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『サバンナパーク』ボードゲームのルール紹介とレビュー

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今回はホビージャパンさんより2021年末に発売されたボードゲーム「サバンナパーク」のゲーム内容を紹介していきます。

素朴な感じのパッケージに素朴な感じのタイトル。

これは単純なボードゲームなのか???と見せかけて、ウォルフガングクラマーさんとミヒャエルキースリングさんの、凄いゴールデンコンビの最新作です。

今回は「サバンナパーク」がどういうボードゲームなのか、所感とルール紹介を交えて説明していきます。

『サバンナパーク』基本情報

デザインSystem:Wolfgang Kramer、Michael Kiesling
Art:Annika Heller
プレイ時間約20-40分
プレイ人数1-4人
対象年齢8歳以上
版元Deep Print Games GmbH.
日本語版販売ホビージャパン
日本語版発売日2021年11月
希望小売価格4,950円(税込)

『サバンナパーク』ボードゲーム概要

アフリカ中心部の楽園に生息する動物たちの群れを導こう!

アフリカの中心部には、たぐいまれな美しさの楽園が広がっています。この終わりのない広がりは大陸最大の地上動物たちの生息地であり、息を飲むような光景を観光客に見せています。

あなたたちはレンジャー(動物監視官)で、この美しい世界の一部にある独自の野生動物公園を管理しています。動物たちを新たなスペースに移動させて、できるだけ大きな同種の群れとなるのを手助けしましょう。公園の価値を高める貴重な水飲み場を確保し、野火から守りましょう。

日陰を生み出す木々や青々とした草も、公園内にあればあるほどいいものです。

引用:ホビージャパン公式HP

『サバンナパーク』では、プレイヤーは自分の公園にランダムに配置された動物トークンを移動し適切な配置を目指します。しかし、移動できるのは手番プレイヤーが選んだ動物トークンで、全プレイヤーが自分の公園内で同じトークンを移動させなければなりません。

移動先は公園内の空いている砂地、草地、樹木スペースで、岩や野火には移動できず、移動した動物は裏向きにされ、もう移動することはありません。

この手順で全ての表向きの動物トークンを移動させるとゲームは得点計算に移ります。同じ動物の群れは高得点。しかし公園内には野火があり、その規模に応じて周りの動物たちはいなくなってしまいます。

また、動物たちには水飲み場も必要です。高得点をだすためには野火に注意し、大きな群れを作り、生きるための水飲み場を確保しましょう!

最も多くの得点を獲得したレンジャーが勝利します。

『サバンナパーク』は動物コマや収納用の箱もかわいい、公園内の動物の群れの行動を適切にコントロールする、パズル的なジレンマにあふれたタイル配置ゲームです。

『サバンナパーク』ルール概要

サバンナパークのルール概要を説明していきます。

このボードゲームルールは非常に簡単です。

ゲームの流れ

ゲームは1ラウンド以下の2つのステップで進んでいきます

  1. スタートプレイヤーは、全プレイヤーが動かすべき「動物タイル」を1つ選択
  2. 全プレイヤーは選択されたタイプの「動物タイル」を移動

これで終わりです。これを時計回りに全プレイヤーが順番に行っていきます。

動かす動物タイルの選択

スタートプレイヤーは、ボード上に大量に並べられた表向きの動物タイルの1つを選択します。

全プレイヤーは全く同一種類のタイルを配られています。

動物タイルの移動

引用:BGG

全プレイヤーは対象の動物タイル1つを別のマスに移動します

移動にはいくつかルールがあります。

  • そのタイルを移動させたことがわかるようにタイルを裏向きにする
  • 移動元の場所には置けない(ミーアキャットコマをもとの場所が置いてわかるようにします)
  • 火災のあるタイルには置けない
  • 岩のあるタイルには置けない

