ディナー・イン・パリ 完全日本語版 ボードゲーム紹介とレビュー

アークライトさんよりゲームマーケット2021春の直前に発売が発表されたボードゲーム「ディナー・イン・パリ」完全日本語版のゲーム内容を紹介していきます。

内容が気になる、そそるパッケージって大事ですよね(笑)。私はパッケージを見ただけでどういうゲームか非常に気になりました。

そんなわけで「ディナー・イン・パリ(Dinner In Paris)」がどういうボードゲームなのか、所感とルール紹介を交えて説明していきます。

ディナー・イン・パリ 完全日本語版 基本情報

デザインSystem:
 The Trolls
プレイ時間40分
プレイ人数2~4人
対象年齢10歳以上
版元Funnyfox
販売アークライト
発売日2021年5月27日
希望
小売価格
¥6,380(消費税10%込)

ディナー・イン・パリ 完全日本語版 ボードゲーム概要

引用:BGG

皆さんご存じの通り、フランスの首都パリは、観光は勿論のことオシャレや美食の街として世界的に有名な観光都市の1つです。

プレイヤーは、このパリの非常に観光客であふれる地区の一角で、レストランを経営するオーナーとして店の評判や知名度を上げることを目的とします。しかし、同じ区画でしのぎを削っているオーナーは自分だけではありません。

レストランを開いて、テラスを展開して、お客さんを獲得し、収入を増やし、最もレストランを拡大できたプレイヤーが勝利します。

去年のエッセンで発表され、海外版が2020年12月に発売されたばかりの新しいボードゲームです。

ディナー・イン・パリ 完全日本語版 ルール概要

ゲームの1ラウンドは2フェイズからなります。

フェイズ1:リソースカードを引く

リソースカードはあらかじめ一定枚数が表になって場に並んでいます。

リソースカードから1つを選択して獲得します。

引用:BGG

リソースカードは「お金」と「食材」の2種類のカードがあります。お金はテラスの建築に使用され、食材はレストランの開店に使用されます。複数の食材が描かれたカードも存在します。

フェイズ2:アクションを2つ実行

次にアクションを実行します。4つから2つまで実行可能です。テラス設置以外は同じアクションを2連続で行っても良いです。

  1. リソースカードを引く
  2. レストランを開店する
  3. テラスを建築する
  4. 共通目標か個人目標の達成を達成する

①リソースカードを引く

これは先ほど紹介したリソースカードのドローを引くと同じです。更にカードを引きたい場合に選択。

何はともあれレストランを開店しないと始まらないので、リソースの獲得は重要です。狙った食材が来ない場合はかなりもどかしい。

②レストランを開店する

プレイヤーはレストランの開店に必要な材料を手札から捨てます。そしてレストランタイルを取ってボードに配置します。

プレイヤーボードの収入を進めることで、毎ターン収入を利用してテラスを建築することが出来るようになります。またレストラン自体が最終的には勝利点になります。

引用:BGG

レストランは4種類のジャンル(ランク)に分かれており、ランクが高い方が高得点で収入も増えますが、開店に必要な食材が多く必要になります。また同じランクでも複数のレストランが存在します。

また、1種類のレストランの数はそれぞれ決まっており、全プレイヤー共通です。なので狙っていたレストランがほかのプレイヤーに建てられたため、同じレストランを建てられなくなってしまうことは良く起きます。

このゲームは食材確保後は、このレストラン建築アクションをやらないと始まりません。

③テラスを建築する

開店したレストランにテラスを建築することが出来ます。自分の建築したレストランに繋がるように、ボードに各プレイヤーカラーの「四角いテラスタイル」を配置します。

テラスの建築にはお金が必要で、毎ターンの収入とお金カードによる支払いが必要です。大量のテラスを配置したい場合は、レストランを開店して収入を上げる必要があります。

毎ターンの収入が10金あるとしたら、2金のテラス3つと4金のテラスを1つ建築する、といった行動が可能です。

引用:こちら

レストランには4つのランクがありますが、ランクが高いテラスほど建築にかかるコストが高くなっています。それぞれのカテゴリで建築したテラスに応じて、テラスの勝利点が獲得可能です。高ランクのレストランのテラスは建築コストは高いですが、その分少ない数で高得点が得られるようになっています。

