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スピリットアイランド:枝と鉤爪 ボリューム満点の第一拡張 ゲーム紹介とレビュー

こんにちはTEENOです。

今回の記事は遂にエンゲームズさんから日本語版が発売された「スピリットアイランド」の第一拡張「スピリットアイランド:枝と鉤爪」のゲーム紹介をしていきます。

この第一拡張は、続く拡張に比べると精霊の追加が2体と小型の拡張になっていますが、今後の拡張を遊ぶために必須のルール追加があります。そのため購入必須の拡張です。

スピリットアイランド好きな方は是非チェックしてみてください。

スピリットアイランド:枝と鉤爪 ゲーム概要

引用:エンゲームズ公式HP
デザインR. Eric Reuss
プレイ時間90分~120分
プレイ人数1~4人
対象年齢13歳~
版元Greater Than Games
日本語版販売Engames
日本語版発売日2023年12月
希望小売価格4,950円(税込)

我々精霊は、どうすれば侵略者を船に追い返し、我々の島から追い出すことができるだろうか?

我々は成長し、変化し、新たな道を見つけなければならない――今のままであり続ければ、我々は必ずや死に絶え、島も我々と運命を共にするだろう。

大自然の混沌を生み出し、我々の新たな道を枝と鉤爪としよう!

島の中心から捕食者を、あらゆる地から荒々しい大自然を、歪んだ霧から疫病を呼び出し、侵略者の心と魂を互いに対立させるのだ。

さらなる精霊が呼びかけに応じていますが、侵略もさらに激化しています。あなたは時間内に侵略者を止めることができるでしょうか?

引用元:エンゲームズ公式HP

スピリットアイランド:枝と鉤爪は、スピリットアイランドの第一弾拡張です。

追加される精霊は2体だけと小さめの拡張ですが、「イベントルール」と「各種新トークン」という、後続の全拡張を遊ぶために必要になる新ルールが追加されます。

盤面に、基本セットには存在しないトークンが登場するため、一見すると難しそうにも見えますが、基本セットをプレイ済なら全く問題なく遊べますし、基本セットのテイストそのままに正当進化させた拡張になっています。

スピリットアイランド:枝と鉤爪 追加要素

スピリットアイランド:枝と鉤爪は、小拡張ながら、かなりガッツリと要素が追加されます。

主な追加要素は以下の通り。

  • 新トークン「獣」「大自然」「対立」「疫病」
  • イベントルール
  • 新精霊
  • 新シナリオ
  • 新能力カード、不安カード、荒廃カード

この太っ腹な対応がスピリットアイランドらしくかなり素敵です。

本拡張の英語版購入当時、小拡張ながらここまで大量の要素が追加されて、感激したのを覚えています。

新トークン「獣」「大自然」「対立」「疫病」

引用:BGG

新ト-クンは、この拡張で非常に重要な追加要素です。

スピリットアイランドの盤面に影響する新トークンが4つ登場します。

これらは初期セットアップでも配置されるようにルールが変更されます。また、能力カードなどでも配置されてプレイヤー有利な効果を発動していきます。

何れのトークンも活用しても良いし、特に活用しなくても良く、意識して使わなければ全く活用されずに終わるゲームも多いですが、上手く使えばより有利に立ち回ることができます。

獣トークン

獣トークンは、スピリットアイランドに住む「獣」を表現したトークンです。

獣トークンは、後述する「イベント」や能力カードなどの効果で、侵略者に攻撃したり、防御力を発揮したり、恐怖を与えたりします。

「獣」は「ダハン」をよりランダムに動き回るようにした存在で、ダハンと違って敵の侵略に対して自動反撃などはしてくれませんが、獣を使って侵略者を妨害することが出来ます。

