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『ことばのクローバー!』日本語版 超おすすめなボードゲーム紹介とレビュー

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今回はホビージャパンさんより2021年7月に発売されたボードゲーム「ことばのクローバー!」日本語版のゲーム内容を紹介していきます。

この「ことばのクローバー!」はまだそこまで注目度が高くない印象ですが、その実かなり面白いボードゲームで、2021年発売作品の中ではかなりヒットする予感がしています。早くも購入者からは面白いとの声が続出しています。

ということで今回は「ことばのクローバー!」日本語版がどういうボードゲームなのか、ルール紹介とレビューを交えて説明していきます。

『ことばのクローバー!』日本語版 基本情報

デザインSystem:
 François Romain
プレイ時間約30分
プレイ人数3-6人
対象年齢10歳以上
版元Repos Production
販売ホビージャパン
発売日2021年7月末
希望
小売価格
3,080円(税込)

『ことばのクローバー!』日本語版 ボードゲーム概要

つながる言葉をみつけよう! 協力型パーティワードゲーム!

『ことばのクローバー!』は協力型のワード連想ゲームです。

チームでプレイしてできるだけ高得点を打ち立てることが目的です。

引用:ホビージャパン公式HP

「ことばのクローバー」は2019年ドイツ年間ゲーム大賞を受賞した「ジャストワン」を販売しているRepos社の最新作になります。

今年2021年のドイツ年間ゲーム大賞は既に終わって大賞作品が出ました(ミクロマクロクライムシティが受賞)が、個人的にはこの「ことばのクローバー!」が来年2022年のドイツ年間ゲーム大賞候補になりそうなパワーを秘めている作品だと思っています。

ことばのクローバーは、言葉連想系の協力型のボードゲームで、プレイヤーは協力し合いながらより高得点を得ることを目指します。

言葉でルールを表現すると中々難しいため、百聞は一見に如かずなボードゲームなのですが、プレイヤーは2つのキーワードから1つのヒントを作成し、そのヒントを基に、他のプレイヤーに元々の2つのキーワードを当ててもらうゲームです。

ジャストワンは、複数のキーワードから1つの答えを導き出すゲームでしたが、この「ことばのクローバー」は逆で、1つのヒントから2つのキーワードを導き出すことになります。またジャストワンのように連想される答えは無限大ではなく、手元のキーワードカードの中のどれか、というのがポイントです。

『ことばのクローバー!』ルール概要

先ほども書いた通り、「ことばのクローバー」のルールは非常にシンプルなのですが、言葉で表現するのは中々難しいやつです(笑)

有難いことに、お試しで遊ばせていただく機会があったので、実際のプレイと合わせて内容紹介していきます。

セットアップ

220枚あるキーワードカードの山から、各プレイヤーは、1つの「クローバーボード」と4つの「キーワードカード」をランダムに受け取ります

▼ボード1つとランダムにキーワードカード4つを受け取ります。

キーワードカードは、クローバーボードにセット出来るようになっており、4つのキーワードカードをランダムな向きにクローバーボードにセットします。

▼こんな感じで場所と向きをランダムにキーワードカードをセット

これを全プレイヤーが完了したら準備OKです。超簡単ですね。

ちなみにこのハメている状態をほかのプレイヤーに見せてはいけません。

また、キーワードカードは非常に落ちやすいので注意が必要です(笑)。何度遊んでも落下者続出します。

ゲームの流れ

ゲームは以下の2フェイズで進みます。

  1. ヒントの作成フェイズ
  2. 答え合わせフェイズ

①ヒントの作成フェイズ

キーワードカードの4辺には単語が描かれているため、それらを2×2に配置した場合、それぞれ2つの単語の組み合わせが4ペア出来ることになります。

これらの単語の組み合わせのペアでヒントを作成します。

例えば、「犬」「猫」という単語のペアだったらヒントは「ペット」とか。「ビール」「ピーマン」という単語のペアだったらヒントは「苦い」とか。

各プレイヤーは、この4つの単語のペアに対して、ヒントとなる単語を4つ書いていくことになります。この時他のプレイヤーに手元の作業内容を見せてはいけません

ここで他のプレイヤーに見せないように、ボードを手前に傾けて隠そうとすると、キーワードカードが外れて落ちてしまうので注意です(笑)。夢中になって考えている時が一番落下します。

