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ドミニオン拡張「旭日」:負債カードの紹介とレビュー

ドミニオン拡張:旭日(ライジングサン)のカード紹介とレビュー続きます。

今回は、コストに「負債」が含まれるカードを紹介していきます。

ドミニオン拡張「旭日」:負債カードの紹介とレビュー

ドミニオン拡張「旭日」の負債関連のカードを紹介していきます。

負債カードは、ドミニオン「帝国」に登場した特殊システムの1つです。

「負債」を得たプレイヤーは、その後得た+金はまずは全て負債の返済に使用される、というルールです。

所謂借金のようなもので、負債カードは簡単に手に入る代わりに、借金を返すまでその後+金が得られなくなります。

何が何でも欲しいカードは借金してでも買えという感じですかね。

一部能力を持ったカードは次の紹介に回しています。

Artist(芸術家)

コスト借金8
タイプアクション
効果・+1アクション。
・あなたがプレイした、他に同じカードが場に無いカードの枚数だけ+1ドロー

本作最大の負債コストのカード。

芸術はオリジナリティを求めるということで、被ってないカードの枚数だけ沢山カードを引けるというカード。

このカード単独で+1ドロー+1アクション。+2ドローだとそれだけで5コストの研究所相応。

+3,4ドロー位は簡単にいきそうで、そう考えるとかなりのパワーカードですね。+3ドローでも5コスト研究室2回分なので十分元は取れそう。

2枚使用時は効果は薄れますが普通に強そうです。

プレイ前評価:★★★★★

Daimyo(大名)

コスト借金6
タイプアクション・命令
効果・+1アクション+1ドロー
・このターン、あなたが次に命令アクション以外をプレイした場合、その効果を繰り返す。

大名が来ました。王族シリーズです。例に漏れず玉座の間のように、王族シリーズの倍プッシュ能力を持っています。

「命令」というタイプ持ちですが、これは2019年になって実施されたルール改定・ルール明確化の1つで登場したワードです。

簡単に言うと、カードの効果の組み合わせで、無限ループのような状態を抑止するための新ルールになっています。

命令から命令カードを読んでアクション大爆発・・・のような状態を抑制されます。

このカードの本質は「命令」は全然関係なく、次のアクションを繰り返すという効果です。いわゆるドミニオンにおける「王族」効果です。

+1ドロー+1アクションからの王族効果はドミニオンの歴史上このカードが初で、通常一発倍プッシュしたら終わってしまう王族効果を、+1ドロー+1アクションでつないでくれます。。。大名の命令は終わらない!

基本的に王族系カードは軒並み強力なものが多く、発動させることで大体が強力な利益をもたらしますし、プレイしていて楽しくなります。

玉座の間が4金なので、借金とはいえ+2金でこの効果と考えると、コスト相応かそれ以上に強力なカードかと。相棒となるアクションカード次第なので何とも言えませんが、大体のケースで借金を簡単にペイできるんじゃないでしょうか。

プレイ前評価:★★★★★

Craftsman(工匠)

コスト
タイプアクション
効果・+2負債
・コストが5までのカード1枚を獲得する

「工房」シリーズです。なんとカードの効果で+負債という面白いカードが登場。

「工房」は4コストカードまででしたが、本カードは+1コストで5コストまでのカードを獲得可能。借金してまで良いものを作ろうという職人気質のカードです。

ドミニオンにおける4コストと5コストは天と地ほどの差があり、基本的に5コストカードからドミニオンのアクションが暴走し始めます。基本セットで「工房」が強いと思っていざ使ってみたが、思ったより活躍しない、なんて経験は多くの人が通ってきた道でしょう。

そのため、5コストカードを効果1枚で得られるのは非常に強力です。

また、終盤ではこれ1枚で公領を獲得可能になり、勝利点行動としてもぬかりありません。

使えば使うほど借金がかさみますが、所詮2負債なのでこの効果で得られるカードで十分補強できる範疇かと思います。

プレイ前評価:★★★★★

Root Celler(ルートセラー)

