ボードゲーム大好きぼどろぐ管理人TEENOです
今回はホビージャパンさんより発売されているボードゲーム『リバイブ』のゲームルールとレビューについて解説していきます。
『リバイブ』がどういうルールかどういうプレイ感なのか気になる方は参考にしてください。
- ボードゲーム「リバイブ」のルール
- ボードゲーム「リバイブ」のレビュー
▼2023年屈指の名作重量級ボードゲーム。これはおすすめ
「リバイブ」基本情報
デザイン | システム: Kristian A. Østby Helge Meissner Anna Wermlund Eilif Svensson アート: Gjermund Mørkved Bohne Martin Mottet Dan Roff |
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プレイ時間 | 約90-120分 |
プレイ人数 | 1-4人 |
対象年齢 | 14歳以上 |
版元 | Aporta Games |
日本語版販売 | ホビージャパン |
日本語版発売日 | 2023年3月 |
希望小売価格 | 11,000円(税込) |
「リバイブ」ボードゲーム概要
人類の衰退から五千年後、君の使命は文明を取り戻すことだ
すべてが破壊された5000年後、世界に文明を再興せよ。
勢力を率い、凍てつく大地を探検し、資源を利用し、地上に残る生存者たちを君の目的のための仲間とし、強力な機械にあふれた工場を建設するのだ。
そして古代の遺跡を訪れ、君の勢力に忘れ去られた技術を再び取り戻せ。
あらゆる選択が君の宿命を形作る。
ホビージャパン公式HP
リバイブは、ポストアポカリプスをテーマにした復興系がフレーバーのボードゲームです。
絶滅寸前の人類が存続をかけて外の世界を開拓していくゲーム。
というフレイバーなのですが、実際には拡大再生産やデッキ構築要素、テックツリー、得点要素などを大量に盛り込んだ、近代的な重量級ボードゲームです。
加速度的に強化されていくプレイヤーパワーを使った開拓は、最高に楽しめること間違いなし。
「リバイブ」ルール説明
ここではリバイブのルールを説明します。
各ターンの選択肢
プレイヤーは時計回りに、以下の何れかのアクションを2つ実行します。
同じアクションを2回選択してもOK。
2アクション実行したら次のプレイヤーのターンです。
- カードをプレイ
- スイッチトークンを使用する
- 探索
- 居住
- 建築
アクション:カードを1枚プレイ
カードプレイでは、手持ちのカード1枚をプレイして資源や特殊効果を得ます。
プレイヤーのボードには4か所の差込口があるのでそこに差し込みます。
- 上段の2か所に差した場合は、カードの上部の効果が発動します。
- 下段の2か所に差した場合は、カードの下部の効果が発動します。
上段は基本的にはリソースを1~2個得られるアクションになっており、下段は特殊な効果になっていることが多いです。
右側の5つ目の挿し口は、研究によって解放されます。
アクション:スイッチトークンを使用する
プレイヤーボードにセットされているスイッチトークンを発動させることで効果を得ます。
オールマイティ以外の好きな資源1を得ることが出来ます。
カードを1枚プレイすると資源2つ以上もらえることがほとんどなので、正直好きな資源1だけだと1アクション消費にしてはイマイチです。
なのですが、実はキャンペーンを進めることで、このスイッチアクションが更に特殊な効果を得ることが出来ます。
アクション:探索
探索アクションでは、リバイブの雪に覆われた未知の世界を探索します。
基本的には探索は「食料」を払うことで実行可能。裏向きのタイルを表向きにして、新しい土地を発見します。
探索の見返りとして、プレイヤーは探索用タイルに書かれた「勝利点」と「カード1枚」獲得します。
「探索」は、ほぼ唯一の新カードを獲得する手段です。サプライから獲得できるカードは、初期デッキのカードより強い設計になっています。自分のデッキを強化することが可能です。
また、「探索」は勝利点トラックを進める一番早い方法です。これにより勝利点トラック上のボーナスを得ることが出来ます。
探索の注意点
探索可能なタイルには、裏に何が探索できるかのマークが書かれています。