こんな感じで各プレイヤー4つのヒントの単語を作成して「クローバーボード」に書きます。

▼各プレイヤーは、4つの辺に対して4つのヒントを記入

上記の例だと、

  • 「機械」と「地球」:地球で戦う機械ということでヒントは「ガンダム」。
  • 「虫」と「スープ」:虫が入ったスープで騒いでいるよくあるシーンを連想してヒントは「クレーム」。
  • 「野生」と「ゲーム」:野生のポケモンということで「ポケモン」。
  • 「ベル」と「秋」:かなり難しい組み合わせだが、秋は冬に近いのでジングルベルということで「クリスマス」。

こんな感じで思うが儘に書くことになります。正直思い浮かばない組み合わせもあるでしょうが、インスピレーションで何とかします。

これを全プレイヤーが完了するまで行います。全プレイヤーが完了したら次に進みます。

ランダムに組み合わせているので、正直全く連想できるヒント単語が無い場合もありますが、その場合でもキーワードカードを回転させたり取り替えたりすることはできません。

幾ら難しくても、取り替えないでそのままやる方がゲームとしては面白いです。ただ、あまりにもきつかったらプレイヤー内で相談して変更するのは良いと思います。あまりにもきつかったら変更しても文句は言われないとは思いますけどね。

また、言葉連想系のゲームに良くある制約ですが、「犬」のヒントに「ドッグ」と書くような、あからさまなヒントになる一部の単語の使用は禁止されています。

②答え合わせフェイズ

全員が書き終わったら「キーワードカード」をボードから取り除きます。こうすることで、どの単語のペアからそれぞれのヒントが作られたのか、すぐにはわからないことになります。

更に未使用のキーワードカードを1枚ランダムに持ってきて、混ぜて計5枚のキーワードカードをシャッフルします。

その後、プレイヤーは1人ずつ順に、キーワードカードとヒントを描かれたボードをオープンします。

▼ランダムに1枚追加してオープンすると、こんな感じになります。

この状態から、一体どの組み合わせでどのカードがボードにハマっていたのかを、他のプレイヤーに当ててもらいます。他プレイヤーが考えている最中は、当ててもらっているプレイヤーは一切コメントしてはいけません。

例えば、「ポケモン」なら恐らく「ゲーム」のキーワードカードを使っていただろうということで、「ゲーム」のカードの位置を推測します。でも「ガンダム」も「ゲーム」かも?と思って当てはめてみるわけですね。「クリスマス」なら「ベル」っぽい?とかみんなで考えます。

あーでもない、こーでもないとみんなで試行錯誤を繰り返して、最終的にはこれが答えだろうという形にして、合っているかどうかを作成者に確認します。

全ての場所と向きが合っていれば正解。あっていたタイルの数×1点(なので4点)と、1回目成功ボーナス2点で、6点になります

最終決定権はターンプレイヤーの左の人ですが、絶望的なヒントの場合もあるので、あまり悩みすぎずに決めて先に進めるのをおすすめします。

1つでも間違っていた場合、答えは言わずに間違っていた「キーワードカード」を全て指定して、再度試行錯誤してもらいます。

2回目も同様に合っているかどうかを作成者が確認します。

2回目はやり直しできず、位置と向きが合っていたキーワードカードの数だけ得点になります(最高で4点)。

ゲーム終了

全プレイヤーが、自分の作成したボードを公開し終わったらゲーム終了です。

このゲームは、特に何点だったら良いということは無く、全員の得点を合計してより多くの得点を得ることを目指します。

最高得点は全プレイヤーが1回目で成功することなので、6点×プレイ人数、になります。

かなり難しいですが、満点を目指してプレイしていきましょう。

『ことばのクローバー!』日本語版 レビュー

いやー、これは凄いですね。見た目に依らず、かなりのポテンシャルを秘めた凄いボードゲームが登場です。

正直ノーチェックな人は多いと思いますが、個人的な評価は文句なしに5点満点中5点満点ですね。

全く忖度なしに2021年発売の作品の中でかなり面白いおすすめボードゲームの1つです。

私はどちらかといえば重めのボードゲームが好きなのですが、そんな私もかなり楽しめましたし、一緒にプレイしたメンバーは皆相当熱中してプレイしており、全員が太鼓判を押していました。老若男女問わず楽しめる守備範囲がかなり広いボードゲームだと思います。

プレイする前は、こんなの当てられっこないとも思うわけですが、いざプレイしてみると意外に簡単に当ててもらえるわけで、自分の考えて出したヒントを上手く他のプレイヤーにくみ取ってもらえると、ヒントを上手く考えて出した甲斐があってかなり楽しいですね。

他のプレイヤーは仲間ですし、ジャストワンのようにヒント被りでヒントが無くなるなんてことも無いので、下手に奇をてらったヒントを出す必要はないわけです。まあ当然ながら自分にとって当然のヒントが他の人に通じない何てこともあるわけですが(笑)

