>> おすすめボードゲームはこちら

消されたメッセージ 日本語版 ボードゲーム紹介とレビュー

<ステマ規制法へのぼどろぐの対応>

本記事は、ぼどろぐが独自に作成していますが、記事ではECサイトやメーカー等から送客手数料を受領する場合があります。

メーカー等からの依頼やサンプル貸与により記事を作成する場合がありますが、コンテンツの内容やランキングへは一切関与していません。

詳細は本ブログのプライバシーポリシーをご参照ください。

今回はホビージャパンより2021年7月に発売が予定されているボードゲーム「消されたメッセージ」のゲーム内容を紹介していきます。

タイトルを見る限りだと推理ものなのか?と一瞬思うわけですが、大体その通りです(笑)

その通りですが、このゲームではメッセージが消されています。

ということでボードゲーム「消されたメッセージ」のルールとレビューを紹介します。

消されたメッセージ 日本語版 基本情報

デザインSystem:
 Juhwa Lee
 Giung Kim
Art:
 Stéphane Escapa
 Vincent Dutrait
 Gus Morais
 Nathan Hackett
プレイ時間約15分
プレイ人数3-8人
対象年齢8歳以上
版元IELLO
販売ホビージャパン
発売日2021年7月
希望
小売価格
2,640円(税込)

消されたメッセージ 日本語版ボードゲーム概要

私が手がかりを描いて……オレが手がかりを消す!

事件発生!

被害者は声を出せなかったが、何かを描くことはできた……

そして、この被害者が描いたものは、捜査員たちにとって、群衆の中から犯人を捜す手がかりとなった!

ただし、この狡猾な犯人は、事件の痕跡を消すためなら何でもするので、気をつけなければならない。

捜査員たちは、最後のメッセージを前に犯人を突き止めることができるだろうか?

引用:ホビージャパン公式HP

「消されたメッセージは」非対称型の推理ボードゲームです。2021年6月現在英語版も未発売なので全世界同時発売です。

プレイヤーがヒントを出す「ジャストワン」と絵から犯人を捜す「ウォーリーを探せ」を合わせたようなボードゲームです。

「消されたメッセージ」では、プレイヤーは「犯人」「捜査員」「被害者」の3つの役割に分かれて、それぞれの役割に応じてプレイをしていきます。

「被害者」が犯人のヒントを残し、「犯人」がヒントの一部を隠し、「捜査員」が残されたヒントから犯人を見つける、といった推理ゲームになっています。3役に分かれるので最低3人以上のプレイが必要ですね。

版元はIello社なので「キングオブトーキョー」や「我と王のために」を作っているアメリカの会社になります。

消されたメッセージ 日本語版 ルール概要

ルールは非常にシンプルです。

人が大量に描かれた個性的な絵柄の6種類のボードの内、1つを選択してゲームで使用します。そのボードの中の何れかのキャラクターが今回見つけるべき「犯罪者」ということになります。

また、プレイヤーは「被害者」1名、「犯罪者」1名、「捜査員」それ以外、の3つの役割に分かれます

「被害者」のプレイヤーは絵を描く必要があるので、絵を描くことに抵抗が無い人がやると良いでしょう。

①「被害者」プレイヤーがやること

まずは、「被害者」のプレイヤーが30秒で、可能な限りの犯罪者を示す手がかりを、ホワイトボードに書きまくります

例えば、犯罪者のキャラクターが帽子をかぶっているなら「帽子」と単語を書いても良いですし、絵で帽子を書いても良いでしょう。

更にそのキャラクターの似顔絵を描いても良いです。そのキャラクターのいる位置を書いても良いです。

兎に角ホワイトボードを好きに使って、その犯罪者キャラクターを表す特徴を書きまくります。

ちなみに同じヒントを何度も繰り返して書くことはできません。「帽子」と伝えたくて「帽子」という単語を10個書くようなプレイはNGということです。

②「犯罪者」プレイヤーがやること

次に「犯罪者」プレイヤーは、被害者プレイヤーが書いたホワイトボードの手がかりの一部領域を消してしまいます

具体的には、ホワイトボードは3×3の領域に分かれているので、その9マスの内何れかを一定量消去します。消去する数はラウンド数に依存します。最も強力な証拠を消し去りましょう。

