今回はアークライトさんより発売のボードゲーム「フロリフェラス」のゲーム内容を紹介していきます。
花や庭園をテーマにしたボードゲームはそれなりに多いですが、かなり綺麗で目を引くボードゲームですね。
ということで今回は「フロリフェラス」がどういうボードゲームなのか紹介していきます。
基本情報
デザイン | System: Eduardo Baraf, Steve Finn, Keith Matejka |
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プレイ時間 | 20分 |
プレイ人数 | 1~4人 |
対象年齢 | 14歳以上 |
版元 | Pencil First Games |
販売 | アークライト |
発売日 | 2022年3月10日 |
希望 小売価格 | ¥3,300(消費税10%込) |
ボードゲーム概要
このゲームは、花や彫刻を集めて素敵な庭園を造るカードゲームです。
プレイヤーは、手番に場の好きなカードを手に入れます。カードには、条件を満たすことで得点につながるアレンジメントカード等と、条件達成に必要な花カードの二種類があります。花カードには、花の種類、色、ハチなどの昆虫が描かれており、1枚も同じカードは存在しません! 高得点を狙える組み合わせを吟味し、カードを取り合って、最も素晴らしい庭を造り上げましょう!
鮮やかで透明感のあるカードは、遊んでいるだけで心が和むことでしょう。また、ソロプレイが可能です。カラスが邪魔する中で庭づくりに取り組みましょう。花や石を盗み邪魔をしてきますが、うまく対処をしてフロリフェラス ~花咲く庭~ を楽しみます。
アークライト公式HP
花や彫刻を確保して自分だけの綺麗な庭園づくりを目指しましょうというゲーム。
より早く・より多く・より広く集めたプレイヤーが高得点となる、まさにセットコレクションなシステムのゲームになっています。
フロリフェラスのルール概要
フロリフェラスのルールを説明していきます。
全体の流れ
1日は5ラウンドからなり、3日間の合計15ラウンドをプレイするゲームです。
各ラウンドやること
各ラウンドやることは非常にシンプルで、場のカード1枚を手元に確保するだけです。
1列のカードを1枚確保して、全プレイヤーが1枚ずつ確保したら、1ラウンド終了です。次の列のカードをまた1枚ずつ確保していくことになります。
これを5回繰り返して5列のカードから各プレイヤー5枚カードを確保したら1日終了。簡単ですね。
ただし、カードの確保順は、前のラウンドでより上のカードを確保したプレイヤーが次の日の手番順が速くなります。例えば、4人プレイだと1ラウンド用に5枚のカードが縦に並びますが、その5枚の中で、より上に置かれたカードを確保した方が次のラウンドの手番が速くなることになります。
▼1列5枚のカードから1ラウンドに1つを獲得。上のカードを獲得したプレイヤーが次のラウンドの手番が速くなる。1日は5ラウンドなので5列あります。
キングドミノなどであるように、より強いカードを確保したプレイヤーは、次の手番が遅くなるというあれですね。このゲームでも、下の方に配置されているカードはより特典が大きいものになっていて、上のカードはメリットが少ないものになっています。
ノーマルカードの花や虫の種類
全カードユニークなノーマルカードは以下の種類の組み合わせになっています。
- 5種類の花(チューリップなど)
- 5種類の色(オレンジなど)
- 5種類の虫(蜂など)
これらの5種類の組み合わせのカードを集めてセットコレクションしていくことになります。
得点カード
ノーマルカードと合わせて獲得が可能な得点カードが存在します。
これらは、アレンジメントや彫刻など最終得点に結びつく得点用カードになります。
ノーマルカードを確保しないと自分の庭園の要素が増えないのですが、要素が増えても得点カードを確保しないと、得点がもらえません。
ノーマルカードを取りに行くか、得点カードを取りに行くか、悩ましくできています。
ゲーム終了条件
15ラウンドで15枚のカードを確保したらゲーム終了で得点計算です。
得点
このゲームはセットコレクションになっており、かなりの数の得点要素があります。
- アレンジ:3種類の要素の何種類を集めたかで得点が異なる(1/3/5点)
- 願望:特定の花を沢山集めるとその分高得点(Xが1つにつき1点)
- ボーナス:3つの要素を全て集めたら得点。3日間の内早く集めた方が高得点(5/3/2点)
- 彫刻:このカードを沢山持っていたプレイヤーが高得点(5/3/1点)
- 石:石トークン2個で1点
- ティーカップ:石トークンを最も沢山持っていたプレイヤーが獲得。2点。
これら6種類の得点要素を合計して、最も多くの得点を稼いだプレイヤーの勝ちです。
アレンジ・願望・彫刻に関しては、各ラウンドで確保できるカードとしてノーマルカードと混ざって場に出ることがあります。花や虫の多様性を増やすノーマルカードを確保するか、これら得点用カードを確保するか悩ましくなっています。
ボーナスは、ゲーム開始時に3枚めくられた状態になっている、いわゆる全プレイヤー共通の目的カードです。
石は、1日の始めのセットアップ時に、カードの一部に置かれた状態になっています。手番順が遅くなるような場所により多くの石トークンが置かれるようになっています。手番順が遅くなるようなカードを確保したプレイヤーはおのずと石トークンが集まりやすいようになっています。
ソロモード
フロリフェラスには、ソロ用のルールとソロ用のカラスカードが搭載されています。
オプションルールというより、しっかりとしたルールとして1人用のソロルールとコンポーネントが入っているのは、ソロプレイ好きにはたまらないですね。
フロリフェラスの内容物
- 庭師コマ:4個
- 花トークン:12個
- 石トークン:24個
- ルールブック:1冊
- 庭園カード:60枚
- ボーナスカード:9枚
- ティーカップカード:1枚
- ソロプレイ用カード:10枚
- 早見表カード:4枚
- 願望カード:21枚
フロリフェラスのスリーブ
フロリフェラスはカードゲームで100枚近くのスリーブが必要です。
- 88mm x 63mm:84枚
- 44mm x 63mm:21枚
フロリフェラス紹介のあとがき
以上、ボードゲーム「フロリフェラス 」のゲーム紹介でした。
得点要素はそれなりに多いですが、ルール自体は非常にシンプルなセットコレクションになっており、手番順やマジョリティ争いにインタラクション要素が詰まっています。
やりたいことはそれなりに自由にやれるながらも、プレイヤー間の狙いが被ると中々目的が達成できない、良いバランスになっているように思います。
コンポーネントも多く、見た目も美しいゲームで、それでいてお値段もそれなりにリーズナブルということで、これは是非欲しいですね。購入してプレイしたらレビューを追記したいと思います。
気になる方はチェックしてみてください。
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