今回はホビージャパンさんから急遽発売が発表された注目作品「帝国の時代:インペリウム・クラシック」と「帝国の時代:インペリウム・レジェンド」を紹介していきます。
個人的には英語版を頑張って翻訳して、輸入してまで遊ぼうとしていた非常に注目していた作品です。
ということで「帝国の時代:インペリウム・クラシック」と「帝国の時代:インペリウム・レジェンド」がどういうボードゲームなのか、所感とルール紹介を交えて説明していきます。
帝国の時代:インペリウム・クラシックとインペリウム・レジェンドはどういうボードゲームか?

基本情報
デザイン | システム: ナイジェル・バックル, デヴィッド・タージ アート:ミハイロ・ディミトリエフスキー |
---|---|
プレイ時間 | 約40×人数分 |
プレイ人数 | 1-4人 |
対象年齢 | 14歳以上 |
版元 | Osprey |
販売 | ホビージャパン |
日本語版 発売日 | 2022年6月 |
希望 小売価格 | 5,940円(税込) |
「帝国の時代:インペリウム・クラシック」と「帝国の時代:インペリウム・レジェンド」は、それぞれ独立して遊べるセットですが、どちらも全く同じ基本情報となっています。
値段も全く同じ約6000円の作品。
アートワークは見た目の通り。あの西フランク王国シリーズの絵師さんです。味があって個人的にはかなり好きなデザインです。
ボードゲーム概要
君の前には手強い敵が並んでいる。味方の準備はできている。歴史を残す時だ。
歴史上でも最も名高い人々の運命は君の手に握られている。
戦争の脅威にさらされ続けている状況で、君は新たな土地を征服し、科学や文化の劇的な進化を遂げ、人々を帝国の新たな時代へと導いていかなければならない。
急すぎる拡大は混乱に文明が屈することになりかねない。だが遅すぎては歴史上の単なる脚注となってしまうだろう。
まったく異なる八つの文明の一つとして、世界の眼前で頂点にそびえる姿を見せつけるのだ。
引用:ホビージャパン公式HP
帝国の時代:インペリウム・クラシックとインペリウム・レジェンドは、文明の繁栄と衰退をテーマにした、デッキ構築系のボードゲームです。
それぞれかなり特徴的な文明専用のデッキを受け取り、そのデッキとカードを駆使して、リソースや新たなカードを獲得し、自分の文明を発展させていきます。
8つの文明と8つの特徴
帝国の時代:インペリウム・クラシックとレジェンドでは、プレイヤーは8つの特徴的な文明の何れかを使って、それぞれの発展を競うボードゲームです。
文明によって発展方法が全く異なるのが特徴。
帝国の時代:インペリウム・クラシックの文明

帝国の時代:インペリウム・クラシックは、実在した文明がベースになっています。
- カルタゴ
- ケルト
- ギリシャ
- マケドニア
- ペルシア
- ローマ
- スキタイ
- ヴァイキング
帝国の時代:インペリウム・レジェンド

レジェンドの名前の通り、伝説の文明がベースになっています。
- アーサー伝説
- アトランティス
- エジプト
- マウリヤ
- ミノア
- オルメカ
- 秦
- ユートピア
ゲームシステム
帝国の時代:インペリウム・クラシックとレジェンドのゲームのルールは、特徴的な効果やカード依存の効果がメインのため、聞きなれないもの多くそれなりに難解な印象。
簡単に流れを説明します。
自分の文明のデッキを受け取ってプレイ開始。
手番の流れ
- 発動 or 革新 or 反乱
- クリーンアップ
基本的にはこの2ステップをゲーム終了条件が満たされるまで繰り返していくだけです。
発動
手札からカードを1枚プレイしてその効果を発動。これを3回のアクション権が無くなるまで実行。
プレイしたカードは場に残り続けるものや、追加で効果を発動するものもあります。
最もオーソドックスなアクションになります。
革新
手札を全て捨てて、特定のカードを獲得します。どのような種類のカードを獲得できるかはプレイしたカードによって値ギアます。
デッキ強化のためのアクションということですね。
反乱
不穏カードを不穏の山札に戻します。
不穏カードは、文明崩壊エンドに繋がるカードで、更に勝利条件にも影響します。
クリーンアップフェイズ
手札を好きなだけ捨てて5枚になるまでドロー
ゲーム終了条件
- メインデッキ切れ
- 開発エリア最後のカードを開発
- 文明の崩壊(不穏カードが尽きた)
- 特定の文明の特定の条件達成
ゲーム終了条件を満たしたときに最も勝利点が多いプレイヤーの勝ちになります。
ちなみに、文明崩壊エンドの場合は、勝利方法が変わります。
ソロプレイが大人気の作品
帝国の時代:インペリウム・クラシックとレジェンドは、1~4人用なのですが、実は1人用が一番評価が高くなっています。

