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一人プレイ専用の交渉ボードゲーム「ザ・ネゴシエーター(Hostage Negotiator)」ゲーム紹介とレビュー

ザ・ネゴシエーター人質交渉人ルールとレビュー画像

前回に引き続き今回は新感覚ネゴシエーションボードゲーム「ザ・ネゴシエーター 人質交渉人(Hostage Negatiator)」のゲーム紹介とレビューになります。

「ザ・ネゴシエーター 人質交渉人(Hostage Negotiator)」は、BGGで何となくパッケージは見たことがあったのですが、どういうボードゲームかも知らず、チェックもしていませんでした。

それがまさかの完全日本語版としていきなり発売発表。前評判もかなり良いし、値段も安い、ということで即購入してしまいました。

そして結果は非常に満足。これは拡張版を欲しいレベルですね。

今回はそんな「ザ・ネゴシエーター 人質交渉人(Hostage Negotiator)」を紹介していきます。

この自粛期間の影響でソロプレイボードゲームが脚光を浴びるようになっており、こういうソロ専用ボードゲームももっと出てきてくれると嬉しいですね。

ちなみに説明書のコピーライトは2019年アークライトとなっています。2020年のコロナの影響で急きょ日本語版を作ろうとたのかなと思いましたが、どうやらそういうわけではなさそうです。

ザ・ネゴシエーター 人質交渉人 ゲーム紹介

まずは本ゲームのルールを含んだ内容紹介から。

ゲーム概要

ザ・ネゴシエーター 人質交渉人(Hostage Negotiator)がどんなゲームかざっと紹介していきます。

フレイバー・ゲームの背景

その名の通り、人質を取った立てこもり事件で犯人と会話する交渉人として登場するのがパッケージに描かれている主人公です。

主人公は現場に到着次第、現場担当者から状況を報告されて、それからすぐに犯人との交渉に入る、そんな感じでスピーディに交渉は始まります。

この主人公、交渉人として育成されてきたまさに交渉のプロという感じらしいです。こういう仕事って日本だと大体警察がやっている気がしますが、小さい頃からこういう職業に憧れてなろうとする人っているんでしょうかね…?そもそもそんな職業があるかはわかりませんが。

全然関係ないですけど交渉のプロをテーマにした映画とか漫画ってあるんですかね?映画は流石にあるだろうけど、漫画ってない気がするなぁ。

ちなみに、基本セットには3人の犯人が登場しますが、犯人の犯行動機やステータスは犯人それぞれで異なり、基本セットではテンプレのような犯人から、中々若干特殊な犯人まで用意されています。

ゲームシステム

類似のゲームシステムのゲームが思い当たらず、システムの説明は中々難しい気がします。

まず、ダイスゲームです。ダイスを振ることで交渉の1つ1つの成否が変わってきます。

基本的には犯人の感情の数値によって1~3個と振れるダイスの数が変わってきて、交渉の成否が変わってきます。

3個振れるときはかなり安心して成功を期待できますが、2個の時はかなり怪しくて、1個の時は絶望します。

そんな感じなので運要素はそれなりにあるゲームです。

あとはドミニオンのようなデッキ構築・・・ではないのですが、リソースを使って交渉用のカードを場から獲得して、それをプレイして有利に立ち回るカードゲームという点は同じです。

問題は永続的に交渉カードを確保できるわけではなく、1回の使い切りという点が大きく異なります。

リソースを確保したら、交渉カードを獲得し、次のターンでそれを使用したらそれは使い切りでサプライに戻す。これを繰り返すのが基本的な流れです。

なので俺TUEEEみたいなプレイを楽しむようなゲームではありません

リソースはカツカツになるように出来ているので、今のターンは潤沢なカードで良い交渉が出来たとして、次のターンにも同じような良い交渉が出来るとは限らないわけです。

交渉の状態がアップダウンしながら、少しずつ少しずつ人質救出などをこなしていき、何とかミッション達成を目指す。そんな感じになっています。

プレイ人数

ソロ専用の珍しいボードゲームです。基本的には1人でしか楽しめません。

しかし何と、犯人役を追加して2人で遊んだり、TVレポーターを追加して4人で遊ぶなんて言う謎の遊び方がアークライト公式から提案されています。

海外の公式でも同じような遊び方が提案されているかはわかりませんが、ルールではなくあくまでも遊び方だそうです。

TVレポーター「今交渉人スミスが現場に到着しました!これから犯人との交渉に入るようです」
交渉人「犯人君、少し話をしようじゃないか!私には妻と子供がいてね。5人家族なんだ。皆私の宝物さ」
犯人「なるほど。。。確かに家族は良いものだ。私にも祖国に家族はいる」

