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「パンデミック:ホットゾーン」シンプルになったパンデミックシリーズのゲーム紹介

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この記事では「パンデミック:ホットゾーン」を紹介します。

パンデミックホットゾーンは、協力型ボードゲームパンデミックシリーズの1つで、コンパクトに遊びやすくした作品です。

パンデミックホットゾーンのルールとレビュー記事を紹介していきます。

▼パンデミックシリーズをシンプルにした作品ホットゾーン

▼協力型ボードゲームの金字塔パンデミック

パンデミック:ホットゾーン 基本情報

デザインマットリーコック
プレイ時間約30分
プレイ人数2-4人
対象年齢8歳以上
版元Z-Man Games, Inc.
日本語版販売ホビージャパン
日本語版発売日2020年6月
希望小売価格2,860円(税込)

人類の命運は君たちの手にゆだねられた!

パンデミック(Pandemic)とは、ある感染症や伝染病の世界的大流行のこと。

このゲームは北米大陸に拡大しようとする感染症の根絶をテーマにしている。

プレイヤーは、高度な技術を持った医療研究チームの一員となり、北米に発生した人類の生命にかかわる3種類の病原体による感染症の治療を行い、拡大を防いでいく。

しかしちょっと手を抜くとたちまち感染が拡大し、ゲームオーバーとなってしまう。

このゲームは、プレイヤー同士で協力して3種の病原体に対応する治療薬を、すべて開発できればプレイヤーチームが勝利する、多人数協力型ゲームだ。

ホビージャパン公式HP

パンデミック:ゲーム内容の紹介

一般的に「パンデミック」とはウィルスの集団感染状態・集団流行のことを言います。

時事的なネタですが、2020年頃から世界で大問題になったコロナウィルスの状態がまさにパンデミックです。

本作はこのウィルスの集団感染「パンデミック」をテーマにした作品です。

毎ターン世界中にウィルスがドンドンまん延していく中でプレイヤーたちは、プレイヤー達は協力して世界中に拡大する4種類のウィルスの全ワクチンを作ることを目的とします。

プレイヤーが協力しながらプレイして、世界中にウィルスが大流行してしまったらプレイヤーの負け、その前に全ウィルスのワクチンを作り上げればプレイヤーの勝ち、ざっくり説明するとそんな感じのルールです。

初版は2008年に発売されて一気に大ヒット。2009年のドイツ年間ボードゲーム大賞をあのドミニオンと競った作品です。

2009年は大賞こそドミニオンが取りましたが、このパンデミックもゲームのシステムの完成度は非常に高く、1年ズレていたら間違いなく大賞を受賞していた作品です。

10年以上経った今でも、パンデミックは大量に拡張や亜種が発売されており、ロングセラーとなっています。

パンデミックシリーズの全拡張は、本ブログでも紹介しているので良かったら是非チェックしてみてください。

【パンデミック】全拡張と全シリーズのボードゲーム紹介とレビュー

プレイヤー同士が敵になるわけではなく、プレイヤー同士が協力しながらウィルスの拡大を防ぐ、「協力型システム」は当時は非常に珍しいボードゲームのルールでした。

本作は協力型ボードゲームの金字塔と言っても良い作品です。

パンデミックはボードゲームランキングでも大体上位に来るくらい面白い作品です。未プレイの方は絶対にプレイしてみて欲しい作品の1つです。

【2023年版】おすすめの人気ボードゲーム60選

パンデミックホットゾーン:ゲーム概要

画像引用:board game geek

パンデミック:ホットゾーンのゲーム紹介をしていきます。

パンデミックの拡張は、正統派拡張、亜種拡張、ダイス版、ウィルスサイドで地球を滅ぼす版(!?)、リアルタイムゲーム版、など実に様々な形で出ています。

このパンデミック:ホットゾーンを一言で表すなら、パンデミックオリジナル版のショートバージョン、という感じでしょう。

ショートバージョンはその名の通り、オリジナル版を短くした版ということになります。

プレイ時間

元々のパンデミックシリーズにかかる時間が60~90分とするとこのホットゾーンのプレイ時間は15分~30分と半分以下になっています。プレイ時間がガッツリ減ってくれるのがショートバージョンの良い点の1つですね。

