今回はホビージャパンさんより発売されているボードゲーム「ミクロマクロ:クライムシティ(MicroMacro: Crime City)」のゲーム紹介とレビューをしていきます。
「ミクロマクロ:クライムシティ(MicroMacro: Crime City)」は、今年2021年のドイツ年間ボードゲーム大賞を受賞しており、知名度も面白さも抜群のゲームです。
ということでノーチェックだった方も「ミクロマクロ:クライムシティ(MicroMacro: Crime City)」を是非チェックしてみて欲しいですね。
ミクロマクロ:クライムシティ ゲーム紹介
まずはミクロマクロ:クライムシティのゲームの全体像からご紹介。
ゲーム基本情報
デザイン | System: Johannes Sich Art: Daniel Goll |
---|---|
プレイ時間 | 約15-45分 |
プレイ人数 | 1-4人 |
対象年齢 | 8歳以上 |
版元 | Spielwiese |
販売 | ホビージャパン |
発売日 | 2020年12月 |
希望 小売価格 | 3,960円(税込) |
ゲーム概要
ミクロマクロシティのゲーム概要です。
巨大なウォーリーを探せのような人や建物が大量に描かれた、白黒マップが舞台です。プレイヤーたちは協力しながら、与えられたお題に従って、この巨大マップの中で起きている事件を解決していくことになります。
▼このようなマップで、よく見ると至る所で様々な事件が起きています

お題は難易度別になっており、合計16種類あります。クライムシティの名前の通り犯罪の街ということで、お題は何らかの事件に繋がっています。
例えば、お題1-1は「Aさんが倒れている現場を探せ」となっており、それを見つけることが出来れば、次は、お題1-2は「Aさんが倒れる直前に何をしていたか?」のように続いていきます。
これを繰り返すことで事件の真相に近づいていくことになります。
このゲームの変わっているのは、マップが複数の時間を切り取ったものを合成したマップになっている点でしょう。
同じマップにAさんが5人位出てきたりしますが、これは事件の瞬間のAさん、その1分前のAさん、その10分前のAさんといった風に、複数の時間におけるAさんが同じマップ上に存在しているということです。
これにより、マップ内で時系列に何が起こったかを推理出来るようになっています。
ゲームの体験版や先行プレイ内容など
色々書きましたが、このゲームには公式ページにお試し版があります。
どういうゲームかは以下のサイトでお試しプレイをするのが一番わかりやすいですね。これを遊ぶことで是非続きをやりたい!ってなるでしょう。私はこれを遊んで製品版が欲しくなりました。
しかし、1つのボードゲームの紹介のために、これだけの公式サイトを作成するとは中々の気合の入りっぷりです。
ここまで念入りにアピールしているボードゲームって他にあまりないんじゃないでしょうか?やはり版元も自信ありというところでしょうか。流石ドイツ年間ボードゲーム大賞を受賞するだけありますね。
また、ゲムマ先行販売版を遊んだ感想について、HAL99さんが紹介されていたのでご紹介。楽しさが伝わってきます。
ミクロマクロ:クライムシティの紹介は16分30秒あたりから。
ミクロマクロ:クライムシティ ゲームレビュー
かなり面白いアイデアのボードゲームの登場です。
先ほどリンクでご紹介した、お試し版をプレイした限りでは、ウォーリーを探せを遊んでいた頃のような、童心に戻ったような感覚で非常に楽しめました。
誰もが思いつく欠点としては、マップは変化しないため、遊べるのは1度きりの体験という点でしょうか。リプレイ性は当然低いです。
同じマップを使って別の事件が拡張で追加されるなどは今のところはわかっていません。勿論内容を忘れれば再プレイは可能でしょうが。ただ、海外では同じような値段で非常に高い評価を得ており、値段だけの価値はあると思っています。
海外では最新作が告知されていますが、全く別のマップで全く別のシナリオを遊ぶことになるようです。まあそれはそうですよね。
このボードゲームは、今流行りのマーダーミステリーのように、一度きりではありますが夢中になれる体験が出来ると思います。
1つの事件の解決に15~45分の中間をとって平均30分だとすれば、16個の事件で全てクリアまでに8時間といったところでしょうか。1度切りのボードゲームでも複数人プレイで8時間も遊べたのであれば、それはある意味十分だと考えても良いでしょう。
予想以上に大きいマップなので、遊ぶには結構な広いスペースが必要になります。
最初は非常に簡単なシナリオばかりで1つ10分もあれば終わるものから始まり、徐々に難易度が上がって頭をひねって探すようになっていきます。しかし、しっかりマップ内にその答えが用意されており納得感のある答えが用意されています。良くここまで色々な問題がこの街の中で起きているものだと感心します(笑)
個々の絵はかなり小さいので、私は大丈夫ですが、人によってはプレイするのにかなり苦労するかもしれません。一応拡大鏡がついており拡大して見れるようになってます。
マップを逆側から見ると、天地がさかさまになりキャラクターの顔など、ちょっとわかりづら過ぎるので正面からプレイするのがおすすめです。そうなるとプレイ可能人数はそこまで多くは同時プレイはできませんね。過去何度かプレイした限りだと4人位が限界かもしれません。
個人評価:★★★★★★★☆☆☆
(7 – 良いゲーム。大抵は喜んでプレイする)
ミクロマクロ:クライムシティあとがき
以上、ホビージャパンさんより日本語版が発売された、ミクロマクロ:クライムシティの紹介でした。
ウォーリーを探せで、ありそうでなかったタイプのボードゲームだと思います。
最近良く書いていますが、こういうノーチェックだった作品が実は面白そうだということがわかり、気になってくるという体験はワクワクして楽しいですね。
2021年ドイツ年間ボードゲーム大賞を受賞した話題作。気になる方はチェックしてみてください。
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