第一拡張「枝と鉤爪」と第二拡張「ひび割れた大地」には、それぞれ「獣トークン」に特化した精霊が1体ずつ収録されています。

大自然トークン

大自然トークンは、スピリットアイランドの「大自然」を表現したトークンです。

そのトークンが置かれた土地への「探索」が1回スキップされます。

その土地が自然に覆われていて「探索」に時間がかかるということですね。

「探索」スキップに使用後はこのトークンは取り除かれます。

第一拡張「枝と鉤爪」にはこの「大自然トークン」に特化した精霊がいます。

対立トークン

対立トークンは、スピリットアイランド内の侵略者同士の「対立」を表現したトークンです。

そのトークンが置かれた侵略者は、侵略時の攻撃力が「0」になります。

侵略者間で争った結果、侵略する気を無くしたり、混乱している状態ですね。

このトークンは非常に強力で、強敵「都市」すら攻撃力を0にすることが出来ます。

ポイントは、侵略者の侵略自体をスキップするわけではないので、ダハンによる反撃はしっかりされるという点です。

「侵略」の攻撃力を無効化した後はこのトークンは取り除かれます。

第二拡張「ひび割れた大地」には、対立を煽って敵を混乱させ「対立トークン」をばらまきまくる精霊がいます。

疫病トークン

疫病トークンは、スピリットアイランドのその土地で「疫病」がまん延していることを表現したトークンです。

そのトークンが置かれた土地では、「建築」が1回スキップされます。

土地に疫病がまん延することで、建築させるための人的リソースが足りなかったということでしょうか。

各種カードの効果を見ても、この疫病トークンが、4つのトークンの中で最も価値が高く設定されているトークンです。

個人的には「大自然トークン」も似たような効果だと思いますが、「大自然トークン」よりは配置コストが高いです。

「建築」スキップに使用後はこのトークンは取り除かれます。

第二拡張「ひび割れた大地」には、疫病をまん延させる効果をもつ精霊がいます。

イベントルール

イベントルールは、スピリットアイランドに毎ターンランダムな効果をもたらすイベントが発生するルールです。

毎ターンイベントカードを1枚めくって、そのカードに書かれた内容に従って盤面を処理します。

大体3つの効果が発動するようになっています。うち2つは大体「獣トークン」と「ダハン」に関係する効果です。

例えば、画像の例だと

  • 効果1(恐怖レベル1,2):各ボードで処理。1つの都市から射程1位内に丁度1体ダハンがいる場合、そのダハン1つを街1に置き換える。
  • 効果1(恐怖レベル3):各ボードで処理。ダハンと街/都市がある土地1つを選択。侵略者は防御無視の3ダメージをそこのダハンに与える。
  • 効果2:各「獣トークン」は、2ダメージを与える。街/都市を破壊した獣トークンは全て取り除く。
  • 効果3:各ボードで処理。少なくとも2体のダハンと2つの街/都市がある土地を選択。各ダハンは1つの街/都市を破壊する。1荒廃。

