今回は個人的なおすすめボードゲームで殿堂入りしている作品の1つ「パンデミック」シリーズの最新作「パンデミック:ホットゾーン」を紹介します。
「パンデミック:ホットゾーン」はホビージャパンさんから2020年6月中に発売予定です。
↓あの名作「パンデミック」がコンパクトになって新登場
パンデミック:ホットゾーン 日本語版
↓オリジナル版のパンデミック。まさに名作。
パンデミック 基本セット 日本語版
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パンデミック:ホットゾーン ゲーム紹介
パンデミック:ホットゾーンのゲーム紹介をしていきます。
ちなみにボードゲーム「パンデミック」を知らない方のために最初はパンデミックから説明しておきますと・・・
協力型ボードゲーム パンデミックとは?
非常に時事なタイトルですが、一般的に「パンデミック」とはウィルスの集団感染状態・集団流行のことを言います。
2020年現在世界で大問題になっているコロナウィルスの状態がまさにそれですね。
このボードゲームパンデミックもその名前の通りウィルスの世界的な流行をテーマにした作品です。
プレイヤー達は協力して世界中に拡大する4種類のウィルスの全ワクチンを作ることを目的とします。
世界中に大流行してしまったらプレイヤーの負け、その前に全ウィルスのワクチンを作り上げればプレイヤーの勝ち、ざっくり説明するとそんな感じのルールです。
2008年に発売し2009年のドイツ年間ボードゲーム大賞の大賞をドミニオンと競った作品です。
大賞こそドミニオンが取りましたがこのパンデミックもゲームのシステムの完成度は非常に高く、正直大賞をとってもおかしくないレベルのボードゲームです。
プレイヤー同士が敵になるわけではなく、協力しながらウィルスの拡大を防ぐという「協力型」の点が当時のボードゲーム業界では珍しく、高く評価されています。
全プレイヤーVSゲームのシステム、という感じです。
今遊んでも面白いし、今でもまだまだ拡張は出続けているくらい人気のシリーズです。
パンデミック:ホットゾーンの概要
そんな感じで今でも大人気のパンデミックシリーズですが、最新作がこの「パンデミック:ホットゾーン」になります。
パンデミックの拡張は、正統派拡張、亜種拡張、ダイス版、ウィルスサイドで地球を滅ぼす版(!?)、リアルタイムゲーム版、など実に様々な形で出ています。
そんな中で出るこのパンデミック:ホットゾーンを一言で表すなら、パンデミックオリジナル版のショートバージョン、という感じでしょう。
ショートバージョンはその名の通り、オリジナル版を短くした版ということになります。
おいおい待ってくれ。楽しさ減じゃないか。っていう意見があるかもしれませんが、実際にプレイしてみるとそれは間違いだということに気づくでしょう。
↓北米中心になった小型の新マップ
例えば、「チケットトゥライド」のショートバージョンの「チケットトゥライド・ニューヨーク」が有名です。これは超名作チケットトゥライドを実に6分の1位に縮小したバージョンです。
おいおい、縮小しすぎだろうと思ってプレイしてみるのですが、これがいざやってみると非常に面白く、しっかり濃厚なチケットトゥライドのゲームを堪能でき、更にプレイ時間はオリジナル版が120分だとすれば20分で終わります。
個人的にチケットトゥライドの120分は流石に長すぎてダレるし疲れてくるのですが、20分なら軽量級としてサクッとプレイ出来てしまいます。そして本当にしっかり面白い。しっかりチケットトゥライドしている楽しさがある。
私はこれは本当に感動しました。ここまで面白いのか?と。
気軽で短い・値段は安い・しっかり面白い。
私はオリジナル版のチケットトゥライドよりショートバージョンの方が好みですね。
そんな感じで、オリジナル版が名作なボードゲームのショートバージョンリメイク作品は、個人的にはかなり面白いという印象があります。
勿論このパンデミックホットゾーンもオリジナルは名作で、かなり期待できそうです。
