『テインテッド・グレイル』完全日本語版 ボードゲームのルール紹介とレビュー

今回はアークライトさんより2021年12月に発売予定のボードゲーム「テインテッド・グレイル」完全日本語版のゲーム内容を紹介していきます。

「テインテッドグレイル」は、2021年12月末に発売予定の作品なのですが、ゲームマーケット2021秋で先行販売したのを実際に入手して遊べたので、その内容を一般販売に先行してまとめていきたいと思います。

ということで今回は「テインテッドグレイル」がどういうボードゲームなのか、ルール紹介とレビュー記事になります。

「テインテッド・グレイル」 は巨大にストーリー形式になっており、ネタバレ厳禁です。極力物語のネタバレ要素は控えますが、説明書を読めばわかるようなゲームのシステムや仕組みに関しては、ガンガン書いていきますのでご了承ください。

▼各種通販サイトで予約始まってます

『テインテッドグレイル』完全日本語版 基本情報

デザインSystem:
 クリストフ・ピスコルスキ&マルチン・シェフェルコツ
プレイ時間120~180分(全15章)
プレイ人数1~4人
対象年齢14歳以上
版元Awaken Realms
日本語版販売アークライト
発売日2021年12月24日
希望
小売価格
¥22,000(消費税10%込)

『テインテッド・グレイル』はどういうボードゲームか?

引用:BGG

本作は、アーサー王伝説とケルト神話を融合させた世界で「アヴァロンの崩壊を防ぐ」ことを目的とした協力型ゲームです。

プレイヤーは勇者失格の烙印を押された5人のキャラクターを担当し、道中遭遇するトラブルを、戦闘や交渉で解決していきます。一度訪れた場所を再度探索したり、実績を解除することで物語が分岐し、進行に大きな影響を与えることも。

一見些細に見える行動が、後々自分たちを苦しめる可能性もあるので、慎重な選択が必要です。このシステムにより、1度遊んだだけではこの物語の全貌をつかむことはできません。選択肢を変えて異なるストーリーを体験することにより、さまざまな真相にたどり着くことができるでしょう。

アーサー王や円卓の騎士など、知名度の高いキャラクターも多数登場しますが、それぞれ相反する意見を述べてきます。彼らのうち、誰を信じればいいのか。そしてあなたがたは、アヴァロンの危機を救えるのか……

長編ダークファンタジーの世界を存分にお楽しみください。

引用:アークライト公式HP

テインテッドグレイルは、アーサー王伝説のストーリーをベースとした協力型のゲームで、実際にアーサー王伝説をベースとした大量の文字が書かれたストーリーブックを読みながら物語を進めていきます。TRPGのようなボードゲームといっても過言ではないでしょう。

ゲームは一人用チュートリアルのプロローグから始まり、そこからとある目的のために旅立つ勇者たちですが、物語には多数の選択肢があり多数の探索可能な場所もあり、プレイヤーの選択によって様々に分岐していきます。

また、ストーリーだけではなく、敵との戦闘や交渉、そして経験値を積んでのレベルアップやスキルの取得など、RPG好きにはたまらない要素も盛りだくさんです。ただし、かなり絶望的な難易度で簡単にサクサク進むゲームではありません。

この物語には果たしてどんな結末が待ち構えているでしょうか。

『テインテッド・グレイル』完全日本語版 ルール概要

テインテッドグレイルは、凄まじいボリュームのボードゲームなので、ここからはサクッとルールやシステムについて紹介して行きます。

ゲームの目的

このゲームの目的はシナリオ毎に異なります

「XXXを探せ」というシナリオや、そもそもの目的の選択肢が複数あるシナリオもあります。

ゲーム全体としては、プロローグで紹介されるとあるシナリオに従って、様々なルート分岐を経て1つの物語を進めていき、全15シナリオを達成したらゲーム終了でエンディングになります。15章あるシナリオは全てあるストーリーに沿ったものになっており、徐々にマップは広がり徐々に物語は展開していきます。