水辺が見つかるタイルは水辺のマークが書かれていますし、居住地が見つかるタイルには居住地のマークが書かれています。
これを知らないと「探索」がかなりの運ゲームになり、「居住地」が全然見つからないと嘆くことになります(経験談)。
アクション:居住
居住アクションでは、資源「本」を支払って、プレイヤーボード上のミープル1体を居住地に配置します。
居住することでそこの土地で研究を行い、自身の固有能力が強化されるようになります。基本的にはこの固有能力開放用のアクションになります。
プレイヤーボードのミープル最下段と中段の左右能力は各キャラクターの固有能力になっています。これらを良い感じに開放することで、そのキャラクターの固有能力が輝くようになっていきます。
居住では他のプレイヤーがいる居住地にも入れますが、その各プレイヤーに「本」1を支払う必要があります。
アクション:建築
建築アクションでは、「歯車」リソースを支払って建築地に建物1を建築します。
建築物の回りからリソースを得たり、オールマイティの鉱石を得たり、水辺からリターンを得ることが出来ます。
建築物は大小2つの建築物があり、大は5コストと高いですが配置した際の見返りは倍になります。大量にマナが得られる場所があればそこに置くと最高に気持ちよくなれます。
アクション:冬眠アクション
何もアクションが出来ない場合や使用したリソースを復活させたい場合は、冬眠アクションを行います。
これは2アクション分消費します。
使用したカードスロットやスイッチや電力を回復し、冬眠マスを1マス進めます。
冬眠マスを進めることでも何らかのリターンを得られるようになっています。
個人能力の開放
各キャラクターは個人能力を表す個人ボードを持っています。
「居住」アクションを行ってミープルを配置することで、個人能力が解放されます。
能力は7つありますが、うち3つはキャラクター固有能力で、残りの4つは全キャラクターで共通の能力になっています。
また、★のカードを使用した際に発動する能力も、個人ボードに書かれています。
汎用的に強い能力から、癖が強いが使いこなせば強い能力など。各キャラクターの個性になっている部分でもあります。
ディスク能力の開放
各キャラクターは、全く共通の内容のダブルレイヤーボードを1つずつ持っています。
個人ボードとこのダブルレイヤーボードがあるせいで、リバイブは、かなり大きいスペースが必要なボードゲームです。
建築アクションを行うことでボードからマナを獲得し、自分のディスク能力を強化していくことが可能です。
マナは各色最大12まで得ることが出来、その過程でフリーアクションを開放したり、オリジナルのフリーアクションを獲得したり、遺物タイルを各党kしたり、最終的にはゲーム終了時の勝利点を得ることが出来ます。
このダブルレイヤーボードの開放も非常に気持ちよく、面白い要素になっています。
ゲーム終了条件
- 遺物トークンが無くなった
各プレイヤーアクション2回ずつ繰り返していき、複数の手段で獲得可能な「遺物トークン」が尽きた場合にゲームが終了します。
遺物トークンは先取りで、プレイ人数によって用意されている数も異なります。
勝利点を合計して最も勝利点が高いプレイヤーの勝ちになります。
お疲れさまでした。
「リバイブ」レビュー
私が実際にリバイブを遊んでみたレビュー記事になります。
2023年日本語版発売のボードゲームの最高傑作の1つ
いきなり太鼓判です。2023年も半年以上たちましたが、本作は2023年に日本語版が発売されたボードゲームの中でも、群を抜いて優秀な作品の1つだと思います。
何度も遊んでいますが、何度遊んでも非常に面白い最高のボードゲームですね。
比較的プレイ時間のかかる重量級ボードゲームですが、あっという間に時間が溶ける位に熱中できます。
拡大再生産やコンボが気持ちよい
序盤は生産力はほどほどに進んでいきますが、デッキや個人ボードなど、様々なプレイヤー強化手段が用意されています。
それにより最初は1アクションで資源2つ得るのが関の山だったのが、後半は1アクションで資源5個以上獲得できるなど、かなり気持ちよくコンボさせてプレイすることが可能です。
それにより裕福な土地を確保して更に自分を強化して・・・といった拡大再生産要素が気持ちよいです。
