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『ラ・ラマ・ランド』ボードゲームのルール紹介とレビュー

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今回はホビージャパンさんより2021年11月に発売されたボードゲーム『ラ・ラマ・ランド』のゲーム内容を紹介していきます。

SDJノミネートのクニツィアさんの「LAMA」と言い、ボードゲームには定期的にラマブーム来ますよね。

ということで『ラ・ラマ・ランド』がどういうボードゲームなのか、所感とルール紹介を交えて説明していきます。

基本情報

デザインSystem:
 Phil Walker-Harding
Art:
 Klemens Franz
プレイ時間約30-60分
プレイ人数2-4人
対象年齢10歳以上
版元Lookout
販売ホビージャパン
発売日2021年11月
希望
小売価格
5,500円(税込)

『ラ・ラマ・ランド』ボードゲーム概要

ジャガイモ、カカオにトウモロコシ。段々畑にラマいっぱい!

周りを丘や山に囲まれている中で農場主になるのはまったく簡単ではありません。

にもかかわらず、あなたはジャガイモ、トウモロコシ、カカオを育てるのが大好きです。

その風景は野生的で、驚くほど美しく、そして……ラマがいっぱいいます!

引用:ホビージャパン公式HP

以前の記事でも紹介した「グラスゴー」や「グレートプレインズ」に続き、ウヴェローゼンベルグさんの会社Lookoutゲームズさんの新作がドンドン出てきますね。

「ラ・ラマ・ランド」は、タイル配置・先取り・資源管理・ラマ・可愛さ、などの要素が詰まった比較的シンプルな軽~中量級のボードゲームです。ルールのシンプルさや見た目の可愛さから、ファミリーゲームという表記で家族向けとして推してますが、普通に大人でも楽しめる作りになっています。

ちなみに英語名は「llamaland」なのでララマランドです。素直にラマランドじゃ駄目だったんだろうか。。。「ラ・ラマ・ランドやろうぜ!」って言いづらいですよね(笑)

『ラ・ラマ・ランド』ルール概要

ラ・ラマ・ランドのゲームのルールを紹介していきます。

ゲームの流れ

以下の流れで、手番プレイヤーがゲーム終了条件を満たすまで、処理をおこなっていきます。

  • ラマタイルを1つ獲得して手元に配置
  • ラマカードの獲得(任意)
  • ボーナスカードの予約(任意)

ラマタイル1つを手元に配置

好きなタイルを獲得して自分の手元の他のタイルに繋がるように配置。もしくは自分のタイルに重ねるように配置することが可能

▼場に並んだラマタイルから1つを選んで自分の手元に配置

引用:BGG

タイル配置系ゲームなので当然細かい配置ルールがある点は注意です。

タイルを既におかれているタイルに重ねた場合、重ねたタイルに書かれている資源や、それが家のマークだった場合人物カードの獲得が可能。

得られる資源は以下の通り。

  • コーンなどの作物
  • お金
  • 人物カード

▼得られる作物やお金

引用:BGG

▼得られる人物カード

引用:BGG

「人物カード」の獲得時は場に置かれている人物カードから1枚を選択して手元に置きます。これは永続的な特殊能力(作物トークンを別の作物トークンに交換、特定の条件でボーナスでお金が貰える、など)を与えてくれるカードになります。

1ターンに1回のみ使用可能ですが、特定の資源を集めるためなどに便利に使用可能です。人物カードは基本2,3枚は獲得しておいた方が良い印象です。

ラマカードの獲得

同じ作物トークンを4つ支払うことで「ラマカード」を1枚獲得が可能。これはそのまま勝利点になります。

▼3つの種類のラマカード

引用:BGG

ラマカードは3種類「コーン」「ポテト」「カカオ」あり、同じ種類のラマカードは複数枚ありますが早く獲得した方が得点が高くなっています。

最初の1枚は12点などの高得点ですが、最後の1枚は5点など約半分の得点になってたりします。

お金トークンは2つで任意の作物1つの代わりに扱うことが可能です。

ラマコマの獲得と配置

ラマカードを獲得した場合、ラマコマを1つ獲得して、自分の手元の土地に配置します。ラマコマは「目的カード」の達成条件になっています。

ただし、基本的には上にタイルを置けないお邪魔なコマになります(可愛いんですけどね)。

▼タイル配置とラマコマ配置で気持ち良い土地が出来上がっていきます

引用:BGG

目的カードの予約

場の「目的カード」の1つに自分の達成マーカーを配置します。これはゲーム終了時に達成していた場合、そのまま勝利点になります。

引用:BGG

各目的カードは早い者勝ちで得点が高くなっています。

予約するだけで、実際に得点できるかはゲーム終了時に決まるというのが中々面白くよくできています。また達成不可能だとわかった場合は別の目標カードに移すこともできます。この柔軟性は素晴らしい。