毎年BGGで発表される「ソロプレイ向きボードゲームのランキング」で2021年の初登場で15位となりました。
2020年のランキングには当然いなかった作品で、登場時は「なんだこの作品は?」と驚いたものです。
帝国の時代:インペリウムクラシックと帝国の時代:インペリウム・レジェンドの違いは?
帝国の時代:インペリウムクラシックと帝国の時代:インペリウム・レジェンドの違いをまとめてみました。
文明が違う
帝国の時代:インペリウム・クラシックとレジェンドは、基本ルールは同じなのですが、使用可能な文明が全く違うため、プレイ感が全然違います。
インペリウムクラシックは歴史に忠実な文明が8つ登場し、インペリウムレジェンドの方は伝説の文明が8つ登場します。
クラシックは、ギリシアやローマのような古代あるある文明。

レジェンドは、アーサー伝説のような空想上の文明もあれば、秦のような古き大文明なんかが登場します。

それぞれ収録されているカードは全然違います。
これら自文明の特徴的なカードを活かしつつ、プレイしていくリプレイ性の高さが魅力ですね。
複雑度の違い
文明ごとに複雑度が違いますが、クラシックはより簡単で複雑度が低く、レジェンドは複雑度が高いです。
クラシックはより短時間でプレイでき、レジェンドはかなりトリッキーで時間のかかる文明が多いです。
インタラクションの違い
インタラクションはクラシックの方がレジェンドよりも多いです。
そのため、多人数プレイのインタラクションを楽しみたいのであれば、クラシックの方が良いといえるでしょう。
どちらを買うべきか?
リプレイ性の観点では、断然両方買うべきかと思います。私は即両方購入しました(笑)。
ただ、それぞれ独立したセットなので片方を買って面白かったらもう片方も買う、というのでも良い気がします。買おうと思った頃に無くなっている、とかが無ければそういう選択も十分アリでしょう。
プレイ時間の観点で多人数プレイするなら、複雑度の低いダウンタウン少なめな「クラシック」を。より複雑でも良いのでユニークな文明を楽しみたいなら「レジェンド」を。という感じでしょうか。
まあどちらか悩んでいるなら無難に「クラシック」にするのがよさそうですね。
内容物
帝国の時代:インペリウム・クラシックとレジェンドは、中重量級だけあってかなりのサイズのコンポーネントが入っています。
帝国の時代:インペリウム・クラシックの内容物
- 『カルタゴ』カード 23枚
- 『ケルト』カード 28枚
- 『ギリシャ』カード 23枚
- 『マケドニア』カード 23枚
- 『ペルシア』カード 23枚
- 『ローマ』カード 23枚
- 『スキタイ』カード 24枚
- 『ヴァイキング』カード 26枚
- 庶民カード 83枚
- 状態カード 4枚
- 至点カード 1枚
- 市場ボード 1枚( 3分割)
- 消耗トークン 21個
- アクショントークン 18個
- 物資トークン 39個
- 人口トークン 39個
- 進歩トークン 39個
- 枠マーカー 6個
- 6面ダイス 1個
- ルールブック
- 1人ゲーム用ルールブック
帝国の時代:インペリウム・レジェンドの内容物
- 『アーサー伝説』カード 29枚
- 『アトランティス』カード 22枚
- 『エジプト』カード 23枚
- 『マウリヤ』カード 24枚
- 『ミノア』カード 23枚
- 『オルメカ』カード 26枚
- 『秦』カード 25枚
- 『ユートピア』カード 21枚
- 庶民カード 83枚
- 状態カード 4枚
- 至点カード 1枚
- 市場ボード 1枚( 3分割)
- 消耗トークン 21個
- アクショントークン 18個
- 物資トークン 39個
- 人口トークン 39個
- 進歩トークン 39個
- 枠マーカー 6個
- 6面ダイス 1個
- ルールブック
- 1人ゲーム用ルールブック
スリーブ
帝国の時代:インペリウム・クラシックとレジェンドは、デッキ構築カードゲームなのでスリーブ推奨。
クラシックとレジェンドどちらも281枚のトレーディングサイズ(63.5mm x 88mm)のスリーブが入っています。
- 63.5 x 88mm:281枚
こういうゲームが好きな方におすすめ
- 1人用、ソロプレイボードゲームが好き
- デッキ構築やリソース管理が好き
- 神話の世界や歴史国家が好き
- ルートやスピリットアイランドなど、キャラクター毎に全然違うプレイ感が楽しめるゲームが好き
あとがき
以上、ボードゲーム「帝国の時代:インペリウム・クラシック」と「帝国の時代:インペリウム・レジェンド」のゲーム紹介でした。
魅力的なデッキ構築で何よりソロが面白いということで、これを買わない手は無いですね。私は即座にポチポチと2つとも購入してしまいました。
気になる方はチェックしてみてください。
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