交渉人「今だ!スナイパー!撃て!」ズキューン!
犯人:バタ・・・
TVレポーター「あっと!今犯人が撃たれたようです!人質が建物から出てきます」

こんな感じで演技力が試されますが、果たしてこの遊び方が面白いのかはやってみないとわからないですね(笑)

プレイ前は犯人役いた方が楽しめるとか思っていましたが、いざプレイしてみると犯人役やるのこれ大変そうだ・・・とは思いました。このなりきりプレイを試してみた方は是非感想をお聞かせください。

演技力がNO1だったプレイヤーの勝ちとするのも良いでしょう、とかいう何だか大喜利系の遊び方にする一文も書いてありました。

ゲームプレイ時間

15分~30分と書いてありますが、妥当だと思います。

1時間はかからないでしょう。それこそなりきりプレイなんてやらなければですが(笑)

初プレイ時は色々手探りだったのもあり時間がかかりましたが、慣れてくると15分程度でサクッと終わります。

タイムリミットを表すイベントカードはMAX11枚なので、どんなに長くてもプレイヤーが11ターンプレイしたらゲームは終わります

それなりに悩ましいタイミングもあり、プレイを悩むと時間が過ぎていきます。

60分コースでじっくりみっちりソロプレイしたい人には物足りないかもしれませんが、通常のソロプレイ好きには十分なプレイ時間でしょう。

セットアップもかなり簡単で時間がかからないのも良い点ですね。
2,3分あればセットアップは完了します。

難易度

難易度は良い感じに高いと思います。

というのもダイスの目に左右されるからですね。

ルールを完全には理解していないのもありましたが、初プレイでは成功ダイスの目が全然出ずに、あれよあれよとゲームオーバー直行でした。何だこれ・・・激ムズゲームか?ってなりましたね(笑)

ちなみにソロボードゲームは、難しいことは良いことだというのが私の考えです。

続く2回目プレイでは序盤から成功目が出続けて、気持ちよく交渉が進んで成功できました。余裕だったわけではなくダイス目失敗が続くとかなりヤバい状況もありました。

という風にダイス目に左右されるのは事実なのですが、各犯人には特徴があるため、その特徴を有利に活かした立ち回りやカード選択をすることで、勝ちやすくなるようにできています。

なので運要素はありつつも、攻略して実力で交渉を成功させやすくすることも出来ますし、それでもなお難易度は高いボードゲームという感じです。

リプレイ性

リプレイ性に関しては程々と言ったところでしょう。低くはないですが、高くも無いと思います。「ロビンソン漂流記」や「アーカムノワール事件簿」など一般的なソロプレイ専用ボードゲームと同じくらいでしょうか。

  • 犯人によるフレイバーや能力の違い。
  • 更に同じ犯人でも動機の違い。
  • 逃走手段の違い。
  • イベントカードの内容の違い。
  • 多様な交渉カード。

この辺のカードの多様性がリプレイ性の高さに繋がっているゲームです。

特に犯人の違いは、大きくゲーム感に影響を与えてくれます。犯人は大体おかしな特殊ルール・条件を持っていて、それらが良い感じにゲームが変化します。
そういう意味だと基本セットの犯人は3種類なので、同じ犯人で遊ぶことは多くなるでしょう。

なので基本セットだけではリプレイ性は頭打ちしますね。ただ、これはドミニオンなどでも当てはまる話です。基本セットだけだとその内頭打ち。

海外では犯人拡張が山ほど出ており、これがまた非常に面白いということで、日本語でも出てくれないかと早くも個人的には楽しみにしています。

ゲームルールの詳細説明

ここからはゲームルールの詳細についてリプレイチックに説明していきます。

説明漏れていたり、説明ミスがあるかもしれませんが、ご容赦ください。

セットアップ(ボード)

