ミレニアムブレード 日本語版 デッキ構築シミュレーション ボードゲーム紹介とレビュー

ミレニアムブレードのゲーム紹介記事になります。

今回紹介するボードゲームはこちら、アソビションさんより発売されたボードゲーム「ミレニアム・ブレード」になります。

この強烈な個性を放つボードゲーム「ミレニアムブレード」のゲーム紹介とレビューをしていきます。

ちなみに英語名は「Millennium Blades」と複数形なので、正しい日本語はミレニアムブレーズですね。「ブレード」という名称の方が日本語として馴染みがあってしっくりくるので、日本語名はミレニアムブレードとなっているのでしょう。

ミレニアムブレード ゲーム紹介

▼これでもかという位の大量のカードとコンポーネントが魅力の1つ

まずはミレニアムブレードのゲーム紹介からしていきます。

私は2020年末にミレニアムブレードをキックスターター経由で入手しました。これまで既に何度も遊んでおりますが、内容に間違いがあったり、また、感想などはプレイ前後で変わるかもしれませんがご了承ください。

ミレニアムブレード ゲーム基本情報

発売年ですが、英語版は2016年にLevel 99 Games社から出版されており、日本語版へのローカライズはAsobition社がキックスターター経由で出資を募って行われました。2020年12月末に出資者のもとに日本語版が届いています

その後2021年2月に一般流通も開始されました。

お値段はキックスターター版でジャスト1万円。ユニークカードが大量に入った巨大なボードゲームのため、一般流通のお値段は税抜き1万円です。キックスターター経由の方が1000円安いのと、更にはキックスターターでは海外版で2000円弱するミニ拡張2のスポンサーズ拡張がセットになっていたので、実質3000円位安かったということになります。

プレイ人数は2~5人。多人数でワイワイやった方が楽しそうなのである程度人数がいた方が良いと思いますが、カードバランスは人数によって変化する用になっています。実際のデッキプレイ時はソロプレイ感もそれなりに強いので1人でもある程度は雰囲気は掴む程度に遊べるとは思います。ソロプレイ用バリアントありそうなのであれば紹介したいと思います。

プレイ時間は120分例によってプレイ時間は参考値で、実際にはもう少しかかります。初プレイ2人だと120分で4人だと180分位でしょうか。ただしこのゲームのプレイ中は制限時間もあるのである程度は収束性はあるとは思います。

対象年齢は書いてない気がしますが、マジックザギャザリングとかをプレイ可能な年齢ならプレイできると思います。ただ、カードをお店で購入してデッキを組んで、という一般的なTCGの世の中の仕組みがわかって無いと楽しさはやや減かもしれませんね。

ミレニアムブレード ゲーム概要

2020年に何かと話題になった作品の1つなので、概要は何となくご存じの方も多いかと思います。

マジックザギャザリングや遊戯王カードのようなTCG(Trading Card Game)を題材にしたボードゲームで、まさにそのTCGを遊ぶ人が独自のデッキを構築して、他のプレイヤーと勝負するというところまでを体験できるボードゲームになっています。

公式ではボードゲームという言い方はしておらず(?)「TCGシミュレータ」という言い方になっているようですね(BGGではCCGと表現)。

ミレニアムブレードのこのシステムは中々他にはないタイプのかなりの意欲作と言って良いボードゲームかと思います。

ドミニオンのようなデッキ構築型ボードゲームは、TCGのある意味欠点(パックを大量に購入しないといけない、プレイヤー毎に手持ちのカードが異なる)の一部を回避しつつも、TCGのようなカードゲームの面白さを与えてくれるという点が、非常に画期的で爆発的にヒットしたシステムだと思います。

しかしTCGの、パックを大量に購入して限られたお金とリソースの制限の中で独自のデッキを構築する、という作業はある意味欠点でありつつもTCGの良さでもあり、「パックを購入して手持ちのカードを増やす」「他のプレイヤーやショップとのカードの交換・売買」「限られたリソースから頭を悩ませてオリジナルのデッキを構築する」などは、非常にワクワクする体験だと思います。

このTCGのワクワクする体験を最初から最後まで堪能できるのがこのミレニアムブレードの「TCGシミュレータ」システムということになります。

  • 市場に並んでいる、様々なパックから好きなものをお金を出して購入して、中のカードを手持ちのストックに加える。
  • 手持ちのカードを他のプレイヤーとトレードする。
  • 手持ちのカードを市場に売却する。
  • 市場から必要なカードを購入する。
  • 自分だけのデッキを構築したら、他のプレイヤーといざ勝負。

こんな感じの実際のTCGの世界に近い流れをワクワクしながら体験できる、そんなボードゲームがミレニアムブレードです。

▼見た目も能力も非常にユニークなカードが大量に入っています

ちなみにゲームとしての勝利条件は、勝利点を最も沢山稼いだプレイヤーの勝ち、となります。一般的なボードゲームですね。デッキバトルで勝利すれば勝利点が得られるというのが最も簡単な勝利点の稼ぎ方ですが他にも色々な手段が用意されています。どのように勝利点を稼ぐかという話は別の記事で紹介したいと思います。