  • 1ラウンド目:5マス
  • 2ラウンド目:4マス
  • 3ラウンド目:3マス
  • 4ラウンド目:2マス

これでホワイトボードの手がかりは、3×3の中で、一部しか残っていない中途半端な状態になります。

証拠隠滅です。

③「捜査員」プレイヤーがやること

最後に「捜査員」プレイヤーは、一定時間内に、犯罪者によって一部が消されたホワイトボードの手がかりを元に、「犯罪者」がどれなのかを当てていきます

描かれた文字は一部しか残っていないでしょうし、似顔絵も中途半端な状態になっているかもしれません。

犯人のヒントは断片的にしか得られないため、最初の方は全くわからない状態が続くでしょう。

捜査員全員でこれだと思う犯人キャラクター1人を指名します。当たっていれば捜査員の勝ち、外れであれば最初に戻ってヒント作成から再開します。

ゲーム終了条件

このヒント作成と削除を最大で4ラウンド実行して勝敗を決めます

  • 捜査員:見事に犯人のキャラクターを当てることが出来れば勝ち
  • 被害者:捜査員が勝てば勝ち
  • 犯罪者:4ラウンド以内に犯人のキャラクターが当てられなければ勝ち

消されたメッセージ 日本語版 所感

消されたメッセージは、パーティゲーム要素のある推理系ボードゲームです。

この記事を書いている2021年6月現在で英語版もまだ発売されていないため、全世界同時発売のようです。そのためこのゲームの世界的な評価は未知です。

人が大量に描かれた絵から特徴の1人を捜すことになり、捜査員のプレイ感は「ウォーリーを探せ」に近いと思います。

今年ドイツボードゲーム大賞にノミネートされている「ミクロマクロクライムシティ」といい、ウォーリーを探せ系ボードゲーム流行っているのでしょうか?

ただのウォーリーを探せとの違いは、犯行現場シート内の全ての登場人物は犯罪者になりうる点で、被害者プレイヤーのさじ加減・ヒントの出し方次第で、大きく推理の展開が変わる点でしょうか。

ヒントの出し方次第で、仲間の推理結果が大きく変わるという意味では被害者のプレイ感は「ジャストワン」にも近い気がします。

ヒントとして絵も書いていいし、文字も書いていいが、どこが消されるかはプレイヤー次第という点は、あまり他に無いパターンのボードゲームという感じで、これがどういうプレイ感に繋がるか楽しみな点ですね。

意外に簡単に当てられるんじゃないかと個人的には思ったのですが、4ラウンド経たないと犯人側は勝利できないとなると、かなり犯人を当てるのは難しいということなんでしょうね。

やることは非常にシンプルで誰でも遊べますし、比較的大人数でも遊べるということで、楽しみです。

プレイしてみたらまた追記してみたいと思います。

プレイ後感想:

プレイしてみたのでレビューを追記します。

お手軽で面白いお絵描き推理型パーティゲームですね。

絵や文字でヒントを出しつつ、それを他のプレイヤーに当ててもらうのは、まさに「ジャストワン」ですし「ウォーリーを探せ」でした。

登場人物の全てが犯人になりうる設計は、かなり良く考えられていますし面白い仕掛けだと思います。それぞれのマップに登場するキャラクターは、数が多すぎて結構適当なキャラクターを犯人にしてしまうのですが、予想以上に特徴的だったりして意外にあっさり当てられてしまうなんてことも。

一部が消されるという、絵や文字のヒントの出し方も非常に面白いですね。

ホビージャパンさんの公式HPでプレゼントキャンペーンをやっていますが、このキャンペーンのヒントを見ると凄いヘンテコな文字の書き方でヒントを出していて、何でこんな風にヒントを出すんだろうと初めは思うわけです。