1つのシナリオで大体2~3時間はかかる重量級ゲームです。プレイ方法によっては3時間じゃ終わらない場合もありますね。じっくり楽しめるようになっています。

シナリオの成功条件

各シナリオの成功条件はシナリオ毎に異なります

シナリオ毎に用意されたシナリオカードを読むことで、今どういう状況で何をしなければならないか、行動指針が明確になります。例えば、「XXXを集めること」のような目的が提示され、そのアバウトな指示に従って何とかミッションを達成しようと立ち回るわけですね。

達成条件が複数あるシナリオも多く、どういう展開を目指すかはプレイヤーにゆだねられています。これが凄くワクワクする要素でリプレイ性がしっかりある点です。

「アンドールの伝説」のシナリオカードみたいなイメージですね。

シナリオの失敗条件

全プレイヤーのHPが0になった時点でゲームオーバーです。

キャンペーン自体を最初からやり直すか、もしくはシナリオの途中から再開する選択もできます。

ゲームオーバー時の復帰方法はやや不親切で、セーブデータから復活のような方法は公式では用意されていません。個人的には冒険の書を2つ使って、各章の始まりの状態を覚えておくことをお勧めしたいですね。ゲームオーバーになったら、そのセーブポイントから復帰するという方法が良いでしょう。冒険の書は各章を進めている最中にチェックを入れてしまうので、2つ用意しないと各章の始めの状態がわからんのです。

キャラクターメイク

引用:BGG

5体いるキャラクターから各プレイヤー1体を選択してプレイします。キャラメイク時点ではプレイヤーが選択する要素はありません。キャラメイクというよりキャラ選択ですかね。

職業は農家だったり鍛冶屋だったり。何だか勇者とか戦士とか魔法使いとか、そういう類の職業ではありません(笑)。ダークファンタジーですから。

ただ、「物理特化」「魔法・交渉特化」「探索特化」「バランス型」など、キャラクターによって結構能力が異なり、またそれぞれのキャラクターに固有のストーリーが用意されています。

そのためキャラクターに固有のイベントなども発生します。進めやすさも変わってきて、キャラクター選択は結構重要なイメージです。各キャラクターは過去何かをやらかした結果、それぞれ何らかの負の状態・能力を持っているという設定になっています。

選択したキャラクターを基本的にはゲーム終了まで使っていくことになります。

各プレイヤーの毎日の行動

各プレイヤーキャラクターは「活力」という値を一定量持っています。縦長ゲージの一番左の値で、何か行動すると消費する所謂「スタミナ」に該当します。

このスタミナを使って好きな行動を好きなだけ行っていくことになります

  • 移動:隣接している場所に移動
  • 探索:その場所を探索します(ゲームブックを読む)
  • 作業:その場所固有の単純アクションを実行(例えば、1活力消費で1食糧得るなど)
  • キャラ能力:各キャラクター固有の能力を発動。
  • メンヒル:メンヒル像に関連するアクションを実行します。
  • 休憩:1日を終了します。

それぞれ基本的にはスタミナを1消費する行動になっており、状況やアクションの内容によっては2消費するものもあります。

スタミナはMAX6で1以下になると疲弊状態になるため、基本的には1日で4アクションしかできないように設定されています。もちろん体力6をすべて使い果たして6アクションすることも可能ですが、場合によっては疲労状態による反動を覚悟する必要があります。

探索

引用:BGG

このゲームの肝になるのが「探索」アクションです。その場所を探索してゲームブックを読んで話を進めます

例えば、101番の場所を探索するとゲームブックから101番に該当するページを読んで、「挨拶に行く」「準備を整える」「防具を買いに行く」のような選択肢が出てきて、プレイヤーはいずれかの選択肢を選択することになります。

選択肢は様々に分岐するようなっており、良い感じに資源を得ることもできれば、ろくでもない結果になることも良くあります。また、特定のフラグを立てていることが条件で解放される選択肢なども存在して、かなり複雑に選択肢と条件、フラグが絡み合っています。

ゲームブックを読んでいるときはついつい他の選択肢を見たくなりますが、我慢が必要です(笑)。ただし、過去に一度選択したことのある選択肢を読み直すのは、タダで実施しても良いかもしれません。覚えておくのも大変ですし、まじめにやろうとするとまた同じ選択肢で引っかかってしまうなんていうこともあるでしょう。