ミレニアムブレードを遊ぶ上での注意点

気になった点を紹介します。

札束の作成が大変面倒

このゲームでは、お金を支払って市場からカードパックを買う、という雰囲気を盛り上げるためにお金は札束になっています。

どういうことかというと、このミレニアムブレードというボードゲームを購入した後にゲームを遊ぶ前に必要な準備として、コンポーネントの1ドル札を10枚重ねてシールを貼ってまとめて1ドル札束を作る必要があります。しかも大量に。

この10毎重ねて束にした1ドル札束1つの価値が1ドルです。価値はあくまでも1ドルです。あくまでも重量をもってバシッと机に叩きつけて大人買いしてるぞ感を出すための工夫ですね(笑)。

5ドル、10ドル札も同様に10枚重ねにする必要があります。

▼札束を叩きつけて欲しいパックを大人買いするゲームです

この札束はこのゲーム内での通貨なので非常に大量に作成する必要があり、この作成時間に1人でやると1時間はかかります。思った以上に大変で勘弁してくれって思ったのは私だけではないはず。

しかも10枚をセットに作成していくとまず間違いなく最後に札が不足します。何故かというと、どこかに11枚だったり12枚だったり数を間違えて作成した札束が紛れてしまっているからです(笑)。余程ゆっくり丁寧にやらないと回避は難しいですが、この札束作成はかなり大変な作業なので結構適当になりがちです。

注意してもまず間違いなくやらかすので、不足分は上手く調整するしか無いですね。

まあ、これはあくまでも雰囲気のためなので、別にお札を束にしなくても良いですし、何なら適当な汎用コインで代用しても全然問題ないと思います。

説明書が中々難解

あくまでも個人の感想ですが、中々に説明書が読みづらく出来ています

届いた当日に意気揚々と蓋を開けたのですが、説明書が中々難解で読みづらく、一瞬で睡魔に襲われました(笑)。

補足情報なのか重要情報なのかフレイバーなのか良くわからない書き方になっており、他のボードゲームの説明書と比較しても、残念ながら説明書としてあまり洗練されてない感じがしました。

聞きなれないこのゲームオリジナルの専門用語が文中で当たり前のように使われているので、その意味をあっちこっち探して理解したり、青い枠のコメントはフレイバーなので熟読は不要だったりします。まあ壊滅的にダメで意味不明というわけではなく、説明書の作りを何となく理解し始めると一応内容はわかるようにはなっています。

正直ルール理解で面食らった人も多い気がするので、かいつまんだ簡単なルール紹介は備忘録もかねて別途記事に書こうかと思います。

ゲームレビュー

個人評価:★★★★★

ここからはミレニアムブレードの個人的なレビューになります。何度もプレイしましたが最高ですね。個人評価は満点です。

TCG好きなら間違いなくハマるという評判を受けてキックスターターで出資してみたのですが、確かにこれはTCG経験者なら間違いなく楽しめる作りになっていますね。大量の多種類のカードを使って遊ぶカードゲームが好きという方ならハマれると思います。TCG好きな知り合いと遊ぶと皆が皆太鼓判を押していました。

個人的に気に入ったのは、ゲームで登場するパック毎に、しっかりコンセプトがあり特徴付けされている点です。

このゲームには、スターターセット・基本セット・拡張セット・プロモセット、などと名付けられたゲーム内のパックがコンポーネントとして入っており、それらからゲーム毎に数種類を選択して使います(ややこしいですが、この「ミレニアムブレード基本セット」の中に登場するカードの種類として「スターターパック」「基本パック」「拡張パック」などが入っているという感じ。)

例えば、プレイヤー全員に配られる「スターターセット」は6種類から各人どれか1種類が貰えるのですが、これらは種類ごとに属性が異なっており、それぞれのスターターデッキ毎に特徴が違います。それぞれのスターターセットで一応デッキとして完成しており、バトル可能なようにできています。

そのため初めてのプレイでは、バトルがどういう風に進むかを把握するうえでも、これらのスターターデッキだけを使用してお試しバトルしてみることが推奨されています。

3ドルで購入可能な基本セットは、その名の通り汎用的に使いやすい基本的なカードが多く、また一部値段以上のレアカードも混じっている作りになっています。またバトルを補助する補助カードの割合も多いという特徴もあります。

4ドル以上で購入可能な各種拡張セットは、これでもかという位特徴的なパッケージと名前のパックが用意されており、それらから1ゲームでは数種類だけを用いて遊ぶことになります。どう見ても任天堂のマ〇オだったりパロディというには若干グレーな気がする元ネタのパックが多数登場します(笑)

これらの拡張パックの中身を見てみると、この拡張パックは例えば、特殊能力XXを持つものが多いだとか、純粋な得点力が高いだとか、他のプレイヤーとのインタラクションが強いだとか、拡張パック毎に特徴づけがされているわけですね。

▼どう考えてもアレな拡張パック「スーパー配管工ブラザーズ」(ドッスンという特殊能力を持つカードが多数収録)