単語の一部が消されて「フラXXXテト」のように文字がわからなくなっているわけですね。

プレイしてみるとわかるのですが、文字でヒントを出す場合はこういう複数マスにまたがった出し方が正しいと気づきます。何故なら一か所に固まって文字を書いてしまうと、その1マス消されただけでその文字で伝えたかったことが全て消滅してしまうからですね。犯人にしてみると非常に消しやすいヒントというわけです。

そういうわけで文字でヒントを出す場合は複数マスにまたがるように書くようになり、絵も同様に複数マスにまたがるように書くようになり、結果ホビージャパンさん公式ページのようなヒントの絵になるわけです。

1回のヒントで30秒しか使えないという時間設定はかなり良いですね。30秒だとあれもこれも書こうとすると全然間に合わないので、かなり手抜きしたヒントを出さざるを得ません。結果否が応でもわかりづらいヒントを出すことになり、仲間も惑わせてしまうことになります(笑)。それが面白い。

どの役割でプレイしても面白いですが、個人的には「被害者」が一番楽しかったですね。時間内で兎に角ヒントとなる情報を出しまくる役割で、文字を使えるのは強みなのですが絶対に時間が足りなくなるので、絵を駆使しないといけません。絵や文字を兎に角沢山描いて仲間にヒントを出しまくるのが良い感じに楽しめました。

「探偵」は無難に面白い役割ですが、最初の1,2ラウンド目は全く情報量皆無のヒントしか出てこないのでそこはもどかしい感じです(笑)。3ラウンド目位からはかなりヒントも増えてきて推理が進むので盛り上がってきます。推理のしやすさは完全に「被害者」の出すヒント依存なのでそこのプレイヤーにかかっています。

「犯人」プレイヤーは、証拠隠滅で消しまくるのが最初は楽しいのですが、これを4ラウンド繰り返したら最後は2マスしか消せないわけで苦しくなってきます。最後は流石に当てられやすいと感じますね。難易度を上げる方法は説明書に紹介されていますが、慣れてきたら犯人が消して良い数をもう少し増やしても良いように思います。

6種類用意されているマップもそれぞれ全然テイストの違うマップになっており、それぞれのマップを楽しめます。似たようなキャラクターが多いマップから、特徴的なキャラクターばかりのマップなど、マップごとに難易度ややりやすさが異なり、リプレイ性高く楽しむことが出来ます。

気になる点としては、最終的には意外に犯人が当てられてしまうことが多いので、説明書に載っているような公式おすすめの方法で、プレイするメンバーに応じて難易度の調整をした方が良いかと思います。

総合して何度もお手軽に楽しめるタイプの良作ボードゲームで普通におすすめです。

こういうボードゲームが好きな人におすすめ

  • ジャストワン
  • ミクロマクロクライムシティ
  • テレストレーション

消されたメッセージ 日本語版 内容物

  • 容疑者約300人が描かれた犯行現場 6種
  • ついたて 1枚
  • 描き消しできるボード 4枚
  • ホワイトボードマーカー 2本
  • 透明のトークン 1個
  • 砂時計 1個

消されたメッセージ 日本語版のスリーブ

消されたメッセージにカードは登場しないのでスリーブは不要。

消されたメッセージ 日本語版の公式キャンペーン

何とホビージャパンさん公式キャンペーンとして「消されたメッセージ」が当たるキャンペーンが実施中です。

答えは比較的簡単なやつっぽいので、気になる方は要チェックですね。

ちなみにこのボードゲームのルールを全く知らずに、キャンペーンのクイズだけ見ると、何を言いたいのかチンプンカンプンになる可能性があるので注意しましょう(笑)

▼詳細はホビージャパンさん公式HPをチェック

消されたメッセージ 日本語版紹介のあとがき

以上、ボードゲーム「消されたメッセージ」のゲーム紹介でした。

お手軽に遊べるパーティ系ボードゲームとして中々楽しめるんじゃないでしょうか。

今流行り?の「ウォーリーを探せ」系ボードゲームと「ジャストワン」的な推理要素を合わせた感じのボードゲーム「消されたメッセージ」。盛り上がること間違いなし。気になる方は是非チェックしてみてください。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です