フラグ・実績

このゲームを進めていく際に特定の条件を達成すると「フラグ」や「実績」が立ちます

例えば、Aさんを助ける選択をした場合「Aさん救助」のようなフラグにチェックを入れることになります。これが後になって何らかの選択肢に効いてくるわけです。

別の村を探索した際に「Aさん救助」のフラグが立っていたら選択肢Bを選択出来て「大量に感謝の品物を受け取れる」とかそういう感じです。また、逆にフラグが立っていないことが選択肢の条件になっていることもあり、プレイヤーの選択次第で物語が全然変わってくることになります。

このゲームには、凄まじい量のフラグが存在しているので、とてもじゃないが1度のプレイでは半分も埋まらないんじゃないかという感じがしています。

このフラグが何れどういう役に立つのかワクワクすること間違いないでしょう。どう見ても後半にならないと使われないと思われるフラグもあります(笑)

キャラクターの能力

引用:BGG

各キャラクターは「攻撃力」「注意力」など6種類のパラメータを持っています

  • 攻撃力
  • 意志力
  • 実行力
  • 共感力
  • 注意力
  • 心霊力

両端左右にある6か所のくぼみがそれです。

これは「戦闘」や「交渉」に使用されたり、物語の選択の結果に影響してきます。例えば、共感力の高いプレイヤーがいると村人から共感を得られたり、注意力が高いプレイヤーがいると危険を察知して回避出来たりといった判定があることも。

キャラクター毎に初期能力値は異なりますが、これらの6パラメータはキャラクターを成長させることで、どのキャラクターも同じ能力値を持たせることは可能です。ただし、成長のための経験値はかなり多く必要で、その道のりはかなり長いため、各キャラクターの初期能力値は序盤は特にかなり重要です。

各パラメータでキューブを置ける数は2個までですが、3以上に成長させると特殊スキルカードを獲得できるようになります。このスキル獲得にはかなり大きな経験値が必要ですが果たして覚えられる日は来るのか。。。

また各プレイヤーは、行動や戦闘で可変する3つのパラメータ「活力」「体力」「精神」を持っています

  • 活力:1日の行動回数に影響。スタミナ。
  • 体力:敵の攻撃にどれだけ耐えられるか。いわゆるHP。
  • 恐怖:一定量溜まると行動が制限される。特定のイベントで増減。クトゥルフ神話系ゲームの正気度に近い。

縦に長い3本のパラメータがそれです。

これらは毎日簡単に増減します。活力は1日の終わりに食料を食べることで全回復しますし、活力・恐怖も毎日回復します。

体力は活力と恐怖の最大値にも影響与えるため体力管理は非常に重要です。体力が低いと毎日の活力回復が少なくなったり、狂気に陥りやすくなります。回復させないと簡単に詰みます。

パラメータに「恐怖」の要素を持ってきたのはやや変わった感じがしますね。クトゥルフ神話系ゲーム以外にあまり見かけない気がします。

リソース

引用:BGG

お金などのリソースは全てキャラクターボードで一元管理されます。下の5か所のキューブ置き場がそれです。

  • 食料:毎日消費することで体力や活力が回復します。簡単に手に入るがかなり重要。
  • 財貨:お金です。色々なことに消費されます。
  • 名声:名声が高いと対人関係で良いことが起きます。
  • 経験値:一定以上消費することで、キャラクターを成長させることが出来ます。
  • 魔力:魔法を使ったりメンヒルを活性化させたり、特殊な能力のために消費されます。

敵を倒したり、場所を散策したり、自分の固有能力を発動したり、それぞれの資源は様々なイベントにより得ることが出来ます。

シナリオを淡々と進めるとリソースはかなりカツカツになるので、いわゆる経験値稼ぎやお金稼ぎのようなプレイも必要になるんじゃないかと思っています。

戦闘システム

引用:BGG

このゲームの戦闘システムは、15枚以上のデッキを先頭に持ち込み、初期手札3枚を持った状態で戦闘を開始し、「手札のカード」を場に出し、モンスターの横のマークをつなげていくことで、ダメージを与えていくシステムになっています。

毛色は違いますが「アーカムノワール事件簿シリーズ」みたいなあんな感じのイメージです。

最初の1枚を出すのはフリーで出せるのですが、1ターンに2枚目以上出そうとすると、連続攻撃マークがついていないと出せません。一風変わっていますがカードパズルチックで頭を使うことになりかなり楽しい部分です。