また、同じランクのテラスタイルを沢山置くと、収入も多少増えることになります。

ハトマークのある場所にテラスを配置した場合、特殊効果を持つハトカードがもらえます。「食材カードを2枚獲得する」といった特殊能力を持ったカードです。

テラスの配置には他のテラスに隣接してはいけないなどのルールがあります。

テラスは建築すればするほど勝利点が増えていくため、かなり重要なアクションです。また目標カードもほぼテラスの配置依存なので、それらとの兼ね合いでも重要です。

④共通目標か個人目標の達成

各プレイヤーは2つの「目標カード」を受け取り、1つを自分の個人の秘密目標として保持し、1つを全員共通の目標として公開して置いておきます。

これらの目標カードの条件を満たしていた場合、その達成を宣言することが出来ます。共通目標は早い者勝ちで補充されません。個人目標は達成した後に再度1枚ドローしてそれを保持するか、共通目標に流すことを選択可能です。

手元にある未達成の目標はそのまま失点になるので、達成できないと思った個人目標は共通目標に流した方が良いです。未達の個人目標が失点になる。チケットトゥライド方式ですね。

達成を宣言しないと条件は満たしていても達成扱いにならないので注意が必要です。

テラスの形状やテラスの数など様々な目標カードが存在します。

一般的なボードゲームはこのような個人目標カードは、高得点であることが多いのですが、このゲームの個人目標は苦労の割にはさほど大きな得点にはならない印象です。そのため、他の得点を狙っている最中にあわよくば達成する目標という感じのプレイが良いでしょう。

競争カード

ゲーム開始時に競争カードを1枚準備します。競争カードには、マジョリティ争いによる得点要素が描かれています。

以下の5つの内から3種類がマジョリティ争い用の要素としてカードに書かれています。

  • 装飾:噴水や街灯など特定のモノの付近にあるテラス数
  • テラス:特定のエリアに建築されたテラス数
  • レストラン:レストラン数
  • お金:収入を含むお金の数
  • ハトカード:手札と場のハトカードの数

例えば、西側のテラス数、街灯に接しているテラス数、花壇に接するテラス数、のような要素がマジョリティ争いの項目としてカードに書かれています。

それぞれのマジョリティの順位に応じた点数が得られます。得られる得点はプレイヤー人数に応じて異なります。1位12点などそれなりに大きな得点になるため、これを狙うのは重要でしょう。

ゲーム終了条件

以下の3つのうち1つが達成された時点で終了

  1. 一定枚数のレストランが置かれた場合
  2. 2つのカテゴリの全テラスタイルが置かれた場合
  3. レストランとテラスがボード上に置けなくなった場合

得点計算

以下の4つから得点

  1. レストランの得点
  2. 各ランクのレストランの配置したテラス数に応じた得点
  3. 競争カードの3つからそれぞれの得点
  4. 達成した目標カードからの得点(未達成の目標カードは失点)

これらを合計して最も高得点のプレイヤーの勝ちです。

ディナー・イン・パリ 完全日本語版 所感

フランスの首都パリは、エッフェル塔や凱旋門、シャンゼリゼ通りなどの観光名所が満載な都市で有名ですね。それ以外にも、食事に関してはフランス料理が堪能でき、ルーブル美術館もあり芸術も盛んで、パリコレなどファッション面でも超有名な都市です。

そんな感じで観光客あこがれの都市であるパリは、世界的に非常に魅力的な都市の1つで、何かとボードゲームのテーマとして使われることが多いように思います。

ケンビルさんより出ている「Paris」など、「パリ」をテーマにしたボードゲームは今年に入ってから何個か遊んだ気がします(笑)

