名作ボードゲーム「エルドラドを探して」カードレビュー

今回はアークライトさんから先日発売したばかりのボードゲーム「エルドラドを探して」の全カードレビューをしていきます。

とは言っても、そこまでガンガンやりこんでいるわけではないので、参考程度にお願いします。

「エルドラドを探して」は非常にお勧めのボードゲームの1つなので未プレイの方は是非プレイしてみてください。

このボードゲームのプレイ感としては、プレイ時間や運と実力のバランスなど、私はあのドイツボードゲームの金字塔「カタン」に近いものをこのゲームに感じました。

↓万人にかなりおすすめできるボードゲームの1つ「エルドラドを探して」

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初期デッキカードのレビュー

各プレイヤーの初期デッキは8枚。
「探検家」3枚、「旅行者」4枚、「船員」1枚です。

探検家(Explorer)

効果:1ナタ

初期デッキに入っている、オーソドックスなナタカード。
ナタマスはこのゲームで最も多いマスなので、出番はかなり多いカードと言える。

しかし2ナタマス以上のマスには侵入不可。
そのため難易度の高いマップだと力不足になりやすい。

初級マップだと比較的頑張れるが、中上級マップだと後半お邪魔カードになってくる。

圧縮できる機会があれば圧縮した方が良いだろう。
ただ、出番は多いので圧縮優先度は中くらい。

旅行者(Traveler)

効果:1金

お金を落としてくれる旅行客です。
初期デッキで最も沢山入っているカード。

序盤にお金を生み出してカードを購入するのには当然必要だが、それ以外に活躍の機会が無く、同じ初期カードでは探検家以上に力不足。

お金マスの侵入には必要だが、そういうマップには大体迂回路があるので、例えばナタで遠回りしてでも迂回した方が、結果良かったということも多い。

破棄の優先度は初期カードで最も高いと思われる。
このカードを破棄出来たゲームは大体上手くいくというのが経験則。

船員(Sailor)

効果:1オール

初期デッキで水辺マスに侵入できる唯一のカード。
Sailorは船員と訳したか…

水辺マスはマスこそ少ないものの、お金マスとは違い迂回路が無いことも多く、ちゃんと準備しておかなければ手痛い足止めを喰らうことが多い。
この1枚が手番にあったおかげで、水辺1マスに侵入出来て、助かったということも良く起こりうる。

ということで破棄優先度は初期カードの中で最も低いと思う。

初期サプライカードのレビュー

次に初期から購入可能なサプライ6種類を紹介します。
当然ですが購入にはお金が必要になります。
序盤用という感じの、初期カードよりは強いが、そこまで強烈ではないカードが登場します。

斥候(Scout)

効果:2ナタ
費用:1金

非常に安いが「探検家」の2倍の効果を持つカード。
購入できるカードの中で最もコストの安いカード。

一見お得そうにも見えるが、1金のカードと言うことで初期カードに毛が生えた程度なので過信は禁物。

ナタ1マスなら2マス分移動可能だが、どうせならもう少し強力なナタカードを使いたいところ。
また、ナタ2マスには侵入可能だが、もっと高コストのかかるマスを考えて、やはりもっと高いナタを買っておく方が結果的に良いことが多い。

ただ、高コストマスが少なめなタイルが多い場合は、再序盤から買える安さと移動能力の効率良さが輝く。
上手くマップ全体を見極めて購入したいところ。

初期サプライだが最後まで売れ残ることも多い。

先駆者(Trailblazer)

効果:3ナタ
費用:2金

何かプロフェッサーっぽい見た目のおじさんだが、エルドラドに関しては先駆者らしい。
ナタシリーズの中では5ナタに次ぐNo2の能力。

ナタもここまでくるとしっかり強い
ナタ1マスなら3歩移動できるし、ナタ3マスにも侵入可能。
中々嫌らしいショートカットにナタ3マスがあることも多いので、そういう状態にも対処可能。

安定した強さで、とりあえず買っておけば序盤から終盤まで損しないカードという印象です。

写真家(Photographer)

効果:2金
費用:2金

プロの写真家は、旅行客より更にお金を落としてくれるわけですね。
ちなみにプロの世界では、カメラマンとフォトグラファーは別物なので注意しましょう。

ドミニオンの癖でつい購入のための資金源として買いたくなるが、これも基本的には旅行者と同じで過信禁物。このゲームのお金はお邪魔カードになる可能性が比較的高いカードです(勿論状況にも依りますが)。

お金マスへの侵入にはお金カードが必要だが、お金マスは迂回路があることが多いため、必須移動力にはならずに移動力としては心もとない。

「斥候」と「旅行者」の注意点を併せ持つカードですね。
経験上お金カードを買い過ぎたプレイヤーは脱落していくので、これを購入するならしっかり「旅行者」を圧縮した方が良い。