イベントでは、良い効果も悪い効果も比較的多く起きるようになっており、拡張1では比較的プレイヤー有利な効果も多く、拡張2では、プレイヤー不利な効果が増えています。

先ほど紹介した獣トークンは毎ラウンドのイベント処理で何らかの行動を起こします。

新精霊:葉陰に潜む鋭い牙

引用:BGG

新精霊、葉陰に潜む鋭い牙(Sharp Fangs Behind the Leaves)は、獣トークン特化の精霊です。

自身も獣であり、獣トークンを制御し、速攻の攻撃を得意とします。

獣トークンを移動させ、攻撃して、また次の土地に移動させ・・・と序盤の早い段階から敵の探索をつぶしていくことが出来ます。

荒廃した土地には獣トークンを展開できず後半失速するため、如何に前半で逃げ切るかの逃げ切りタイプの精霊です。

新精霊:禁断の大自然の番人

引用:BGG

新精霊、禁断の大自然の番人(Keeper of the Forbidden Wilds)は、大自然トークン特化の精霊です。

木の枝を伸ばしていき、侵略者たちの探索行為を妨害します。

聖なる存在である彼の聖域にはダハンは住むことが出来ず、住んでいるダハンを破壊してきますが、同時に侵略者に対して非常に高い攻撃力を誇ります。

全精霊の中でもかなりの強精霊の1体。

新敵対国、新シナリオ

新敵対国1体、新シナリオ4枚追加されます。

敵対国ルールやシナリオルールは難易度がかなり上昇するため、後回しになることが多いですが、歯ごたえのあるゲームを楽しみたい方には必須です。

難易度をここまでしっかり調整できるゲームって中々無いと思います。

新能力カード、不安カード、荒廃カード

新しい能力カードが大小合わせて50枚以上追加されます。

この能力カードの追加は大きなリプレイ性向上につながります。

何気にこの拡張の大きな魅力の1つです。能力カードの山札が倍増して感動すると思います。

先ほどの紹介した新トークンを前提としたカードが多数入っているため、新トークンルールの使用はほぼ必須になります。

不安カードや荒廃カードも追加されます。

特に荒廃カードは7枚も追加かされます。基本セットだとたった2枚しかないため、拡張を入れることで大きなリプレイ性向上につながります。

不安カードのバリエーション追加も当然楽しいです。

スピリットアイランド:枝と鉤爪 レビュー

スピリットアイランド:枝と鉤爪を実際に英語版で何年かプレイしてきた感想です。

小粒だがマストバイな拡張

この拡張は他の拡張に比べると小拡張ですが、必買の拡張になっています。

いくつか理由がありますが、最たる理由が「この拡張の追加要素を前提として後続拡張が作られている」という点でしょう。

4種類の新トークンはこの拡張にしか入っていませんが、新トークンを前提とした精霊が後続拡張にはわんさか出てきます。

つまり、当然第一拡張必須ということです。

また、ポジティブな意味だと、能力カードや不安カードが山ほど追加される拡張であり、それだけで購入する価値があるといってもいい位です。

基本セットの能力カード収録枚数は「58枚」なので、この拡張の「51枚」追加はかなり凄いことで、能力カードが倍増します。

いや、最高すぎるでしょう。どの能力カードを使うかというのはスピリットアイランドの魅力の1つなので、それが倍増するのは純粋に楽しいです。

更に分厚くなった能力カードの山にワクワクすること間違いなしです。

新精霊が楽しい

この拡張では新精霊は2体しか追加されませんが、精霊のバリエーションはスピリットアイランドの大きな魅力の1つです。

精霊毎にプレイ感が全然違うのがこのボードゲームの特徴なので、新精霊追加は素直に楽しいです。

2体とも尖った能力を持っており、荒廃に弱かったり、序盤からガンガンアタックしていけたりと、過去の精霊には無い尖った要素を持っています。

個人的には獣トークンルールが好きなので、獣精霊が好きです。

イベントルールで更なる面白さに

この拡張の大きな特徴の1つである「イベント」ルールですが、結構好き嫌いが分かれる要素になっています。

ランダム要素が少なく、先読みして手を打っていくことで盤面の問題に対処可能で、頭を使った実力がしっかり反映されるのがこのボードゲームの好かれている要素だと思いますが、そこに思いっきりランダム要素を毎ターン追加することになってしまいます。

ただ、何度も拡張入りで遊んできて思うのは、このイベントルールは必須級に面白いということです。

通常のプレイでもぐちゃぐちゃになって崩壊しかかるのがスピリットアイランドですが、そこで良い効果悪い効果が追加で発動することで、何とか盤面を打開するイベントが発生しないかと期待してしまうからですね(笑)。

不安カードをめくった時の一喜一憂に似た要素が、このイベントルールにあります。

これがプレイヤー不利な効果しかなければ絶対につまらなかったのでしょうが、獣が暴れたりダハンが暴れたり、毎ターンそれなりにプレイヤー有利な効果も起きるため、それが毎ターン楽しみになってきます。