繋げ方でダメージが増えたり減ったり、カードを獲得出来たり、魔法を使ったり、様々な効果が発動します。手札を出し終わったら敵が反撃してきます。そしてまたこちらの手番でカードを出していく。そんな感じです。

敵を倒すことでその敵が持っているお金や経験値などが手に入ります。勝てない敵との遭遇時は逃走することも可能です。

戦闘に持ち込むデッキはターンフェイズ中にデッキ構築して作っておくことになります。デッキは経験値を消費することで強化していくことが出来ます。

交渉システム

このゲームは戦闘だけではなく交渉が必要な場合もあります。

基本的には戦闘と同じようなカードを出していく仕組みで進みますが、必要とされるパラメータや仕組みが異なります。なのでキャラクターによっては交渉力に長けたキャラクターもいます。

交渉用にも各プレイヤーは専用デッキを持っています。こちらも経験値を消費することで強化していくことが出来ます。交渉バトルなんていうのも中々珍しい要素で面白いですよね。

成長要素

このゲームにはキャラクターを強化するいくつかの要素が入っています。

  • 能力強化:攻撃力などのキャラクターの能力パラメータを上昇させる
  • スキル獲得:パラメータが3以上になると、そのパラメータ強化の度にスキルを1つ獲得。
  • カード強化:強化カードを獲得してデッキを強化する
  • 道具の獲得:武器や防具、道具などを獲得することが可能

各種強化には何れも経験値が必要です。経験値を得る方法は「戦闘」「クエスト」「何らかの選択の結果」など、複数用意されていますが、正直なところ結構シビアな経験値しか得られません。なので残念ながら俺TUEEできるゲームにはなっていません。

イベントによって急に強化カードが手に入ったり、能力値強化が得られたりもします。

道具に関してはかなり簡単に得ることが出来て更に効果も様々です。従者としてプレイヤーについてきてくれるカードなんかもあります。道具獲得は道具のデッキから引いて獲得するものが大半で、かなりランダム要素が強いです。

能力を強化すると、キャラクターに特殊能力を与えてくれる「スキル」も得ることが出来ます。スキルは本当に様々で休憩したら食料がもらえるものだったり、戦闘すると攻撃力に補正するものだったり、ジャンルも内容も様々なです。戦闘だけではなく様々なタイミングで役立つ便利スキルが大量に用意されているのですが、獲得に必要な経験値はそれなりに多いです。

時間管理のシステム

引用:BGG

このゲーム最大の行動制約はメンヒル像です。

正直このフィギュアは敵のボスかな?と思ってしまうメンヒル像は、実はこの地の人間の守護シンボルなのですが、メンヒル像は1日ごとに刻一刻とその火を失っていき、その火が消えてしまうと、プレイヤーにはかなりの行動制約が課されます。また、すべてのメンヒルの火が消えてしまうと実質ゲームオーバーに近い状況になります。

そのため、このメンヒルは実質的にはプレイヤーの時間制限となっており、悠長にのんびり探索としている暇はそこまでないです。一応メンヒルの灯は再点火可能ですが、そう簡単にはいかないので、メンヒルに火をくべるための計画も必要になってきます。

また1つのメンヒル像の周辺3×3マスの場所までしか探索できないため、新しい場所を開拓するには新しいメンヒル像を見つけて、それに火をくべる必要があります。

ゲーム中断

ゲームを中断するための方法や手順も用意されており、ルールブックに書いてあります。

基本的にはシナリオクリア時に中断するのが良いと書かれています。シナリオクリア時の中断も良いですが別にシナリオ途中でも全然中断できるようになってますね。

私は普通に1時間プレイして途中で中断何て言うことも良くやっていますし、特に問題なく遊べています。

ゲームの難易度調整

ゲームの難易度を上げたり逆に下げたりする公式のルール調整が紹介されています。

難易度を下げることで「行動時間が増える」とか「体力低下ペナルティがなくなる」などの恩恵を受けられます。

逆に難易度を上げると「必要経験値が増える」とか「体力低下ペナルティがきつくなる」などの制約が追加されます。

基本的にテインテッドグレイルは激ムズゲームに該当するので、難易度は下げた方が身のためだと思います(笑)。この公式の難易度低下では不十分だと感じる人が出てくるくらいには難しいと思います。難易度を下げるハウスルールなんかも何れ紹介したいですね。

