今回は2023年4~6月に私が実際に遊んで、これは最高に面白い!また遊びたい!と思ったボードゲームを5つ紹介していきたいと思います。
私は重量級ボードゲームの方が比較的好きなのですが、軽量級から重量級まで満遍なく紹介していきます。
それでは行きましょう。
2023年4~6月に遊んで最高に面白かったボードゲーム5選
2023年4~6月に遊んで最高に面白かったボードゲーム5選を紹介していきます。
今年もあっという間に半年経ちましたね。早いものです。
4~6月は予想以上にボードゲームをする機会が少なかったのですが、遊べた中から特に楽しかったのものを紹介できればと思います。
世の中面白いボードゲームにあふれているので紹介しすぎるとキリがないので、泣く泣く絞っています。
ナナトリドリ
ナナトリドリは、手札を先になくしたら勝ちという、所謂大富豪タイプのボードゲームです。
「ネクスト大富豪」の二つ名の通り基本は大富豪ルールなのですが、手札の並び替え不可、同じ数字を沢山持っていれば場に出せる、場のカードを手札に入れて強化出来る、などオリジナルルールをベースに、かなり気持ちよくプレイできるようになっています。
見た目の想像以上にこのゲームはかなり楽しめましたね。子供は勿論大人まで、老若男女誰でも行ける広い層にウケるポテンシャル持っていると思います。公式だとプレイ人数は6人までとなっていますが、ルールをアレンジすれば7, 8人位までいけます。
本作のデザイナーは日本人デザイナーのアラオトシキさん。インディー系で「ハチトレイン」というゲームをゲムマで出し、それが大ヒットとなり、そのリメイク版としてアークライトさんから製品化された作品です。このまま夢のSDJとか行ってきてほしいところですね。
このデザイナーさんのゲームだと、協力型対戦ゲームの「ギリギリワード」なども面白いので要チェックです。
ナナトリドリ。軽量級で大人数でワイワイ楽しめるおすすめ作品の1つです。
ファーストラット
ファーストラットは、月をチーズだと勘違いしたネズミがロケットを作って月を目指すという、中量級のすごろくボードゲームです。プレイ時間は1時間~90分くらい
ダイスを振らないすごろくをしてゴールを目指しつつ、自身を強化する拡大再生産要素で特殊能力を得て立ち回るゲーム。実はゴールが目的ではなく得点手段に過ぎないため、他にも様々な方法で得点を稼いでいきます。
ロケットを作って得点を稼いだり、ゴールして得点を稼いだり、チーズを寄付して得点を稼いだり、それ以外の方法で得点を稼いだり。得点を稼ぐ手段がかなり沢山用意されており、リプレイ性も高いです。特殊能力も様々なため、プレイヤー毎に得点の稼ぎ方が変わってそれも面白い。
私はこのゲームを2022年に英語版が発売された頃から遊んでいましたがその当時から大好評。今年に日本語版が出てからも日本語版で何度か遊びましたが、変わらずかなり大好評な作品です。中量級とは言え、毎ターン好きにネズミを進めて、場所の効果を発動するだけ。ルールは非常にシンプルで、誰でも楽しめます。
ソロプレイも強力なBOTと対戦することが出来て、中々楽しめました。
あまりの面白さなので一瞬で品薄になると思いきや、意外にまだ買えるようです。言語依存が少な目なので、比較的多めに作られたと予想します。未プレイの方は是非一度プレイしてみてほしい作品です。
スリーピングゴッズ
スリーピングゴッズは、ゲームブックを読みつつRPGのように世界中を旅するオープンワールド系のボードゲームです。
リゴレさんからクラウドファンディング経由で2023年6月に日本語版が発売となりました。
オープンワールドなので、マップ上を移動し好きな場所を探索できます。探索時には、ゲームブックを読んで、プレイヤーの選択や結果次第で様々に物語が展開します。
探索の最後は探索報酬としてアイテムやお金を得たり、目的である「トーテム」を集めていくことになります。探索後に別のイベントが発生してフラグが立つこともあります。
そんなこんなで10以上あるエンディングのクリアを目指して遊んでいきます。
スリーピングゴッズは、無茶苦茶楽しかったですね。素直に楽しかった。日本語量が凄まじくお値段も中々しますが、それだけの価値のある作品だったといえます。
探索が楽しい、アイテム集めが楽しい、戦闘が楽しい、キャラクター強化が楽しい。楽しい要素が満載で1プレイ10時間以上かかりますが、何度もリプレイしたくなるワクワク感がそこにあります。
ネガティブな評価を全然聞かないかなり優秀な作品だと思います。BGGでも50位位と世界的にも非常に高評価。
ちなみに日本語版の一般販売ですが、日本語版クラウドファンディングで欲しい人の多くに既に届いているため、クラウドファンディング以外の一般販売数はかなり絞るという話でした。いつから一般販売されるのかはわかりませんが、未購入で一般販売待ちの方は要チェックです。
