今回はホビージャパンさんより2021年8月に発売が予定されているボードゲーム「ウィッチストーン」日本語版 のゲーム内容を紹介していきます。
ぱっと見、非常に面白そうな見た目をしている本作。非常に気になりますね。
ということで「ウィッチストーン」日本語版がどういうボードゲームなのか、所感とルール紹介を交えて説明していきます。
ウィッチストーン 基本情報
デザイン | System: Martino Chiacchiera Reiner Knizia Art: Mariusz Gandzel |
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プレイ時間 | 約60-90分 |
プレイ人数 | 2-4人 |
対象年齢 | 12歳以上 |
版元 | Huch! |
販売 | ホビージャパン |
発売日 | 2021年8月 |
希望 小売価格 | 5,500円(税込) |
ウィッチストーン ボードゲーム概要
魔力を強化し、ウィッチストーンの支配者になるのだ!
百年に一度……魔術師と魔女たちが聖なるウィッチストーンの下に集まり、その力を再生する。各プレイヤーは大釜の中で強力な呪文を醸造して、ウィッチストーンの周りに可能な限り隙間なく魔力のネットワークを構築し、必要な儀式を実行しようとする。
しかし、必要な材料が常に適切な時に手近にあるとは限らない。このため、利用できる素材を賢明に組み合わせることが最も重要なのだ――
次の世紀に渡ってウィッチストーンの支配者になろうとする者たちにとって、それは決して難しいことではないであろう。
引用:ホビージャパン公式HP
ウィッチストーンは2021年8月全世界同時発売のボードゲームです。最新作の日本語版がすぐに遊べる世の中になりましたね。
デザイナーは、ボードゲーム界の巨匠ライナークニツィアさん。最近だとエルドラドやラマで有名ですが久しぶりに名前を見た気がします。
ウィッチストーン…コンポーネントの見た目はかなりワクワクするやつですね。
▼ワクワクするプレイヤーボードと共通ボード
ウィッチストーンはWitchとStoneなので魔女の石。
一体どういうゲームなのか・・・何とこのゲームにはPVがあります。
まずは、こちらからどうぞ。
ご覧になりましたか?
如何でしょうか?
私は正直わけわかめでした(笑)
何だこれ。どういうゲームなのか何一つ入ってこないww
ざっくり紹介しますと・・・
プレイヤーは、六角形が二つ繋がったタイルを自分のボードに配置することで、タイルに描かれたアイコンに対応するアクションを実行していきます。
同じアイコンが隣接するようにタイルを配置すると、隣接しているアイコンの分追加でアクションを行えるため、どのタイルをどのように配置していくかが重要です。
アクションでは、メインボード上で魔女コマを動かして点数を得たり、巻物カードや魔法の杖トラックによって追加のタイルやアクションを得たりと、様々な魔法の道具を使ってより多くの点数を獲得することを目指します。
様々なアクションや得点手段があるため何回遊んでも楽しめる、パズルをどう配置するかが悩ましくも面白いゲームです。
ということですね。
そして、、、そしてなんと
あまりにもよくわからない内容だったからか、遂にこのPVのロングバージョンが追加で公開されました。
やりましたね。
それがこちらです。
( ゜Д゜)・・・
( ゜Д゜)・・・・・・
( ゜Д゜)・・・・・・・・・・・
( ゜Д゜)?
ウィッチストーン ルール概要
ということで、公式PVからは全くどんなゲームか頭に入ってこなかったので、ここではゲームのルール紹介をしていきます。
大釜ボードへのタイルの配置
各プレイヤーは毎ターン、自分の手元の魔法の大釜ボードに、大きさ2のタイルを1つずつ置いていきます。魔法の大釜で魔法を錬成しているようなイメージですね。
▼魔法錬成を行う大釜の個人ボード。この上でパズルをやっていく。
これがパズル要素になっており、まずタイルを配置した場合、配置したマークのアクションが発動します。魔女のマークのタイルを配置したら魔女アクションが発動しますし、クリスタルのマークのタイルを配置したらクリスタルのアクションが発動します。
更に特徴なのが、同じマークを連続して繋げれば繋げるほど、発動するアクションの魔力が強化されます。例えば、クリスタルのマークを5個つないだ場合、クリスタルアクションが5回発動します。
ちなみに、配置可能なタイルは手元に5個隠し持っており、それらから1つを置くことになります。カルカソンヌのようにランダムではなく、ある程度選択肢から選択できるようにしているわけですね。配置したら自分の山から1つめくって常時手元には5個のタイルを隠し持った状態にします。
大釜アクション
大釜にタイルを置くことで発動するアクションは、以下の6種類あります。
タイルには6種類の絵柄があり、その絵柄をくっつけて配置するとそれぞれの能力が発動します。
- エネルギーアクション
- 魔女アクション
- 五芒星アクション
- 水晶アクション
- 魔法の杖アクション
- 巻物アクション
エネルギーアクション
メインボードの「水晶の球内」に描かれた、長さが1~3の道を作成するアクションです。
▼各プレイヤーの道と魔女コマが入り混じる「水晶の球体」
得点を得るためのアクションでもあり、魔女アクションの移動経路を作成するためのアクションでもあります。
- 長さ1のエネルギーの道を接続完了:1点
- 長さ2のエネルギーの道を接続完了:3点
- 長さ3のエネルギーの道を接続完了:6点
