。

中々好評なシリーズのようで、事件簿1,2,3と、連続して3作品が発売されています。1はノーマル。2は2つの特殊ルールが追加。3は高難易度モード搭載。

まずは本ゲームシステムをシンプルに楽しめるオーソドックスな事件簿1から入るのがおすすめですね。

項目評価
ソロプレイのタイプミッション達成型(事件の解決)
ソロプレイのおすすめ度★★★★★★★☆☆☆(7/10点)
多人数プレイのおすすめ度
ソロプレイの難易度難しい
ソロプレイのリプレイ性★★★☆☆(5回以上遊べる)

>>アーカムノワール事件簿シリーズの関連記事はこちら

5位:コーヒーロースター

プレイ人数1人
プレイ時間30分
対象年齢12歳以上
ジャンル1人専用、コーヒー、バッグビルディング

コーヒーロースターは、コーヒーを焙煎して、水分や苦みを調整していき、程よい状態になったらテイスティングする、というコーヒーを入れて飲むまでの過程をテーマにした、非常に雰囲気のあるボードゲームです。コーヒー好きにはたまらない。

日本人デザイナーSaashi&Saashiさんの有名作品。海外でも比較的知名度の高い作品でBGGソロプレイランキングでも毎年高順位になっています。日本よりむしろ海外で先に話題になった作品で、発売当時は海外からの問い合わせがデザイナーさんの元に殺到したほど。

システムとしてはバックビルディングで、バッグの中にコーヒーの材料となるものを入れていき、バッグから一定数ドローして豆を焙煎して、コーヒーの旨味を付けていくゲームになっています。

コーヒーが好きな方、特にコーヒー豆からこだわってコーヒーを煎れている方に、ドンピシャの作品です。あたかも本当にコーヒーを煎れている感じをボードゲームで味わえます。

コーヒー豆の種類・産地によって適切な焙煎方法が変わるシステムになっていて、煎れるコーヒーの産地次第で難易度も変わってきます。

1人専用にしてはやや高めの値段設定ですが、コンポーネントの質もかなり高く、値段だけの価値のあるクオリティになっていますね。

美味しいコーヒーの一杯と一緒に優雅にプレイしたいボードゲームです。

項目評価
ソロプレイのタイプミッション達成型(美味しいコーヒーを入れる)
ソロプレイのおすすめ度★★★★★★★☆☆☆(7/10点)
多人数プレイのおすすめ度
ソロプレイの難易度普通
ソロプレイのリプレイ性★★★★☆(10回以上遊べる)

6位:オニリム

プレイ人数1~2人
プレイ時間15分
対象年齢14歳以上
ジャンルファンタジー、セットコレクション

オニリムは、夢の国を彷徨う主人公が4つ夢の世界で、それぞれ2つずつドアを探して悪夢から脱出しようとするボードゲーム。

カードベースのゲームになっていて手番にカードを場に出していき、ドアを見つけるための条件を満たせばドアが開き、それを合計4色×2つ、合計8個達成したらクリア

その前に悪夢カードによって手札や山札が減らされていき、ドアを8個見つける前に山札が尽きたらゲームオーバーです。夢の世界に閉じ込められてしまいます。

オニリムは、ソロプレイ専用ボードゲームとしてかなり有名な作品の1つです。放課後さいころ倶楽部でも紹介されたこともあって、ソロプレイしたことがない人への知名度もそれなりに高いかと思います。

初見だと大分難しいですね。カードの引き依存の運ゲーのように感じて、正直個人的にはあまり好きじゃなかったのですが、何回かプレイする内にクリアしやすいコツのようなものも見えてきて、そこからは徐々に面白くなってきました。

忘れてはいけないポイントは、拡張ルールが7つも入っている点です。通常のルールに加えて、特殊能力を得たり、ドアの開け方に制限がかかったり、何れもやりごたえがあり、中々面白いルールになっているので慣れてきたら拡張ルールを入れてみると更にやりごたえがありますね。

項目評価
ソロプレイのタイプミッション達成型(夢から脱出)
ソロプレイのおすすめ度★★★★★★★☆☆☆(7/10点)
多人数プレイのおすすめ度★★★★★☆☆☆☆☆(5/10点)
ソロプレイの難易度難しい
ソロプレイのリプレイ性★★★★☆(10回以上遊べる)

7位:グラビティメイズ

プレイ人数1人
プレイ時間20分
対象年齢8歳以上
ジャンル1人専用、パズル、3D

グラビティメイズは、3Dと重力を駆使した物理的なパズルチックなボードゲームです。

お題に応じたパーツを使って、物理的にブロックを積み上げていき、スタートブロックからパチンコのような球を入れて、重力に従って物理落下で球が移動していき、見事に期待通りにゴールブロックに球が入れば成功でお題クリアです。

簡単なものから難しいものまで、非常に沢山のお題が入っていて、始めるとかなり熱中できる作品です。

一体どういう風に球が落ちていくかを想像しながらブロックを組み立てていく作業は、他には中々無い面白さで楽しめますね。

おもちゃ感覚でブロックを組み立てていくので、大人から子供まで遊べる良いゲームですね。かなりおすすめです。

項目評価
ソロプレイのタイプパズル
ソロプレイのおすすめ度★★★★★★★☆☆☆(7/10点)
多人数プレイのおすすめ度
ソロプレイの難易度普通~難しい
ソロプレイのリプレイ性★★★★☆(10回以上遊べる)

8位:M.A.R.I.といかれた工場

プレイ人数1人
プレイ時間10分
対象年齢10歳以上
ジャンル1人専用、パズル

M.A.R.I.といかれた工場は、ロボット「MARI」に指令を与えて、スタート地点からゴール地点まで移動させる、倉庫番のような1人専用のパズルゲームです。

「1マス直進」「2マス直進」「右折」「何もしない」など、ミッション毎に用意された「指令」を毎ターン繋げて「MARI」を動かしていき、見事「MARI」が各ミッションで定められたゴールにたどり着けばクリア。

このゲームのミソは、前のターンに出した指示が次のターンにも効いてくる点ですね。

まっすぐ行けば良いじゃんと思って、初手で直進を選択してしまうと、次のターン以降も必ず1マスは直進してしまい、思ったようなルートに行けなくなることも。

そのため、何手か先を見据えてあえて無駄になるような指示を与えて、上手くマリの位置と向きをコントロールしていく必要があります。

私は一通り遊んでクリア済ですが、簡単すぎず難しすぎず、考えればしっかり解けるようなバランスになっていて、中々楽しめました。

運要素は皆無なので、頭を使ったパズルゲーム好きで、一人用のゲームを探している方に特におすすめです。試行錯誤するのはタダなので、あーでもないこーでもないと試行錯誤して悩むのが楽しいゲームですね。程よい難易度でイライラせずに楽しめると思います。

項目評価
ソロプレイのタイプパズル
ソロプレイのおすすめ度★★★★★★★☆☆☆(7/10点)
多人数プレイのおすすめ度
ソロプレイの難易度普通~難しい
ソロプレイのリプレイ性★★★★☆(10回以上遊べる)

9位:メイズスケイプ

プレイ人数1人
プレイ時間5~90分
対象年齢8歳以上
ジャンル1人専用、パズル、迷路

メイズスケイプは、だまし絵のような世界の迷路でゴールを目指す、1人専用のパズル系のボードゲームです。

迷路のスタートからゴールを目指すのですが、シートを広げたり畳んだり折り曲げたりすることで、迷路の構造が変化するようになっています。

全7種類の迷路のクリアを目指しつつ、迷路の途中には寄り道クエストも用意されています。

中々斬新な発想の迷路パズルという感じのボードゲームで楽しめます。

最初はそれなりにクリアしやすい作りになっていますが、後半になるにつれてかなり歯ごたえのある難易度になっていきます。対象年齢が低く、子供向けではあるのですが、後半の難易度は大人でもかなり苦戦すること間違いなしです。

迷路やパズル好きな方に特におすすめの1人用ボードゲームです。

項目評価
ソロプレイのタイプパズル
ソロプレイのおすすめ度★★★★★★☆☆☆☆(6/10点)
多人数プレイのおすすめ度
ソロプレイの難易度やや難しい
ソロプレイのリプレイ性★★★☆☆(5回以上遊べる)

10位:ザ・ネゴシエーター人質交渉人

プレイ人数1人
プレイ時間15~30分
対象年齢15歳以上
ジャンル1人専用、ダイス、シナリオ

ザ・ネゴシエーター人質交渉人は、交渉人の立場となって事件現場の人質救出を狙うという、かなり異色のテーマのソロプレイ専用のボードゲームです。箱絵は交渉人というかどう見ても秘密工作員そのものです(笑)。

交渉によって犯人を落ち着かせて交渉ゲージをためて、最後はスナイパーライフルで犯人を射撃なんていうプレイも可能(笑)。

基本的なシステムは、カードプレイとダイスロールのゲームです。ダイスを振って交渉パワーを溜める。溜めた交渉パワーで強力な交渉カードを獲得する。その交渉カードの能力で人質を救助したり、犯人を落ち着かせたりしてゲームミッションの達成を目指します。

テーマが独特で、海外でも拡張が沢山出ているかなり人気のシリーズです。

個人的にはダイス運によるブレが強いのがやや気になる感じですね。折角パワーをためて獲得した高コストカードが、そこまでの効果を発揮できなかったり、カードのコストと効果のバランスが妥当なのかは個人的にはやや疑問です。

ということで、個人的な評価はまずまずなボードゲーム。1作品で3つの事件と3人の犯人と対峙することになります。犯人の数=リプレイ性、になっています。拡張が待ち遠しい作品ですが、日本語版は出なそうです。

