今回はゲームマーケット2023秋の新作ボードゲーム「罪ボドゲ」のゲーム内容を紹介していきます。
ボードゲームの沼にハマったボードゲーマーには避けて通れない道「積みボドゲ」をテーマにした作品です。
「罪ボドゲ」がどういうボードゲームなのか、ルール紹介とレビューになります。
罪ボドゲ 基本情報
プレイ時間 | 15分~30分 |
---|---|
プレイ人数 | 3~6人 |
対象年齢 | 10歳~ |
版元 | EMPLAY GAMES |
日本語版販売 | EMPLAY GAMES |
日本語版発売日 | 2023年12月9日~ (ゲームマーケット2023秋土曜日~) |
ゲームマーケットブース | 両日:サ23 |
希望小売価格 | 3,000円 |
罪ボドゲ ボードゲーム概要
買ったはいいけど遊ばずに、積まれていくボドゲ(罪ボドゲ) is 罪悪感。
より多くのボドゲを遊ぶため、誘いの声をかけまくり、時には他のプレイヤーの友達も引き抜きながら、友達たちの限られた時間を確保しよう!
ゲームマーケット「罪ボドゲ」紹介ページ
罪ボドゲは、ゲームマーケット2023秋でEMPLAY GAMESさんより発売される、新作ボードゲームです。
その名の通り、罪ボドゲ=積みボドゲをテーマにした作品です。
皆さんも経験ありますよね?面白そうなボードゲームを購入したが、遊ぶ機会と相手がおらず、箱にしまったまま放置されていること。
そしてそれがどんどん山のように積み重なっていくことから「積みボドゲ」というワードが生まれました(笑)。
私は過去ボドゲを積むことはそこまで多くなかったのですが、最近魅力的な作品が増えてきており、徐々に積みボドゲが増えてきて困っています。誰か一緒にやりましょう(笑)。
このボードゲームでは、如何に積みボドゲを減らして、プレイ済の済ボドゲにするか、に焦点を当てたゲームになっています。
▼ゲームマーケット2023秋の罪ボドゲ紹介ページ
罪ボドゲ ルール紹介
罪ボドゲのルールを紹介していきます。
ゲームの目的
6か月後に開催されるボドゲフェス前に、購入したけど積んでいる「積みボドゲ」をなるべく無くすことです。
ゲーム終了時に、積みボドゲが多いと失点になり、プレイ済みのボードゲームが多いと得点になります。
ゲーム終了時に点数が最も多いプレイヤーの勝ちです。
ゲーム終了条件
ボドゲフェスは6か月後に開催されます。
すなわち、全6ラウンドをプレイしたらゲーム終了です。
▼ゲームスタート時。ボドゲフェスまであと6か月!
▼ボドゲフェスまであと1か月。このラウンドでゲームが終了
ゲームの流れ
このゲームは、2つのフェイズに分かれています。
- ボードゲーム購入フェイズ:1回のみ
- ボードゲームプレイフェイズ:6回プレイ(6か月=6ラウンド)
①ボードゲーム購入フェイズ
プレイヤーは、場に並んだどこかで見たことがあるような名前の「ボードゲーム」カードから、好きなカードを1枚ずつ時計回りに獲得していきます。
既に持っているボードゲームは獲得できません。
もうこれ以上獲得しなくても良い、となった場合はハードパスとなります。以降パスしていないプレイヤーだけでボードゲームを獲得していきます。
面白そうなボードゲームの数々。当然ガンガン獲得していきたいところですが、万が一ゲーム終了時までプレイできずに積んでしまうと「積みボドゲ」となり、失点対象になるため注意が必要です。
▼「パドルライン」「カイスター」「クロックス」「カダン」。ニヤニヤしてしまうラインナップ。
全員が「これ以上ボードゲームを購入しない」と決めた場合、次のプレイフェイズに移ります。
②ボードゲームプレイフェイズ
ボードゲームを購入した後は、ボードゲームのプレイフェイズに移ります。
ここを全6ラウンド(6か月)にわたってプレイしていきます。
友達を集めてボードゲームをプレイしていきましょう。
プレイフェイズの流れ
- ステップ1:「友達カード」か「アクションカード」を引く
- ステップ2:ボードゲームをプレイ
ステップ1:「友達カード」か「アクションカード」を引く
ボードゲームをプレイするのには友達が必要です。
友達カードとその枚数でプレイ可能なボードゲームが変わってきます。
▼友達カード。「みどり」「あかり」など全部で5人の友達がいます。
毎ターン各プレイヤーは、「アクションカード1枚」か「友達カード2枚」を山札から引きます。
▼「アクションカード」か「友達カード」の山からカードを引く
▼アクションカードは特殊効果発動。友達カードは純粋に友達が増える!
