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ドミニオンの拡張「同盟」はどういうボードゲームか?ルール紹介とレビュー

大人気ボードゲームでロングセラーの1つ「ドミニオン」の最新拡張「同盟」の日本語版が、ホビージャパンさんより2022年5月末に発売となります。

ドミニオン最新作である「ドミニオン:同盟」がついに来ましたね。

この記事では、ドミニオンの拡張「同盟」がどういうボードゲームなのかを、追加ルールや実際にプレイした感想、レビュー等を交えてわかりやすく解説していきます。

ドミニオン:同盟はどういうボードゲームか?

ドミニオン同盟は、ドミニオンシリーズの第14番目の拡張です。

ドミニオン拡張「同盟」には、「同盟カード」や「分割カード」など、この拡張特有の新ルールが幾つか入っており、「ルネサンス」や「移動動物園」などの拡張に近い大型の拡張です。

ドミニオン拡張「同盟」の英語版は、2022年初に発売されましたが、日本語版もホビージャパンさんより2022年5月に発売となりました。

ドミニオン同盟に登場するカードの詳細は後で説明しますが、全体的にかなりダイナミックで派手なカードが多い拡張となっています。

ちなみに、「ドミニオン」そのものを知らない方のために紹介しておくと、ドミニオンは2008年にリオグランデ社より発売されたデッキ構築型のボードゲームです。ボードゲーム業界にデッキ構築型という新ジャンルを築いたのがこのドミニオンになります。日本語版は2009年にホビージャパンさんより発売されています。

デッキ構築型ゲームは、その名の通りデッキを構築して遊ぶボードゲームですが、マジックザギャザリングや遊戯王カードゲームのようなTCG(トレーディングカードゲーム)と違い、スターターセットやパックなどを買うためにお金をかける必要が無く、単体のボードゲームを買い切りで、楽しむことが出来るのが特徴です。

あまりにも衝撃的なシステムだったため、2009年にドイツ年間ゲーム賞を含むボードゲーム関連の大賞を3冠受賞しています。これは史上初で今なおドミニオン以外で同じ3冠受賞した作品は出ていません。

ということもあって、当時はドミニオンを真似た類似ボードゲームが大量に発売されましたが、王者ドミニオンの地位は揺るがず。拡張が14個も出ていることからわかる通り、ドミニオンは今なお世界中で非常に高い評価を受け続けているボードゲームの1つです。

私は2009年のドミニオン日本語版が発売された当時から遊んでおり、ドミニオンが大好きで書きすぎてしまいそうなのでこの辺にしておきます(笑)。

デザインDonald X. Vaccarino
プレイ時間約30分
プレイ人数2-4人
対象年齢14歳以上
版元Rio Grande Games
日本語版販売ホビージャパン
発売日2022年5月末
希望
小売価格
4,950円(税込)

ドミニオン:同盟のルール紹介

ドミニオン拡張「同盟」では、以下の3つが大きなルールとして追加になります。

  1. 分割カード
  2. 連携カード
  3. 同盟カード

それぞれ順番に説明していきます。

分割カード

ドミニオン拡張「帝国」にも登場した分割サプライが形を変えて帰ってきました。

ドミニオン拡張「同盟」では、4種類の王国カードがそれぞれ4枚ずつ、計16枚で1つの王国カードの山を形成する分割カードが登場します。

通常王国カードのサプライは1山10枚ですが、分割カードの山に関しては、これが1山16枚になるということですね。

1種類の王国カードが4枚無くなると、次の種類の王国カードが4枚が出てきて、更に4枚購入すると次の4枚が出てきて、、、という風な仕掛けになっています。王国カードの並びは、安いコストから高いコストに昇順になっています。

上の画像の例で説明すると

  • 「魔法使い」というタイプの分割カードの山は、16枚の王国カードから形成され、「生徒」4枚⇒「霊術師」4枚⇒「魔導士」4枚⇒「リッチ」4枚、という構成になっています。
  • 「卜占官(ぼくせんかん)」というタイプの分割カードは、16枚の王国カードから形成され、「薬草集め」4枚⇒「侍祭」4枚 ⇒「女魔導士」4枚⇒「女予言者」4枚、という構成になっています。

かなり面白いルールですよね。

特徴として分割カード内のそれぞれの王国カードはシナジーがあるようにできています。なので分割カードだけを狙って買うだけで、それなりにデッキとして機能してくれます。「魔法使い」と「卜占官」の分割カードに関していえば、「補助」「デッキ強化」「アタック」「フィニッシュ」と、走攻守ともにかなりバランス良い構成となっています。

また、分割カード16枚もあると後ろの方のカード買えないじゃん、とならないように、各分割カードの山の一番最初の1種類4枚は、何れも使用時に分割カードの山を循環させる能力を持っています