何でも屋(Jack-of-All-Trades)

効果:1ナタ or1金 or 1オール
費用:2金

オールマイティの1パワーカードです。
個人的に好きなカードの1つ。

熟語的な名前のカードですがこれは、何でも仕事の出来るジャック、という感じ。ジャックは当時のイギリスで一般的な名前で、ジョンとか太郎とかそういう類のモノ。
しかし、最近では尖がっている部分が無い、器用貧乏的な意味でも使われるらしい。

手にはナタを持ち、背中にはオールを背負って、ポケットにはお金が入ってそうという、確かに何でもこなせそうな抜かりないイラストになっています。

1パワーは弱いのですが、どこでも使える1パワーとなれば話は別。
痒い所に手が届くまさにオールマイティなカード
手札の偏りや事故を緩和してくれるカードと言う感じでしょうか。

パワー1ですが腐らず、序盤から終盤にかけていかなる時でも役に立つカードですね。
個人的には2金あるならこれを買うことが多い。

宝箱(Treasure Chest)

効果:4金、このカードを破棄する
費用:3金

エルドラドへの道中で見つかった宝箱。
1度きりの4金。使用後は破棄される。

4金の効果を3金で買うというのは、効率は悪いように見えるが、このゲームで一度の手札で4金を得られる機会は、特に序盤には中々無い。
そのため、序盤のブーストに良い

一応初期デッキに旅行者が4枚入っているので、初手4金ということはありうるが稀。これが宝箱のコスト3金ならぐっと購入しやすくなる。

移動のために使用するのはほぼ確実に悪手になるので、この4金はカード購入のために使用しましょう。

個人的にはあまり好きではないが便利なカード。

無線機(Transmitter)

効果:市場から好きなカード1枚を獲得して、捨て札におく。このカードを破棄する。
費用:4金

無線機を使用して物資を取り寄せる効果。
再序盤のキーカード。

サプライだけではなく、番外の将来のサプライカードからでも、好きなカードを入手できるという点がポイント。
これを使ってサプライ番外から強力なの5コストカードを持ってくると強い
好きなカードを得られるのだから、当然最高コストの5コストを選択した方が良いでしょう。

このカードのコストが4金のため、再序盤に「宝箱」を買って強引に4金を得るという行動にも価値が出てくる。

序盤過ぎると大抵無くなっているカード。

追加サプライカードのレビュー

次にサプライに空きが出たら購入可能になるカード群です。

全12種類あります。
これだけ様々なカードがあるにもかかわらず、ゴールする頃には大体これらがほぼなくなっています。

ジャーナリスト(Journalist)

効果:3金
費用:3金

エルドラドを探してジャーナリストも乗り込んできました。
会社の経費でかなりのお金を落としてくれます。

3コストで+3金を生み出してくれる。
3金あれば+1,2金で大体何でも買えるし、お金マスの移動力としても十分強い。
お金を落としてくれるカードの中では比較的バランスが良い印象。

お金メインでデッキを組むならこの辺はしっかり買っておきたい。

億万長者(Millionaire)

効果:4金
費用:5金

お金シリーズトップカード。
3種類ある5コストカードの1つ。

何と億万長者がエルドラドを探してのスポンサーとなってくれました。
当然ガッポリお金を落としてくれます

流石に5コストなら強力だろう、と行きたいところですが・・・
+4金は勿論強いのですが、5コスト溜まったからと言って、真っ先にこれを買うと経験上イマイチ上手くいかないことが多い。
個人的にかなり痛い目に合ったことが多いカードで使い方模索中。

手札にあるからと言っても下手に使わずに、高コストマスのために取って置いたり、強力なカードを購入できるようなタイミングまで使用は待ったほうが良いかもしれない。

私がわかっていないだけかもしれませんが、やはりお金シリーズは使い方が難しいということでしょう。

開拓者(Pioneer)

効果:5ナタ
費用:5金

ナタシリーズトップカード。
3種類ある5コストカードの1つ。

何と驚異の5ナタ。1ナタゾーンなら5マスも進めます。

5コストの中では最も安定して強力なカード
何故ならナタは大抵どんなマップでも必要とされる移動力だからですね。

ナタでは遠回りしなければならないコースでも、この開拓者を使うことで凄まじい速度で大外を周回できたりする。このカード使えないってなる状況が殆どない。

非常に安定して強いので、逆に言えばこれを2枚くらい買われてしまうと、2枚使って10ナタとなり、物凄い勢いで森林区間の先行を許してしまうため注意が必要。

大ナタ(Giant Machete)