目的カードの予約アクションは1段目にタイルを配置したときのみ実行可能です。1段目にタイルを配置するのは基本的には資源獲得面で非効率ですが、目的カードを確保するためには必要になってきます。

ゲーム終了条件

以下の2つの終了条件どちらかで終了トリガー。スタートプレイヤーの右隣りのプレイヤーの最終手番までプレイして終わりです。

  • ラマタイルが残り4枚以下になったとき
  • ラマカードが残り1種類になったとき

基本的には4人プレイなら全タイルを使い切り、それより少ない場合はタイルは余って終了です。

得点計算

以下の4種類の得点の合計が得点です。

  • 獲得したラマカードに書かれた得点
  • 目的カードの得点
  • 手元に残した食料トークン:1つ1点
  • 手元に残したお金トークン:2つ1点

これらを合計して最も得点が多いプレイヤーの勝ちとなります。

ラマカードと目的カードが大きな得点源になります。

ヴァリアントルール

幾つかのヴァリアントルールが存在します。難易度調整可能になってます。

  • 初心者モード:目的カードを使用しません
  • 上級者モード:目的カードの達成条件がより難しくなります
  • ラマモード:ラマコマの配置に制限がかかります。

『ラ・ラマ・ランド』内容物

  • スタートボード4枚
  • 土地タイル60枚
  • 基礎タイル12枚
  • 作物トークン36枚
  • マーカー16枚
  • コイン24枚
  • 人物カード30枚
  • 目的カード22枚
  • ラマカード48枚
  • 得点記録用紙1冊
  • ラマ駒33個
  • 牧童の杖1本
  • ルールブック 他

『ラ・ラマ・ランド』紹介のレビュー

ボードゲーム「ラ・ラマ・ランド」のプレイ後の感想になります。

これはかなり良いゲームで個人的なお気に入りになりました。

プレイ前の所感

タイル配置して段々畑を作っていき、作物を獲得し、ラマを放牧していく。シンプルなルールでタイルやコマの見た目が最高に可愛いためプレイしていると気持ちよくなれそうです。

単純なタイル配置ではなく上に載せて段々畑を作っていくという点がポイントで、上に載せていく部分は如何に効率的にタイル配置して行くか、それなりのパズル要素になっています。

先取り勝ち要素が多く、それがモロに得点に繋がってくるため、勝つには狙いが被らないようにもしくは被っても先に取れるように、他のプレイヤーの狙いを見ておくプレイは必要になりそうです。

かなり面白いパズルゲーム

これはかなり面白いパズルゲームですね。2021年発売の中でもかなり上位にランクインすると思います。手番のプレイは非常に軽く、サクサク進みますし、それでいてインタラクションも特別少ないわけでもありません。

どういうアクションを取ってもそれなりにうまくいくので気持ちよくゲームを進められます。素材をポンポン獲得していく楽しさはプレイするとよくわかります。

程よいインタラクション

このゲームのインタラクションは、「タイルの先取り」「ラマカードの先取り」「目的カードの先取り」位です。どの先取りも多少の勝利点に影響してきますが、実質そこまで影響がないと考えて問題ありません。

なので他のプレイヤーに邪魔されてやりたいことが出来なかった、という感じがほぼありません。その上で実際の最終勝利点には先取り要素がしっかり影響してきて、その結果で勝ち負けが変わってきます。

このインタラクションは個人的には非常にちょうどよく感じます。

目的カードによるはっきりとした行動指針

目的カードの得点はゲーム得点の半分弱を占めています。そのため目的カードの達成は非常に重要です。

この目的カードにより、各プレイヤーかなりしっかりとした行動指針が決まります。最大で4つ達成することが出来ますが、この目的カードを達成するためにどういう行動をするかそれぞれのプレイヤーが決めることになり、良い感じのプレイ感の違いに繋がります。

ラマを2段目に配置しようとするプレイヤーもいれば、ラマを離して配置しようとするプレイヤーもいるわけです。これは各プレイヤーの目的カードにより決まります。これがかなり良い感じ。

コンポーネントの質の良さ

ラマコマの可愛さから始まり、各種資源コマはしっかり分厚く質感が良く、パズルするためのタイルもかなりよくできています。このクオリティでこの値段は正直非常にお得だと思います。

ファミリー感はあまりない?

表紙にはファミリーゲームと書いてありますが、そこまで単純なゲームではなく、それなりに戦略的にプレイする必要があります。

ルールは単純ですし、子供でもそこまで苦労せずにプレイできると思いますが、ファミリーという感じはそこまでしない点はご注意ください。

総合評価

個人評価:★ ★ ★ ★ ★ ★ ★ ★ ★ ☆

(9 – 素晴らしいボードゲーム。いつでもプレイしたい)

これは、2021年文句なしのヒット作品の1つですね。

定期的に来るラマブームの1作。ラ・ラマ・ランド(言いづらい。。。(笑))。値段も安いですし気になる方はチェックしてみてください。私はプレイ後に即購入を決断したボードゲームの1つです。

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