ドミニオンの最新拡張である拡張14『同盟』の紹介とカードレビューをしています。
今回は前回に引き続き、分割サプライで使用される新カードを紹介します。
▼ドミニオンの世界はまずはここから『ドミニオン基本セット』
【ドミニオン】新拡張『同盟』カードレビュー:分割系カードの紹介の中編

分割サプライとは何ぞや?は前回の記事を参照ください

今回の記事では、この分割カード6セットの内、2セット8種類のカードを紹介します。
【ドミニオン】新拡張『同盟』カードレビュー:分割系カード『砦(Fort)』
分割カードセット「砦(Fort)」で使用するカード4種類を紹介します。
大なり小なり様々な砦が登場します。
Tent(テント)
- コスト:3
- タイプ:アクション、砦
- 効果:+2金
- 効果:あなたは「砦」サプライを循環させても良い。
- 効果:あなたがこのカードを捨て札にする際、デッキトップにおいてもよい
テントです(笑)。砦というかなんというか。
毎ターン確定で+2金アクションが手札に来るということ。1アクションを使ってしまうので、使いづらそうな印象ですが、最序盤のデッキ強化にはまだ有効なのかな。
同じ3コストの銀貨と比較するとやはり銀貨に軍配が上がるんじゃないでしょうか。
唯一のユニーク能力、循環能力が果たしてどこまで有効なのか次第ですかね。
まああまり強くないでしょう。
プレイ前評価:★★☆☆☆
Garrison(駐屯地)
- コスト:4
- タイプ:アクション、持続、砦
- 効果:+2金
- 効果:このターン、あなたがカードを獲得した際、トークン1をここに置く。次のあなたのターンの開始時に、それらを取り除き、取り除いた数だけ+ドロー
かなり変わった面白い効果のカードです。
ただ、このゲームは基本的には平均的には毎ターン1枚購入するものなので、それだけだとただの次のターン1ドローになってしまいます。
工房などの獲得系や+購入による複数枚獲得など、他のカードとのコンボで上手く使う必要がありそうですね。ただ、このアクションだけで1アクション消費してしまうので、複数枚獲得は結構頑張らないといけなそうです。
カード2枚獲得して「+2金、次のターン2ドロー」。これくらいなら、それなりに強い効果だと思いますが、ここまで強化するには工夫しないといけません。
ということで面白そうなカードですが、あまり強くないでしょう。
プレイ前評価:★★☆☆☆
Hill Fort(丘の砦)
- コスト:5
- タイプ:アクション、砦
- 効果:4コストまでのカード1枚を獲得する。
- 効果:更に1つ選択する。「そのカードを手札に入れる」「+1ドロー+1アクション」。
4コスト獲得だけだと「工房」レベルの効果です。
しかしこのカードは、獲得したカードを手札に入れることも出来ますし、アクションを無駄にせずに1ドロー1アクションに変えることも可能。
獲得後に即手札に入れる効果はかなり便利で、特に手札の状況に応じて「銀貨」を即獲得して手札に入れることが出来るのが強いですね。6金あれば即銀貨化すれば良いわけです。
それ以外にも村鍛冶屋などで回しているときに、必要なコンボパーツを獲得後に即座に手札に入れられるのはかなり強力でしょう。
状況に応じて+1ドロー+1アクションでアクション継続することも出来ます。このカードを大量に確保すれば、連発して4コスト以下のカードを乱獲できるわけですね。庭園など4コスト勝利点確保時にもかなり便利そうです。
ということで強カードではないでしょうか。
プレイ前評価:★★★★★
Stronghold(要塞)
- コスト:6
- タイプ:アクション、勝利点、持続、砦
- 効果:2勝利点
- 効果:1つ選択する。「+3金」「次のターン開始時に3ドロー」
凄まじいカードタイプを持つカードです(笑)。カードタイプを参照するカードとの相性抜群ですね。
+3金や、次ターン3ドローは、3.5~4コスト位の効果。アクション1を使ってしまいますが、経験上悪くない効果です。
特に+アクションが余るような場だと、完全に金貨の上位互換ということになります。
多くの場合で金貨より有効な可能性が高そうで、これは強い匂いがしますね。
