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2024年を振り返って面白かったボードゲーム10選

どうもTEENOです。

2024年も残すところあとわずかですね。皆さん如何お過ごしでしょうか?

今回の記事では2024年を振り返って、特に印象的で面白かったボードゲームを10選紹介します。

2024年を振り返って面白かったボードゲーム10選

2024年に私が初めて遊んだボードゲームの中で、特に印象的で面白かったボードゲームを10選紹介します。

ぼどろぐでまだ紹介していないものから中心にピックアップしております。

ザ・ギルドオブ・マーチャント・エクスプローラーズ

プレイ人数1~4人
プレイ時間45分
対象年齢14歳以上
ジャンル紙ペンゲーム、開拓・建築・航海

ザ・ギルドオブ・マーチャント・エクスプローラーズは、未開の地の探索をテーマにしたボードゲームです。

2024年のドイツ年間ゲーム賞エキスパート部門のノミネート作品です。

全プレイヤーが内容が同じ地図を1つ受け取り、毎ターン提示される共通のカードに書かれたマス(平地・砂漠・海、など)を、各プレイヤーが好きに探索していきます。 探索度合いに応じて様々な得点方法が用意されています。

ラウンド1などは全然探索が進まず、これで本当に得点できるのか不安になるのですが、拠点を建てたり、探索スキルが上がることで、後半徐々に探索範囲が広まっていき、得点が増えていきます。

マップ開拓の選択肢は無数にあるので一本道になることは無く悩ましくできていますね。

このゲームは、紙ペンゲームのようにプレイヤーの手番が同時進行で進みます。プレイ時間が短い割にプレイの満足度も高く優秀な作品だと思います。

ソロプレイにも対応しており、ソロも海外ではかなり人気の作品。

ダービーカジノ

プレイ人数2~9人
プレイ時間45~60分
対象年齢14歳以上
ジャンル賭け、ダイス

ダービーカジノは、競馬のギャンブルをテーマにしたリアルタイムギャンブルゲームです。

サイコロの出目に応じて馬がゴールを目指して移動していくのですが、このゲームの特徴は、順位予想のBETはゲーム中いつでもリアルタイムに行える、という点です。

6の目が大量に出て6の馬がかなり進んでから、ゆっくりと「6の馬が1位になる」というBETをしても良いのです。これだけだと全員が予想を当てられるイージーゲームですが、このゲームの単勝や複勝などの予想にBET出来る数には限りがあります。つまり早い者勝ちってことです。 なので、早すぎず遅すぎず、良いタイミングでベットする必要があります。

運要素のあるパーティゲーム寄りなゲームですが、当てても外れても楽しめる良作でした。

ギャンブルって手に汗握るとよく言いますが、このゲームは馬の進度に応じてリアルタイムにBET出来るので、かなり手に汗握って白熱します(笑)。

前半全然ダメダメだった馬が後半一気に伸びてきたりすることもありかなり盛り上がります。

プレイヤーの固有能力や変わった得点方法も用意されており、単純に1位を予想するだけになっていないのが良い調整だと思いますね。

アフターアス

プレイ人数1~6人
プレイ時間40~60分
対象年齢12歳以上
ジャンルデッキ構築、パズル、同時進行

アフターアスは、人類滅亡後のサルの惑星をテーマにした、デッキ構築型のパズルゲームです。

デッキからカードを4枚めくり、そのカード4枚を横に並べて、四角で完全に囲われた資源や得点を獲得します。 得られた資源を使って更に強力なサル(=カード)を獲得して、いち早く80点を目指します。

インタラクションは極わずかで他のプレイヤーの妨害無しと、他のプレイヤーとのインタラクションを極限まで削った、ソロプレイ感の強い作品です。

私はデッキ構築ゲームは大好きなジャンルなのですが、例に漏れず楽しめました。ドミニオン大好きな人ならまず間違いなくハマると思います。

途中から、こんなに貰って良いの?と言いたくなるくらい大量な資源や得点を得られるようになっていき、デッキ構築の爽快感が半端ないです。

インタラクションが無いに等しいのでその点はネガティブに感じる人も多いようですが、その点を踏まえてもガッツリ楽しめる良い作品でした。 拡張が出たら間違いなく購入しちゃいますね。

エスペライゼーション

プレイ人数3~5人
プレイ時間60~180分
対象年齢14歳以上
ジャンル協力型、言語、推測

エスペライゼーションは、言葉を使って言葉を作るという、斬新な新言語生成協力型ゲームです。

ゲーム開始時に、「はい」「いいえ」「人間」など何らかの意味を持つ14種類の新単語を生成し、その14単語のみを使って親プレイヤーが言いたい「言葉(お題)」が何なのかを推測していきます。