コスト
タイプアクション
効果・+3ドロー、+1アクション
・+3借金

地下蔵という感じですかね。もの凄い大胆なカードです。

借金して蔵に大量のものを保管する的な効果のカード。

わずか3コストでまさかの+3ドロー+1アクション。いやいや強すぎる。

しかし、デメリットとして何と+3借金。金貨1枚差し出せということです。

金貨1枚支払って+3ドロー+1アクションと考えると、確かに若干抑え気味のようにも思いますね。

ドミニオン初心者がやりがちなミスとしては、村を連発して結局大量の+アクションしか生み出さない通称ドヤ顔ヴィレッジが有名ですが、こっちは下手に使いまくるとただただ借金が残るだけという、更に酷い効果ですね(笑)。ドヤ顔ルートセラーです。

使っていて楽しいのは間違いないですが、使い過ぎに注意しましょう。楽しいカードということで良い設計のカードだと思います。好きです。

プレイ前評価:★★★☆☆

Change(交代)

コスト
タイプアクション
効果・あなたが負債を持っている場合、+3金
・そうでない場合、手札からカードを1枚破棄して、それ以上のコストを持つカードを1枚獲得する
・得たカード破棄したカードのコストの差分だけ+負債

条件付きとはいえ、4コスト+3金はコスト以上の効果なので強いです。

借金しやすいカードとの相性抜群。

もう片方の効果が面白くて、上限なし改築を実行可能。ただし借金が残るという効果。

銅貨→銀貨で借金3と考えると流石に弱い気がしますが、ゲーム終了時に銅貨→属州で借金8などは、かなりズルい行動ですね。借金踏み倒せるわけで。

そう考えると、借金があると強化の方の効果を発動しないようにしているんですね。それが無いのこのカードを連発しまくって、属州5枚借金40でゲーム終了、みたいなのもありうると。

強力なフィニッシャーとして1枚位忍ばせておくと良い仕事すると思います。

プレイ前評価:★★★★☆

Gold Mine(金鉱)

コスト
タイプアクション
効果・+1ドロー+1アクション+1購入
・+4負債を得て、金貨を獲得しても良い。

黄金の国ジパングということで、日本が黄金で有名だった時代もありました。ということで黄金の鉱山です。

+1ドロー+1アクション+1購入ということで劣化版市場のような効果ですが、金鉱なので金貨が出てきます。

カンカン打てばカンカン金貨が出てきます。大量に買って連発城ってことですね(笑)。

こういうアクション継続系のカードで金貨獲得って過去無かったんじゃなかろうか。そりゃ連発されちゃうでしょうし。

金貨は6コストなので、借金4で入手可能なのは、普通に考えて強いんじゃなかろうか。

借金5だと流石に高すぎる気がしますし、借金3だと安すぎる気がしますね。借金4というのはかなり絶妙なバランス設定なんじゃなかろうか。

プレイ前評価:★★★★★

Imperial Envoy(帝国の使者)

コスト
タイプアクション
効果・+5ドロー、+1購入
・+2借金

使者の命令で一気に仕事が加速ドローが加速します(借金も増えます)。

+5ドローは歴代最高のカードドロー枚数。

ドミニオンのカード設計上、4コストで+3ドロー、6コストで+4ドローなので、5コスト+5ドローが如何に壊れているか良くわかります。

ただし2借金。。銀貨一枚分差し出せということです。

エンジンビルドに組み込めば2借金など簡単に払えるでしょうし、普通に強力なカードだと思います。

プレイ前評価:★★★★★

Litter(駕籠、かご)

コスト
タイプアクション
効果・+2ドロー、+2アクション
・+1借金

もの凄い微妙な感じの効果のカードですね。

村+研究所効果で+1借金。悪くはないけど、面白みに欠ける効果ですね。

本作は村の+2アクションが控えめなカードのようなので、+2アクション系カードは重宝されるかもしれませんね。

プレイ前評価:★★★★☆


以上、負債を持つ効果のノーマルカードでした。

全体的にカードパワーが高めのものが多そうな印象です。

コスト支払いを先送りということで、コストと効果のバランスを見極めるのが中々難しいですが、果たしてどのような効果で楽しませてくれるでしょうか。

プレイするのが楽しみですね。

ドミニオン:旭日のカードレビュー続きます。

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