この記事では、イーオンズ・エンド:新たな時代の「遺物」カードについてレビューします。
遺物カード:最初のサプライ
イーオンズエンド:新たな時代では、プチレガシーシステムが搭載されているので、最初から全てのカードが使用可能になっているわけではありません。
遺物カードは初期サプライでは2種類のみ使用可能です。
まずは、初期サプライで使用可能な遺物2種類から紹介します。
名前 | 荷電球体(Galvanized Bauble) |
コスト | 3 |
効果 | 仲間1人の破孔を1つ強化する。もしくは、任意のプレイヤーのセットされた呪文1つを唱える。それを破壊しても良い。 |
評価 | ★★★★☆ |
3コストの破孔強化は、遺物カードおなじみの効果。
セット済み呪文を唱えると共に破壊も可能なので、スパークを破壊して圧縮していくか、魔法をセット後に即唱えて敵ミニオンを倒すなどの用途に使用可能。
悪くない。
名前 | エーテルの導管(Aether Conduit) |
コスト | 4 |
効果 | このカードに任意のプレイヤーの破孔にセットする。その破孔から魔法がキャストされた場合、魔法を唱えたプレイヤーは+1エーテル。 |
評価 | ★★★★☆ |
本拡張「新たな時代」では、このように破孔にセットして発動するタイプの効果が色々登場します。
スパークなどの単純な魔法を使っていく過程でもエーテルが得られるため普通に便利。
使うならなるべく早めに1番破孔あたりにセットして唱えていきたい。
ここからは、イーオンズエンド:新たな時代のストーリーを進めないと解放されない遺物になります。
一応ネタバレ防止のために注意喚起しておきます。
ストーリーを進めると少しずつ使えるようになるというだけなので、見てしまってもそこまでプレイ体験には影響ないとは思います。
遺物カード:2コスト
名前 | 大理石の銀河(Barble Galaxy) |
コスト | 2 |
効果 | 仲間1人は「大理石の銀河」を捨てて1ドローしても良い。1チャージを得る、もしくは、最小コストの破孔を1つ強化する。仲間が「大理石の銀河」を捨てたなら両方の効果を得る。 |
評価 | ★★☆☆☆ |
1チャージや1破孔強化という効果は地味だが、2コストで1チャージ1破孔強化できれば、4エーテル以上の働きなのでかなりのもの。
コスト以上の効果を求めるには仲間の協力が必要だが、幸い遺物自体安いため買いやすい。
まあ…でも2コスト2エーテルのオーソドックスな宝石「翡翠」がサプライにあったら「翡翠」の方を買っちゃいますね。2コスト遺物は、過去から能力がイマイチで、得てして不遇な気がします。
遺物カード:3コスト
名前 | 檻の中の火(Caged Fire) |
コスト | 3 |
効果 | 任意のプレイヤー1人の捨て札トップ1枚を破壊する。もしくは、これを破壊してHP2回復 |
評価 | ★★★★★ |
いつもの破壊して回復シリーズ。
2回復はやや低い拡幅量だが、このゲームでは回復手段が全く無い場合も多く、普通に貴重な回復カードで重要。
使用すると捨て札トップを破壊してデッキ圧縮できる。これは効果がさほどでもないかと思いきや、思った以上に上手く機能してガンガン破壊してデッキ圧縮してくれる。
圧縮&回復という非常に強能力を兼ね備えたカード。
名前 | 痛みの導管(Pain Conduit) |
コスト | 3 |
効果 | 任意のプレイヤーの破孔1つにこれを設置する。この破孔から魔法がキャストされた場合、追加2ダメージを与えて、このカードを捨て札にする |
評価 | ★★☆☆☆ |
破孔に設置する変わった遺物。
発射された魔法の威力を+2してくれるが、1度きりでデッキに戻ってしまう。
+2位では大して役には立たなそうに見えるが、魔法の効果が2回発動するECHOの能力などと合わせると補正が複数回載るので強い。例えば、2ダメージ×2回というECHO付きの魔法が4ダメージ×2回になり、かなりの破壊力となる。
といった風に、上手く組み合わせるとそれなりだが、使う毎にデッキに戻ってデッキが圧迫されるため、通常用途で何となく使用してもイマイチ輝かないカード。
遺物 6コスト
名前 | リンクの導管(Link Conduit) |
コスト | 6 |
効果 | 任意のプレイヤーの破孔1つにこれを設置する。2つの魔法がこの破孔にセット可能になる |
評価 | ★★★★☆ |
リンク能力を持つ魔法同士は同じ破孔にセットできる、という「リンク」という効果を持つ魔法が終わりなき戦いのミニ拡張に出てきたのですが、そのリンク能力を破孔に付けるというもの。
魔法を大量に買って重ねてセット出来るようになるので強い。破孔を全て開けなくても魔法をセット出来て強い。3、4番破孔に付けて+1ダメージを複数枚の魔法に載せると普通に強い。
といった感じで、コストは高いが普通に強力で便利な遺物。
遺物カード:7コスト
名前 | エネルギーの源泉(Well of Energy) |
コスト | 7 |
効果 | グレイブホールド2回復。もしくは、任意のプレイヤー2回復 |
評価 | ★★★★★ |
コストは非常に高いが非常に強力な遺物が出ちゃいました。
シンプルイズベスト。
ご存じ、このゲームは回復がしづらく、プレイヤーやグレイブホールドのHP回復には、チマチマ1ずつ回復するか、遺物を破棄して回復するか、チャージ効果で回復するか、などが必要でした。
このカードはシンプルに破壊無しの2回復。しかもプレイヤーかグレイブホールドか好きに選択可能。
このカードを1枚買って入れておくだけで、破格の回復性能になります。コストは流石に高いですが、一度買えば戦いが非常に安定する、文句なしに強カードです。
これがあれば基本セットで苦戦したあんなボスもこんなボスも、難易度が変わってくる気がしますね。
ちょっと強すぎる印象です。
あとがき
以上、イーオンズエンド独立拡張3「イーオンズエンド:新たな時代」の「遺物」カードのレビューでした。
遺物は特徴的なものばかりではなく、「Well of Energy」など、かなり強力なものが増えた印象です。
カードドローや回復は、本作ではかなり制限付き効果になっていたのですが、遂に解禁されたようです。
拡張1「終わりなき戦い」では6枚入っていた「遺物」カードは、拡張3「新たな時代」では7枚入っています。
「宝石」に比べて「遺物」は多めに入れてきていますが、これはとあるキャラクターの影響でしょう。
次の記事ではイーオンズエンド:新たな時代の「呪文」カードをレビューします。
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