プレイ前評価:★★★★★
【ドミニオン】新拡張『同盟』カードレビュー:分割系カード『オデッセイ (Odyssey)』
分割カードセット「オデッセイ (Odyssey) 」で使用するカード4種類を紹介します。
オデッセイは「長きにわたる冒険」とかそういう意味の英単語です。
Old Map(古い地図)
- コスト:3
- タイプ:アクション、オデッセイ
- 効果:+1ドロー+1アクション
- 効果:カードを1枚捨て札にする。+1ドロー
- 効果:あなたは、オデッセイのサプライを循環しても良い
古い地図を手にいざ冒険の旅へ!
地味な感じの効果ですが、大体不要なカードは1枚くらいは手札にあるものなので、それを捨てて新しいカードをドローできる。
ただ、コンボにも使うようなカードではなければ、単体で何回も使って強いカードでもなさそうです。イマイチかなあ。初手で銀貨とこれどちらを買うか?銀貨の方が有効なことが多い気がしますね。
循環は他の分割カードと同じで、どこまで有効なものなのか、まだ未知です。
プレイ前評価:★★☆☆☆
Voyage(航海)
- コスト:4
- タイプ:アクション、持続、オデッセイ
- 効果:+1アクション。
- 効果:前のターンがあなたのターンではなかった場合、追加の1ターンを得る。ただし、そのターン中は手札からカードを3枚までしかプレイできない。
何と追加の1ターン系カードの登場です。
+アクションが付いているのでこのターン更にアクションを楽しむことが出来ます。これは良い。
追加のターンは流石に制約が付いており、わずか3枚しかカードプレイが出来ません。手札制約は無いので、コンボはしやすそうですが、3枚で果たして何ができるんだろうか。
これ財宝カードとアクション合わせて3枚ということよね。。。ベストケースは金貨×3とかそういう手札の場合だが、そんなにうまくいくわけはないでしょうね。
魔女とか相手に嫌がらせをする系カードだと、呪いを打ち込める回数が増えて相性良いでしょうか。
うーん。期待を込めて及第点。
プレイ前評価:★★★☆☆
Sunken Treasure(深海の財宝)
- コスト:5
- タイプ:財宝、オデッセイ
- 効果:あなたがプレイに出していない、アクションカード1枚を獲得する。
サンケントレジャー。ボードゲームでもよく聞く言い回しです。
何と財宝カードでカードを獲得が可能に。これはすごい。
アクションであればコストは問わないので、5コスト以上の強力なカードを比較的簡単に入手が可能です。
このカードを沢山持っておいて、一気に大量に獲得するのは普通に強そうです。
今回は6コスト以上の特殊な分割カードが沢山登場しているので、それらを簡単に確保していけるのは強いですね。
プレイ前評価:★★★★☆
Distant Shore(遠くの岸辺)
- コスト:6
- タイプ:アクション、勝利点、オデッセイ
- 効果:勝利点2
- 効果:+2ドロー+1アクション
- 効果:屋敷を1つ獲得する。
先ほどの要塞といい、6コスト分割カード勝利点好きですね(笑)。
何と効果は驚愕の「研究所」機能が付いています。それだけで普通に強い。
追加効果の屋敷獲得は強制効果なので一長一短。最序盤だと屋敷獲得はかなり苦しいので、中盤以降に使っていきたい感じでしょうか。
ということで強いでしょう。
プレイ前評価:★★★★★
ドミニオン:同盟 関連リンク
▼ドミニオン「同盟」のルールの詳細紹介とレビュー記事はこちら


▼ドミニオン「同盟」で登場する、追加ルール無しで理解可能なカードはこちら


▼ドミニオン「同盟」で登場する、6タイプの分割カードの紹介はこちら








▼ドミニオン「同盟」で登場する、連携カードの紹介はこちら


▼ドミニオン「同盟」で登場する、同盟カードの紹介はこちら


▼ドミニオンの全拡張の内容紹介と、おすすめの拡張紹介はこちら


▼ドミニオン同盟いよいよ2022年5月発売
以上、ドミニオン「同盟」の分割カードの紹介中編でした。
次回は、分割カードの後編になります。
▼ドミニオンの世界はまずはここから『ドミニオン基本セット』
▼ドミニオンの全拡張の紹介はこちらから


スポンサーリンク