海外ではメンヒルの火の残量がシビアすぎるので、そこを調整してる人も良く見られました。具体的には何人プレイでもメンヒルの火はMAXまで灯すというハウスルールですね。これを採用すると3,4人プレイ時は難易度が良い感じに緩和されるはずです。

『テインテッドグレイル』完全日本語版 内容物

  • キャラクタートレー:4枚
  • キャラクタータイル:5枚
  • 高品質ミニチュア:9体
  • プラスチック製ダイヤル:10個
  • カード(大):72枚
  • カード(中):586枚
  • カード(小):143枚
  • 探索日誌:1冊(200ページ)
  • ルール説明書:1冊
  • 教則本:1冊
  • 旅の記録シート:30枚
  • 冒険地図&手紙:9枚
  • マーカー&トークン類:131個
  • 特製ダイス:2個
  • ※カードサイズ:大 (80×120mm) 中 (63×88mm) 小(44×67mm)

『テインテッドグレイル』完全日本語版 のスリーブ

カード大。こちらは「マップ用を表す場所カード」用です。80x120mmが72枚シャッフルなどはしないので最悪スリーブは無くても良いかと思いますが、場所カードはだしっぱにして上をフィギュアを移動させたりするため、傷つきやすいかもしれません。気になる方はあった方が良いでしょう。

▼「カード大」に合うラージサイズスリーブ

カード中。こちらは「戦闘カード」「遭遇カード」など様々な用途で使われます。63x88mmが586枚。戦闘や遭遇は何度もデッキをシャッフルすることになるのであった方が良いでしょう。

▼「カード中」に合うレギュラーサイズスリーブ

カード小。こちらは手元に置く「道具系カード」用です。44x67mmが143枚。グルームヘイヴンの装備系カードと同じサイズで同じ用途です。これもシャッフル頻度は高くはないと思いますが、ある程度はシャッフルします。

▼「カード小」に合うミニユーロサイズスリーブ

『テインテッド・グレイル』はこういうゲームが好きな人にお勧め

  • 世界樹の迷宮
  • ダークソウル
  • グルームヘイヴン
  • アバブ&ビロウ
  • アンドールの伝説
  • TRPG

結構な難易度のため、ダークソウルや世界樹の迷宮のような死に覚えゲームにも近い印象です。何と世界樹の迷宮のFOE的なシステムも入っています(笑)。

また、過去のボードゲームには無いくらいシナリオブックもガッツリなので、TRPG好きには最高のボードゲームでしょう。

アンドールの伝説ではわずか1シナリオで4つのストーリーカードを読んで話が進む位な内容でしたが、テインテッドグレイルはまさにストーリーブックの塊です。どんどんストーリーを進めて楽しんでいけます。難易度はシビアですが(笑)

『テインテッドグレイル』完全日本語版 レビュー

ここからはテインテッドグレイルを何章か進めた立場からのレビュー記事になります。

ネタバレはしていないと思うのでご安心ください。

濃厚な世界感と物語

テインテッドグレイルは兎に角ストーリー重視です。ここまでストーリー重視なボードゲームは、他にはないんじゃないでしょうか

グルームヘイヴンですらストーリーはあるものの、ある程度はオマケ要素になっていたと思いますが、テインテッドグレイルはこのストーリー自体がメインといっても過言ではありません。

去年アークライトさんから発売された「アバブ&ビロウ」なんかはストーリブックを読むワカプレボードゲームで探索アクション時はワクワクしましたが、テインテッドグレイルの探索時の選択肢やワクワク感は比では無いですね。

ダークファンタジー系のストーリーなので、まさにダークソウルなどの世界観が好きな人にはたまらないんじゃないでしょうか。決してのほほんとした雰囲気の物語ではありません(笑)。

5人のキャラクターにはそれぞれ独自の物語が用意されており、はじまりの手紙の内容も異なります。これは1回プレイしただけでは堪能しきれないだけのボリュームがありますね。