自分は純粋な得点力重視で行きたいのでこの拡張を多めに購入してみようとか、補助カードが欲しいので基本セット多めに買おうとか、などというプレイングに繋がるわけです。

各種拡張のコンセプトと今のデッキのコンセプトを照らし合わせてデッキ構築を試行錯誤するのは非常に面白い体験だと思いますね。

新しいゲームで前回使用しなかった新しい拡張を購入出来るようになったので、そちらの拡張を中心に構築してみるというのも面白いと思います。いやー、、、これは良いですね。非常にワクワクします。

そのためプレイ前からある程度各拡張の特徴を周知した上で遊ぶのが良い気がしています。そうしないとパック購入はほぼ完全に適当になってしまう気もします。

説明書には初めてのプレイ時にお勧めの組み合わせが載っていますが、これらを用いると、アタックや得点やリバースなどの一般的な効果が良い感じに入っており、このゲームの基本的なデッキコンセプトの作り方や基本的なカード能力を学べると思います。

リバースデッキを作るぞとか、カード配置コンボデッキを作るぞとか、ハイランダーなデッキを作るぞとか、兎に角レアカードで固めたデッキを作るぞとか、色々作り方や楽しみ方があると思います。

最高ですね。まあ当然実用的でないイマイチなデッキもあると思いますが、楽しんだもの勝ちでしょう。

他にこのゲームのカードを見ていて良いなと思ったのは、同名のカードはかなり少ないということですね。

これだけ膨大なカード枚数のボードゲームでユニークカードだらけというのも凄いと思います。これはつまり何度プレイしても目新しいカードにばかり遭遇するということですね。リプレイ性が高くかなり長く楽しめるんじゃないでしょうか。勝敗にこだわらず新カードを使ってみるというのは普通に楽しそうです。

他にもリプレイ性を高める仕組みは多数存在しており、色々考えられています

肝心なバトルですが、バトル自体のルールは非常にシンプルで、デッキによってはインタラクションはあまりなく、それなりに淡々としているようです。また膨大な種類のカードのバランスがどこまで取られているかは怪しいところではあります。ここも最高に楽しければ神ゲームとなっていたのでしょうが、残念ながらバトルそのものの調整に関しては、ほどほどの前評判という感じです。

スターターデッキだけでもバトルは出来ますし、デッキによっては相手への攻撃などは皆無で相手がいなくても成立するので、試しに適当なスターターデッキでソロプレイしてみましたが、確かにバトル中のプレイ自体は淡々としており、うおおおおマジ面白い!!!!っていう、そういう感激を受けるまでにはなりませんでした。やはりこのボードゲームはデッキを組んだり新しいカードを獲得するそこの面白さがメインで、バトルそのものだけを抜き出しては駄目ですね。

ドミニオンが流行った時期にそれに手を加えて改変した亜種が大量に登場したように、このゲームも改良し甲斐がありそうですが、残念ながら類似のボードゲームは私は知りません。上手く改変できれば更に神ゲーになりそうな気がします。

とまあプレイ前に思いのたけを色々書いてみましたが、何れプレイ後の感想は追記したいと思います。

(プレイ後の感想追記)

ようやくプレイすることが出来ました。予想通り超面白いですね。様々なユニークなカードを購入して、デッキを作っていく体験は、他のボードゲームでは中々味わえない楽しさです。

自分のデッキコンセプトにあったカードが入手できた時は、非常に楽しくなりますし、バトルに持っていくカード8枚の選定にも苦心することになります。

時間制限があるというのが良くて、どのプレイヤーもダレずに必死になってデッキ構築を行っていきます。

気になったのは、自分のコンボ作成を楽しむというのは良いとして、それを相手プレイヤーに妨害されたらかなりションボリなことになるだろうなということです。幸い私は上手く回避できたことが多かったですが、もし他プレイヤーのアタックで自分のデッキコンボが台無しになっていたら…果たしてどこまで楽しめたのかは不明です(笑)

ある程度お互い空気を読みつつプレイすると、良い感じに楽しめるんじゃないでしょうか。逆に相手からのアタック前提で防御用のアクセサリーを持っていくなどしないと、大量失点につながりかねないですね。

また、時間制限があるため、プレイヤー間のカードトレードはイマイチ機能しておらず、淡々とショップと手札の行き来をするプレイが多かったです。カードトレードは基本的にコレクション集めのために使われるんじゃないかという気がしますね。場にプレイするカードをGETするために果たしてトレードするのかしらという感じ。

色々書きましたが、個人的には非常に楽しめたボードゲームです。楽しすぎたので各種拡張も日本語化されて出てくれないかと期待しています(笑)。日本語化されたら間違いなく購入しちゃいますね。


以上、ボードゲーム界の期待の星ミレニアムブレードの簡単な紹介とレビューでした。

全く新しいコンセプトのボードゲーム「ミレニアムブレード」。気になる方は是非チェックしてみてください。

折角なのでしばらくはミレニアムブレード特集を紹介していきたいと思います。

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