↑こんな感じにセットアップします。

まずは犯人を選択します。犯人は3体いますが、初プレイではテロリスト「アルケイン・マソー」を選択するのが良いと書かれています。

犯人は犯人毎に特殊能力を持っており、ゲームのプレイに影響を与えてくるのですが、この犯人にはそういう特殊能力がありません。これが最初のプレイをお勧めされている理由でしょう。

この犯人の動機は、映画ダイハードにでてくるようなまさにテンプレなテロリストで、人質を縦に「捉えられた仲間の解放」や「お金」や「武器」を要求しています(と犯人カード裏面に書いてあります)。

犯人カード(左)を見ると、人質の数(7)、感情レベル(4)、主目的(1枚)と逃走手段(1枚)の枚数がそれぞれ書かれているのでその通りにセットアップ。

赤い人のコマが犯人の感情レベルを表しており、高いほど話を聞かない位興奮して、人質に手を掛けたり、交渉ダイスの触れる数に制限が出てしまいます。逆に低いほど冷静で話を聞いてくれて、人質を開放したり交渉ダイスが振れる数が増えます。

犯人をカードの効果でなだめることが出来れば下がりますが、ダイスに失敗したり、時間が経つと増えていきます。

アルケインの感情値は4なので大体中央値位。これが犯人によっては、かなり低かったり、かなり高かったりします。それによって使用する交渉カードの有効性が変わってくるのが中々良く出来ています。

黄色コマが人質コマです。アルケインに囚われている人質の数は7でやや少なめ。人質の半分以上を救出するのが勝利条件の1つなので、当然人質は少ない方がクリアしやすい。

これまた犯人によって数が全然違うため、有効な交渉戦略が変わってきます。

主目的カードは、この犯人が立てこもり事件を起こした目的が、裏面に書かれています。

同じ犯人でもこの主目的カードは複数枚用意されており、ゲーム開始時にランダムに選択した主目的カードの違いで犯行動機が変わる(=表面にした時の効果が異なる)ため、プレイ毎に変化があります。

逃走手段は犯人が現場から逃げうための方法でこれも複数種類あり、これもゲームのプレイに影響してきます。

会話の吹き出しに1,2,3、、、のような数字が書いてあるのが会話ポイント=リソースです。青い吹き出しコマが会話ポイントの現在値を表しているマーカーです。

このリソースを増やすことで、強力な交渉カードを手に入れることが出来て、強力な効果を発揮することが出来ます。

セットアップ(交渉カード)

↑様々な交渉カードを駆使してクリアを目指す。

交渉カードをサプライに並べます。コスト(カードの右下の数字)は1~8まであり、気になる「スナイパー!撃て!」はコスト7になっています。

これだけ見るとドミニオンのサプライなのか?と思うのですが、このゲームのカードは使い切りという点が大きく異なります。

つまりコストを支払って入手するのですが、次のターンに使用したらそれで即サプライに戻ってしまいます。ドミニオンとは異なりリソースをガッポガッポ入手できるようなゲームではないので、高コストの交渉カードを使うのは中々難しかったりします。

初期手札

↑これらが初期手札の6枚。交渉開始に相応しいカードたち。

最後に初期手札を6枚受け取ります。これらは全てコストが0のカードです。

「ちょっと話をしようか・・・」と言って、いきなり自分の家族の話をするカード(会話ポイント=リソース入手可能)だったり、「落ち着けよ!」と言って犯人の感情レベルを下げたり、犯行の動機を聞き出すカードなんかが入っています。

コスト0なので効果は小さいですが、高コストカードはそう簡単に入手できないため、基本的にこの0コストカードを駆使して立ち回ることになります。

実はこれらも使用したらサプライに戻るため、毎ターン何度も使えるわけではなく、使いどころは考えなければなりません。

ゲーム開始(カードの使用とダイスロール)

