スピリットアイランドの全拡張のまとめ記事です。
スピリットアイランドの拡張の違いを知りたい方や、拡張の購入を検討している方は、是非ご参照下さい。
2025年時点で、アメリカ関税問題の影響で、版元であるGreater Than Gamesが開発規模縮小という話を出しているので気になる方は早めにチェックしておくことをお勧めします。
スピリットアイランド 全拡張情報のまとめ
スピリットアイランドのすべての拡張情報をまとめていきます。
スピリットアイランドは面白すぎるボードゲームですが、基本セットが面白すぎて、スピリットアイランドの拡張に手を出そうとしている方は多いと思いますが、どの拡張から手を出せばよいかわからないかもしれません。
そこでこの記事では、スピリットアイランドの全拡張をその魅力と合わせて紹介していきます。
エンゲームズさんから日本語化される前の拡張も紹介していきます。
スピリットアイランド:基本セット

拡張と言いつつ、まずはスピリットアイランドの基本セットです。
まずはこの基本セットが無くてはスピリットアイランドは始まりません。
2017年に英語版が発売されて以降、世界中の多くのボードゲームファンを魅了してきた作品です。ソロプレイに対応したボードゲームの最高峰。協力型としても非常に面白く魅力が詰まった作品です。
スピリットアイランドには独立拡張が無いので、まずはこのスピリットアイランド基本セットを入手する必要があります。
協力型のボードゲームとしてもトップクラスの面白さですが、ソロプレイの面白さはお世辞抜きでナンバーワンです。世界最大のボードゲーム掲示板BGGのソロプレイランキングで、何年も連続で1位を独走しています。
遊んだことがない方は是非遊んでみてほしい作品です。
スピリットアイランドを購入するか悩んでいる方は、まずは真っ先にこの基本セットを入手して遊んでみることをおすすめします。
スピリットアイランド拡張:枝と鉤爪

スピリットアイランド拡張第一弾の枝と鉤爪(branch and crew)です。
元々キックスターターでセット販売していた拡張で、そのためバランスは基本セットと合わせてしっかり調整されています。
追加される精霊は2体と控えめですが、能力カードがてんこ盛りで、基本セットのカードの山が実に倍近くに増えます。
最大の特徴として「新トークン」「イベントルール」の追加があります。
新トークン「獣」「大自然」「疫病」「紛争」が追加になります。
獣トークンに特化した精霊と、大自然トークンに特化した精霊の2体が追加されます。
この各種トークン類やイベントルールは、スピリットアイランドの拡張では必須の追加要素になっています。
そのため後続の拡張を入手する予定なら、この拡張1「枝と鉤爪」は導入必須になります。ということで、基本セットを入手した後は、まずはこの拡張を入手しないとお話になりません。確実にGETしましょう。
主な追加要素 | 説明 |
---|---|
能力カード | ・てんこ盛りに追加 |
新精霊 | ・2体追加 |
獣トークン | ・島の獣を表現したトークン ・イベントや能力カードで暴れまわる |
大自然トークン | ・島の未開拓状態を表現したトークン ・探索1回をスキップする |
疫病トークン | ・島の病気のまん延状態を表現したトークン ・建築1回をスキップする |
紛争トークン | ・探索者の混乱状態を表現したトークン ・略奪1回の攻撃力を0点にする。 |
イベント | ・毎ラウンドの先頭にイベントーカードを1枚処理 ・ランダムで様々な効果が発生する |
スピリットアイランド拡張:ひび割れた大地

スピリットアイランド拡張第二弾のひび割れた大地(Jagged Earth)です。
キックスターター募集から、何と1.5年の年月を経て発売された超長期開発作品。その分バランスもしっかり調整されています。
最大の特徴は10体もの精霊が追加される点です。拡張2だけあって中々特徴的な精霊が増えていますが、使っていて楽しいのは相変わらずですね。
イベントカードも追加されていますが、拡張1の強すぎるイベントカードを調整する形で、デメリットばかりのイベントカードが投入されています。拡張1,2のイベントカードを合わせるとイベントカードルールは非常に良くなります。
悪地トークンは置かれた地形にいる「ダハン」「侵略者」が受けるダメージが増加する効果を与えます。ダメージが1違うだけで盤面の結果が変わってくるので、比較的重要なトークンです。
孤立ルールは、指定した土地が探索外になるルールなのですが、やや使いづらい能力になっています。
能力カードの追加などもしっかりあります。
拡張1を入手した後は順当にこの拡張2をGETするのが良いでしょう。
主な追加要素 | 説明 |
---|---|
能力カード | ・しっかり追加 |
新精霊 | ・10体追加! |
イベントカード | ・ややバランスの悪かった拡張1のイベントを調整する形で追加 |
悪地トークン | ・島の悪地形を表現したトークン ・ダハンと侵略者が受けるダメージが増加する |
孤立 | ・土地が孤立した状態を表現したトークン ・探索の対象にならず、探索元にもならない。 |
様相カード | ・既存精霊の能力を置き換えるカード ・精霊の特徴が変わる |
スピリットアイランド拡張:羽根と炎