複数レベルに分かれており、低レベル帯はジェスチャーも可能なので、比較的簡単です。高レベルになるとジェスチャー禁止で難易度が跳ね上がります。

言ってしまえば、親が出しているお題を当てるただの類推ゲームなのですが、そこに新言語という謎要素を入れることで、飛躍的に面白くなっているのが本作です。

親に「高い」「三角」「森」と言われて、お題は「山」だと推測するより、「ウンモ(=高い)」「イヒ(=三角)」「ポピテ(=森)」のような謎の新言語で言われて、それが「山」であると推測する方が面白いということです(笑)。その正解したお題「山」も新言語の1つとして、例えば、「アムル(=山)」のような単語としてその後のゲームで使われていきます。

プレイ時間の長さや雰囲気から難易度の高そうなゲームに見えなくもないですが、ルールを理解してみると普通のパーティゲームの1種です。

正直そこまで期待してなかったのですが、予想をいい意味で裏切られましたね。一緒に遊んだ人も漏れなく面白かったという感想を言っていました。かなりおすすめです。

街コロ通

プレイ人数2~5人
プレイ時間45分
対象年齢10歳以上
ジャンル拡大再生産、ダイスロール

街コロ通は、ダイスを振って街づくりを行う「街コロ」のセカンドバージョンです。

ダイスを振ってカードからお金を得て、お金を使ってカードを買って拡大再生産していきます。

購入費用の高い勝利点要素であるランドマークカードを3つ購入したプレイヤーの勝ち。

「街コロ」の無印版はこれまで何度もプレイしていましたが、「街コロ通」は今年初めてプレイしました。 拡大再生産の王道のような作品ですが、安定した面白さで変わらずかなり楽しめますね。

難しいルールは少ないので子供と遊ぶにも適したボードゲームだと思います。

カードがフルランダムで出てくるとか、最初からダイスを2つ振ることが出来るなど、無印街コロのシステム上でやや弱点と思われていた要素も上手く調整されています。個人的にはこちらの街コロ通の方が好みです。

スレイザスパイア

プレイ人数1~4人
プレイ時間60~90分
対象年齢12歳以上
ジャンルデッキ構築、協力型

スレイザスパイアは、同名のデジタルゲームをボードゲームに逆輸入したデッキ構築型の協力型ボードゲームです。

デッキを構築して、ダンジョンを進んでいき、遭遇した敵やイベントをこなすことで更にキャラクターを強化し、最終的に3つある階層のボス全てを撃破することを目指します。

同じカードを強化可能というシステムが特徴で、ボードゲーム版にも取り入れられています(スリーブに入ったカードを裏返すと強化能力になる)。

デジタル版は完全に1人専用だったのですが、ボードゲーム版は4人まで同時に遊べる協力型になったのが特徴です。

いや、この作品は面白かったですね。 今年のソロプレイ可能なボドゲでトップクラスに面白かった作品です。中々入手難になってしまっていますが、ソロプレイ好きなら買っておいて損はないでしょう。

デッキ構築というソロプレイ向きなシステムが上手くダンジョン探索型のボードゲームに落とし込まれています。 デジタル版が面白すぎてボードゲーム版のゲームバランス調整上手くいってない可能性を気にしていましたが、そんなことなかったですね。

強すぎず弱すぎず、手に汗握る戦いが楽しめます。 プレイヤー毎に難易度がちゃんとスケールするようになっており、雑魚敵は数が増えて、ボスなどは単純に敵の耐久力が人数分だけ倍になります。

プレイ実績に応じた解放要素や難易度調整モードも用意されており、何度も何度も楽しめます。

京都の猫

プレイ人数2~4人
プレイ時間30~45分
対象年齢8歳以上
ジャンルダイスロール、猫、成長

京都の猫は、京都の街に住んでいる子猫をテーマにしたゲームです。

勝利条件である「鈴」を集めるために、移動し、探索し、狩りや友情を分かち合い、時には喧嘩します。子猫はドンドン成長していき、後半になるにつれ能力は強化されていきます。

一見するとネタゲームに見えなくもないのですが、思っていた以上に楽しめた作品です。

アクションをダイスで判定するのですが、成功すれば見返りがもらえますし、失敗しても能力値が上がるので次は成功しやすくなっていきます。この成長要素が中々面白い。

また、街中を探索して目当ての虫や仲間や子供を見つけていくのはまったりと楽しめて意外に好みのプレイ感でした。また他プレイヤーの猫と喧嘩したり、家の中を荒らしたり出来るので、地味にインタラクションも強くゲーム性は全然ぬるく無いです(笑)。