「循環」は、分割カードの並びを次のコストのカードまで回す効果です。回されたカードは全てサプライの下に入ります。これによって分割カードはグルグル回って、購入できるカードのコストやタイミングが都度変わることになります。

更に、このドミニオン同盟の分割ルールの凄いところとして、何と合計6タイプの分割カードが登場します。先ほど紹介した2タイプとは、全然違う4つのタイプが他にも登場するわけですね。これはすごい。

このブログでは、全6タイプの分割カードを全て紹介して効果レビューしているので、良かったらご覧ください。

▼合計6タイプの分割カードを2タイプずつ紹介しています

【ドミニオン】新拡張『同盟』カード紹介レビュー2:分割カードの紹介前編 【ドミニオン】新拡張『同盟』カード紹介レビュー3:分割カードの紹介中編 【ドミニオン】新拡張『同盟』カード紹介レビュー4:分割カードの紹介後編

連携カード

ドミニオン同盟では新たに「連携」というタイプを持つ「連携カード」が登場します。

連携カードは、カードを使用することで「好意トークン(コイン)」を得ることが可能なカードです。「+1好意」という効果は「好意トークン」を1枚獲得することを意味します。「好意トークン」を得られる枚数や得られる条件は、カードによってまちまちです。

この「好意トークン」は、いくら集めてもそれ単体だと何の意味もないのですが、同盟組織から様々な援助・恩恵を受けるために、消費することが出来ます。

つまり、次に紹介する「同盟カード」の効果を発動することが出来ます。

このブログでは、連携タイプのカードを全て紹介していますので、良かったらご覧ください。

▼ドミニオン同盟に登場する全ての連携カードの効果をご紹介

【ドミニオン】新拡張『同盟』カード紹介レビュー5:連携カードの紹介

同盟カード

ドミニオン同盟の名を冠した目玉となる新ルールがこの「同盟カード」です。

すべてのプレイヤーは、好意トークンを消費することで、この同盟カードの効果を発動することが出来ます

発動タイミングや、発動する効果、発動に必要な好意トークンの数は「同盟カード」によって全然違います。

以下、同盟カードの例です。

  • 山の民:あなたのターン開始時に好意5を支払うと、+3ドロー。
  • メイソン団:デッキシャッフル時に好意1を払うごとに、2枚までのカードを抜き出して捨て札に出来る。

「同盟カード」は、ゲーム開始時に一定数選択され、全プレイヤーの共通の場に置かれ、そのゲーム中は全プレイヤーが参照することが出来るようになります。

「同盟カード」は、使わないと勝てない位強力なものから、使っておくと少し嬉しい程度のものまで、カードによって効果がさまざまで、どの同盟カードが使われるか次第で「好意トークン」の価値がかなり変わってくることになります。

このような個性的な同盟カードが何と20種類近く登場します。凄いですね(笑)。

このブログでは、ドミニオン同盟に登場する、全ての「同盟カード」を紹介しています。良かったらご参照ください。

▼ドミニオン同盟に登場する全同盟カードの効果とレビューはこちら

【ドミニオン】新拡張『同盟』カード紹介レビュー6:同盟カードの紹介

ちなみに、当然ながら特殊ルールが不要な通常効果のカードも、個性的なものが沢山登場します。

かなり枚数多いですが全てこちらで紹介しています。

▼ドミニオン同盟に登場する通常コードの全カード紹介とレビューはこちら

【ドミニオン】新拡張『同盟』カード紹介レビュー1:ノーマルカードの紹介

ドミニオン:同盟の感想とレビュー

ドミニオン同盟を実際にプレイした感想とレビューを書いていきます。

拡張「同盟」の日本語版発売がついに来ましたね。ドミニオン14個目の拡張ということで、何ともすさまじい数の拡張が出ているボードゲームですが、未だに世界的に根強い人気を誇るボードゲームということで、待ち望んでいた人も多かったんじゃないでしょうか。

ドミニオンは、新しい拡張が出る度にいつもワクワクしますし、都度新しい戦略や面白さが見つかって、まさに無限に遊べるボードゲームだと思います。

さて、この拡張、実際に遊んでみたのですが、この拡張はかなり凄いですね(笑)。

どのように凄いのかレビューしていきます。

兎に角、派手な効果が多い

この拡張「同盟」に登場するカードは軒並み派手な効果のものが多いです。

この拡張を実際に遊んで感じた特徴を、シンプルに表現するとこれになりますね。

全てのカードがそうというわけではないのですが、かなりダイナミックにプレイすることが可能です。

1枚でとんでもない効果を発動するカードだったり、同じカードを何枚も連発して楽しくなれたり、ずっと俺のターン出来たり、属州を破壊(!?)したり。

「ルネサンス」や「移動動物園」など直近の拡張は比較的穏やかなものも多かった印象ですが、「同盟」のカードは過去のドミニオンの拡張と比較すると、相当ヤンチャ出来る効果が多いです。

