前回の記事に引き続き、イーオンズエンドの独立拡張3「ニューエイジ(The New Age)」のレビューをしていきます。
今回は、イーオンズエンドの独立拡張3「ニューエイジ(The New Age)」の呪文についてレビューします。
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アークライト イーオンズ・エンド 完全日本語版
呪文 最初のサプライ
このゲームはプチレガシーシステムが搭載されているので、最初から全てのカードが使用可能になっているわけではありません。
呪文は初期サプライでは4種類のみ使用可能です。なのでここではまず初期サプライから使用可能な4種類の呪文から紹介します。
繋がれたダーツ(Tethered Darts)
・コスト:3
・キャスト効果:2ダメージ。これが開放済み3,4番破孔からキャストされた場合、任意の仲間の手札にこのカードを渡しても良い。
2ダメージは3コストとしては普通ですが、3,4番破孔に設置して打てば、仲間の手札に入るため、仲間が次に即座にセット可能になる変わった魔法。
3, 4番を空けるのは大変だが、一度発動させられると、仲間と自分の間をそれなりに行ったり来たり出来てまずまず強い。ただ、場合によっては魔法がセットしきれずお邪魔になる可能性もあるため注意が必要。
また、折角購入した魔法が自分の手元から無くなるので、使った本人のデッキの呪文は弱体化するため注意。
評価:★★★☆☆
力の増幅(Force Amplifier)
・コスト:4
・キャスト効果:3ダメージ。開放済みの3,4番破孔からキャストされた場合追加で+1ダメージ。
4コスト3ダメージはそれだけで及第点で悪くない。
これも3,4番破孔から発射すると特殊効果が得られる魔法で、+1ダメージとなる。つまり、破孔の+ダメージと合わさって4コストカード1枚で5ダメージ与えることが可能になる。
破孔ダメージを考えないとしても、4コスト4ダメージはかなりのダメージ効率で、効果はダメージオンリーだがシンプルに強い魔法と言える。
評価:★★★★☆
染まったスマッシュ(Imbued Smash)
・コスト:5
・キャスト効果:4ダメージ。あなたは手札1枚を捨てても良い。そうしたならネメシスに2ダメージを与える(ダメージを変更する効果は両方に影響する)。
今作の問題児魔法の1つです。5コスト4ダメージは普通に及第点で強い。更に手札を1枚捨てるとネメシスに2ダメージで合計6ダメージとかなり強い。
5コストで手札1枚捨てれば、ネメシスに6ダメ―ジってそれだけでも相当強いのですが、注意書きに書かれている内容が更に問題児です。何と3,4番破孔の+1ダメージなどの効果は両方に影響すると書いてあります。
つまり、3番破孔から撃つと対ネメシスなら8点ダメージになります。更に+ダメージを加算する効果を載せると…1撃で10点以上が容易に叩き出せるようになります。ウォーエターナルの8コスト残念魔法の結晶化(誰かの手札の宝石の数×2点のダメージ)などと比較すると如何に強烈なカードかがわかりますね。
更にこのニューエイジでは、破孔から発射される魔法に+補正をかける効果がわんさか出てきます。それらと組み合わせるとまさに無双できてしまいます。基本セットの遺物「電撃杖」の+2ダメージの効果も載ると思われます。ちょっとバランス設計ミスってるカードという印象ですね。
評価:★★★★★
型に嵌った一撃(Patterned Strike)
・コスト:7
・キャスト効果:4ダメージ。捨て札からコスト0のカードを2枚まで手札に入れてよい
ダメージ4とそこまで高くない補助寄りの効果。
捨て札からスパークを持ってきてセットしても良し、クリスタルを持ってきて+エーテルを生み出しても良し。いずれにせよ捨て札を手札に持ってくるのでデッキ圧縮チックな効果もあります。
エーテルかスパークが2枚手札に追加であれば、それなりに+αで好きにやりたいことが出来ます。圧縮効果も思ったより目に見えて効きます。捨て札にカードが無いという残念な状況さえ回避できれば、値段相応でかなり強力な魔法ですね。
評価:★★★★★
ここからは、ニューエイジ特有のプチレガシーなストーリーを進めないと解放されない魔法になります。そのため、一応ネタバレになるかもしれないので気になる方のために注意喚起しておきます。
まあ、他のセットにも登場する特別特徴的というわけではないただの魔法なので、ネタバレってほどネタバレではないとは思います。