飽きないように事前のシナリオも用意されており結構長く楽しめている作品です。

スポッツ

プレイ人数1~4人
プレイ時間25~30分
対象年齢10歳以上
ジャンルダイスロール、チキンレース

スポッツは、犬の群れを完成させる、ダイスロールチキンレースゲームです。

ダイスを振って、犬カード上の数字に一致するダイスを置いていきます。置けないダイスが一定数溜まるとバーストで、犬が逃げてしまいます。

プレイヤーが取れるアクションは、1ゲームで22種類から6種類が選択されるようになっていて、プレイ毎に様々なバリエーションが楽しめるようになっています。

ダイスゲームなので運要素はかなり強いですが、無心でダイスを振って運ゲーム&チキンレースを楽しめます

もちろん石橋をたたいて渡るためのシステムも用意されており、攻めるもよし地道に行くもよしです。

アクションは早取り式になっていて更に大量に用意されており、リプレイ性の高さにつながってますね。ダイスゲーム好きなら是非遊んでみてほしいですね。

ノースウッド!

プレイ人数1人
プレイ時間20分
対象年齢12歳以上
ジャンルソロ専用、トリックテイキング

ノースウッドは、ソロプレイ専用のトリックテイキングボードゲームです。マストフォローの切り札アリで、8人の王族に謁見して好意を得る(示された数字ピッタリ分だけトリックを取る)のが目的です。トリックを取る数が多すぎても少なすぎてもダメで、手持ちの部下カードの能力を駆使して手札を増やし減らして調整していきます。

海外ではソロプレイ向きボードゲームランキング上位に入っているくらい有名な作品で、CMON JAPANさんから日本語版が発売されています。

ソロプレイのトリテって何ぞやってなるでしょうが、遊んでみるとかなりよくできています。ソロプレイゲームを探しているなら買って損はないゲームの1つかと思います。

謁見に成功した王族カードも次から手持ちの能力として使えるようになるので、どの能力を使ってどの王族に謁見するか、戦略性もあり運要素もあり、かなりバランスの良い仕上がりになっています。

通常ルールに加えて、シナリオルールも用意されており、リプレイ性は高めです。 地味にカードや箱の質が高く、総合的な満足度は高いですね。

チケットトゥライド・レガシー:西部開拓記

プレイ人数2~5人
プレイ時間20~90分
対象年齢10歳以上
ジャンルセットコレクション、レガシー

チケットトゥライドレガシーは、あの往年の名作「チケットトゥライド」に、一度しか遊べない「レガシー」要素を加えた作品です。2024年のドイツ年間ゲーム賞エキスパート部門のノミネート作品です。

通常のチケットトゥライドはアメリカ全土を舞台にしたボードで遊びますが、本作はゲーム開始時はアメリカの東海岸の一部しかマップになっていません。そこから開拓を進めてマップを継ぎ足していき、隠し要素もガンガン開放しながら高得点を目指すことになります。

パンデミックもパンデミックレガシーとなりゲームに奥深さが増しましたが、本作もかなりの奥深さを楽しめました。

基本ルールはチケットトゥライドそのもので根本の安定の面白さはそのままに、追加の得点要素や隠し要素が大量に用意されており、1プレイ1プレイが飽きずに新鮮に楽しめること間違いなしです。

ストーリーも用意されていますが、パンデミックレガシーほどストーリーには重きは置いておらず、一期一会のプレイヤースキルが問われるので、クリア後にもう一回購入しても普通に楽しめると思います。


以上、2024年を振り返って、個人的に印象的で面白かったボードゲーム10選でした。

今回紹介しなかった作品以外にも色々遊んでいるわけですが、2024年で初プレイというくくりだと、個人的にはこれらの作品はかなり印象的で楽しかったですね。

こうして見てみると、軽量級から重量級まで広く楽しんでますね。重い方ばかりを遊んでいた一時期と比べると若干プレイの毛色が変わっているかもしれません(笑)。

今回はケンビルさんとホビージャパンさんの作品率が高めです。特に最近のケンビルさんのボドゲラインナップはかなり私の好みとマッチしている気がしますね。

2025年もどんなボードゲームが出てくるか、今から楽しみですね。

それでは。

# 一部画像はBGGから引用。

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