プレイ人数

プレイ人数は2~4人でオリジナル版と違いはありません。

デザイナー

システムデザイナーは、オリジナル版デザイナーの「マットリ―コック」さんでで、変に改変されておらず元々の面白さはしっかり詰め込まれています。

マップ

元々のパンデミックは「全世界」を舞台にしたマップでしたが、今作のマップは「北中米」になっています。アメリカ・カナダ・カリブ海諸国まで。

オリジナル版には東京やバルセロナ、アトランタなどヨーロッパやアジア、アフリカも出てきて、まさに世界中の大流行という感じでしたが、大分コンパクトになりました。

病原体の種類

更にワクチンを作るべき病原菌は3種類。元々は4種類でしたがこれが減って難易度と時間が調整されています。

プレイヤーカード

プレイヤーカードも厳選された4種類に減っています

ゼネラリストアクション回数が1回多い
救護兵1回で1都市のウィルスを全て除去する
研究者制約なしにカードの受け渡しが可能
管制官他プレイヤーのコマを移動可能

それぞれオリジナル版だとかなり優秀な部類に入る職業です(管制官以外・・・)。なして管制官出したし。

微妙に能力が調整され、あのイマイチだった管制官が再登場です。能力強くなってるやん。。。

パンデミックオリジナル版のパッケージで中心にいた白服の「化学者」は無事にリストラとなりました。弱いから仕方ないね。。

下手に増やすとバランス調整が難しくなるので、他の作品でも評判の高い4体だけになっています。

ベースキャンプ関連のアクションの削除

オリジナルのパンデミックだとベースキャンプをマップ上に作成して、ベースキャンプ間の移動を楽にしたり、ワクチンを作成したりできましたが、ベースキャンプルールは削除となっています。

ワクチン作成は、マップ中央のアトランタに固定となっています。

マップが狭くなっているので、拠点を作るメリットは通常のパンデミックに比べるとやや少ないということです。

エピデミックカード

エピデミックカードは3枚しか入らないので、ウィルス増加レベルも2(デフォルト)→2→3→4と2段階しか上がりません。

敗北条件

ゲーム敗北条件になるアウトブレークは4回でゲーム敗北になっています。

なので基本的にアウトブレーク連鎖したらほぼ負けですね。

イベントカード

本作のオリジナル要素として、良くないことが起きるイベントカードが入っています。

これはパンデミック拡張「緊急事態宣言」に入っていたルールを若干優しくしたものになっています。

パンデミック:ホットゾーン レビュー

パンデミックとしての面白さ

本作を一言でいえば「パンデミック」です(笑)。

いや・・・想像以上に普通に「パンデミック」です。

名作ボードゲーム「パンデミック」を遊んでいるようで普通に楽しいです。

コンパクトバージョンの面白さ

パンデミックをコンパクトにした本作。

おいおい待ってくれ。短くなって楽しさ減じゃないか。っていう意見があるかもしれませんが、実際にプレイしてみるとそれは間違いだということに気づくでしょう

例えば、「チケットトゥライド」のショートバージョンの「チケットトゥライド・ニューヨーク」が有名です。これは超名作チケットトゥライドを実に6分の1位に縮小したバージョンです。

おいおい、縮小しすぎだろうと思ってプレイしてみるのですが、これがいざやってみると非常に面白く、しっかり濃厚なチケットトゥライドのゲームを堪能でき、更にプレイ時間はオリジナル版が120分だとすれば20分で終わります。

個人的にチケットトゥライドの120分は流石に長すぎてダレるし疲れてくるのですが、20分なら軽量級としてサクッとプレイ出来てしまいます。そして本当にしっかり面白い。しっかりチケットトゥライドしている楽しさがある。

私はこれは本当に感動しました。ショートバージョンは、ここまで面白いのか?と。

気軽で短い・値段は安い・しっかり面白い

チケットトゥライドに関しては、私はオリジナル版のチケットトゥライドより、ショートバージョンの方が好みですね。

そんな感じで、オリジナル版が名作なボードゲームのショートバージョンリメイク作品は、個人的にはかなり面白いという印象があります

通常のパンデミックで良いのではないか説

本作は普通に面白いのですが、残念点も幾つかあります。

  • プレイ時間がそこまで短くならない
  • 箱が思ったよりコンパクトではない

プレイ時間がそこまで短くならない

通常のパンデミックと比較してウィルスの数が4→3になっているだけなので、そこまでプレイ時間が短くなっていません

先ほど紹介したチケットトゥライドは、120分とかかかる重量級ゲームが、コンパクトサイズになって15分の超軽量級ゲームになって、非常に良かったのですが、パンデミックホットゾーンは、45分のゲームが30分位になるイメージです。

箱が思ったよりコンパクトではない

コンパクトバージョンということで箱のサイズもコンパクトになっていることを期待したいところですが、本作のは思ったより小さく無いです。

旅行に持っていくと若干かさばる感じ。

総合評価

個人評価:★★★★★☆☆☆☆☆(5点)

総合すると、まずまずの作品という感じです。

良くも悪くも普通にパンデミックとして面白いのですが、プレイ時間やサイズ感を考えると、これをプレイする位なら通常のパンデミックで良いじゃん、となりますね。

チケライのコンパクトバージョンに感じたほどの感動は、残念ながら本作には感じませんでした。

ただ、パンデミックとしては普通に面白いので、通常のパンデミックを買うまでもないという方は、まずはこちらから入ってみて、面白かった通常版を買うのも良いのではないでしょうか。

終わりに

以上、パンデミック最新作「パンデミック:ホットゾーン」の紹介でした。

パンデミックは個人的殿堂入りボードゲームの1つです。そのパンデミックがショートバージョンになっており、これはこれで楽しい作品です。

値段も安いですし、短い時間でしっかりパンデミックできます。パンデミックをプレイしたことが無い方の入門用としても良いと思います。

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