本システムを流用してブラッシュアップした「ファイナルガール」というソロプレイ専用ボードゲームがCMON JAPANさんより発売されます。そちらも楽しみですね。

項目評価
ソロプレイのタイプミッション達成型(人質救出)
ソロプレイのおすすめ度★★★★★★☆☆☆☆(6/10点)
多人数プレイのおすすめ度
ソロプレイの難易度普通
ソロプレイのリプレイ性★★★☆☆(5回以上遊べる)

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11位:シェフィ

プレイ人数1人
プレイ時間15分
対象年齢12歳以上
ジャンル1人専用、ハンドマネジメント

シェフィは、羊の絵が非常に可愛い1人専用のボードゲームです。

シェフィは、ソロプレイ向きボードゲームの入門中の入門作品といっても過言ではありません。可愛い羊1匹から始めて、様々な困難を乗り越えて、最終的に1000匹に増殖することを目指します。

羊の数を倍にしたり、羊をコピーしたり、1の羊を大量に獲得したり、様々なメリットのあるカードを使って羊を増やせる反面、逆に羊を除去するようなデメリット効果のカードもあり、羊を増減させながらなんとか1000匹を目指します。

ボードゲームのソロプレイに興味を持ったなら、このボードゲームを買うと良いでしょう。見た目通りホンワカした感じの非常にあっさりしたゲームですが中々楽しめます

難点としては、難易度が非常に低く、慣れると(慣れなくても)簡単にクリアな点ですね。

私は過去10回以上は遊んだと思いますが、このゲームで1度も失敗したことが無いですね。それくらいお手軽簡単なゲームです。まさに入門編という感じの作品です。

項目評価
ソロプレイのタイプミッション達成型(羊増殖)
ソロプレイのおすすめ度★★★★★☆☆☆☆☆(5/10点)
多人数プレイのおすすめ度
ソロプレイの難易度非常に簡単
ソロプレイのリプレイ性★★☆☆☆(2回以上遊べる)

【中量級】慣れてきた人におすすめ!1人でも遊べるソロプレイ向きおすすめボードゲーム

軽いボードゲームに慣れてきたら、次はここから紹介する中量級位のボードゲームに手を出すのが良いでしょう。

プレイ時間やや長め(60分くらい)
プレイ感やや重め(それなりに考えることがある)
ルールやや多め(しっかりルールの理解が必要)

このようなタイプの1人用ボードゲームを探している方におすすめです。

ここからが本番。この辺から仲間とボードゲームで遊んでいるときのような、しっかりボードゲームで遊んでいる感じがすると思います。

1位:イーオンズエンド

プレイ人数1~4人
プレイ時間60分
対象年齢14歳以上
ジャンルデッキ構築、協力

イーオンズエンドは、破孔魔術師の1人となり、迫りくる巨大なネメシスやその配下のモンスターを撃退する協力型のデッキ構築ボードゲームです。

ソロプレイ向きボードゲームの中量級部門のトップは、間違いなくこのイーオンズエンドです。

新たなカードを得るために必要なエーテルを生みだす「宝石」。敵を攻撃するための「呪文」。戦闘を補助する「遺物」。これらのカードを上手くデッキに組み込んでデッキ構築し、プレイヤーはお互い協力しながら特殊能力でプレイヤーを苦しめてくるネメシスを撃退していきます。

敵であるネメシスによって戦闘スタイルや攻略法は様々で、プレイヤーが使用するキャラクターやサプライのカードによってもまたプレイ感が変わってくるので、リプレイ性抜群で何度も飽きずに楽しめるようになっています。

イーオンズエンドは、私もそうでしたが初プレイ時にその面白さに感激した人が多いんじゃないでしょうか。兎に角衝撃的な面白さでしたね。 公式で1人1キャラプレイも出来ますし、1人で2キャラプレイも普通に面白く、1人で淡々と遊び続けられます。初プレイ時はこんな面白いソロプレイゲームあったのかと感動したのを覚えています。毎日毎晩遊んでましたね。

デッキ構築型というソロプレイ向きなシステムと、協力型というソロプレイ向きなシステム、これらを併せ持つイーオンズエンドは最高にソロプレイ向きなゲームになっていました。 当然ながら世界的にも大人気で、拡張もガンガン出ており、順次日本語化されていっています。まだまだイーオンズエンドの世界楽しめそうです。

しっかり遊べるソロプレイボードゲームを探しているのであれば、即GETして間違いない作品ですね。まずは基本セットからイーオンズエンドの世界に入ることをお勧めします。

項目評価
ソロプレイのタイプ協力型
ソロプレイのおすすめ度★★★★★★★★★★(10/10点)
多人数プレイのおすすめ度★★★★★★★★★★(10/10点)
ソロプレイの難易度やや難しい
ソロプレイのリプレイ性★★★★★(100回以上遊べる)

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2位:アンダーフォーリングスカイ

プレイ人数1人
プレイ時間20~40分
対象年齢8歳以上
ジャンル1人専用、ダイス、インベーダー

アンダーフォーリングスカイは、ダイスを振って出た目を駆使して砲撃したり発電したり研究したり、迫りくる宇宙船を撃墜して地球を防衛する、インベーダーゲームのような雰囲気のボードゲームです。

BGGのPnP(プリントしたら遊べる)ボードゲーム企画で見事優勝。そのまま商品化されることになった作品です。昨今のBGGのソロプレイランキングではいつも上位の常連作品です。

使用したダイスの出目が大きいと得られる効果も大きいのですが敵機の進軍も早くなり、逆に出目が小さいと効果は小さいのですが敵機の進軍が遅くなる、というどんな出目でも価値がある作りになっています。

通常のルールに加えて、分岐のある全4章のキャンペーンモードも用意されていて、各シナリオでは様々なルールや特殊能力を使って味変した戦闘を楽しむことが出来ます。

ダイスを振ってその出目を配置して様々な効果を発動させて戦う所謂ダイスプレイスメント要素が基本になっています。

どんな出目でも価値があるため、ダイス運だけではなく、しっかりテクニックが必要な作りになっている点が秀逸で、運に左右されるダイスゲームがあまり好きじゃない私も非常に楽しめました。ダイスゲームにもかかわらず運で勝敗が決まってしまったと感じさせない作りになっています。

ソロプレイ向きなボードゲームを探している方で、まだこの作品を知らなかった方がいれば、急いでGETした方が良いでしょう。超面白く問答無用でおすすめ作品の1つです。

項目評価
ソロプレイのタイプミッション達成型(マザーシップ撃破)
ソロプレイのおすすめ度★★★★★★★★★★(10/10点)
多人数プレイのおすすめ度
ソロプレイの難易度普通
ソロプレイのリプレイ性★★★★☆(10回以上遊べる)

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3位:バレット

プレイ人数1~4人
プレイ時間10~20分
対象年齢13歳以上
ジャンル協力、ボス、リアルタイム、チキンレース

バレットは、弾幕系シューティングゲームに着想を得た作品で、如何に自陣の弾幕を消してダメージを回避して、逆に相手に押し付けるかというボードゲームです。ぷよぷよのような落ちモノ系ゲームにもテイストは似ています。

3分間の時間制限の中、リアルタイムで弾幕をバッグドローして手元のボードに配置し、配置された弾幕をキャラクターの固有能力で消していきます。弾幕がキャラクターまで到達するとダメージを受け、一定ダメージで脱落します。

基本セットには8体のキャラクターが収録されていますが、何れのキャラクターも弾幕を消すための能力が非常に個性的で面白くできており、プレイ感が全然違って楽しめます。

基本的には複数人を前提としたゲームになっていますが、ソロプレイとして、スコアアタックモードとボスモードが入っています。スコアアタックモードは、毎ラウンド増えていく弾幕に対してどこまで生き残れるか、ボスモードは、強力なボスを1人で倒せるか、というシステムになっています。

1人用おすすめとして紹介していますが、バレットはソロプレイだけではなくマルチプレイのサバイバル戦やボス戦やチーム戦も普通に面白くておすすめです。

いわゆる美少女系キャラクターしか出てこないゲームなので、見た目の好き嫌いがあるかもしれないですが、見た目だけで敬遠するには非常にもったいない位良いボードゲームだと思います。

プレイ時間は意外に短いので軽量級扱いでも良いかもしれませんが、しっかりしたプレイ感なので中量級扱いとしました。流石に公式の15分は嘘な気がしますが、結構あっさり終わります。

各種拡張も発売されておりソロプレイの人気作品になっています。

項目評価
ソロプレイのタイプ協力型、スコアアタック
ソロプレイのおすすめ度★★★★★★★★★☆(9/10点)
多人数プレイのおすすめ度★★★★★★★★★☆(9/10点)
ソロプレイの難易度難しい
ソロプレイのリプレイ性★★★★☆(10回以上遊べる)


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4位:パンデミック

プレイ人数2~4人
プレイ時間45分
対象年齢8歳以上
ジャンル協力型、ウィルス

パンデミックは、世界中に広がる4種類の病原体をプレイヤーが協力しながら抑え込んでいく協力型ボードゲームの金字塔作品です。

ウィルスが世界中に広がっていくのを抑え込みつつ、全てのワクチンを作ることが出来ればプレイヤーの勝ち。ウィルスが世界中にまん延してしまったらプレイヤーの負け。というウィルス対人類の戦いになっています。

ソロプレイとしては、基本セットで1人で2キャラクター操作するプレイでも面白いですし、拡張2「科学の砦」で1人1キャラクターでプレイ可能になるモードが入っているので、そちらを導入することでも楽しめます。