話をしようかを使用。ダイスは1,2で失敗。。。

ゲームを開始したらまずは、手札から使用するカード1枚を選択します。

そしてダイスを振ります。ふれるダイスの数は感情によって異なり、ボードに書かれています。

手札のカードは何枚でも使用可能で、これを好きなだけ繰り返します。もし使用しないと決めたらカード使用フェイズは終了です。

アルケインが犯人の時の初期感情は4なのでダイスは2個振れます。

2個振って出目によってカードの成否が変わってきます。

  • 成功の目が2つ:大成功(カードの一番上の効果を発動)
  • 成功の目が1つ:成功(カードの真ん中の効果を発動)
  • 成功の目が0つ:失敗(カードの一番下の効果を発動)

となります。上の画像の例だと「失敗」なので一番下の効果を使います。

このカードの失敗の効果は「会話ポイントが1貰えるが、このターンはこれ以上会話はできず交渉カードを使用できない」となります。

カードの効果は様々で、

  • 感情レベルを下げる
  • 会話ポイントを稼ぐ
  • 人質を救出する
  • ダイスの触れる数を増やして成功率を上げる
  • 狙撃する
  • 突入する

などがあります。

基本的にどのカードも成功以上の目が出ないとジリ貧になっていきますが、中々成功もしづらく出来ており難しいです。

ちなみにダイスの目は

1:失敗
2:失敗
3:失敗
4:手札からカードを2枚捨てたら成功
5:成功
6:成功

となっています。これを大体2個振るのですが、1つでも成功の目が出る確率は、5/9≒56%位。逆に言えば44%、約2回に1回位の確率で失敗するということになります。

感情レベルが低くなるとダイスは3個振れるようになるため、そうなると70%位で成功できるようになり、こうなると目に見えて成功率が上がって強力です。

カードによっては、成功すると非常に大きな見返りがあるが、その分失敗時のダメ―ジも大きいものがあります。高いリソースを払って獲得したカードが、ここぞというときに失敗していまうと、かなりジリ貧になります。

4の出目は手札からカードを2枚捨てることで成功の目とみなすことが出来るため、こういう効果を使って成功率を上げたり、カード自体に振るダイスの数を増やすようなものもあり、そういうカードを駆使して成功率を上げられるようになっています。

カードの購入

手札からカードを使用しないと決めたら、カードの購入フェイズです。

溜まった会話ポイントを使用して、サプライのカードを手札に入れることが可能です。また好きな未使用カード1枚は会話ポイント1として使用が可能です。

説明書には、熟練の交渉人なら手札の会話ポイント化に価値を見いだせるでしょう、とか書いてありますが、この手札をポイント化するアクションは普通にクリアのために超重要です。

使用したカードは購入フェイズ後に全てサプライに移動するため、今のターンに使用した0コストカードは次のターンの購入フェイズにならないと手札に戻ってきません。

イベントの発生

次にイベント発生ということで、イベントカードの山から1枚めくります。

基本的に犯人の行動は全てこのイベントカードに集約されています。(これ+特殊能力が犯人の行動になるという感じ)

イベントカードは、多数のイベントカードからランダムで作成した10枚のイベントカードから構成されています。

またイベント山札の一番下は「危機的状況」というカードで、犯人と交渉との切羽詰まったせめぎ合いにふさわしいカードが出てきます。(ゲーム開始時に危機的状況カードから1枚ランダムに選択しておきます)

これが毎ターン減っていき、0枚になると犯人は逃走して負けになります。

上の画像の例だと「マスコミに報道しろ!」という「犯人の新たな要求」が出てきたということになります。

受け入れた場合、何と好きな交渉カード1枚をノーコストで手札に入れることが出来ます。しかしペナルティとして犯人が興奮して感情が+2されます。

この「マスコミ報道要求」は、再序盤から強烈なカードを入手可能になるイベントなので、このカードを使うことで2ターン目にスナイパーカードを獲得して狙撃、2ターン目に犯人射殺という展開も可能になります。