▼スリーピングゴッズのレビューはこちら
スリーピングゴッズ:楽しすぎたオープンワールド型ボードゲームのレビューティーフェンタールの酒場
ティーフェンタールの酒場は、名前の通り酒場を経営して儲けましょうというボードゲームです。
ドミニオンなどと同様なデッキ構築型ボードゲームの一種で、従業員やお客さんをデッキに見立てて酒場を運営し、得られたお金や生成したビールを元に、新たなカードを得たり、勝利点を得たり、酒場を改造していきます。
更にアクションはダイスドラフトになっていて、どのアクションを実行できるかは、得られたダイスの数と出目次第となります。
今回の再販でようやくGETして遊べたのですが、これも非常に面白かったですね。酒場ボードが徐々に強化されていくのは楽しいですし、デッキが強化されていくのも楽しいです。あのカード来てくれ!と願いを込めて1枚ずつデッキから引いていくのも良い感じ(笑)。
客の呼び込みは同時進行で進むため、ダウンタイムが控えなのも良い。ダイスドラフトが主なインタラクション要素になっていて、欲しいダイスが絶妙に手に入らず、程よいインタラクションです。
比較的長らく品薄状態になっていましたが、アークライトさんから再販がかかっています。私も欲しかったのですが品薄状態で、今回2023年6月の再販でようやく入手できました。気になっていた方は要チェック。
クアックサルバー
クアックサルバーは、鍋で薬を調合するボードゲームです。
バックビルディング、バックドロータイプのボードゲームで、自分の袋の中の薬を増やしてバックビルディングしつつ、自分の袋からのバックドローでゴミチップを一定以上引くとバーストする、バーストシステムを搭載しています。
ドイツ年間ゲーム賞のエキスパート部門大賞を受賞している作品で面白さは折り紙付き。
この3ヶ月で久しぶりに遊んだのですが、クアックサルバーは、まあ期待を裏切らない安定の面白さですね。得点が負けているプレイヤーにはプラス補正がかかるので、負けていても楽しめるようになっているのが非常に高評価。運と実力のバランスもちょうどよい感じ。
調合する薬の特殊効果もかなり多くのパターンがあるため、リプレイ性も高く何度でも遊びたくなります。緑などあまり使われないチップの使い道を、いつも頑張って探しているのですが、大体勝てません(笑)。勝てませんが面白い。
長らく品薄気味だったようで、2023年6月に丁度再販がかかっています。気になっていた方は要チェック。安定の面白さです。
イーオンズエンドレガシー(おまけ)
イーオンズエンドレガシーは、魔術師となって巨大なボスと戦って世界を救うデッキ構築型ボードゲームです。
大人気イーオンズエンドシリーズの第二弾大型拡張で、何とシリーズ初のレガシーシステムを搭載しています。シールを貼ったり、カードを破いたり、ペンでチェックを入れたり。一度しか遊べない不可逆要素を入れつつも、その分濃厚なゲームを楽しめるのがレガシーシステムの特徴です。
こういう遊び方に抵抗がある人は多いと思いますが、レガシーならではの遊び方も沢山ありますし、想像以上に楽しめます。
イーオンズエンドはそれ自体が楽しすぎるわけで、イーオンズエンドレガシーが楽しくないわけがないんですよね。無茶苦茶楽しめました。本作はレガシーならではの仕組みをふんだんに取り入れています。
破孔魔術師見習いだったプレイヤーが、最後は大魔術師のような特殊能力を手に入れて戦うのは、流石に爽快でしたね。採用されているカードやボスは多くは他のイーオンズエンドでも使用可能なので、遊んだ後は普通のイーオンズエンドとして楽しみましょう。
正直レガシー要素はあっても無くても楽しめます(笑)。続く拡張3作目からはストーリーに従って徐々にコンポーネントを開放していくプチレガシーシステムを搭載しており、そちらの方が個人的には好みですね。
プレイ自体は2023年3月までには終わっていたのですが、前回の記事にこれを載せるのを忘れていたので紹介しておきます。
ネタバレありのリプレイ&レビュー記事を過去作成しているので良かったら見てみてください。プレイ予定がある方は見ない方が良いです。
▼イーオンズエンドレガシーのリプレイ&レビュー記事。ネタバレ注意。レビュー部分だけなら見ても大丈夫です。
イーオンズエンドレガシー:完走した感想とプレイ記録とレビュー。終わりに
以上、2023年4-6月に遊んで非常に印象に残って面白かった作品でした。
紹介しきれなかった作品も沢山ありますが、特に印象に残っていた作品を紹介しました。
気になる作品が見つかったら幸いです。
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