魔法 4コスト
反射する衝撃(Reverberating Shock)
・キャスト効果:エコー。1ダメージ。カード獲得にのみ使用可能な1エーテルを得る。
多分英語名が間違っているカード。「Reverbating」ではなく「Reverberating」が正しい気がする。
エコー(ECHO)という能力を持ったカード。想像の通り、魔法の効果を2回発動するという効果。「1ダメージ, +1エーテル」を2回実施する。
つまり合わせて、2ダメージ、カード獲得に使用可能な2エーテルを得る、という効果になる。特徴は1ダメージを2回なのでそれらのダメージを敵に振り分けることが出来るという点。オーバーキルしてしまうシーンは多いため役に立つ。
また、破孔などの+1ダメージなどの効果はECHOには両方に乗ります。つまり+1ダメージ破孔から発射すると、2ダメージ×2回になる。
ちょっと効果が強くなりすぎる気もしますが、サプライやキャラクターにも依るため常時強いわけではないという感じ。
個人的評価:★★★★☆
魔法 5コスト
致命的調和(Fatal Harmony)
・キャスト効果:4ダメージ。仲間1人は「致命的調和」を1枚捨てて1ドローしても良い。そうしたなら3ダメージを与える(ダメージ補正効果は両方に適用される)。
これまた仲間の同名のカードを参照する効果で若干の問題児カード。
5コスト4ダメージは及第点で十分強く、仲間が同名カードを捨てると7ダメージにもなる。更にダメージ補正は両方に適用されるため、+ダメージ効果と合わせて使うと凄いことになる。
「染まったスマッシュ」と違って、同じく「致命的調和」を持っていないと効果が上乗せされないため、あちらよりはダメージ祭りで酷くはならない。
また、致命的調和×2回で8ダメージなので、手札から捨てて上乗せしなくても悪くない。
個人的評価:★★★★☆
魔法 6コスト
弾む砲声(Bouncing Boom)
・キャスト効果:エコー。2ダメージを与える。
非常にシンプルなキャスト効果。エコー付きだが素のダメージは6コスト合計4点とイマイチ。撃ち漏らした敵2体に2点ずつ与えて倒すという攻撃でそこそこ便利という感じ。
真の使い方は+ダメージ補正と合わせた場合。エコーで補正が倍々になっていくので、そうなると途端に凶悪になる。3,4番破孔にセットするだけで、3ダメージ×2回=6ダメージと非常に強力。
他の補正効果と合わせると驚きの効果になるはず。
個人的評価:★★★★★
力の洪水(Deluge of Power)
・キャスト効果:4ダメージを与える。仲間1人は手札から2枚までカードを捨てても良い。その仲間は捨てたカードと同じ枚数のカードを引く。
未使用のカードだが、6コスト4ダメージは悪くないがそこまで強くないので、補助効果次第といったところ。
スパークやクリスタルなど不要なカードを回して、デッキ回転を速めることが出来るのは悪くない。どこまでプラスになるかはわからないが、それなりの効果といった印象。
個人的評価:★★★☆☆
魔法 8コスト
精神のリフト(Spirit Lift)
・セット効果:あなたのターンに1ターンに1度だけ、あなたが1チャージ得た場合、任意の仲間1人は2チャージを得る。
・キャスト効果:5ダメージを与える。
チャージしまくりな補助メインの魔法。5ダメージは高コスト呪文としては並程度。
セット効果が強力で、仲間が一気に2チャージできる。4チャージでMAXなキャラクターなどだとこれだけであっという間にチャージスキル発動目前となる。ニューエイジにはチャージスキルが非常に強力なキャラクターが多いため、ガンガンチャージしてガンガン使っていける。
唯一の問題点はコストの高さだが、1度買うことができれば、一切腐らない強カードだと思います。
個人的評価:★★★★★
あとがき
以上、イーオンズエンド独立拡張3「ニューエイジ(The New Age)」の「魔法」カードのレビューでした。
ウォーエターナルでは14枚入っていた魔法は、ニューエイジでは9枚とやや寂しい感じでした。ただ、その分キャンペーンモードや敵味方の強化カードなど、特別な遊び方が出来るようになっており、メインカード以外のカードが大量に入っているという感じですね。
次の記事ではニューエイジのキャラクターをレビューします。
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