当然ですがイベントカードは大体がろくなことが起きません

これは酷すぎる…というレベルのイベントカードも登場し、イベントカードには一喜一憂させられますね。

犯人の動機確認

↑要求を確認するカード

犯人の要求を確認するカードがあります。これを使用することで何故犯人が犯行に及んだのかを知ることが出来ます

0コストカードなので再序盤から使用することが可能です。

上の画像の例だと、3,4で交渉失敗、犯人の感情が+1、となるところだったのですが、出目の1つが4なので、手札を2枚消費することで成功の目とすることが出来ます。

これで犯人の動機を知ることが出来ます。

これがアルケイン・マソーの要求カード(の1つ)。要求確認の交渉カードが成功したらこれを表向きにして内容を確認できます。

動機の内容は、このゲームの秘密の1つでもあるため、今回は裏面のままにしておきます。中身は実際にプレイして確認してみてください。

要求カードが表になると良いことが幾つかあります。

①要求をのむことで見返りがある

犯人の要求を呑むと、人質解放や交渉ポイント獲得など、一時的にそれなりに大きな見返りが返ってきます。しかし、要求をのむことは諸刃の剣で、犯人が調子に乗って、毎ターン感情が高ぶったり、毎ターン会話ポイントを使わされるなどデメリットもあります。

デメリットがかなり大きいため、基本的にはここぞというときにしか使わない印象です。

②要求を全て確認すると犯人が暴走しづらくなる

要求カードが1枚でも裏向きで犯人の動機が分からない状態だと、一定のイベントカードの効果が倍増します。つまり犯人が感情+1でいいところが+2になって一気に怒ったりします。

これもかなり厳しいため、序盤から犯人の要求を確認していくのは重要なアクションとなります。

↑人質がやられる良くないイベントカード

ドクロマークは人質が犯人の手にかけられたということになります。。。こんな感じでイベントカードの引き次第では、交渉するまでも無く人質がガンガンやられていきます。

このカードの下に書かれているように、犯人の要求を公開して置かないと、更に感情+1になりかなり厳しいです。

このゲームの感情1は、1枚のカードの成功が必要になる位の価値があります。なので感情1を下げるだけでもそれなりにリスクもあれば、手間もかかるため、極力このような感情UPは避けたいところです。

こんな感じで1人やられました。

過半数がやられたらゲームオーバーです。アルケインの場合は人質が7体なので、4体やられたらゲームオーバー。

人質の救出

人質を救出する方法は幾つかありますが、最もオーソドックスなのが人質解放用のカードを使用することです。

コスト3のこのカードは、大成功すれば人質が2体解放されます。成功では感情が1上がりますが、人質1体解放されます。人質がいなくなったというのに、おいおい俺は何も知らないぞ、で通す交渉人は流石プロですね(笑)

しかし基本的に高コストのカードはリスクが高くなるようになっています。つまり成功の見返りは大きいが、失敗のダメージも大きい。

このカードの場合は、失敗すると人質が1人やられて、更にそこでそのターンの会話が終了します。

ただこのカードはかなり重要なカードでリスクを許容して何度も使うことになるでしょう。成功が2つ出て人質が2人解放されたときの喜びは、かなりのものがあります(笑)

他にも突入系のカードを使うと一気に大量の人質が解放出来たり、イベントで人質が逃げたり、犯人の要求を呑んで解放されたりします。

特殊能力で人質を解放してくる犯人もいたりします。

もう1つのオーソドックスな人質解放手段が、犯人の感情ベルが最小の際に更に、感情レベルを下げることです。犯人が冷静になっているうちにガンガン説得して人質を解放していくまさに交渉による人質救出という感じです。

感情レベルが低いということは触れるサイコロの数が多いということなので、感情を下げるカードを使いまくって成功させまくり、ガンガン人質を解放していくなんてことも出来ます。

こういう交渉が有効な犯人もいて、犯人によって有効なアプローチが異なるのは本当に良く出来ていますね。

ゲーム終了

↑ゲーム終了&勝利!