4方向にヒントを書くというのが良く出来ていて、特定のヒントにズバリ当てはまりそうなキーワードカードがあったとしても、別の方向のヒントには全然マッチしない場合、その向きか位置は多分違うんじゃないか?となるわけですね。

カードは200枚以上入っている中から4つを選択して使用して、更に向きもランダムなので、同じパターンになることはまずないと考えてよいでしょう。リプレイ性も抜群です。

プレイ人数は3人からになっていますが、ルール的には別に2人でも遊べると思います。3~6人までプレイ出来ますが、当てるのも楽しいし当ててもらうのも楽しいので何人で遊んでも楽しめると思います。

お手軽さもかなりのもので、重すぎず超軽いわけでもなく、ちょっとしたお手すきの時に取り出してサクッと遊ぶに非常に適しています。3~6人いたら取り合えず「ことばのクローバー」は2回はプレイされますね。

2019年のドイツボードゲーム大賞「ジャストワン」は、今でもかなり遊ばれている作品ですが、この「ことばのクローバー」にも同じような面白さやポテンシャルを感じますね。単語から類推するという意味で「コードネーム」にも近いかもしれません。

何度もプレイした今では、むしろボードゲーム大賞を受賞したジャストワンよりも面白いと感じています。マジです。

先ほども書きましたが「ことばのクローバー!」は誇張表現無しに、2022年のドイツ年間ボードゲーム大賞になってもおかしくないレベルの作品だと思います。「ジャストワン」も「コードネーム」もどちらも大賞受賞作品なので、狙って作られたのかもしれません(笑)

2021年7月発売ですが、何らかの大賞を受賞した結果、一気に知名度が上がって当時の「ジャストワン」のように品薄売り切れになる可能性もある作品なので、気になる方は今のうちにチェックしておいた方が良いかと思います。

多分買って1ミリも損したと思わないボードゲームの1つです。

何度もプレイしましたが評価は変わらず、個人的な2021年ヒット作品の1つになりました。

個人評価:★★★★★★★★★☆

(9 – 素晴らしい。いつでもプレイしたい。)

ことばのクローバー!良い点

  • ヒントから連想して、答えを当てるのが楽しい
  • ヒントから連想して、答えを当ててもらうのが楽しい
  • 老若男女、軽~重量級好き、どんな人でも楽しめる
  • ルールも超簡単で何度も楽しめる
  • クローバーボードの見た目が凄い良い

当てる方も当てられる方も面白いですが、やはり自分が頭をひねって考えたヒントを上手くくみ取ってもらって、ドンピシャで当ててもらえるとかなり楽しいですね。

ルールも簡単ですしプレイ時間もお手軽で何度も楽しめるタイプのボードゲームです。

ことばのクローバー!気になる点

  • キーワードカードが落下しやすい(笑)
  • どういう配置だったか覚えておく必要がある

キーワードカードはくぼみにハマりますが、結構な頻度で落下するので慣れるまでは注意が必要です。

配置したキーワードカードは自分が当ててもらう番まで覚えておかないといけません。自信が無い方は写真を撮っておくのが良いでしょう。ただ、心配しなくても大体覚えています。自分が配置を思い出せないということは、余程の難問かもしくはヒントの出し方がマズイような気もします。

こんなボードゲームが好きな人には特におすすめ

  • ジャストワン
  • コードネーム

言葉連想系のボードゲームなのでこれらとはかなり近い面白さを感じますね。

『ことばのクローバー!』日本語版 内容物

  • カード220枚(外49×49mm/内17×17mm)
  • クローバーボード6枚
  • マーカー6本、
  • 伝説の記録用紙1部
  • ルールブック1部

『ことばのクローバー!』日本語版のスリーブ

ことばのクローバーはカードゲームではないので、スリーブは不要。

220枚のカードは中央が空いたドーナッツ型になっているため、スリーブはつけられません。相当枚数入っているため余程じゃない限りは汚れは気にならないとは思います。

『ことばのクローバー!』日本語版紹介のあとがき

以上、ボードゲーム「ことばのクローバー!」のゲーム紹介でした。

正直個人的にはノーチェックな作品でしたが、これは間違いなく流行りますね。一度やればこの面白さがすぐに理解できてすぐに欲しくなると思います。

2021年の注目作品の1つ「ことばのクローバー!」。ジャストワンほどの知名度は当然まだ無いですが、確実に売れるやつだと思います。気になる方は是非チェックしてみてください。既に何十回もプレイしましたがこれはマジおすすめです。

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