この効果本当に大丈夫なの?って事前レビューで、ヤバさを想像していたカードはいくつかありましたが、まさにその通りで相当問題児だったりします(笑)。

ヤバいカードは過去のレビュー記事で内容を記載しているので良かったらご覧ください。

>>ドミニオン同盟のノーマルカードの紹介

ただ、派手とは言ってもゲーム崩壊しているとかそういうわけでは当然無いですし、ドミニオンは、基本的にはアクションを沢山使って楽しんでいくボードゲームなので、派手なアクションプレイはドミニオンの本質とマッチしていると思います。

一方で、自分が超楽しい状態って、対戦相手からすると大抵もどかしい状態だったりする(カタンの出目が悪く、自分だけ資源貰えない状態が続くように・・・)ので、その辺の全体としての楽しさのバランスのばらつきはありそうです(笑)。

ハースストーンなどスマホアプリカードゲームは、シーズンによってカードの効果が控えめだったり、ド派手だったりしますが、ドミニオンもこの同盟に関していえば拡張の派手さを意識して作られている気がしますね。

シンプルでわかりやすい拡張

ドミニオン経験者であれば簡単に楽しくなれる拡張です。これぞドミニオンという感じの楽しさです。

「連携カード」「同盟カード」共にかなりわかりやすいルールです。「分割カード」も説明を聞くだけだと若干わかりづらいかもしれませんが、一度遊べば簡単に理解できると思います。

第9拡張「ギルド」以降の最近の拡張は、セカンドシーズン的な拡張になっており、かなり変わった複雑めなルールのものが多く、この「同盟」も比較的新ルールは多いので、多少はドミニオンに慣れてから遊んだほうが良いと思いますが、ルール的には初心者でも理解しやすい、楽しさがわかりやすい作りになっていると思います。

ただ、ルールはわかりやすいのですが、派手な効果による初心者殺しは多分にあるので、上級者は初心者と遊ぶ場合はちゃんと注意して遊びましょう(笑)。

拡張「錬金術」に似たダイナミック感

派手な効果ということで、似たような印象を受ける他の拡張で、思い浮かぶのは小拡張「錬金術」ですね。

錬金術で「ポーション」を使って購入できるカードは、軒並みダイナミックなインチキ効果が満載で、使ってる側は最高に楽しくなれる拡張でした。

拡張「同盟」はルール自体は全然違うのですが、カードパワー高目な派手なアクションは「錬金術」を彷彿とさせますね。

勿論、全てのカードが派手なわけではないですし、同盟には新ルールがあるので、派手さ以外のプレイ感は全然違うものになっています。

分割カードが面白い

分割カードはかなり変わったシステムにしたものだと思いますが、これは普通に面白いルールです。

サプライの1つなので、当然、使ってもよし、使わなくてもよし、なわけですが、王国カードの組み合わせによってはかなり強力なものもあるため、使いこなしがいのあるルールになっています。

6タイプ全24種類の分割カードの効果は、想像通り全て個性的な作りになっており、使いこなしがいのあるものばかりで、やりこみしたくなること間違いなしです。

かなり強力だと目に見えてわかるタイプから、若干使いづらいと感じるタイプまで、6タイプもあるとカード能力も様々で、何れ比較検証してみたいところです。

先ほど紹介した「魔法使い」と「卜占官」の2タイプはどちらもかなりパワフルになってます。

分割カードルール。個人的な評価は満点ですね。

分割カードの評価:★★★★★(満点)

連携カードが面白い

連携カードは基本的に「同盟カード」を使うために使用されることがメインですが、連携カードを使う使わないを選択するところから、自分の戦略を考えてプレイするのが楽しいです。

帝国の「ランドマーク」やルネサンスの「プロジェクト」のように、意識して使わないと勝てないルールとは違って、「同盟カード」は、使わなくてもそこまで大きなハンデにはならないので、最悪無視してプレイするのが良いでしょう。

同盟カードと連携カードの組み合わせによっては、完全に空気になることもありますし、これは是非連携カードが欲しいっていう組み合わせもあります。

ちなみに私は勝とうが負けようが、連携カードで好意トークンを集めて、同盟カードを意識してプレイするようにしています。折角の同盟ルールなので、その方が絶対楽しいです。