このパンデミックのベースシステムは非常に良くできており、今でもパンデミックの亜種ゲームが出続けています。「パンデミックイベリア」や「パンデミッククトゥルフ」など、パンデミック亜種も普通にソロで楽しめます。

パンデミックを遊んでいて思うのは、協力型はソロプレイボードゲームとの相性が抜群で、やはり面白いということですね。

1人で考えるか2人以上で考えるかの違いなので、協力型ボードゲームは、1人でも比較的満足度が高い傾向にあります。

実は海外ではパンデミックレガシーもソロプレイで人気があります。私はレガシーは4人プレイでクリアしてしまいましたが、レガシーは無茶苦茶面白いです。今後マルチでレガシーをプレイすることが無いのであれば、ソロで手を出してみるのもおすすめです。じっくりゆっくり遊ぶことで、まさに映画のようなプレイ感が楽しめると思います。

項目評価
ソロプレイのタイプ協力型
ソロプレイのおすすめ度★★★★★★★★☆☆(8/10点)
多人数プレイのおすすめ度★★★★★★★★☆☆(8/10点)
ソロプレイの難易度やや難しい
ソロプレイのリプレイ性★★★★☆(10回以上遊べる)

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5位:ギルドオブマーチャントエクスプローラーズ

プレイ人数1~4人
プレイ時間45分
対象年齢14歳以上
ジャンル紙ペンゲーム、開拓・建築・航海

ザ・ギルドオブ・マーチャント・エクスプローラーズは、未開の地の探索をテーマにしたボードゲームです。

全プレイヤーが内容が同じ地図を1つ受け取り、毎ターン提示される共通のカードに書かれたマス(平地・砂漠・海、など)を、各プレイヤーが好きに探索していきます。探索度合いに応じて様々な得点方法が用意されています。

2024年のドイツ年間ゲーム賞エキスパート部門のノミネート作品です。

ラウンド1などは全然探索が進まず、これで本当に得点できるのか不安になるのですが、拠点を建てたり、探索スキルが上がることで、後半徐々に探索範囲が広まっていき、得点が増えていきます。マップ開拓の選択肢は無数にあるので一本道になることは無く悩ましくできています。

プレイ時間が短い割にプレイの満足度も高く優秀な作品だと思います。

ソロプレイ時のルールは、スコアアタック形式でゲーム終了までに目標点に到達することがクリア条件です。目標カードが一定時間で無くなっていく特殊ルール以外は、通常の複数人プレイ時と変化はありません。

ソロでもマルチでもしっかり楽しめる良作で、問答無用でおすすめな作品の1つですね。

項目評価
ソロプレイのタイプ紙ペン、スコアアタック
ソロプレイのおすすめ度★★★★★★★★☆☆(8/10点)
多人数プレイのおすすめ度★★★★★★★★★★(10/10点)
ソロプレイの難易度普通
ソロプレイのリプレイ性★★★★☆(10回以上遊べる)

6位:カスカディア

プレイ人数1~4人
プレイ時間30~45分
対象年齢14歳以上
ジャンルタイル配置、パズル

カスカディアは、動物の生息をテーマにしたタイル配置系のボードゲームです。

「住む場所」と「住む動物」という組み合わせの2層パズルが特徴で、場所タイルか動物コマか、どちらのパズルを優先するかが悩ましくできています。

2022年のドイツ年間ゲーム賞の大賞を受賞しています。

シンプルなルールに悩ましい2層パズルの選択が面白く、本作がかなり好きな人は多いんじゃないでしょうか。私も何度も何度も遊んでいます。

動物の得点方法も複数種類用意されているため、毎回新鮮にプレイできてリプレイ性もしっかり高いですね。

ソロプレイ用には、キャンペーンモードが用意されており、キャンペーンモードのゴールを目指して15種類のミッションをこなしていくゲームになります。

元々がパズル系のゲームなので、一人でもじっくり楽しめる作品になっています。ソロもマルチもおすすめの作品です。

項目評価
ソロプレイのタイプパズル、スコアアタック
ソロプレイのおすすめ度★★★★★★★☆☆☆(7/10点)
多人数プレイのおすすめ度★★★★★★★★☆☆(8/10点)
ソロプレイの難易度普通
ソロプレイのリプレイ性★★★★☆(10回以上遊べる)

7位:アンドーンテッド・ノルマンディー・プラス

プレイ人数1~4人
プレイ時間45~60分
対象年齢14歳以上
ジャンルエリアマジョリティ、ダイスロール、デッキ構築、非対称

アンドーンテッドノルマンディープラスは、ノルマンディー上陸作戦をベースにした、デッキ構築型のウォーゲームです。

カードをデッキに含めることで、歩兵・偵察兵・狙撃兵・戦車など、カードに合わせた兵力が場に登場し、陣取り合戦が始まります。陣地を一定以上確保した方の勝ちというゲームです。

アンドーンテッドノルマンディーは、元々2人専用ボードゲームですが、日本語版は「プラス」の名前の通り拡張の1部が最初から入っており、1人戦、4人戦用のルールが入ったオリジナルバージョンになっています。

シナリオ毎にマップと舞台とサプライとデッキを用意して、米軍かドイツ軍に分かれてプレイするゲームになっています。そのシナリオが合計15個以上入っています。陣営によってルールが非対称になっているので、逆側陣営でもまた楽しめるようになっています。

ソロプレイ時は自分が選択しなかった陣営のオートマを相手にプレイすることになります。オートマは中々手ごわい設計になっており、油断すると簡単に負けてしまいます。

オートマ相手なので実際のプレイヤーと相対しているようなプレイ感になるのが非常に楽しいですね。シナリオとその陣営によってオートマの動きが変わるといった中々頑張ったシステムになっています。

1点注意点としては、ゲームが収束しやすいように、「支配」のルールが海外英語版では変更されているので注意しましょう。

項目評価
ソロプレイのタイプオートマ、シナリオ
ソロプレイのおすすめ度★★★★★★★☆☆☆(7/10点)
多人数プレイのおすすめ度★★★★★★★★☆☆(8/10点)
ソロプレイの難易度やや難しい
ソロプレイのリプレイ性★★★★☆(10回以上遊べる)

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8位:クアント

プレイ人数1~3人
プレイ時間60~120分
対象年齢10歳以上
ジャンル怪獣、タワーディフェンス

クアントは、世界の都市に迫りくる怪獣を一定期間で撃退することを目指すタワーディフェンス系のボードゲームです。

アークライトさんから発売されているカイジュウオンジアースシリーズで初の1人専用のボードゲームです。

どことなくシェフィに似たシステムです(作者が同じ)。徐々に増えてくる敵が、都市限界数だけ増えてしまうとその都市が壊滅してしまいます。そのため、攻撃して敵の数を減らしていくのですが、敵は合体して1→3→10・・・と、倒しづらい強さの敵に進化していきます。

また、各敵は特殊効果を持っていて、その能力でプレイヤーを苦しめてきます。

最初は文字数が多いカードなど慣れずに、プレイ時間が1~2時間と結構かかりましたが、慣れてくるとサクサクと遊べて、1プレイ30分~60分位になってきます。

また、最初は難易度が高すぎる気がしていましたが、遊ぶにつれてカードの使い方、コツみたいなものがわかってきて、そこからは勝率がかなり上がりました。

日本国内メーカー発ということで、コンポーネント類も結構こだわりのある作りになっていて、ソロプレイ好きなら楽しめるボードゲームですね。

実は2,3人でも遊べるような特殊ルールがついていて、1人プレイの面白さをそのままに、良い感じに頭を悩ませてくれる協力ゲームになります。1人も楽しいですが、2,3人で協力しながら遊ぶのも盛り上がっておすすめです。

項目評価
ソロプレイのタイプミッション達成型(都市を守り切る)
ソロプレイのおすすめ度★★★★★★★☆☆☆(7/10点)
多人数プレイのおすすめ度★★★★★★★☆☆☆(7/10点)
ソロプレイの難易度難しい
ソロプレイのリプレイ性★★★☆☆(5回以上遊べる)

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9位:ブルゴーニュの城

プレイ人数1~4人
プレイ時間60~100分
対象年齢12歳以上
ジャンルタイル配置、ダイスロール、セットコレクション

ブルゴーニュの城は、2つのダイスを振って出た目に応じて、場のタイルを獲得したり、獲得したタイルを自分のボードに配置したりして得点を稼ぐダイスゲームです。

BGGランキング20位以内と世界的に非常に評価は高く、私も大好きな作品です。

基本はダイスゲームですが、ダイスの出目をうまく調整する手段が用意されており、そこまで運ゲームと思わせないのが良いポイントですね。運と実力のバランスが良い。

ブルゴーニュの城は2~4人用ボードゲームなのですが、最近入手可能な「20周年記念版」や「ブルゴーニュプラス」には、過去世に出ていたブルゴーニュの拡張が沢山入っており、その中の1つにソロプレイ用拡張が入っています。

ソロプレイモードの目的は、自分のボードの全てのマスにタイルを埋めることですが、そのルールだと意味がなさそうな勝利点獲得行動も、一定数勝利点を稼ぐとオールマイティタイルがもらえるなど、上手く勝利点要素をタイル配置に還元していて、普通に複数人プレイでブルゴーニュの城を遊んでいるかのようなプレイ感で面白いですね。

