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イーオンズエンド独立拡張3「ニューエイジ(The New Age)」ゲーム紹介とレビュー

イーオンズエンドの独立拡張ニューエイジのゲーム概要とレビューです

今回はイーオンズエンド(Aeons End)の独立拡張3「ニューエイジ(The New Age)」を紹介していきます。

イーオンズエンドの独立拡張3「ニューエイジ(The New Age)」がどういう拡張かまずは、概要紹介とレビューからしていきます。

いつも書いているカードレビューは次回以降の記事に書きたいと思います。

イーオンズエンド独立拡張「ニューエイジ(New Age)」ゲーム紹介

まずはゲーム紹介から。

基本情報

イーオンズエンドは細かい拡張も幾つかでているのですが、このニューエイジは基本セット無しで単体で遊べる、イーオンズエンドの3つ目の独立拡張になります。

海外での発売は2019年。比較的新しい拡張です。

2020年12月現在、日本語版は残念ながら出ていませんが、今年発売されたイーオンズエンド日本語版の爆発的な売れ方・話題性を見ると、まず間違いなく日本語版の拡張は出るでしょう。ただ、その前に幾つも拡張が出ているので、それらが日本語化されない限りはニューエイジは日本語化されないでしょう。

プレイ時間は60分、推奨年齢14歳以上と、この辺は特に基本セットから変わっていません。

ゲームの特徴

基本セットなど過去セットとは若干違う要素が入っているのでそれらを紹介します。

ストーリー

「ニューエイジ」のタイトル通り、イーオンズエンドの基本セットから数年経過した新時代を描いた拡張です。

多少なりともストーリーというかフレーバーがあったイーオンズエンド基本セットですが、拡張2「レガシー」に続き、この拡張3「ニューエイジ」では更に数年後にストーリーが進んでいます。

説明書の最初にプロローグが書かれていますが、適当に読んだ限りだと、ネメシスはネメシスという名前ではなくなっている?ようですし、グレイブホールドもグレイブホールドではなくなっています。まあ役割は同じですが(笑)

ニューエイジは独立拡張ではありますが、基本セットから続くストーリーがある程度あるので、可能なら大拡張1「War Eternal」や大拡張2「Legacy」をプレイしてから遊ぶ方が良いです。

基本セットに出てくる「ザクソス」や拡張1に出てくる「デズモディア」の名前はそれなりに出てきます。

また、幾つかの小拡張に登場するネタも多少出てきます。

まあ、レガシーでストーリーが入っているとは言ってもそこまで大々的なものではないので、実際にはそこまで厳密な順番を守らなくても良いでしょう。私は独立拡張2「Legacy」を飛ばしてプレイしていますが、別にストーリーを楽しむ分に特に支障は無いと感じています。「Legacy」も超やりたくなりましたが(笑)。

プチレガシーシステム

ニューエイジ最大の特徴は「プチレガシー」システムが搭載されていることですね。どういうことかと言えば、一気にすべてのカードやキャラクターボスが開放されていうわけではなく、レガシー仕立てでストーリーに合わせて、少しずつ要素が開放されていくような仕組みが入っているわけです。

レガシー要素の大半はこのように封に入っており、ストーリーが進んで指示されるまでは空けられません。

基本セットにはSTOP:A/B/Cと書かれたカードの束があって、最初のゲームはそれで遊ぶことが推奨されていたと思いますが、今回は全てのカードにそういう番号が振られて封がされています。ストーリーを進めるにつれて「Bの2番のカードを開けろ」などと指示されて少しずつ要素が解放されていきます

また最初はネメシス1体、キャラクターは4体しか使用できません。それらもストーリーが進むにつれて封されたパッケージから出てきて解放されていきます。

全てのボスを倒すと全ての要素が開放されて、普通の基本セット同様のカードセットが揃って普通にイーオンズエンドとして遊べるようになります。あまりお勧めはしませんが、ぶっちゃけいきなりすべての封を開けてしまえば、普通のイーオンズエンドとして遊ぶことが出来ます

カードを破いたりシールを貼ったりするレガシーは入っていません。

全てのカードは左下にナンバリングが印字されているので、そのナンバリング通りに並び変えれば再度同じようにレガシー仕立てのストーリーで遊ぶことも一応は可能です。

キャラクターと敵の強化

初期から使用可能な4キャラクター。見た目も能力もかなり特徴的

レガシーを進める際には、ただコンテンツが開放されていくだけではなく、キャラクターが強化されるような仕組みが入っています。初期のスパークやクリスタルに置き換えるカードがもらえたりと、それなりにプレイヤー有利な強化が得られます。

一方で敵のネメシスデッキも強化されることになります。具体的には通常のネメシスカードに変わって、強化型ネメシスカードが投入されることになります。カードの効果が+0.5されるくらいのイメージですかね。LV1のネメシスカードはLV1.5位に強化されます。

味方も強くなるが敵も強くなるという中々良く出来たシステムです。勿論レガシー以外では、使っても使わなくても良いオプションルールです。

キャンペーンシステム

レガシーシステムをプレイし終わったら、レガシーと同じようなプレイが可能になるキャンペーンモードの遊び方が入っています

レガシーシステムからストーリーを除いたような遊び方で、キャラクターや初期サプライはランダマイザでランダムに決めて、ボスを倒す度に少しずつ使用可能なキャラクターやサプライが増えていくことになります。ボスや得られる報酬もランダムで決めることになります。