ドイツ年間ボードゲーム大賞受賞の「コルトエクスプレス」のショートバージョンも近々ホビージャパンさんから出ますが、あちらもかなりお勧めできそうですね。
パンデミック:ホットゾーンのオリジナル版との違い詳細
さて、、パンデミック:ホットゾーンに話を戻しますと。。。
元々のパンデミックシリーズにかかる時間が60~90分とするとこのホットゾーンのプレイ時間は15分~30分と半分以下になっています。プレイ時間がガッツリ減ってくれるのがショートバージョンの良い点の1つですね。
箱のサイズは超コンパクトになっており、持ち運びに最適ですね。旅行などにも持っていけるサイズと重さだと思います。
プレイ人数は2~4人でオリジナル版と違いはありません。
システムデザイナーは、オリジナル版デザイナーの「マットリ―コック」さんなので、変に改変されておらず元々の面白さはしっかり詰め込まれていると考えてよいでしょう。
元々は「全世界」を舞台にしたマップでしたが、今作のマップは「北中米」になっています。これは若干規模が小さくなってしまった感はあります。アメリカ・カナダ・カリブ海諸国まで。オリジナル版には東京やバルセロナ、アトランタなどヨーロッパやアジア、アフリカも出てきて、まさに世界中の大流行という感じでした。
更にワクチンを作るべき病原菌は3種類。元々は4種類でしたがこれが減って難易度と時間が調整されています。
プレイヤーカードも厳選された4種類に減っています。
・行動回数が1回多い「ゼネラリスト」
・1回で都市のウィルスを全て除去する「救護兵」
・カード渡しの制約を無視できる「研究者」
・他のコマの移動させられる「管制官」
それぞれオリジナル版だとかなり優秀な部類に入る職業です(管制官以外・・・)。なして管制官出したし。微妙に能力が調整され、あのイマイチだった管制官が再登場です。能力強くなってるやん。。。
そしてパンデミックオリジナル版のパッケージで、主人公的ポジションにいた白服の「化学者」は無事リストラになりました(笑)
弱いから仕方ないね。
下手に増やすとバランス調整が難しくなるので、他の作品でも評判の高い4体だけになっているようです。強化された管制官に期待…
拠点もオリジナル版だと何個も作れて、移動しやすくしたりワクチン作ったりできたのですが、その拠点作成アクションは無くなり、マップ中央のアトランタに固定となっているようです。マップが狭くなっているので、確かに拠点を作るメリットはあまりないのかもしれません。
エピデミックカードは3枚しか入らないので、ウィルス増加レベルも2(デフォルト)→2→3→4と2段階しか上がりません。
ゲーム敗北条件になるアウトブレークは4回でゲーム敗北になっています。なので基本的にアウトブレーク連鎖したらほぼ負けですね。
後はオリジナル特徴としては良くないことが起きる「イベントカード」が入っています。
パンデミック拡張「緊急事態宣言」に入っていたものを若干優しくした感じですかね。
パッと確認しましたが、違いはこれくらい。
本当に大体がパンデミックそのままで調整されているようですね。
ホビージャパンさんの公式プレイ動画を拝見しましたが、まさにイメージ通りという感じの印象でした。
終わりに
以上、パンデミック最新作「パンデミック:ホットゾーン」の紹介でした。
パンデミックは個人的殿堂入りボードゲームの1つです。そのパンデミックがしっかりショートバージョンになっており、これはしっかり楽しめるんじゃないだろうかとワクワクしています。
値段もかなり安いですし、短い時間でしっかりパンデミックできそうですし、持ち運びもしやすそう。
パンデミックをプレイしたことが無い方の入門用としても最適かもしれませんね。
購入してみたらまた感想でも追記したいと思います。
↓名作パンデミックがコンパクトになって新登場。
パンデミック:ホットゾーン 日本語版
↓オリジナル版のパンデミック。まさに名作。
パンデミック 基本セット 日本語版
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