ソロも面白いですしマルチも面白い。これをGETしない理由はないですね。

ソロ用シートは表裏あり、難易度が2種類用意されています。

項目評価
ソロプレイのタイプミッション達成型(タイルを置ききる)
ソロプレイのおすすめ度★★★★★★★☆☆☆(7/10点)
多人数プレイのおすすめ度★★★★★★★★★☆(9/10点)
ソロプレイの難易度普通
ソロプレイのリプレイ性★★☆☆☆(2回以上遊べる)

10位:ワンデッキダンジョン

プレイ人数1~2人
プレイ時間30~45分
対象年齢14歳以上
ジャンルダンジョン、ダイス、成長

ワンデッキダンジョンは、ダンジョンに潜りつつキャラクターを鍛えていき、最奥に待ち構えるボスを倒すことが目的のボードゲームです。ダンジョン探索という非常にワクワクするテーマになっています。

敵との戦闘はダイスロールで行い、出た目を使って敵を倒したり、逆にダメージを受けたりします。倒した敵のカードはそのまま「経験値」「武器」「特殊能力」の何れかに1つとして割り振れるという点が、本作の特徴の1つになっています。

ダンジョンを進んでいき敵を倒し、キャラクターを鍛えていき、最後に強力なボス戦で鍛えた全ての力をぶつけて戦います。

私はこのゲーム大好きで何度もプレイしているのですが、本作はまさにダイスゲームという感じで、ダンジョンに30分近く潜って鍛えたキャラクターが、いざラストのボス戦で、ダイスの出目が悪くて一撃死するなんてこともあります(笑)。もちろんダイス目を調整できる特殊スキルは沢山用意されているので、それらを駆使して何とかなることもあるのですが、そういうスキルが得られるかも含めて運要素はある程度あります。

幸いキャラクターを鍛えていくキャンペーンモードが入っていて、そちらは難易度が良い感じに下がるようになっているので、プレイするならそちらで遊んだ方が良いですね。

キャンペーンモードや各種能力やキャラクター、潜るダンジョンなど、様々な要素が盛りだくさんです。箱のサイズはそこまで大きくないがリプレイ性はかなり高いゲームです。

ワンデッキダンジョンはソロ専用ボードゲームでそれなりに知名度が高い作品ですが、残念ながら日本語化されていません。遊ぶのであれば英語版必須になります。そこまで難しい英語ではないので気になる方は是非遊んでみてほしいですね。

一応2人プレイも可能ですが非常にイマイチなので、本作はソロプレイ専用ゲームと割り切って遊ぶのが良いでしょう。

項目評価
ソロプレイのタイプミッション達成型(ダンジョン踏破)
ソロプレイのおすすめ度★★★★★★★☆☆☆(7/10点)
多人数プレイのおすすめ度
ソロプレイの難易度難しい
ソロプレイのリプレイ性★★★★☆(10回以上遊べる)

11位:EXIT:脱出・ザ・ゲームシリーズ

プレイ人数1~6人
プレイ時間45~90分
対象年齢12歳以上
ジャンル謎解き、脱出、協力

EXIT:脱出・ザ・ゲームは、名前の通り謎解き脱出系のボードゲームです。ドイツ年間ゲーム賞のエキスパート部門大賞を受賞しています。

物理的にコンポーネントを破壊する必要があるという中々凄い作りになっており、物理的に1回しか遊べない系ボードゲームになっていますが、この謎解き体験はここだけのものです。謎の質としては各種謎解きボードゲームの中ではピカイチだと思います。やや理不尽なものもたまにありますが。

謎解き・脱出ゲーム系は基本的に全てソロプレイ可能な作りになっています。協力せずとも1人で全て謎を解き明かせばよいわけです。本作も当然ソロプレイが可能で、シリーズも拡張がガンガン日本語化され出ている状態で人気がうかがえます。

私はこのシリーズは発売される度に買っているのですが、毎回詰まってかなりイライラさせられる作品です(笑)。初めて始めるのであれば、難易度が簡単となっているシリーズからプレイすることをお勧めします。

「荒れ果てた小屋」は満足度の高いわかりやすい謎解きボードゲームになっています。まずはここから。面白いと思ったら先の拡張に手を出すのが良いと思います。

項目評価
ソロプレイのタイプ謎解き系
ソロプレイのおすすめ度★★★★★★★☆☆☆(7/10点)
多人数プレイのおすすめ度★★★★★★★☆☆☆(7/10点)
ソロプレイの難易度かなり難しい
ソロプレイのリプレイ性★☆☆☆☆(1回のみ遊べる)

12位:オルレアン:侵略拡張入り

プレイ人数1~4人
プレイ時間90分
対象年齢12歳以上
ジャンルバッグビルディング

オルレアンは、個人個人が持つバッグの中にコマを入れていき、そのコマを毎ラウンド一定枚数ドローして、盤面に影響を与えていくバッグビルディングが特徴のボードゲームです。

バックビルディングと言えばこのゲームで、今でもかなり根強い人気のあるボードゲームです。

オルレアンは基本ゲームからかなり面白い作品ですが、拡張1「侵略」にはソロプレイ可能になるシナリオが3つほど入っています。

シナリオ3つは、何れもソロプレイながらオルレアンで遊んでいる感じがして面白いです。ただ、2つ目のシナリオは初期配置でクリア可否が決まるくらい、ちょっとやりすぎな難易度なので、クリアするにはズル必須だと思います。

個々のシナリオはしっかりオルレアンしている感があって中々面白いのですが、1度クリアした後は何度も何度も挑戦するものでもないのがやや残念ですかね。もちろんたまにやると面白いのは間違いないのですが。

同じようにソロ用シナリオだけで出してくれると嬉しいが中々難しそうです。

ソロプレイのためだけにこのゲームを買うのは若干勿体ない気がしますが、マルチプレイも非常に面白いので、GETしておいて損はないボードゲームの1つだと思います。

項目評価
ソロプレイのタイプミッション達成型(シナリオ次第)
ソロプレイのおすすめ度★★★★★★★☆☆☆(7/10点)
多人数プレイのおすすめ度★★★★★★★★☆☆(8/10点)
ソロプレイの難易度やや難しい
ソロプレイのリプレイ性★★☆☆☆(2回以上遊べる)

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13位:Welcome To

プレイ人数1~100人
プレイ時間25分
対象年齢10歳以上
ジャンル紙ペン

Welcome Toは、アメリカの住宅建築予定地に、戸建て住宅を建築して得点を稼ぐテーマの紙ペンゲームです。

全プレイヤー共通の、場の3つのカードから1つを選択し、選択した数字は手元のシートに左から右に昇順に記入していき、特殊効果の森林やプールなどがあればチェックしていき、追加得点を稼井で行きます。

複数あるゲーム終了条件が満たされた際に、最も得点を稼いでいるプレイヤーが勝ち。

全員が同じ選択肢でプレイしているにもかかわらず、結果として完成する街並みや得られる得点が全然違ってくるのがまさに紙ペンゲームという感じです。

このWelcome Toシリーズは、紙ペンゲームの中で私はかなり好きな作品で、ソロでもマルチでも未だに何度も遊んでいます。ソロプレイ時はゲーム終了トリガーが引かれるまでにできるだけ高得点になるように街づくりを行うゲームになります

用紙は100枚入っており、Webから追加で印刷もできますが、気になる方は数枚ラミネート加工してホワイトボードマーカーで描いたり消したりすると、紙を消費せずに何度でも遊べるようになります。

自分だけの街を作る楽しさがありお勧めです。

項目評価
ソロプレイのタイプ紙ペン、スコアアタック
ソロプレイのおすすめ度★★★★★★★☆☆☆(7/10点)
多人数プレイのおすすめ度★★★★★★★★☆☆(8/10点)
ソロプレイの難易度普通
ソロプレイのリプレイ性★★★★☆(10回以上遊べる)

14位:アグリコラ:リバイズドエディション

プレイ人数1~4人
プレイ時間30~120分
対象年齢12歳以上
ジャンルワーカープレイスメント、農場経営

アグリコラ:リバイズドエディションは、いまだに中毒者が大量にいるワーカープレイスメントシステムの代表作です。プレイヤーは農場牧場を運営して徐々に発展させていきます。

毎ラウンドのアクションは1名先勝ちというワーカープレイスメントが特徴のゲームですが、大量に用意された職業・進歩カードによるコンボや効率化が面白すぎて、抜群のリプレイ性を誇ります。

ソロプレイはスコアアタックモードになり、通常プレイより食料がきつくなり、更に一部カードが使えなくなるなど、マルチプレイとは全然違うプレイ感になります。ワーカープレイスメント特有のままならなさは一切なく、ソロの楽しさはちょっと違うところにある感じです。

職業カードはある程度使えるのでそこのリプレイ性は高いのと、マルチに向けた職業カードの使い方練習などには良いかもしれません。また、このスコアアタックが好きという人は意外に多いので、好みが分かれるところかもしれません。

項目評価
ソロプレイのタイプスコアアタック
ソロプレイのおすすめ度★★★★★★☆☆☆☆(6/10点)
多人数プレイのおすすめ度★★★★★★★★☆☆(8/10点)
ソロプレイの難易度簡単
ソロプレイのリプレイ性★★★☆☆(5回以上遊べる)

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15位:ディテクティブ:シーズン1

プレイ人数1~5人
プレイ時間90~120分
対象年齢12歳以上
ジャンル謎解き、協力型

ディテクティブは、謎解き、推理もののボードゲームです。

実際のディテクティブのゲームデータベースにWebサイトからアクセスして、犯人の手掛かりを探したり、担当職員と動画で面談したりと、今風の仕組みが色々入っています。

行動回数制限があり、その制限内で事件の真実にたどり着いて、見事犯人を当てることが出来ればクリアとなります。

「ウィングスパン」とドイツゲーム大賞エキスパート部門を競った候補作「ディテクティブ」をより簡単に遊べるようにした独立作品になっていて、本作には3つの事件が含まれています。