先ほど紹介したキャラクター強化と敵の強化も入ってくることになります。

全4体のランダムなボスと戦うため、何と過去のボスを拡張含めて全てTier1~4が付けられているのですが、過去の拡張で明らかにLVと強さが合っていなかったボスは調整されています。ちなみに基本セットのボス4体は全てTier1か2に分類されています(笑)

これは今後のセットも全てこのモードに対応していこうという意思の表れでしょうね。

サプライカード枚数の減少

サプライに使用可能なカードの種類が他のセットに比べると少なめになっています。

特に魔法カードが9種類しか入っておらず、これは他のセットと比較すると数枚少ないです。

コンポーネントとして、キャンペーンモードやプチレガシーシステム用に様々なカードが封入されており、そちらが入っているので仕方がない気はしますが、フルランダムで遊ぶ場合は、他のセットと混ぜないとサプライのバリエーションがやや少なめになってしまいうので注意ですね。

ゲームルール

ゲームルールは他のイーオンズエンドと全く同じです。なので特別に何か構える必要はないでしょう。

ただ、固有破孔や固有トークンを持つキャラクターもいるため、その辺は使用するキャラクター毎にチェックが必要です。

あとは唐突に説明が無い効果を持つカードが登場したりするのでその点は注意が必要です。(「ECHO」という効果を持つ呪文が登場しますが、説明書のページの途中に説明が書かれており、ぱっと見どういう効果かわかりません)。

イーオンズエンド独立拡張「ニューエイジ(New Age)」ゲームレビュー

イーオンズエンドニューエイジの個人レビューです。

個人的評価は文句なしの5点満点です。

いやー、イーオンズエンド楽しすぎますね。基本セットの楽しさそのままに超楽しい拡張です。どの拡張を買って遊んでも楽しい、まさにドミニオンの拡張を発売される度に全て買ってしまう時のような、そういうワクワクや楽しさをイーオンズエンドは与えてくれます。

イーオンズエンドは楽しいが、ニューエイジも変わらず楽しいということです。

本拡張の特徴は幾つかあり、カードの効果はやや強いものが増えた印象です。まだ、ニューエイジ環境の敵としか戦ってはいませんが、基本セットや拡張1と比べると大分強くて便利のモノが多い印象です。

そんな特徴的な個々のカードのレビューは何れ紹介したいと思います。

キャラクターですが更に特徴的な人が大量に出てきます。やや無個性だった既存キャラクターに比べると大分印象的な(見た目の)キャラクターが増えましたね(笑)。何れのキャラクターもかなり強く、様々な便利スキルを持っています

4番破孔が「+1ダメージ」ではなく「グレイブホールド1回復」というような、専用の特殊破孔を持つキャラクターも登場してワクワクすること間違いなし。

プレイスキルが上がっているのもあるかもしれませんが、カードの強さとキャラクターの強さが相まって、総合的には比較的戦いやすい難易度の拡張のように思いました。どのボスも非常に特徴的で凶悪なのですが、そこまでインチキな行動をしてくるボスが減ったように思います。

カードとキャラクターの組み合わせも重要で、ペナルティ無しで5コストのカード1枚でボスに10点以上のダメージを叩き出したり、ルール合っているか心配になる中々の組み合わせもあります(笑)

過去のキャラクターやカードとの組み合わせも何れ試してみたいと思います。

レガシーシステムは最初遊ぶには非常にもってこいの組み合わせで非常に楽しいですし、キャンペーンモードもキャラクターやサプライが徐々に開放されてキャラクター強化されていくルールとなって、単にボスと戦うだけではにはならない点が楽しいです。

控えめに言ってイーオンズエンド最高の拡張の1つと言って良いでしょう。



以上、イーオンズエンド独立拡張3「ニューエイジ」の紹介でした。いつ出るかわかりませんが、日本語版の発売が楽しみですね。

次回からはニューエイジの新カードの紹介をしていこうと思います。

↓ボードゲーム好きで未プレイならマストプレイ。今年1番の話題作。

4 COMMENTS

らいぶ

はじめまして(●’◡’●)
イーオンズエンドの拡張がどんなのがあるのだろうと調べていた時に、
このぼどろぐさんのページに行き着き、記事を拝見させていただきました。

そして『ニューエイジ』と『ザ・ヴォイド』を海外アマゾンで購入したのですが、
そこで質問がありコメントしました、上記の2つのカード枚数は何枚でしょうか?
教えていただけると助かります( •̀ ω •́ )

カードの和訳や詳細情報・所感など、
日本語化シールを製作する時の参考になるので、
大変嬉しい記事でした、ありがとうございます(*´∀`*)

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TEENO

>らいぶさん

コメントありがとうございます。
イーオンズエンド楽しいですよね。
記事が参考になったようで幸いです。

>そこで質問がありコメントしました、上記の2つのカード枚数は何枚でしょうか?

私も全て数えているわけではないので参考程度ですが、、、

>『ニューエイジ』

BGGのスレッドによれば463枚みたいです。
こちらは恐らく大量のランダマイザも含んだ数ですね。

>『ザ・ヴォイド』

宝石1、遺物2、魔法5、ネメシスカード18、ですね。
宝石は7枚で、遺物と魔法が5枚ずつだから、75枚でしょうか。
こちらはランダマイザ8枚を抜いた数ですね。

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ヨースケ

イーオンズエンドの第一弾を購入してどハマりしたものです!このページを見てニューエイジの購入を決断したのですが、今回のこのゲームはどこで購入されましたか?

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TEENO

>ヨースケさん
コメントありがとうございます。
イーオンズエンド超楽しいですよね。
ニューエイジも超楽しいですよ。
私はAmazonで購入しました。

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