効果:6ナタ、このカードを破棄する。
費用:3金

ジャイアントマチェットっていう単語が何か良い響きです。

ナタシリーズの中で最大の移動力6を誇る必殺カード
プロモを除いて移動6という数値もこのカードのみ。
ただし使い切りのため効果が安定しない。

使いどころとしては、低コストマスの大幅移動か、高コストマスの突破か。
低コストマスなら、低コストカードでも移動が可能なので、輝きは少ない。

やはり最も輝くのは、高コストショートカットマスの突破だろう。
大幅ショートカットになる高コストナタマスを突破できるだけでも、このカードを購入したかいはある。

ただ、当然ながらこれを使うよりは、5ナタの開拓者を買っておく方が何度も使えて強い。5ナタも突破できないマスはない。

一度きりのカードなので早めに買ってしまうと、0.5金の購入用とにしか使えなくなるので注意。

冒険家(Adventurer)

効果:2ナタ or 2金 or 2オール
費用:4金

「何でも屋」が更にパワーアップして、どこでも突っ込んで行ける冒険家になりました。
RPGだったら勇者的なポジションでしょうか。

オールマイティ2は当然便利なのですが、コストが4と高め。

ここまでの高コストだと若干輝きが少ない気もするが、他に良い4コストカードが無ければ十分良い選択肢。

オールマイティはふとした時に水辺の突破などに使えて輝くことがあり、これが手札にあることで色々なルートの選択肢が生まれて、やはり使っていて安定して強いと感じる。

プロペラ機(Prop Plane)

効果:4ナタ or 4金 or 4オール、このカードを破棄する。
費用:4金

何と禁断の空飛ぶプロペラ機が登場。
もうそのままエルドラドまで飛んで行っちゃえば良いんじゃないかな、って思ったのは私だけではないはず。

高コストタイル何のその。
んな高コストマスでもこれ1枚で突破していきます。

しかし何故か使い切り。ガソリンが足りなったのか?
ズルしないでエルドラド探してねってことでしょうか。

使い切りカード全般に言えますが、使いどころはちゃんと考えましょう。
これを使って例えば1ナタマスを4マス分移動するとかは、よほどゴールが見えているとかでない限りは悪手だと思います。

私の仲間はこれを買う人が多いですが、私はあまり買わないことが多い。
これを買うなら何度も使える「冒険家」の方を買っちゃうかなぁ。。。
同じ4コストの「冒険家」では超えられないのは3コスト以上の高コストマスなので、やはり「プロペラ機」はそういうマス用に使用するべきでしょう。

船長(Captain)

効果:3オール
費用:2金

我らがキャプテンが登場。
オール系カードは初期手札の「船員」とこのキャプテンしかない。

コストは安いが生み出すのはオールのみ。
状況が限定されているオールでこれは弱いでしょう…と侮ることなかれ。

水辺においてはこの船長こそが最強です。

困ったときに痒い所に手が届く非常に役立つカードと言う感じ。
大抵のレースマップには水辺がいやらしく設置されています。
こういう水辺は迂回できないことが多く、オールの手持ちが無ければ大きく足止めを喰らいます。
なのでこういう水辺をスムーズに突破するには、このキャプテンの3オールが不可欠です。

水辺を移動できるカードは、他は全て船長よりも移動力が弱いか、プロペラ機のように使い切りのカードだけ。

もう少しで水辺が来るかなっていう時に、先行して1枚デッキに仕込んでおくだけで結果的に安定感が段違いになる。

このカードのお陰で1位になったゲームが何度もあり、個人的には非常に強カードだと思っている相棒的な1枚。

旅行記(Travel Log)

効果:+2ドロー。手札から0~2枚カードを破棄。このカードを破棄する。
費用:3金

使い切りのドロー&圧縮用カード。
徐々に古い旅行記は新しい未来で上書きされていくという感じでしょうか。

当然+2ドロー後に2枚破棄する行動が最もオーソドックスで強い
たった2枚かと思うかもしれませんが、このゲームは中々破棄する機会が無い上に、デッキもそこまで膨大にはならないので、2枚破棄でもしっかり効いてくる。

3コストと買いやすいのもポイント。

このカードで忘れがちなのは「破棄しなくても良い」という点。
破棄するということはそのターンの移動力を失うということだが、特に終盤は破棄しないでただの+2ドローとして扱う方が良い場面も出てくる。
終盤に使った際、無意味に破棄して勝機を逃すようなことはないようにしたい。

1枚位は買っておきたい強カードですね。

科学者(Scientist)