謎がわかるとネタバレになってしまう作品ではありますが、シナリオ内のルートが複数あるので、次は別のルートでアプローチしてみるのも普通に面白い・・・かも。

時間内に情報を集めて推理していく必要があるため、1回のプレイでは全ての情報を集めることはできないようになってます。

謎解き系ボードゲームとしてソロプレイをしっかり楽しめました。謎解き系が好きな方にはお勧めです。

項目評価
ソロプレイのタイプ謎解き系
ソロプレイのおすすめ度★★★★★★☆☆☆☆(6/10点)
多人数プレイのおすすめ度★★★★★★☆☆☆☆(6/10点)
ソロプレイの難易度普通
ソロプレイのリプレイ性★☆☆☆☆(1回のみ遊べる)

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16位:ラストオーロラ

プレイ人数1~4人
プレイ時間60~90分
対象年齢14歳以上
ジャンルレース、ワーカープレイスメント

ラストオーロラは、北斗の拳のような世紀末な世界でヒャッハーするボードゲームです。

北斗の拳やマッドマックスのような感じの世界観。ロケランやバルカン砲を積んだ車両で、ヒャッハーしてくる軍団を撃墜してラストオーロラ号に到着することを目指すレースゲームになっています。

ガソリンを積んで移動したり、武器を積んで攻撃したり、車両を増やして人を沢山載せたり、そんな感じでひたすら遠くのオーロラ号にたどり着くことを目指すすごろく…では無いですがレースゲームです。

発想や見た目は非常に良い作品なのですが、如何せんバランスが大味で、所謂典型的なアメリカ系ゲームという感じになっています。カードの見た目やルールが良くも悪くも如何にもアメリカンで、強化した凄い見た目の武器を積んだ車で、襲ってくる夜盗を撃退するのは最高に面白いです。

基本セットには、最初から拡張が複数入っていて、ソロモードもその拡張の1つです。ソロモードでは自分1人だけで目的のオーロラ号にたどり着かなければならず、敵の攻撃はなぜかソロプレイ時の方が苛烈で中々クリアできない難しい難易度になっています。その分武装が楽しめるということです。

マッドマックスのような最高にガチャガチャした見た目の車作りに興味があるならドンピシャの作品です(笑)。

項目評価
ソロプレイのタイプミッション達成型(オーロラ号にたどり着く)
ソロプレイのおすすめ度★★★★★★☆☆☆☆(6/10点)
多人数プレイのおすすめ度★★★★★☆☆☆☆☆(5/10点)
ソロプレイの難易度難しい
ソロプレイのリプレイ性★★☆☆☆(2回以上遊べる)

17位:12季節の魔法使い

プレイ人数2~4人
プレイ時間60分
対象年齢14歳以上
ジャンルダイスロール、カード配置

12季節の魔法使いは、12季節の3年間で魔力を高めてその鍛錬度合いを競うというテーマのボードゲームです。

拡大再生産に寄与したり、勝利点のみ得られたり、相手を妨害したり、100種類近いユニークな能力カードが登場し、それらを駆使して高得点を目指します。

多様なカードがシステムのベースとなっており、TCGが好きな人にはかなり刺さると思います。

基本的には2人プレイベストなボードゲームですが、有志のバリアントルールでソロプレイが可能になります。ソロプレイルールだと一部カードは意味がなくなってしまいますが、それなりに遊べて面白いですね。

拡張も2つ出ており、それぞれカードが大量に追加されるので、合わせての購入がおすすめです。

項目評価
ソロプレイのタイプオートマとの対戦
ソロプレイのおすすめ度★★★★★★☆☆☆☆(6/10点)
多人数プレイのおすすめ度★★★★★★★★★☆(9/10点)
ソロプレイの難易度簡単
ソロプレイのリプレイ性★★☆☆☆(2回以上遊べる)

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18位:エルドラドを探して

プレイ人数2~4人
プレイ時間30~60分
対象年齢10歳以上
ジャンルデッキ構築、レース

エルドラドを探しては、ライナークニツィアさんのデッキ構築型のレースゲームで、ドイツ年間ボードゲーム大賞ノミネート作品です。

デッキを構築しながら未開の地を進んでいき、エルドラドにいち早くたどり着いたプレイヤーが勝ち。

デッキ構築系ボードゲームの中でも非常に面白いおすすめ作品の1つです。通常2~4人プレイ用ですが、有志のバリアントルールを入れることでソロプレイも可能になっています。これが結構良くできていてエルドラドでデッキ構築してレースしている感じで楽しめます。

項目評価
ソロプレイのタイプオートマとの対戦
ソロプレイのおすすめ度★★★★★★☆☆☆☆(6/10点)
多人数プレイのおすすめ度★★★★★★★★★☆(9/10点)
ソロプレイの難易度簡単
ソロプレイのリプレイ性★★☆☆☆(2回以上遊べる)

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【重量級】1人でガッツリ遊びたい方におすすめ! 1人でも遊べるソロプレイ向きおすすめボードゲーム

兎に角ガッツリボードゲームを1人で楽しみたい方向けのおすすめボードゲームです。

プレイ時間長い(90分以上)
プレイ感重い(じっくり考える必要がある)
ルール複雑(30分位は理解に必要)

このようなボードゲームを時間がかかってでも楽しみたいという方には非常におすすめです。

しっかりとしたプレイ感のボードゲームが好きで、1人プレイが好きな人は、最終的にはこの重量級に手を出すことになると思います。

濃厚なプレイ感のボードゲームが待っています。

1位:スピリットアイランド

プレイ人数1~4人
プレイ時間90~120分
対象年齢13歳以上
ジャンル協力型、タワーディフェンス、固有能力

スピリットアイランドは、島を守る精霊の1体となり、他プレイヤーと協力しながら島への入植者を撃退していく協力型ボードゲームです。

タワーディフェンスにも例えられるゲームで、毎ラウンド大量に島に迫りくる入植者たちの行動を先読みしながら、精霊の能力を駆使して立ち回っていきます。敵を撃退したら勝ち。島が一定以上荒らされたら負け。

攻撃的な精霊、防御的な精霊、補助的な精霊など。使用する精霊によってプレイ感、立ち回りが全く異なるのが特徴です。

プレイ人数によってゲームがしっかりスケールするようになっており、ソロプレイでも複数人プレイ時の楽しさをしっかり味わえます。

個人的に大好きで一押しのゲーム。個人的なソロプレイ向き重ゲー部門の1位です。海外のソロプレイおすすめランキングでも発売以降ずっと1位の作品。 数手先を読んで手を打つといった頭を使ったプレイが好きな方ならドンピシャです。

運と実力のバランスも素晴らしく、運要素もありますが、多くはプレイヤーのウデがものを言います。逆に言えば、適当にプレイしているとかなりの確率で失敗します。

リプレイ性も抜群に高く、大量の精霊によるプレイ感の違いや、大量の能力カード、難易度調整方法の数々など、誇張なしに100回以上遊べるボードゲームです。 拡張も何作も出ており何れも魅力的なのでスピリットアイランド好きなら必買です。

ボードゲームのソロプレイが好きな方は、何を差し置いても真っ先に購入するべき作品がこのスピリットアイランドですね。日本語版は1万円近くしますが、値段だけの価値はあると断言できますし、これ以上面白いソロプレイボードゲームはほぼありません。超おすすめです。

項目評価
ソロプレイのタイプ協力型
ソロプレイのおすすめ度★★★★★★★★★★(10/10点)
多人数プレイのおすすめ度★★★★★★★★★★(10/10点)
ソロプレイの難易度かなり難しい
ソロプレイのリプレイ性★★★★★(100回以上遊べる)

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2位:グルームヘイヴン

プレイ人数1~4人
プレイ時間90~150分
対象年齢12歳以上
ジャンル協力型、レガシー、RPG、シナリオ、キャラクター育成

グルームヘイヴンは、プレイヤー達は雇われの傭兵の1人として集い、協力しながらグルームヘイヴンの世界で成長していく、RPGチックなレガシー系ボードゲームです。

物理的な重量は10KGでお値段3万円とすさまじい重さのボードゲームです。

要素が大量に盛られたアメリカンな部分と、頭を使う戦略的なユーロな部分と、良いとこどりしたまさにトップにふさわしい超大作。

シナリオは100近く用意されており、ランダムダンジョンなんかも作れるため、クリアまで相当時間がかかります。

キャラクターが成長する度に新しい能力を得たり、宝箱から新しい道具が得られたり、新しいキャラクターが仲間に入ったり。兎に角プレイ毎のワクワク感がもの凄い作品です。

私は複数人プレイとソロプレイそれぞれやりましたが、ソロプレイも段違いに面白いですね。1プレイ2時間かかるシナリオをストーリー分岐もしながら、永遠とクリアまで進めていく感じになります

1人2キャラクタープレイでも良いですし、1人3キャラクタープレイなども時間はかかりますが、無茶苦茶面白いです。

重くて場所をとるという欠点だけが人を選ぶ要素ですが、それ以外は一度プレイすると病みつきになる面白さです。

品薄気味のため、このゲームが気になっているソロボードゲーム好きな方は、迷わずGETすることをお勧めします。

遊びやすくした独立拡張のグルームヘイヴン:獅子のあぎとや、続編であるフロストヘイヴンも発売されており、そちらも同様に面白いのでおすすめです。

項目評価
ソロプレイのタイプ協力型、シナリオ
ソロプレイのおすすめ度★★★★★★★★★★(10/10点)
多人数プレイのおすすめ度★★★★★★★★★★(10/10点)
ソロプレイの難易度難しい
ソロプレイのリプレイ性★★★★★(100回以上遊べる)