ただ、拡張1のイベントカードはプレイヤー有利な効果ばかりになっているため、入れると難易度が下がります。

そのため拡張2では、イベントカードはほぼプレイヤーメリットが無いようなものも追加されています。個人的には拡張1だけのイベントカードだとまだ面白くなりきっておらず、拡張2のイベントカードを追加することで、スピリットアイランドのイベントルールが完成すると思っています。

拡張1,2のイベントカードを混ぜて遊んでから、このイベントルールがぐっと楽しくなったのを覚えています。

それもそのはずで、拡張1はキックスターターで基本セットと一緒に作られているため、まだ世の中でプレイされていない状態で作られた一方で、拡張2はキックスターターで1.5年位の調整を経て世に出ています。

つまり、基本セット+拡張1を、更にしっかりバランス調整に時間をかけて作られたのが拡張2ということですね。

なので、拡張1,2はセットでマストバイということですね。

>> スピリットアイランド第二拡張:ひび割れた大地の紹介記事はこちら

また、過去のBGGのフォーラムの書き込みによると、イベントを1ラウンド目に処理して、それによる効果と得られた不安カードを処理したところ、1ラウンド目で自分のカードを発動する前に盤面から探索者がいなくなって勝利した、ということが起こったそうです(笑)。

中々笑える展開ですが、それだけイベントの効果が強いものが多いということで、拡張2からはイベントカードは2ラウンド目から処理するように変更になっています。

2ラウンド目からイベントを処理するルールは、間違いなくそうした方が面白いので、忘れないようにしましょう

プレイ時間は少し伸びる

イベントルールが追加されるためプレイ時間は少し伸びます

しかし誤差のようなもので、特に大きくプレイ時間が延びることはないでしょう。

新トークンで盤面がにぎやかにはなりますが、スピリットアイランド基本ルールの延長上なので、さほどプレイ時間には影響しないと思います。

一度入れたら外せない拡張

この拡張は一度入れてしまうと、物理的にこの拡張だけを取り除いてプレイするのが難しい拡張です。

イベント要素が嫌いだからと言ってイベントをルールから外すと、獣トークンの効果が激減するため各種トークンも外さなければならず、合わせて新トークンを使用する能力カードや不安カードもそれらを外す必要が出てきます。

また、そうなるとそれらのトークンを前提とした精霊は使えなくなります。

一応、拡張マーカーが付いているので、拡張1,2のカードであることの判別はつくのですが、全て入れるか全て分けるかくらいしか分け方はありません。

正直この拡張の要素は入れた方が確実に面白くなるので外す必要は無いと思いますね。

総合評価

評価:★★★★★★★★★★(10点満点)

楽しいですね。楽しすぎる要素が追加される拡張です。

私は英語版のスピリットアイランド基本セットと合わせて、英語版の本拡張を購入しましたが大正解でした。

惜しむらくはイベントルールが拡張2と合わせて真に完成するという点ですが、日本語版は拡張1と2が合わせて出ているので、一緒に購入すれば全く問題ありません。

元々はスピリットアイランド基本セットのキックスターターの特典だったようで、基本セットと合わせて調整されてきているので、しっかり面白い拡張に仕上がっています。

スピリットアイランドが好きなら悩む間もなく購入することをお勧めします。

スピリットアイランド:枝と鉤爪 関連記事

本ブログで紹介しているスピリットアイランドの関連記事になります。

>> スピリットアイランド基本セットの紹介記事はこちら

>> スピリットアイランド第二拡張:ひび割れた大地の紹介記事はこちら

2 COMMENTS

匿名

スピリットアイランド紹介先駆者のぼどろぐさんの記事が安定して読めますね
精霊の回し方の記事もお願いします

返信する
TEENO

コメントありがとうございます。

スピリットアイランド楽しすぎますよね。
第一拡張の精霊紹介も何れやっていきたいと思います。

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