以上です。

タイルを1つ選択して別の場所に移動する。次のプレイヤーがスタPになる。これを繰り返すだけの超シンプルなゲームです。

ゲーム終了条件

ボード上に置かれた全タイルを移動させて裏向きになったらゲーム終了です。

全プレイヤー同時に全タイルが裏返しになって終了です。

得点計算に移ります。

得点計算

  • 火災の周りのタイルを取り除きます(取り除くタイルは火災マスの火の大きさに依存)
  • タイル未配置の草原マスは1つ1点
  • タイル未配置の木マスは1つ3点
  • 全6種の動物それぞれに対して、固まった動物の数×水場が得点

同じ動物種類を沢山近くに固めて、更に水場を沢山配置すると高得点ということですね。

最も得点の高いプレイヤーの勝ちです。

ゲームモード

本作には複数のゲームモードが搭載されています。

  • ソロモード:1人でスコアアタックで遊ぶモードです。
  • 初期配置変更:専用タイルを使って、木マスと火災マスの初期配置を変更することが出来ます。
  • 子供向けヴァリアント:火災マスや木マスを使用しないわかりやすい子供向けのルールです。

『サバンナパーク』レビュー

サバンナパークのレビューです

驚くほどシンプルなボードゲーム

サバンナパークですがこれは驚くほどシンプルなボードゲームですね。

以前紹介した2人専用ボードゲーム「グレートプレインズ」もかなりシンプルでしっかり面白いボードゲームでしたが、似たようなテーマのあっちよりも更にシンプルなシステムになっていると思います。

毎ターンやることはタイルを1つ別のマスに移動するたったそれだけです。

ひたすらひっくり返して別の場所に配置してを繰り返すパズル。かなりシステムを凝縮してきたという感じですね。

ゴールデンコンビなデザイナー

デザイナーは「アズール」や「ヘブン&エール」などを生み出した「ミヒャエルキースリング」さんと「ニムト」や「エルグランデ」などで有名な「ウォルフガングクラマー」さん。いつもの巨匠タッグというわけです。

得点自体は同じ種類の動物を固めると高得点なので分かりやすいわけですが、最初のタイル配置はランダムなので、他のプレイヤーが移動させたいタイルが必ずしも自分が移動させたいタイルとは限らないわけです。

そのため、スタートプレイヤーの選択次第でうまくいったりいかなかったり自分のパークの作りざまが変わっていくというわけですね。

インタラクション

他プレイヤーとのインタラクションは、スタートプレイヤーが移動させるタイルを選択する、これだけです。そのため他のプレイヤーとのインタラクションはかなり抑え気味になっているように思います。

ただ、プレイ人数が増えると、例えば4人プレイだと自分のターンまでに3回意図せぬタイル移動を強いられるため、否が応でも他の人に依存することになりややランダム色が強くなりがちでしょうか?一方で2人戦だと2回に1回は自分の意図した移動ができるので、どちらかといえば2人の方がガチゲーよりなシステムになっているでしょう。

2人の方がガチゲーといえば「カルカソンヌ」や「アズール」。流石アズールの作者と言ったところで本作も似たようなガチゲーとパーティゲーのテイストを合わせ持ってそうですね。

総合評価

中々楽しめたボードゲームですが、シンプルが故に個人的な好みとしてはほどほどの作品。

重量級作品を主に遊ぶ身としては、面白さが若干軽くて中途半端な感触でした。面白いんですけどね。

評価:★★★★★★☆☆☆☆

『サバンナパーク』内容物

  • 公園4枚
  • トークン168枚
  • 得点ボード1枚
  • 木製ミーアキャット駒4個
  • 木製レンジャー駒4個
  • 木製ライオン駒4個
  • 折りたたみ式の箱4つ
  • いくつかの選択ルールとソロモードを含むルールブック1冊

『サバンナパーク』のスリーブ

カードは入っておらずスリーブは不要。

『サバンナパーク』紹介のあとがき

以上、ボードゲーム「サバンナパーク」のゲーム紹介でした。

見た目と名前通りにシンプルでしっかり面白いボードゲームになっていると思います。

ミヒャエルキースリングさんとウォルフガングクラマーさんのゴールデンコンビの最新作。気になる方は是非チェックしてみてください。

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