今回はゲームマーケット2025春で発売の新作ボードゲーム「ぶーぶーぱらダイス」のゲーム内容を紹介していきます。
ダイスゲームながら運は勿論のこと、しっかり実力も必要なゲームになっています。
ぶーぶーぱらダイスがどういうボードゲームなのか、ルール紹介とレビューをしていきます。
>> ゲームマーケット2025春:ぶーぶーパラダイス事前予約申込ページ
ぶーぶーぱらダイス 基本情報

デザイン | ズーミヤガワ |
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プレイ時間 | 20~30分 |
プレイ人数 | 2~4人 |
対象年齢 | 8歳以上 |
日本語版販売 | ズーミヤガワ |
日本語版発売日 | 2025年春 ゲムマ(5/17土~18日):両日J09 |
希望小売価格 | 2,000円 (税込) |
関連サイト | >> ゲームマーケット紹介ページ >> 事前予約申込ページ |
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ゲームマーケット公式HP
ぶーぶーパラダイスはダイスを使った20種類のミニゲームで遊ぶボードゲームです。
20分程度で終わる軽量級作品で、ダイスによる運要素と選択による実力要素が、上手くマッチした作品になっています。
ミニゲームで沢山勝つことを競う対戦型ゲームと、プレイヤーが協力しながら熊と競う協力型ゲームの2種類が楽しめます。
ぶーぶーぱらダイス ルール概要
ぶーぶーパラダイスのルール概要を説明します。
ルールは非常にシンプルで、小さい子供でも理解できる内容になっています。
ゲームの目的

このゲームの勝利条件ですが、スタートから移動を開始して、一番早く自分のコマをゴールさせたプレイヤーの勝ち。
誰もゴールできなかった場合は、ゲーム終了時に最もゴールに近いプレイヤーの勝ち。
簡単ですね。
ミニゲームに勝てばコマを移動

自分のコマを移動させるには、ミニゲームに勝つ必要があります。
手番プレイヤーは、場の3枚のミニゲームカードから1枚を選択し、それがそのラウンドのゲームになります。
選択されたミニゲームのルールに則って勝敗を決めます。各プレイヤーは順番に、手持ちの3つのダイスから必要な数を選択して、ダイスを振ります。出た目をミニゲームのルールに照らし合わせて結果を比較します。例えば、ゾロ目を出せば勝ち、というゲームならゾロ目を出したプレイヤーだけがマスを進めることが出来ます。
ミニゲームに勝ったプレイヤーは基本的には1マス進めますが、中には2マス進めるものや、1マス戻るものなど、移動量は選択されたゲームによって異なります。一気に先頭まで移動するような一発逆転ゲームも用意されています。
また、豚の目(1の目)を参照して結果が変わるミニゲームもあります。
1度使用されたミニゲームは捨て札となり、新たなミニゲームが1枚補充されて、次の手番プレイヤーがまたミニゲームを選択します。
これを繰り返して、いち早くゴールに到着すれば勝ちとなります。
特殊ダイスの存在

このゲームの大きな特徴として「4種類の特殊ダイス」があります。
このゲームでは一般的な1~6が書かれたダイスは一切使用せず、数字がバラバラな4種類のダイスを、各プレイヤーランダムに3つずつ使用します。3つのダイスはゲーム開始時にランダムで配られます。
4~6ばかりの大きい目のダイス、1~3ばかりの小さい目のダイス、マイナス1,2,3の出目があるダイス、0と9など両極端のダイス。4種類のダイスが用意されています。
つまり手持ちのダイス次第で、勝ちやすいミニゲームが変わってくるわけですね。
例えば、大きい目を出すゲームだったら、大きい出目のダイスを沢山持っていた方が有利ですし、同じ出目を出すゲームだったら同じダイスを沢山持っていた方が有利です。
また、一度使用したダイスは隣のプレイヤーに渡すことになります。つまり手持ちダイスはグルグル回っていくので、自分に有利なゲームは毎ラウンド変わっていきます。
今後のプレイに使えそうなダイスは使わずに残しておくなども良い作戦ですね。
協力型ゲームのルール