選択に次ぐ選択

ゲームブックには非常に多くの選択肢が用意されており、プレイヤーを悩ませてきます。階段を上るか下りるかだけでもその結果は違ってきます。その結果シナリオが進むこともあれば、何も起きずに探索が終わったり、逆に夜盗に襲われたり、兎に角様々な結果が待っています。

全ての選択肢の結果を見ることは時間的にかなり困難なので、ある程度は割り切って選択せずに進むことも必要になってきます。そのため、全てを満遍なく見たり達成してから先に進みたい人にとっては、ムズムズするかもしれません。

ちなみに私は全てを満遍なくやろうとした結果、1ミリもシナリオが進められず、全くノーチャンスで第一章でゲームオーバーになりました(笑)。

気持ちよい戦闘と交渉、デッキ構築の面白さ

自身の戦闘能力・交渉能力の多くは戦闘・交渉に持ち込む15枚以上からなるデッキによって決まります。

デッキのカードは、1ターンに大ダメージ与えたり、回避したり防御で耐えて次のターンに備えたり、様々な効果をもたらしてくれます。

この戦闘システムは中々他のボードゲームに見ない仕組みだと思いますがよくできており面白いですね。敵の攻撃を耐えて、手札のカードを増やして次のターンに連続してカードを出して大ダメージを与えて。。。敵の行動は決まっているため、如何にして効率的に敵を倒すか、かなり頭を使います。

ただし敵が弱いうちは何とかなっていても、徐々に敵も強くなってくるため、苦戦するようになってきます。幸い成長することで自身のデッキを強化できるようになっており、どういうデッキを持ち込めば戦いやすいかを試行錯誤して事前に決めることが出来ます。

最初の内は初期デッキでも普通に戦えるのですが、その内初期デッキではかなりきつくなってくるので、デッキ強化は必須になってきます。度を越えた敵との戦闘はまず間違いなくぼっこぼこにされて敗走するでしょう。幸い逃げるのは簡単なので逃げるのも選択肢の1つです。

戦闘に関しては、再序盤は良かったのですが大分きつくなり始めてきたのでどうやって凌いでいこうかと模索中です。デッキ強化して果たして何とかなるのだろうか。イベント戦の敵にぼっこぼこにやられたわけですが、もっとレベルが上がれば果たして本当にその敵に勝てるのか自信がありません(笑)。

一期一会のイベントたち

とあるイベントも、出会うタイミングによっては神イベントになったり、逆に悪夢のイベントになったりします。時間制限付きイベントも多いため、何が起きるかはプレイヤーの行動や今の状況次第になります。

状況によっては結構理不尽に感じるイベントが発生しますが、効率を求めずに、これをちゃんと一期一会だと思って今の状況を楽しむのが良いでしょう

逆に言えば2回目プレイ時はある程度展開をわかった上で、今度は別の選択で立ち回るなんて言うことも可能ですし、展開がある程度わかった上での効率的な立ち回りはそれはそれで面白いです。

かなり歯ごたえのある難易度

このゲームは非常に難易度が高いです。私はグルームヘイヴンやエルドリッジホラーなど比較的クリア難易度の高いボードゲームも経験してきましたが、その中でもかなり難易度の高い方だと思います。

かなり計画的に進めないとあっさり失敗するような難易度にもなっており、何度か死んでやり直すくらいの前提で調整されている気もします。

調子に乗って敵と戦うと結構あっさりぼこぼこにされると思います(笑)。テクニックだけではどうしようもないように作られている敵も多いです。

この難易度の高さは人によっては疲弊すると思うので、素直に難易度を下げるモードを導入した方が良いと思いますね。私はまだ難易度を下げてませんが、そろそろ下げてプレイしたいと思っています。

初期キャラクター選択は重要

レビューというか若干助言的な話になりますが、このゲームは経験値が得づらいので、特定の能力値を上げるには時間がかかります。そのため初期キャラクター選択はプレイ難易度に結構影響すると思います

キャラクターには初期ステータスによって得手不得手があるため、特にソロプレイ時は特定のキャラクターを使うと戦闘などに苦労するかもしれません(経験談)。

苦労すると感じたら恐らく私と同じキャラクターを使っている可能性が高いので、慣れるまでは使いやすいキャラクターに作り替えて最初からプレイするのもいいと思います。いったいどのキャラクターがきついのか、使えばすぐわかると思いますが、もし遊ぶ前にどのキャラクターがきついかを知りたいということであれば、ご連絡いただければこっそりお教えします(笑)。