1回のアクションでエネルギーの道を設置できる数は、大釜ボードに配置したエネルギータイルの接続数によります。沢山のエネルギータイルを接続した方が一気に沢山の道を設置可能になります。
未完成の道を複数作成できないなどのルールがありますが、説明書参照ください。
魔女アクション
「水晶の球体」内で、「エネルギーアクション」で作成された道を通って、魔女コマを移動させるアクションです。
勝利点と移動先に置かれた魔法チップを得るためのアクションです
アクションの消費は以下
- 番外から魔女コマをボード内に配置で1アクション
- 自分の作成したエネルギーの道を好きなだけ移動するのに1アクション
- 他プレイヤーの作成したエネルギーの道を移動するのに1アクション
大釜に配置したタイルに魔女の模様が連続して繋がると、沢山のアクションを得ることが可能です。
魔女コマを特定の場所に移動させることで、勝利点が得られるのと、魔法チップが1つ獲得できます。魔法チップは勝利点になったり特定のアクションを発動できたりします。
五芒星アクション
五芒星のボード上のコマをぐるぐる回すためのアクションです。回って止まった位置に応じて色々な効果が発動します。
- 何も起きない
- フクロウタイルを獲得する
- 特殊タイルを獲得する
フクロウタイルは先勝ちの3~7の勝利点になりますし、特殊タイルはアクションを誘発したり、大釜タイルの中に配置して効果を発揮します。
水晶アクション
大釜タイル内の水晶コマを移動させます。移動先のタイルの絵柄に従って、その水晶コマを魔法棚ボードに移動します。
水晶コマは最初大釜ボード内に配置されており、完全にお邪魔コマになっています。それを移動させて釜の中にタイル配置しやすくすると共に、クリスタルの特殊能力を発動させることが可能です。
▼見た目が楽しい魔法棚
移動した先の魔法棚ボードに描かれた絵柄に従って、追加のアクションを実行します。魔法棚に配置可能なクリスタルの数も先勝ちになっています。
魔法の杖アクション
得られたアクション数に従って魔法の杖トラックを進めて何らかの効果を発動するアクション。
▼ハリーポッターに出てきそうな魔法の杖
移動させた先に描かれたマークに従って、以下の効果を得ます。
- 何も起きない
- 追加の別アクションを実行する
- 勝利点を獲得する
得点に関しては他の要素(エネルギーの道の数や魔女コマの数、など)を参照して得点が増えるようになっているため、序盤からガンガン延ばすタイプのアクションではありません。
巻物アクション
巻物カードを獲得するアクションです。アクション数が増えるとより沢山の巻物カードから選択可能になります。
巻物アクションには以下2種類があります。
- 呪文強化:特定のアクションを2回実行するのもの
- 予言:一定条件を満たすと勝利点が得られる、いわゆる目的カード
未使用の呪文強化巻物でも最低2点にはなります。
ゲーム終了条件
11ラウンド行い、各プレイヤーそれぞれの大釜タイルに11個のタイルを置いたらゲーム終了です。
タイルは各プレイヤー15個あるので、4個は余ることになります。
ウィッチストーン 所感
何とも面白そうな魅力的なボードゲームですね。コンポーネントの見た目だけで気になって欲しくなるのは久しぶりです。
ただ、先ほども書きましたがPVは正直何を言いたいのかさっぱりわかりませんでした(笑)
完全にネタに走ってましたね。
ウイッチストーンは、手元の釜ボードでパズルしながら、6種類のアクションを発動させながら勝利点を稼いでいくゲームですね。
重さとしては少し重めの中量級位でしょうか。
一瞬「クアックサルバー」に似ているのかな?と思うのですが、似ているのは大釜の部分だけです(笑)
当然1つのアクションは何度も発動させた方が高得点になるようになっているので、そこは大釜にタイルを上手く配置して、なるべく大量に魔法が発動するように調整することになります。そこがちょっとしたパズル要素で楽しめる部分になっているようです。
更にこのゲームが特徴的なのは、特定のアクションを発動させると、別のアクションも誘発するという点でしょう。アクションを発動させると、アクションが別のアクションを誘発して、ドンドンアクションがコンボしていくという要素もあり、爽快で楽しいポイントかと思います。
単純に目先のアクションをしまくればよいわけではなく、どのアクションもある程度先勝ちで有利になるようにできており、他プレイヤーとの駆け引きが必要な部分になっているので、他のプレイヤーがどういう狙いなのかを考えながらプレイすることになりそうです。
魔法錬成が果たしてどれくらい爽快なのかプレイしてみたら追記したいと思います。
ウィッチストーン 内容物
- ゲームボード1枚
- 魔法の大釜4枚
- ヘクスタイル60枚
- 特殊ヘクスタイル15枚
- フクロウタイル10枚
- 魔女駒48個
- 魔力駒80個
- 水晶28個
- 巻物40枚(56×87mm)
- 魔法チップ21枚
- カウンター12個
- ついたて4枚
- 位置マーカー4個
- 動物マーカー4枚
- プレイヤーエイド4枚
- ルールブック
ウィッチストーンのスリーブ
巻物カード40枚がカードになっているのでスリーブがあると良いでしょう。
大きさは57x87mmなので一般的なボードゲームサイズですね。
ウィッチストーン紹介のあとがき
以上、ボードゲーム「ウィッチストーン」のゲーム紹介でした。
要素モリモリの面白パズルゲームだと思います。
派手な魔法の連鎖で爽快感を楽しみたい方は是非プレイしてみてください。
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