ぶーぶーパラダイスでは、協力型のルールも用意されています。
協力型ルールでは、対戦相手として巨大な熊さんが登場します。協力型のルールでは、熊さんよりも早く誰かがゴールすることが目的です。
熊は毎ターン必ず1ずつ進むため、上手く協力しなければ勝てないですが、各プレイヤーが豚の出目を出すことで熊の進行を1ターン止めることも出来ます。
対戦型ルールと違って、特定のプレイヤーを上手く勝たせるようなプレイが必要になります。
ぶーぶーぱらダイス レビュー

ぶーぶーパラダイスのレビューになります。
シンプルで楽しめるダイスゲーム
本作はシンプルなルールで老若男女問わず誰でも楽しめると思いますが、使用するダイスや選択するカードにより、戦略的にも楽しめる作品になっています。
ダイスゲームなので基本的に運要素が強めですが、勝利する確率を上げる方法はしっかり用意されています。
ベースはダイスゲームで全て特殊なダイスを使用します。さいころを沢山振って楽しみたい方には特におすすめできると思います。
特殊なダイスの出目による一喜一憂が面白く、何度プレイしてもかなり盛り上がって楽しめました。上手く狙った通りに出目が出た時の嬉しさがあり、狙った通りに出目が出ない時の悔しさがあり、良い感じに盛り上がりますね。
プレイ時間は20分程度の軽量級です。
特殊ダイスルールが面白い

個人的にこの作品の最大の特徴で面白いと思うのが4種類の特殊ダイスの存在です。
もし1~6の通常ダイスを使ったとすると、どのゲームも全プレイヤーがほぼ同じ条件で戦うことになり、それこそ運要素がかなり強いゲームになるのですが、このゲームには出目が全然違う4種類のダイスが用意されており、それがプレイヤー間の結果の違いにつながります。
どの色のダイスをいつ使うのか?という、プレイヤーにある程度の選択肢が用意されているため、そこのプレイヤーの選択次第で結果も変わってきます。
また使ったダイスは隣のプレイヤーに渡すことになるため、毎ターン選択肢は変わってくることになります。
プレイ人数が少ないと全体で使用されるダイス総数が少ない(2人なら合計6個)ため、プレイ毎に使用されるダイスが変わってきてそれがプレイ感の違いにつながります。
逆にプレイ人数が多いと全体で使用されるダイスが増えるため、同じ色のダイスばかり手にするプレイヤーも出てきます。ミニゲームによっては絶対勝てない状況も出てきてしまうのですが、それも面白いポイントです。
良くできた面白いルールだと思います。
逆転要素もあり最後までゲームを楽しめる
ダイスゲームでレースゲームとなると一方的に離されてしまうと、ゲームが終わる前に勝敗が決まってしまいダレることがあると思いますが、本作は逆転要素も用意されています。
最後まであきらめずにプレイしていると、選択したゲームによっては意外にあっさり逆転できることもあるので、途中どんな順位だったとしてもゲームは最後まで楽しむことが出来ます。
しっかりしたコンポーネントクオリティ

ぶーぶーパラダイスは、コンポーネントのクオリティにかなりしっかりこだわって作られているようです。
箱、特殊サイコロ、カード類、袋、各種コマなど、各コンポーネントにはボードゲームで良くある汎用的なものはほぼ無く、特殊であまり見かけないオリジナルなものばかりが採用されています。
比較的お手頃なこの値段でかなりしっかりしたコンポーネントクオリティ。ボドゲ所有欲もしっかり満たされますね。
ぶーぶーぱらダイス 内容物
- 説明書 ×1
- 特製サイコロ ×12
- 動物の駒 ×4
- クマの駒 ×1
- 袋 ×1
- ミニゲームカード ×20
- ルールカード ×4
- レーンカード ×1
ぶーぶーぱらダイス 紹介のあとがき
以上、ボードゲーム「ぶーぶーぱらダイス」のゲーム紹介でした。
基本的にはダイスを振った結果を楽しむダイスゲームですが、そこに全数特殊ダイスという要素を加えることで、戦略的な要素も入った良作ボードゲームになっていました。
ゲームマーケット2025春で発売予定の新作です。気になる方は是非チェックしてみてください。それでは。
>> ゲームマーケット2025春:ぶーぶーパラダイス事前予約申込ページ
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