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3位:スレイザスパイア

プレイ人数1~4人
プレイ時間60~90分
対象年齢12歳以上
ジャンルデッキ構築、協力型

スレイザスパイアは、同名のデジタルゲームをボードゲームに逆輸入したデッキ構築型の協力型ボードゲームです。

デッキを構築して、ダンジョンを進んでいき、遭遇した敵やイベントをこなすことで更にキャラクターを強化し、最終的に3つある階層のボス全てを撃破することを目指します。

同じカードを強化可能というシステムが特徴で、ボードゲーム版にも取り入れられています(スリーブに入ったカードを裏返すと強化能力になる)。

デジタル版は完全に1人専用だったのですが、ボードゲーム版は4人まで同時に遊べる協力型になったのが特徴です。

デッキ構築という少人数向きなシステムを搭載されている本作が面白くないわけがありません。

元々1人プレイ用だったゲームなので、1人プレイでもしっかり楽しめます。敵の難易度はプレイ人数に応じてスケールするように出来ており、多人数プレイ同様の楽しさを味わえます

プレイ実績に応じた解放要素や難易度調整モードも用意されており、ソロプレイで何度も何度も遊びたくなる魅力を持った作品です。

項目評価
ソロプレイのタイプ協力型
ソロプレイのおすすめ度★★★★★★★★★★(10/10点)
多人数プレイのおすすめ度★★★★★★★★★★(10/10点)
ソロプレイの難易度やや難しい
ソロプレイのリプレイ性★★★★★(100回以上遊べる)

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4位:スリーピングゴッズ

プレイ人数1~4人
プレイ時間60~2500分
対象年齢13歳以上
ジャンルストーリー、協力型、シナリオ、探索

スリーピングゴッズは、元の世界に戻るために異世界を船で探索するパーティ一行を描いた、オープンワールド型のRPG系アドベンチャーボードゲームです。

ゲーム開始時から自由にマップの至る所を探索できるようになっていて、探索時はシナリオブックから何が起きるかを朗読して話を進めていきます。

「洞窟を進んでいくと骸骨が横たわっている。胸ポケットに何かが見えるが漁りますか?」とか。

「北の山のふもとで村が山賊に襲われている。急いで助けに行ってほしい」とか。

「南の崖には近づくな」とか。

分厚いシナリオブックには、ものすごい数のパラグラフが用意されていて、イベントとその選択毎に怒涛の展開が待ち構えています。

探索した場所や選択、持っているフラグ次第で、ストーリーが進み、その後の展開ががらりと変わってきます。

このゲームの目的は元の世界に戻ることで、そのためには世界中にちりばめられた遺物「トーテム」を沢山集める必要があります。一体いつGET出来るのかとトーテム探しを進めていくことになります。

スリーピングゴッズは、探索要素が最高にワクワクするのですが、戦闘もしっかり練られていて、遊んでいて楽しいですし、レベルやアイテムの概念があるので、プレイヤーキャラクターが徐々に強くなっていく実感があります。所謂RPGチックな楽しさもありますね。

探索目的である「トーテム」も、お飾りではなくチート級の能力を持ったアイテムなので、プレイヤーが強いモチベーションでトーテムを集めたくなるように上手く出来ています。

拡張2作品も同時発売されており、マップが純粋に増えるシンプルな拡張や、探索がシナリオブック朗読ではなく、独立したダンジョンを探索することになるダンジョン拡張が出ていて、何れの拡張もしっかりスリーピングゴッズの世界を広げてくれて楽しめます。必買レベルです。

プレイ人数も1~4人対応で、プレイ人数が増えるにつれて難易度が上がる代わりに、行動のエネルギーのようなトークンを多く獲得できるようになっていて、それによりプレイ人数間のバランスが取られています

しっかり面白くソロプレイのお気に入り作品の1つとなりました。おすすめです。

項目評価
ソロプレイのタイプ協力型、シナリオ
ソロプレイのおすすめ度★★★★★★★★★★(10/10点)
多人数プレイのおすすめ度★★★★★★★★★★(10/10点)
ソロプレイの難易度普通
ソロプレイのリプレイ性★★★★☆(10回以上遊べる)

オープンワールドボードゲームスリーピングゴッズ日本語版、拡張2種類

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5位:リバイブ

プレイ人数1~4人
プレイ時間90~120分
対象年齢14歳以上
ジャンルデッキ構築

リバイブは、ポストアポカリプスをテーマにしたエンジンビルド・テックツリー・拡大再生産系のボードゲームです。

カードを使うと資源が手に入り、その資源を使って領地を拡大し、自身の能力が強化され、更に大量の資源を得られるようになっていく。

拡大再生産的な要素で、中盤以降に気持ちよくガンガンコンボできるのが非常に爽快な作品です。

このボードゲームは私のソロプレイの価値観を大きく変えてくれた作品ですね。

スコアアタック系のソロプレイのボードゲームって、複数人で遊ぶ時とプレイ感が大きく変わることが多く、正直私はそこまで好きではありませんでした。

このリバイブのソロプレイは、スコアアタック系ボードゲームなのですが、元々がソロプレイ感が強いからなのか、何度遊んでもかなり楽しめますね。ソロプレイは1プレイ1時間以上かかりますが、購入してから10回位はあっという間に遊んでしまいました。

流石にマルチプレイ時と比べるとノビノビやれるため、プレイ感の違いは出ますが、それでも1人プレイがここまで面白いとは。

一応全5回のプチキャンペーンが入っており、徐々にゲーム内の要素が解放されていくのも、ワクワク感があって面白い。

コンポーネントも非常にリッチで言うことなしです。

この作品は間違いなく1人プレイでおすすめ作品の1つです。

項目評価
ソロプレイのタイプスコアアタック
ソロプレイのおすすめ度★★★★★★★★★★(10/10点)
多人数プレイのおすすめ度★★★★★★★★★☆(9/10点)
ソロプレイの難易度普通
ソロプレイのリプレイ性★★★★☆(10回以上遊べる)

6位:テラフォーミングマーズ

プレイ人数1~5人
プレイ時間90~120分
対象年齢12歳以上
ジャンルハンドマネジメント、拡大再生産、タイル配置

テラフォーミングマーズは、火星を開拓して酸素・温度・海洋を高めて地球化するテーマの言わずもがなの名作ボードゲームです。

大量のユニークなカードや特徴的な能力を持つ大量の企業により、抜群のリプレイ性を誇ります。

当初テラフォーミングマーズは、そこまでソロプレイでハマったゲームではなかったのですが、何度も何度も遊んでいるうちに、カードバリエーションによるリプレイ性や拡大再生産の爽快感が、非常に面白いく感じるようになってきました。

ソロプレイの目的は一定時間内に、酸素・温度・海洋の全パラメータをMAXにすることなので、勝利点獲得系のアクションやカードは無意味になってしまいますが、それでも200枚以上の膨大なカードや企業によるリプレイ性が高く、ソロプレイでもしっかり拡大再生産していく面白さを感じられます

「プレリュード」と「ヴィーナスネクスト」を入れるとソロプレイが更に楽しくなるので、絶対に入れるべきですね。

項目評価
ソロプレイのタイプミッション達成型(テラフォーミング化)
ソロプレイのおすすめ度★★★★★★★★★☆(9/10点)
多人数プレイのおすすめ度★★★★★★★★★★(10/10点)
ソロプレイの難易度普通
ソロプレイのリプレイ性★★★★★(100回以上遊べる)

7位:デューンインペリウム

プレイ人数1~4人
プレイ時間60~120分
対象年齢13歳以上
ジャンルデッキ構築、ワーカープレイスメント、宇宙

デューンインペリウムは、デッキ構築型のワーカープレイスメントゲームです。

デッキ構築しながら、構築したカードを使って盤面でワーカーを配置して、勢力を拡大していきます。毎ラウンドプレイヤー間の戦闘が発生するのが特徴で、どの程度戦闘に戦力を割くのかが悩ましくなっています。勝者には相応のボーナスが入ります。

デューン砂の惑星という同名の映画をモチーフにしている作品ですが、色物感は全くなくボードゲームとしての完成度は高いです。

似たようなシステムを持ったボードゲームにアルナックがありますが、アルナックに比べるとデッキ構築要素が強めになっており、デューンインペリウムの方が、ドミニオンなどのデッキ構築ゲームに近いプレイ感で個人的には好みです。

ソロプレイはオートマとの戦いになっており、専用のルールに従って勢力を拡大してくるオートマと通常ルールで戦うことになります

デッキ構築はソロプレイとの相性抜群のシステムですが、このデューンのソロのオートマルールはかなり良くできており、ソロプレイでもマルチプレイに近いプレイ感が楽しめます。ソロプレイ好きな方にもかなりおすすめの作品です。

項目評価
ソロプレイのタイプオートマ
ソロプレイのおすすめ度★★★★★★★★★☆(9/10点)
多人数プレイのおすすめ度★★★★★★★★★☆(9/10点)
ソロプレイの難易度普通
ソロプレイのリプレイ性★★★★☆(10回以上遊べる)