連結カードの評価:★★★★☆

同盟カードが面白い

本拡張最大の特徴の「同盟カード」ですが、まあ何とも個性的で面白いですね。

個々のカード効果はそれなりに単純なものが多いのですが、連携カードとの組み合わせが本当に沢山あって、戦略を練るのが本当に楽しいです。

それでいて、別に使用しなくても勝てるゲームも多いですし、使用することでより効率的に勝てるゲームも多いです。

勝利点やデメリットを持つような、ゲーム性に多少影響するような同盟カードもありますが、多くはシンプルでわかりやすいメリットのあるものになっています。

適当な組み合わせでやってみて、この組み合わせ凄いことになるじゃん・・・っていうものも見つかったりして、まだまだ新しい発見があり楽しいですね。

何れ、連携カードと同盟カードの凄い組み合わせやコンボなんていうのも研究されるのかもしれません。

同盟カードの評価:★★★★★(満点)

新カードの試行錯誤が面白い

どの拡張にも言える話かもしれませんが、新カードの使い方の試行錯誤がまあ面白い。

取り合えず「魔女」打っとけとか、「礼拝堂」買っておけとか、そういう脳死プレイで強いカードは少なく、どのカードも使いこなしがいのあるカードばかりです。

必勝プレイばかりするのはつまらないですし勿体ないので、こういう使いこなしてなんぼなカードは、個人的には大好物です。

組み合わせ次第では相当悪さできそうなものもチラホラあるので、そういうところは何れ紹介できればと思います。

プレイ時間が長くなりがち

派手なアクションの宿命ですが、アクションを連発できるような仕掛けもあり、プレイ時間は他のもっとシンプルな拡張と比較すると、比較的長くなりがちの拡張だと思います。

+アクション持ちカードが他の拡張より多いんじゃないでしょうか。なので全体的にアクションを連打しやすい環境になっているようです。

アクションを過剰に連打できるようなカードや追加のターンを獲得できるようなカードもあるので、そういうカードを誰かが連発すると徐々にプレイ時間は伸びていきます。

全てのカードがそういうわけではないので、プレイ時間と相談しつつサプライを決めれば良いかと思います。

総合評価

ドミニオン「同盟」凄い楽しいですし、未だにワクワクしてプレイしています。

これは文句なしに満点ですね。

ルールは何れも初心者でもわかりやすく、カードの効果は目新しく、ワクワクするものばかり。

派手な効果も多く使い方の試行錯誤がたまらなく面白い。

遊んでいて素直に楽しいと感じるドミニオンは、良いドミニオンです。

総合評価:★★★★★(満点)

ドミニオン:同盟の内容物

  • カード 400 枚(59×91mm)
  • 好意マット6枚
  • コイン35枚
  • 収納トレイ
  • インデックスシート
  • ルールブック

収録カード枚数は大量の400枚。ルネサンスなどと同じボリュームですね。

好意トークンを置くためのマットとコインが入っています(コイン35枚で足りるんだろうか…)。

その他はいつものドミニオンですね。

ドミニオン同盟のスリーブ

  • 59 x 91mm:400枚

いつものユーロサイズのカードが400枚です。

一度スリーブを使うと常に使わないといけないのが、デッキ構築の宿命ですが、何十回・何百回遊ぶボードゲームなので基本的にはスリーブに入れたほうがいいでしょう。

私はもちろんスリーブに入れて遊んでいます。

ドミニオン:同盟 関連リンク

▼ドミニオン「同盟」で登場する、追加ルール無しで理解可能なカードはこちら

【ドミニオン】新拡張『同盟』カード紹介レビュー1:ノーマルカードの紹介

▼ドミニオン「同盟」で登場する、6タイプの分割カードの紹介はこちら

【ドミニオン】新拡張『同盟』カード紹介レビュー2:分割カードの紹介前編 【ドミニオン】新拡張『同盟』カード紹介レビュー3:分割カードの紹介中編 【ドミニオン】新拡張『同盟』カード紹介レビュー4:分割カードの紹介後編

▼ドミニオン「同盟」で登場する、連携カードの紹介はこちら

【ドミニオン】新拡張『同盟』カード紹介レビュー5:連携カードの紹介

▼ドミニオン「同盟」で登場する、同盟カードの紹介はこちら

【ドミニオン】新拡張『同盟』カード紹介レビュー6:同盟カードの紹介

▼ドミニオンの全拡張の内容紹介と、おすすめの拡張紹介はこちら

ドミニオンの全拡張の紹介と、おすすめな購入順の紹介です。【ドミニオン】全拡張の紹介と初心者にもおすすめな購入順の紹介

あとがき

以上、大人気ボードゲームドミニオン14個目の拡張になる「同盟」のゲーム紹介とレビューでした。

個人的な感想ですが、過去のドミニオン拡張と比較しても、かなり好きな部類に入ると思います。

手放しに購入しても問題無い位、面白い良い拡張だと思いますね。

2022年5月末発売予定のドミニオン「同盟」。気になっている方はチェックしてみてください。

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