スピリットアイランド拡張第三弾の羽根と炎(Feather and Flame)です。
拡張1、拡張2のキックスターター特典であるプロモ精霊合計4体を詰め合わせたセット拡張になっています。
正直なところ拡張としては小ぶりなのですが、新精霊の追加はそれだけでスピリットアイランドというゲームのリプレイ性を飛躍的に高めてくれるため、スピリットアイランド好きなら入手は必須です。
ひび割れた大地で追加された新要素「様相カード」も追加されます。
ちなみに追加の新精霊4体は何れも癖が強めな上級者向けな精霊となっています。そのためいきなりこの拡張を購入するのはあまりお勧めしません。
拡張1,2の精霊を購入してある程度遊んでから購入するのがおすすめです。精霊追加だけなので、最悪この拡張はスルーしても大きな問題は無いですが、他の精霊には出来ない能力を持っている精霊ばかりなので、スピリットアイランドファンはGETした方が良いですね。
スピリットアイランド拡張:Nature Incarnate

スピリットアイランドの最新拡張です。精霊が8体追加されます。
本拡張最大の特徴として、Incarnaという専用の特殊トークンを扱う精霊が多数登場します。Incarna持ちの精霊は、そのIncarnaトークンが置かれた土地1つに対して莫大な影響力を与えます。Incarnaが置かれた土地に対して、精霊の能力に応じて強烈な攻撃・防御・制御・恐怖などを与えていきます。
このIncarnaルールを持つ精霊の登場が本拡張最大の特徴なのですが、実はIncarnaを持っていない精霊も多数収録されています。収録数的には大体半々ですね。
なので深く考えずに純粋に精霊が8体増える拡張として入手するのが良いでしょう。
ちなみに、精霊以外の要素「能力カード」や「恐怖カード」などは、過去の拡張に比べるとかなり控えめになっており、拡張1,2の大盤振る舞いに比べるとやや物足りない追加量になっています。様相カードはそれなりに追加されます。
1点重要な要素として、本拡張のルールブックでルールや能力の改変や禁止カードが明記されています。例えば、イベントカードには、いきなりプレイヤーから侵略者に対して3点以上ダメージを与えて、即都市破壊できるようなものもありましたが、そういうバランスの悪いものは禁止されて使用しないように記載されています。
まぁそこまで気にしなくても良いとは思いますが、バランスを気にするのであればチェックしておくのが良いでしょう。
総評として、新精霊は何れも楽しいですが複雑度は増し、プレイ時間も長めになります。いきなりこの拡張を入手するのはお勧めできず、拡張1,2を入手した後に購入すべき拡張です。この拡張は、なくてもスピリットアイランドは楽しめますが、特徴的な精霊8体追加なので、やはりスピリットアイランド好きはGETしておいた方が良いですね。
スピリットアイランド拡張:Horizons of Spirits Island

スピリットアイランドの初心者向け拡張です。
独立拡張は無いと書きましたが、実はこの拡張だけ単独で遊ぶことのできる独立拡張的な位置づけになっています。しかしこの拡張の追加要素で、基本セットで使えるのは精霊だけで、それ以外は基本セットに混ぜることはできません。
新精霊は5体です。初心者向けというだけあって、5体ともシンプルで使いやすいタイプの精霊になっています。使いやすいのもそうですしシンプルに能力が優遇されている気もしますね。
他言語版は出さないという風に宣言されていたはずですが、果たして日本語版は出るのかしら。
スピリットアイランド入門という形のゲームで、プレイ人数も3人までですし、能力カードも基本セットから抜粋したものが含まれているだけで、遊びやすい反面大分物足りないゲームになっています。既存のスピリットアイランドプレイヤーには物足りない拡張です。
純粋に新精霊5体をGETするための拡張と割り切った方が良い気がします。
この拡張は初心者向けとはいえ、基本セットが無いとスピリットアイランドの世界に入ってこれないので、この拡張から入るのはあまりお勧めしませんね。羽根と炎拡張と同様に新精霊で遊ぶためにGETする位の優先度ですね。
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