>>デューンインペリウムの関連記事はこちら

8位:メイジナイト

プレイ人数1~5人
プレイ時間150分
対象年齢14歳以上
ジャンルデッキ構築、協力型、アドベンチャー

メイジナイトは、デッキ構築型のPRG系のボードゲームです。

デッキ構築しながらキャラクターを強化して、街を訪れて仲間を増やしたり、経験値貯めてLV上げたり、戦闘でモンスターを倒したり、ダンジョンもぐってアーティファクトを探したり、兎に角面白い要素が盛りだくさんです。

ソロプレイ、協力プレイ、対戦プレイ何れも可能です。スピリットアイランドに抜かれてしまいましたが、海外ではソロプレイ向きボードゲームの元NO1として名高い作品

このゲームは日本語版が出ておらず、遊ぶ場合は英語プレイ必須の作品ですが、ソロプレイは慣れると病みつきになる面白さなので、是非チャレンジしてみてください。

私はメイジナイトの英語版を持っていますが、日本語版は出てほしいですし出たら買いますが…流石に古い作品を今から日本語化は難しいと思いますね。

2018年末に基本セットと拡張3つが同梱されたメイジナイトアルティメットエディションが発売されています。今からメイジナイトの世界に入るならこれ一択です。特に拡張1に入っている「ヴォルケア将軍との戦い」ルールを入れると、ソロプレイがオートマとの戦いになり、更にソロプレイの楽しさが倍増します。

英語の難易度はそれなりに高いですが、それを乗り越えてでも楽しむだけの価値あるゲームだと思います。

項目評価
ソロプレイのタイプ協力型、オートマ
ソロプレイのおすすめ度★★★★★★★★★☆(9/10点)
多人数プレイのおすすめ度★★★★★★★☆☆☆(7/10点)
ソロプレイの難易度難しい
ソロプレイのリプレイ性★★★★★(100回以上遊べる)

9位:エルドリッチホラー

プレイ人数1~8人
プレイ時間120~240分
対象年齢14歳以上
ジャンル協力型、ダイスロール

エルドリッヂホラーは、クトゥルフ神話の世界を舞台に、プレイヤーたちが協力しながら、破滅に向かう世界の崩壊の危機を救う協力型ボードゲームです。

ダイスによる運要素と、大量のユニークなカードが登場する、いわゆるアメリカンなゲームなのですが、要素がとにかく非常にモリモリで何が起きても兎に角ワクワクさせてくれます。似たようなカードでも裏の効果が違ったりよくもまあここまでユニークな効果のものを作ったものだと感心します。

私が初めてソロプレイした重量級ボードゲームなのですが、非常に面白く感激したのを今でも覚えています。何度やってもソロプレイが楽しく濃厚で、まさにこういうソロプレイボードゲームがやりたかったんだ、と感激していましたね。

拡張も沢山出ていて、それらを入れることでかなり長いこと楽しめる作品になっています。

1人2キャラプレイで2時間、4キャラプレなどは実に4時間くらいかかりますが、非常に密度の濃いソロプレイボードゲームを堪能できます。4キャラプレイをじっくり時間かけて遊ぶのも面白いです。

このゲームは、当時かなり潤沢に出回っていたはずなのですが、最近は基本セットや拡張含めて品切れ状態が続いています。非常に濃厚で面白いので、ソロプレイ好きなら売られていたらGETしておくことをお勧めします。長らく品薄で再販された拡張1「失われた知識」も即入れるべきですね。

濃厚な重量級ボードゲームをソロでしっかり楽しみたいなら間違いなくお勧めです。かなり没頭すること間違いなしです。

項目評価
ソロプレイのタイプ協力型
ソロプレイのおすすめ度★★★★★★★★★☆(9/10点)
多人数プレイのおすすめ度★★★★★★★☆☆☆(7/10点)
ソロプレイの難易度かなり難しい
ソロプレイのリプレイ性★★★★★(100回以上遊べる)

10位:帝国の時代インペリウム

プレイ人数1~4人
プレイ時間60~120分
対象年齢14歳以上
ジャンルハンドマネジメント、デッキ構築、非対称

帝国の時代:インペリウム クラシックは、デッキ構築型のボードゲームです。8種類の特徴的な国家の1つを使ってデッキを構築し、自身の国家の国力を高めていきます

通常のデッキ構築のように全プレイヤー共通のサプライからカードを獲得するのですが、リシャッフルのタイミングで自国用の国家デッキからカードを獲得するのが特徴です。これにより各プレイヤー間で特徴的なデッキが出来上がっていきます。

帝国の時代:インペリウム・レジェンド、というルールは全く同じで別の8つの伝説な国家が入った作品も同時に発売されています。

インペリウムシリーズのソロプレイルールのシステムはオートマとの戦いになりますが、ソロ専用の分厚い説明書が入っているくらい気合が入っています。このゲームのソロプレイルールはオマケルールではなく完全にガチルールです。対戦するオートマは、各国家毎に特徴的にふるまうようになっており、かなり手ごわいです。

プレイ時間は長めでルールも若干わかりづらい点ありますが、慣れてくると非常に楽しめる作品です。

クラシックとレジェンドだと、レジェンドは癖の強い国家が多いので、まずは基本的な国家が多いクラシックから入るのがおすすめです。

項目評価
ソロプレイのタイプオートマ
ソロプレイのおすすめ度★★★★★★★★☆☆(8/10点)
多人数プレイのおすすめ度★★★★★★★★☆☆(8/10点)
ソロプレイの難易度やや難しい
ソロプレイのリプレイ性★★★★☆(10回以上遊べる)

>>帝国の時代インペリウムの関連記事はこちら

11位:ハドリアヌスの長城

プレイ人数1~6人
プレイ時間45~60分
対象年齢12歳以上
ジャンル紙ペン

ハドリアヌスの長城は、ハドリアヌスの長城の防衛をテーマにした重量級の紙ペンゲームです。

ペンを使って紙に記入して楽しむ「紙ペンゲーム」のジャンルの中では、最もプレイ時間のかかる重量級なゲームだと思いますが、その分かなり密度の濃いプレイを楽しむことが出来ます。

ピクト人の襲来から、街を守る長城を建築するのが目的で、その過程で防衛力を高めたり、街を発展させることで勝利点を稼いでいきます。

このゲームの大きな特徴・面白さは、資源を使って新しい資源を稼ぐ点です。手持ちの資源を使って盤面のマスを塗りつぶすと、その結果、新しい資源をもらえることが多いです。防衛力を強化したらコマが手に入る、そのコマを使って市場を強化したら、また別のコマが手に入る、これを使って・・・といった風に、連鎖が中々終わらず、何度も何度も資源が連鎖することで、かなり気持ちよくプレイできます。

他プレイヤーとのインタラクション要素はほぼなく、元々ソロプレイ専用みたいなゲームです。日本語版はソロ専用モードが同梱されており、全17のシナリオをクリアするべく遊んでいくことになります。毎回似たような戦法になると思いきや、何度でも繰り返し遊びたくなるくらいには面白くリプレイ性も高いですね。

重量級だけあって、しっかり考えてプレイすると、1人でプレイしても普通に90分位かかることもあります。

紙は200枚入っており、1人だと200回遊べるゲームになっています。最終的にはラミネート加工して何度も遊べるようにするのがおすすめです。

項目評価
ソロプレイのタイプ紙ペン、シナリオ
ソロプレイのおすすめ度★★★★★★★★☆☆(8/10点)
多人数プレイのおすすめ度★★★★★★★★★☆(9/10点)
ソロプレイの難易度普通
ソロプレイのリプレイ性★★★★☆(10回以上遊べる)

>>ハドリアヌスの長城の関連記事はこちら

12位:パレオ

プレイ人数1~4人
プレイ時間45~60分
対象年齢10歳以上
ジャンル協力型、シナリオ

パレオは、シナリオに応じて、協力しながら狩りをしたり道具を作ったりサバイバルしながら、マンモスの壁画を集めていくことが目的のボードゲームです。2021年のドイツ年間ボードゲーム大賞のエキスパート部門受賞作品。

協力型のサバイバル系ゲームで、苦しさやサバイバル感は「ロビンソン・クルーソー呪われし島の冒険」に若干近い感じがありますが、発売が新しいだけあって、パレオの方がもっとポップで緩い感じです。

特徴はシナリオ性になっている点で、複数のコンポーネントモジュールを組み合わせることで、他のシナリオとはテイストの違う面白いシナリオが出来上がる仕組みになっています。これが10シナリオ近く用意されています。

正直最初はイマイチ合わず面白くないと思っていましたが、何度か遊ぶうちに面白さに気づいて評価を見直した作品ですね。謎解き的な要素が入っているシナリオもあって、細かい工夫に感心します。

2~4人プレイとなっていますが、実質1人プレイでも可能で、ソロプレイも楽しめます。

項目評価
ソロプレイのタイプ協力型、シナリオ
ソロプレイのおすすめ度★★★★★★★★☆☆(8/10点)
多人数プレイのおすすめ度★★★★★★★★☆☆(8/10点)
ソロプレイの難易度難しい
ソロプレイのリプレイ性★★★☆☆(5回以上遊べる)

>>パレオの関連記事はこちら

13位:アンドールの伝説

プレイ人数1~4人
プレイ時間60~90分
対象年齢10歳以上
ジャンル協力型、シナリオ

アンドールの伝説は、ストーリーのある王道なRPGタイプの協力型ボードゲームです。

敵を倒し、キャラクターのLVを上げ、お金で道具を買い、時間内に目的を果たす。シナリオ毎に毎日何らかの特殊イベントが発生して、それがまたプレイ感に影響してワクワクします。