効果:+1ドロー。手札から0~1枚カードを破棄。
費用:4金

破棄専用カード
一見すると強そうなのだが、使用しても手札が1枚も増えないので、本当にただの破棄用にしか使えない。

また、肝心の破棄速度は使用する毎に1枚と中々遅いため、思うように破棄が進んでくれない。使用する毎にそのターンは手札を1枚失って3枚でプレイすることになりこれも中々のディスアドバンテージ。

最悪手札の邪魔にはならず決して弱くはないのだが、コストの高さも相まって、期待したより活躍できないカードという印象。

地図製作者(Cartographer)

効果:+2ドロー
費用:4金

2020年ドイツ年間ボードゲーム大賞エキスパート部門ノミネート作品の1つ「カートグラファー」ですね。

シンプルイズベストな強カード

手札枚数がたった4枚と少ないこのゲームにおいて、+2ドローで手札が5枚になることの強さは使えばわかります。
例え初期手札のような弱いカードを引いたとしても、大体は1マス移動に使えることが多く、つまり最低でも使う度に1マス分移動できるようなもの。

そのターンは当然プラスだし、デッキの周りも早くなって、強力なカードを再度引きやすくなって一石二鳥。

ということでとりあえず強いので1枚は買っておきたい。

1人に3枚買わせてしまうと一人だけドミニオンになるので可能ならば阻止したい。

コンパス(Compass)

効果:+3ドロー、このカードを破棄する。
費用:2金

1度きりの3ドロー。
大体運頼みの3ドロー。

コストは安いが+ドローは大抵何が出るかわからないので、破棄シリーズの中でも使いづらさはトップクラス。

この効果で1ナタや1金が出て1,2歩余分に移動できるようになったとして、それが果たしてどれだけの価値を生み出せたのか。

ただし、ここぞというときにデッキの残り内容が読めると+ドローは戦略的に使えるため3ドローはかなり便利のはず。例えば、ここで2オールあれば・・・っていうときに「船長」まだ出てないから3ドローすれば確実に引ける!みたいなタイミングは少なからずあるはず。

原住民(Native)

効果:好きな隣接1マスに移動する。
費用:

オレ、アンナイスル、ツイテコイ

何とエルドラドへの道を原住民が案内してくれる!
プレイヤー達はエルドラドの遺跡を荒らしに来た人たちですが、果たして協力して大丈夫なんでしょうか(笑)

3種類ある5コストカードの1つ。

効果は漢らしく1マス移動それだけ。
ただし、どんなマスでも無条件に強引に侵入できるというパワーカード

4金マスだろうが、3オールマスだろうが、4ナタマスだろうが、「原住民」にとってみればただの1ナタマスと違いは無くなる。

いやー・・・強い。
のは間違いないのですが、この1移動というのが意外とネックで、高コストマスのショートカットに使えれば良いのだが、それ以外は中々スピードが上がらない。

他に手持ちがないため、1ナタマスへの移動のために原住民を使ってしまう、ということも良く起きる。

どんな時でも絶対に移動出来る能力は腐ることはないのですが、個人的には5ナタの開拓者の方が強いと思う。

プロモカードのレビュー

プロモカード3種類に関しては過去の記事にレビューしているのでそちらを参照ください。
まだ使ったことが無いのですが、使う機会が楽しみです。

 

 

以上、「エルドラドを探して」の基本セットの全カードレビューでした。

色々強い弱いと書いてしまいましたが、実際にはマップや状況や相手のプレイスタイルなどに応じて全然強弱は変わってくるので、純粋に強カードだけを使い続ければ勝てるゲームでもありません

安いカードを大量に購入してガンガン進む戦略だったり、じっくり高いカードを買って追い上げる戦略だったり、ベースキャンプで破棄しまくって追い上げる戦略だったり、どんな戦略でも楽しめます。

マップと状況やその日の気分に応じて、是非色々とカードや戦略を使い分けて楽しんでください。

それではエルドラドへの道のりをお楽しみください。

↓万人にかなりおすすめできるボードゲームの1つ「エルドラドを探して」

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2 COMMENTS

アバター あるかな

エルドラド買って小学生の息子とプレイしました。
子供にも受けが良く、初回だったので説明書のマップでやりましたが、次回は自分で作ったマップでやりたいと言ってました。
やはり、ナタ系のカード、何でも屋、地図制作者あたりを押さえると非常に強いですね。

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TEENO TEENO

>あるかなさん
コメントありがとうございます。
エルドラドは海外だとファミリーゲームな位置づけみたいですね。
家族でやっても絶対楽しめるボードゲームだと思います。

大体どこのマップでも便利なナタなどのカードはやはり強いですよね。
ランダムマップだと猶更その傾向が強そうな気がします。

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