なんだこれ・・・戦闘が噛み合ってない。噛み合うためには経験値6必要だが…全然経験値溜まらない。ってなったら多分私と同じキャラクターです(笑)

複数キャラプレイだとお互いの弱点を補いあえるので、キャラクターはある程度柔軟に選択可能だと思います。

グルームヘイヴンとの比較

せっかくなので同じような超対策であるグルームヘイヴンとも思うがままに比較してみます。

どちらも非常に良いゲームです。

項目テインテッドグレイルグルームヘイヴン
シナリオ数全15章95シナリオ
ストーリーかなり重視それなりに重視
物語の選択肢非常に多いほどほど
フラグ・実績非常に多いほどほど
対戦か協力か協力型協力型(ただし一匹狼の集まり)
戦闘の重要性そこそこ重要非常に重要。避けられない
戦闘システムカードドリブンカードを使ってボード上で戦闘
レガシー要素無し(消耗品は記録用紙のみ)あり
再プレイ可能か?可能不可能ではない
リプレイ性かなり高い高い
成長要素それなりかなりある
秘密目標無し人生の目標あり
ソロプレイ楽しい楽しい
マルチプレイ(未プレイだが多分)楽しい楽しい
1ゲームの時間2~3時間2~3時間
難易度特大
ルールの複雑さ複雑かなり複雑
値段20,000円30,000円
重量4.4kg10kg
運要素それなりに多い程よい
準備と片付けの時間各10分程度各30分程度

プレイ感は結構別物ゲームなので、片方を持っているからもう片方はいらないとか、そういう似たタイプのゲームではないですね。個人的には両方ともに超おすすめです。

総合評価

間違いなく買ってよかった名作。早く続きが遊びたい。高すぎる難易度がストーリーを今後進めていくとどうなるかが気になるところ。

個人評価:★★★★★★★★★☆

(9点:素晴らしいボードゲーム。いつでもプレイしたい。)

モンスターボックス拡張

海外では敵モンスターのフィギュアが20体入ったフィギュアボックスなるものが売られています。

これはテインテッドグレイルに登場する敵の一部をフィギュア化したものになっており、強敵との戦闘時に使うと中々いい感じの臨場感が出ます。

敵のカードで見ると意外に勝てる気がして、調子に乗って強敵に挑んでぼこぼこにされてしまうのですが、それをこのフィギュアで見ると全く勝ち目がないことがよくわかりますね(笑)。フィギュア化することで凄い臨場感があっていい感じです。

恐らくアークライトさんからはこのフィギュアボックスは発売されないと思いますが、これはぜひ欲しいですね。購入しようか検討中です。

終わりに

以上、今話題のボードゲーム「テインテッドグレイル」の紹介でした。

噂通りかなり面白いボードゲームで、入手後は夜な夜な非常に楽しくプレイしています。

いくつか情報あればまたアップデートしたいと思います。キャラクターレビューや攻略などもその内書いていきたいですね。

気になっている皆様の参考になれば幸いです。最後にオマケでテインテッドグレイルの通販サイト情報を掲載しておきます。参考にどうぞ。

「テインテッド・グレイル」通販サイト・価格比較

「テインテッド・グレイル」を予約できるサイトを列挙しました。随時更新していきます。

参考価格:22,000(税込)

価格ショップ
¥22,000>> 楽天市場
¥27,000>> Amazon
¥22,000+送料600円>> yahooショッピング
¥21,500>> 駿河屋
¥20,900>> 楽天ブックス
¥22,000+送料600円 >> ホビーステーション
これから >> ボドゲーマ
¥21,000 >> ビッグカメラ
¥19,800 >> あみあみ
¥22,000 >> ヨドバシ

「Amazon」や「楽天」で予約キャンセル分や、アークライトが追加した分が定価で出ていたりするので、探している方は定期的にチェックしてみてください。

不定期ですが結構いきなり定価で販売されていることがあります。

「テインテッド・グレイル」 口コミ情報

▼各種通販サイトで予約始まってます

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