終盤だとコンボがコンボを生んで1プレイがかなり長くなることもあります。お互いが絡み合う要素を上手く組み合わせて最高の出力を出せたときは、かなり気持ちよくなれます。
程よいインタラクション
比較的ソロで遊んでいる感じのする本作ですが、陣地やカードやトークンの早取りなど、基本的には早取り要素が主なインタラクションポイントになっています。
感じ方は人それぞれかもしれませんが、苦しすぎずある程度やりたいことがやれるような設計になっているので、バチバチな感じにはならず程よく遊べて私はかなり好みでした。
リプレイ性抜群
重量級ボードゲームにあるあるで、リプレイ性は非常に高いです。
キャラクターボードは6種類で更にそれぞれ表裏があるので、12種類の固有能力のあるキャラクターでプレイが可能。私もまだ使ったことがないキャラクターもいます。
プレイ可能なカードはプレイ毎に出方が異なるので、その都度デッキ構築を考える必要があります。
ボードの強化パターンやマップのタイル配置も同様にランダムになっているので、プレイする度に新鮮に楽しむことが出来ます。
プチキャンペーンモードが上手くできている
全5章のストーリーモードが用意されていて、それを順次遊んでいくことで、ストーリーを楽しみつつ、新ルールの追加に慣れていくことが出来るようになっています。
最初から全て開放して、混ぜて遊んでしまっても問題ないとは思いますが、折角なので1つ1つ順番に開放していくのがおすすめです。
各章でどういう要素が追加されるのかとワクワクすること間違いなしです。
レガシーではないが徐々に要素を開放して、ゲームのワクワク感を提供してくれるプチレガシー要素は、個人的にかなり良いシステムだと思います。今後増えてくるかもしれませんね。
ソロプレイが面白い
リバイブはソロプレイも非常に面白いです。
ソロプレイのシステム自体は一定時間でどこまで得点を稼げるかの「スコアアタック」になるのですが、スコアアタック系のソロプレイボードゲームの中では最高峰の楽しさだと思います。
正直スコアアタック系ソロプレイボードゲームはあまり好きではなかったのですが、スコアアタック系に対する見え方が変わりました。
相手がいない状態で好き放題コンボしていけるので、やりたい放題非常に楽しめます。
マップ上に他プレイヤーがいないこと以外はほぼマルチプレイと同じなので、マルチプレイ前の練習としても非常に適しています。
慣れない内は若干戸惑うかも
要素数が多いため、慣れない内は楽しさの前に戸惑いがあるかもしれません。
私もそうでしたが周りの人も同じようで、少しずつ少しずつ分かってきて拡大再生産してきて、ようやくわかってきた辺りで1プレイ目は終わってしまうことが多いです(笑)。
2ゲーム目から各要素の絡み方が良くわかってきて俄然楽しくなってきました。
1プレイ目がイマイチだった方は2回位はプレイしてみることをお勧めします。
総合評価
リバイブの総合評価は、文句なしに満点です。発売後2か月で10回以上プレイしたボードゲームは久しぶりでしたね。
それ位ハマっていました。
流石に発売後大分経った今では遊ぶ頻度は減りましたが、それでも今遊べば間違いなく楽しめる作品の1つです。
昨今の物価高で若干お値段高めになっていますが、値段だけの価値のあるボードゲームなのは間違いないです。
拡張の告知もされていますが、間違いなく日本語版拡張も出るでしょうし、間違いなく買います。
評価:★★★★★(5点満点)
「リバイブ」内容物
- ゲームボード 1つ
- ダブルレイヤープレイヤーボード 4枚
- 勢力ボード 6枚
- 木製駒 179個
- 紙製タイル 208枚
- カード 77枚
- キャンペーンカード 30枚
- ルールブック 1部
リバイブはキャンペーンシステムを採用しており、全5つのキャンペーンをクリアすることで徐々にコンポーネントが解放されていきます。
上記のコンポーネントに加えて、各種カードやボード2枚分の追加要素があります。お楽しみに。
「リバイブ」のスリーブ
リバイブのカードサイズは「88×63.5mm」となっています。
一般的なトレーディングサイズのカードですね。
- 88×63.5mm:107枚
実際には、全くシャッフルしないルール紹介カードやシナリオカードなどもあるので、スリーブは100枚あれば十分です。
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