一定条件でゲームは終わります。

人質が過半数以上救出された状態で、更に人質を救出するアクションが行われると、犯人は投降してきます。犯人無事に逮捕。これが成功例です。

また、スナイパーカードがある位なので当然射殺という選択肢もあります。この場合も人質が残っていなければプレイヤーの勝利です。

しかし、人質がいる状態でスナイパーで犯人を倒すと、共犯者モードに入ります。これはいきなりスナイパーで撃つことに対するアンチシステムで、人質の中に犯人の共犯者が混ざっており、次はこの共犯者が犯人として暴れることになります。(どの犯人も犯人カードの下に共犯者カードを挟んでいるので、犯人カードがいなくなってそれが登場することになります)

元々の犯人からの要求などの効果は、全てなくなるのでメリットもありますが、感情が1上がるごとに人質1人に手をかけるようになるため、かなり危険なモードになります。またスナイパーも共犯者には効きません(警戒されているため?)。

といことで時と場合に依りますが、基本的にスナイパーを使うのは最終手段ということになります。

逆にゲームオーバー条件ですが・・・

  • ①人質の半分を助けられなかった。
  • ②イベントカードが尽きて時間切れ。
  • ③犯人逃走(様々な手段あり。突入失敗や逃走カードの効果発動など)。

があります。①>②>③の順番で遭遇しやすいですね。

犯人逃走は、あえてこちらがそういう結果になる可能性のある選択をしないと遭遇しないため、比較的少ない印象です。というか私はまだ逃げられたことが無い気がします。

長くなりましたが、ゲームの内容説明は以上となります。これで大体どういうゲームか、またどうやって遊べばいいかのイメージが付いたかと思います。

ザ・ネゴシエーター 人質交渉人 ゲームの感想とレビュー

ここからは私個人の実際にプレイしてみたレビューになります。

いつも通り点数からですが、文句なしに5点満点で5点の作品ですね。

いやー、「ザ・ネゴシエーター」面白いです。購入後は仕事終わりに毎晩やりまくっていました。

ソロ専用ボードゲームって、マルチプレイ可能なボードゲームに比べてそこまで売れないため、日本ではあまり日本語化されない傾向があると思うのですが、このゲームを日本語化してくれたことに非常に感謝しています。

私はソロ専用ボードゲームはそれなりに持っているのですが、その中でも間違いなく上位に入る面白さです。

ゲームシステムは、他のボードゲームに中々無いゲーム感で、凄い新鮮に遊べました。また、交渉というテーマも恐らく大多数の人が馴染みのないテーマでこれまた新鮮だったと思います。

つい口に出したくなってしまうのはこのゲームならではでしょう(笑)

「オイオイ・・・落ち着けって!」
「撃てええええ!!!!(サイコロ振る)」

とりあえず何かオイオイは言いたくなりますね(笑)

難易度はしっかり難しいですが、攻略しがいがあり、リプレイ性もあります。ダイスの出目に一喜一憂しながらも、プレイ毎にワクワクしながら、遊ぶことになるでしょう。

ソロ専用ボードゲームとしてしっかり面白いため、ソロ好きには手放しでおススメできるボードゲームです。値段もそこまで高くはないのも良いですね。

これが自粛期間中に出てくれていたら、どれだけ良かったか。かなりのボードゲーマーが救われたと思います。

ただ、コマになっているとはいえ、人質の生死を扱うことになるので、多少苦手な人はいるかもしれませんね。絵柄もハードボイルドなので、好き嫌いは分かれるかもしれません。

このゲームの根本はカードベースであるため、リプレイ性の高さはカードの種類に依存することになります。

犯人拡張や交渉カードの拡張など、海外に出ている拡張を沢山出してもらえると間違いなく楽しめますね。拡張は更に売れづらいので難しいのかもしれませんがアークライトさんに期待したいところです。

しかしどういう流れからこのボードゲームを日本語化したんだろう・・・アーカムノワールやロビンソン漂流記などソロ専用ボードゲームにも力を入れている印象があるので、その一環でしょうかね。

ソロプレイ好きボードゲーマーとして応援したい限りです。

以上、ソロプレイ専用のボードゲーム「ザ・ネゴシエーター人質交渉人」を紹介しました。本作はソロプレイボドゲをやりたいときには、間違いなく定期的に遊んでいくことになるボードゲームの1つですね。

少しでもこのボードゲームの面白さが伝わって、購入の参考になれば幸いです。

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