ドイツ年間ボードゲーム大賞のエキスパート部門大賞を受賞したことのある作品で、本場ドイツでは非常に人気の高い作品。過去には、放課後サイコロ倶楽部でも紹介されて、国内での知名度もかなり上がりました。

私は一時期ドイツ語の公式フォーラムを読み漁ってファンシナリオやファンキャラクターを参考にしていた位には、このボードゲームにドハマりしていました。RPGが好きで、敵を倒してLVを上げたり装備を整えたりしながらストーリーを進めるのが好きな人にはドストライクな作品だと思います。

基本セットはシナリオが5つ入っており、いくつかはリプレイ性もあるので何度も楽しめます。拡張を入れると更に様々なシナリオで楽しめるようになってます。キャラクターを増やす拡張やランダムシナリオシステムが搭載された拡張なんかも出ています。

ソロプレイは多くの人が賞賛するレベルで楽しいですし、マルチプレイもかなり盛り上がっておすすめな作品。かなり根強い人気の作品で、拡張はもちろんのこと、アンドールの名前を冠した亜種のボードゲームも沢山出ています。

項目評価
ソロプレイのタイプ協力型、シナリオ
ソロプレイのおすすめ度★★★★★★★★☆☆(8/10点)
多人数プレイのおすすめ度★★★★★★★★★★(10/10点)
ソロプレイの難易度難しい
ソロプレイのリプレイ性★★★☆☆(5回以上遊べる)

14位:ロビンソンクルーソー呪われし島の冒険

プレイ人数1~4人
プレイ時間60~120分
対象年齢14歳以上
ジャンル協力型、サバイバル

ロビンソンクルーソー呪われし島の冒険は、無人島でサバイバルする漂流者となって、島からの脱出を目指す協力型のボードゲームです。シナリオベースのゲームになっており、シナリオ次第で全然目的やルールが異なります。

無人島で住む場所を確保し、家を強化し、食料を確保し、道具を作成し、新しい土地を開拓し、ロビンソンクルーソーの名の通り、無人島でサバイバルするのが基本コンセプトになっていますが、シナリオ2以降はロビンソンクルーソーは全然関係ない内容で話が進んでいきます。キングコングシナリオなんて言うのも入ってます(笑)。

英語版が発売されたのは比較的前なのですが、何とアークライトさんから日本語版が発売されています。

難易度は非常に高く、中々クリアできないシナリオも多いですが、しっかり歯ごたえがあって楽しめます。

完全なソロ1人プレイルールも用意されているので、1人1キャラプレイは楽しいですし、1人2キャラプレイも楽しいのでおすすめですね。3キャラ以上だと狩りなど一部のアクションの重要性が変わってきます。

サバイバルなフレイバーが好きな方にはかなりおすすめです。

項目評価
ソロプレイのタイプ協力型、シナリオ
ソロプレイのおすすめ度★★★★★★★☆☆☆(7/10点)
多人数プレイのおすすめ度★★★★★★★★☆☆(8/10点)
ソロプレイの難易度かなり難しい
ソロプレイのリプレイ性★★★★☆(10回以上遊べる)

>>ロビンソンクルーソー呪われし島の冒険の関連記事はこちら

15位:ネモの戦い

プレイ人数1人
プレイ時間60~120分
対象年齢13歳以上
ジャンルアドベンチャー、ダイス、航海

ネモの戦いは、小説「海底2万里」をベースにしたボードゲームです。主人公はネモ船長となって、野望を達成するために、船を攻撃したり扇動したり、世界中で騒ぎを起こしていきます。

ゲーム内には多くのフレイバーがちりばめられていますが、フレイバーは全て小説のワンシーンから抜粋されています。

ネモの戦いは、マルチプレイ可能ではあるのですが、完全にオマケのようなルールになっているため、実質ソロプレイ専用のボードゲームです。

ソロプレイ専用ボードゲームとしては、最も大きなサイズのボードゲームです。

全てのアクションは大体何らかの得点につながっており、ゲーム終了時に一定点数以上を獲得すると、エンディングが「Trueエンド」「Badエンド」など変化するようになっています。

ダイスを振って成否が変わるダイスメインのゲームなのですが、運の調整は可能になっている点がポイントで、それなりに戦略性のあるゲームです。とは言っても、ダイスゲームはダイスゲームなので、運要素は比較的大きく出目に左右されてしまうことはよくある話。強敵との戦いでダイスの出目が最悪でボロボロになって、一気にゲームオーバーまっしぐらなんていうことも。

安定して何度も上手くいくプレイしている人いるのだろうか。

プレイ時間は何と2時間級。みっちりストーリーにのめりこんで楽しめる、ソロプレイボードゲームとしておすすめの1作ですね。

項目評価
ソロプレイのタイプスコアアタック
ソロプレイのおすすめ度★★★★★★★☆☆☆(7/10点)
多人数プレイのおすすめ度
ソロプレイの難易度かなり難しい
ソロプレイのリプレイ性★★★★☆(10回以上遊べる)

>>ネモの戦いの関連記事はこちら

16位:ルート

プレイ人数1~4人
プレイ時間60~90分
対象年齢13歳以上
ジャンル陣取り、非対称

ルートは、ウッドランドの森の中を舞台に、各プレイヤーが能力も得点方法も全く違う種族1つを扱って戦う、非対称型ボードゲームの金字塔です。人気作品で拡張も複数発売されています。

見た目が可愛いコマたち、非対称なルール、などかなり話題になった作品ですが、見た目に依らずプレイに時間がかかる重量級です。

オートマルールは拡張1に入っており、そちらを使うことでソロプレイも可能になりますが、正直拡張1のオートマは強すぎてバランスがイマイチになっています。

海外では別途オートマ専用の拡張が発売されており、そちらはかなりバランス調整されたものになっています。基本4種族がオートマ化します。アークライトさんからのオートマ拡張販売に期待したいところ。

また、ルートは有志作のオートマがWEBで公開されています。そちらも拡張1の公式オートマより断然面白くバランスが取れているのでおすすめです。

項目評価
ソロプレイのタイプオートマ、協力型
ソロプレイのおすすめ度★★★★★★★☆☆☆(7/10点)
多人数プレイのおすすめ度★★★★★★★☆☆☆(7/10点)
ソロプレイの難易度難しい
ソロプレイのリプレイ性★★★☆☆(5回以上遊べる)

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17位:ファイユーム

プレイ人数1~5人
プレイ時間110~140分
対象年齢12歳以上
ジャンルエジプト、ワニ、デッキ構築

ファイユームは、ファラオのためにエジプトのファイユーム地方を発展させるテーマのボードゲームです。

購入してデッキ構築したカードをプレイすることで盤面にコマを配置していき、それで得点やお金や資源を得ていきます。全プレイヤーで共通のボードと駒を参照するのが特徴的です。

コンコルディアのような使ったカードは回収するまで使えない手札構築システムと、電力会社のようなカード購入システムが搭載されています。

ソロプレイ時は、ファラオのミッションに基づいてゲームをプレイしていくことになりますが、カードの使い方は多人数プレイと同じなので、それなりに多人数で遊んでいる時のようにカードプレイを楽しむことが出来ます

ただ、流石に1人でプレイすると、盤面もカードもノビノビプレイできてしまうため、結構簡単にファラオのお題はクリアできてしまいます。

また、ゲーム終了トリガーには、70枚以上あるカードを1人で減らす必要があるので、思ったよりプレイ時間が長くなります。

ファイユームは複数人プレイも楽しいので、複数人プレイ用としてGETしつつ、ソロプレイでも遊んでみるのが良いと思いますね。

項目評価
ソロプレイのタイプスコアアタック
ソロプレイのおすすめ度★★★★★★★☆☆☆(7/10点)
多人数プレイのおすすめ度★★★★★★★☆☆☆(7/10点)
ソロプレイの難易度簡単
ソロプレイのリプレイ性★★☆☆☆(2回以上遊べる)

>>ファイユームの関連記事はこちら

18位:サイズ:大鎌戦役

プレイ人数1~5人
プレイ時間90~115分
対象年齢14歳以上
ジャンル戦争、ロボット、陣取り

サイズ:大鎌戦役は、世界大戦後を舞台に、メックウォーリアという戦闘ロボットを使って盤面の勢力争いをしていく領土争いのボードゲームです。

勝利のためにポイントを稼いでいく戦闘ゲームですが、戦闘はそこまでメインではなく、むしろ戦闘以外の内政を頑張る必要があるのがポイントです。

登場する勢力毎に能力は違うため、プレイ感も違ってリプレイ性は高いゲームです。

一時期はテラフォーミングマーズなどと一緒に非常に話題になっていた作品ですが、拡張も完結しており、最近はあまり話題にはならなくなりましたね。

ソロプレイは対オートマとの戦闘になりますが、かなり手ごわい作りになっており、海外でもソロプレイの評判は高めの作品です

項目評価
ソロプレイのタイプオートマ
ソロプレイのおすすめ度★★★★★★★☆☆☆(7/10点)
多人数プレイのおすすめ度★★★★★★★☆☆☆(7/10点)
ソロプレイの難易度難しい
ソロプレイのリプレイ性★★★☆☆(5回以上遊べる)

終わりに

以上、1人でも遊べるソロプレイ向きボードゲームのランキングでした。

基本的に直近で遊んだボードゲームを中心に記載していますが、順次順位は更新しています。

ざっと書いていったので、もしかすると普通に忘れている作品もあるかもしれませんが、後で気づいたら追記したいと思います。

1人で遊べるソロプレイ向きボードゲームを探しているなら、この中から気になる作品が見つかれば幸いです。

# 各種画像はBGGから引用

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