本作は、日本語直訳で「パリの夕食」という名前の通りで、パリのレストランをテーマに扱ったボードゲームで、レストランとテラス配置による出店競争をしていくことになります。

プレイ感自体はサクッと40分で終わる中量級で、そこまで難しいルールも無いので、子供でも気軽に遊ぶことが出来るでしょう。

エリアマジョリティやタイル配置のシステム自体は特に目新しいものではないですが、コンポーネントはしっかりレストランの開店気分を味わえるような作りになっており、優雅なパリの美食通りを舞台にプレイ時の気分が高まることは間違いなし。パリ好きな方には堪らないボードゲームでしょう。

レストランの出店やテラスの配置には制限があるため、マジョリティや目的カードを達成するためにほかのプレイヤーを押しのけて、限られた一等地を確保していく必要があり、それなりにインタラクションはあるゲームだと思います。最終的に店同士が隣接することはザラですし、思った以上の狭さに驚くでしょう(笑)

メインボードは固定ですが、目標カードやマジョリティカードによって、個人や全体の取るべきアクションが異なり、そこでリプレイ性を担保している感じです。安いレストランを幅広く展開するのか、豪華なレストランに絞って展開するのか、満遍なく展開するのか、この辺も取るべき戦略によって変わってきて個人的には好きなポイントです。

何度かプレイしてみての感触としては、収入力はかなり重要だと思います。そのため高レベルなレストラン、特にLV4のレストランが強いという印象です。設置するとかなり大きく収入力が上昇するので、その分ガッツリとテラスを置けて、更にテラス1つ置く毎の得点効率も1個4~8点とかなり高いです。

苦労して条件を満たしてようやく達成できる個人目標が3~5点のものばかりと考えると、テラス1個置いて4点は如何に高得点化がわかるでしょう。

逆にLV1のレストランはテラスを大量に配置する用のレストランですね。1個1金から置けるので大量に置くことで盤面のマジョリティ争いや個人目標達成に効いてきます。このLV1を使わないプレイヤーは恐らくいないと思います。

そしてそれらLV1,4の中間の特徴を持つのがLV2,3のレストランとなります。これらのレストランの特徴を踏まえながら手持ちの食材と盤面を見比べながら打つ手を考えていく感じですね。中々痺れます。

メインボード固定ですがもっとマップがあった方が良かったかもですね。この辺は「XXXマップ」みたいな形で拡張で出てきたりするんでしょうか。

テーマがしっかりしたお手軽な中量級が遊びたい方におすすめなボードゲームです。

ソロオートマバリアントもあるようなので何れ紹介したいと思います。

個人評価:★★★★☆

ディナー・イン・パリ 完全日本語版 内容物

  • ルールブック:1冊
  • メインボード:1枚
  • プレイヤーボード:4枚
  • 資源カード:48枚
  • 目標カード:24枚
  • ハトカード:24枚
  • 競争カード:8枚
  • テラスタイル:248枚
  • レストランタイル:72枚
  • レストランユニット:18個
  • 屋根ユニット:60個
  • スコアシート:1枚
  • ステッカーシート:1枚
  • キューブ:8個

ディナー・イン・パリ 完全日本語版 のスリーブ

ディナー・イン・パリには2種類の大きさのカードが入っているためスリーブが必要。

通常のトレーディングカードサイズの「63.5mm*88mm」が56枚と「44mm*68mm」が48枚ですね。

ディナー・イン・パリ 完全日本語版 紹介のあとがき

以上、ボードゲーム「ディナー・イン・パリ」のゲーム紹介でした。

パリの優雅なディナーの気分が味わえる(?)ボードゲームです。プレイした後のディナーは、豪華にフレンチにするのも良いでしょう(笑)。

気になる方は是非プレイしてみてください。

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