アクションカードは、即座に発動して、他のプレイヤーの友達を奪ったり、交換したり、新しい友達を募ったり出来ます。
友達カードは、純粋に友達カードを2枚増やすアクションです。
いずれにせよ自分の手元に友達カードを増やしていくのが目的です。
ステップ2:ボードゲームのプレイ
各ボードゲームには、プレイに必要な友達の人数と、それぞれの友達カードの必要枚数が書かれています(人のアイコンが必要な友達の人数で、時計のアイコンが必要枚数)。
例えば、
- 「パドルライン」をプレイするには、「2人の友達カード」がそれぞれ「2枚ずつ」必要です。
- 「カダン」をプレイにするには、「4人の友達カード」がそれぞれ「2枚ずつ」必要です。
条件を満たす友達カードを持っていた場合、それを捨て札にすることで、そのボードゲームをプレイすることが出来ます。
つまり、積みボドゲをプレイして済ボドゲにすることが出来ます。
済ボドゲになったボードゲームカードは裏返り、次月以降に特殊能力を発動するようになります。
★マークはそのボードゲームのプレイ難易度を表しています。★の数が多い方がプレイ難易度が高く、その分プレイ済みになった場合の得点が多くなります(★1つで1点)。
プレイ難易度の高いカードの方が、特殊効果もより強力な効果を発揮するようになっています。
世界的に有名な名作「カダン」をプレイ済にすると、他プレイヤーの友達を毎ターン強奪することが出来ます。。酷い(笑)。非常に魅力的なボードゲームだから仕方ないね。
「友達/アクションカード獲得」⇒「ボドゲプレイ」。これでボードゲームプレイフェイズの1ラウンド終了。
これを6ラウンド繰り返します。
プレイ済のボードゲームの★マークが得点で、プレイできなかったカードは1枚に付き失点1になります。
積みボドゲを沢山消化してボードゲームを楽しんだ「合計の得点が最も多いプレイヤーの勝ち」となります。
お疲れさまでした。
罪ボドゲ レビュー
罪ボドゲを実際にプレイしてみた感想です。
ボードゲームあるある
積みボドゲというボードゲームあるあるをネタにした作品ですが、そのボードゲームのあるある感が良くゲームとして落とし込まれている作品です(笑)。
。゚(゚´Д`゚)゚。 <友達いねえええ。
。゚(゚´Д`゚)゚。 <呼んでも友達集まらないいい。
。゚(゚´Д`゚)゚。<ゲームのプレイ難易度たけえええ。
。゚(゚´Д`゚)゚。<積みボドゲ消化できないいいいい。
友達カードを引けども引けども、中々ボードゲームのプレイ環境は揃わず。
最後は失点となり、購入してしまったことを後悔する、というわけです(笑)。
案の定ボードゲームカードを大量に獲得していた人は中々積みボドゲを崩せず。最後に大量失点していました(笑)。
まあ、実際には積みボドゲを後悔するかと言われると、それは稀で、未プレイだが持っているのでいつでもプレイできる、という満足感があると思います(笑)。多分。
楽しいパロディの数々
このボードゲーム内に登場する作品は、何れも実在するボードゲームのパロディ作品になっていて楽しいです。
かなり著名な作品の数々なので、ボードゲームのプレイ経験がある程度ある方であれば、ピンと来るものばかりでしょう。
私がプレイしたときは、新しいカードが出るたびにみな大盛り上がりでした(笑)。
どれもタイトルは「パチモンゲーム」ですが、実際に作られたら面白い作品かもしれませんね。
ダムの絵柄の「DAMNON」だけが最初わからず、「バラージか?」と思いましたが、よく見ると名前は「DAMNION」。あー、これはデッキ構築のアレですね。納得ですw。
本作を作られた「EMPLAY GAMES」さんの作品「罪ボドゲ」と「エンリョのかたまり」もカードとして登場します。
ボードゲームとしての面白さ
ルールは非常にシンプルで老若男女問わず遊べる良作です。
プレイ難易度の低いボードゲームカードは、コストが安いので簡単に積みボドゲを解消できます。しかし、特殊能力は全くついていないので、後半苦しくなってきます。
一方でプレイ難易度の高いボードゲームは、高得点な上に強力な補助効果が付いています。しかし、コストが非常に高いので、前半では中々そろえることが出来ません。
この最初に獲得するボードゲームのプレイ難易度のバランスが重要で、ここで適当プレイすると上手く勝てません。
ルールはシンプルなのですが、プレイヤー間のインタラクションは比較的大きい方で、何とこのゲームでは、他プレイヤーの友達を奪い取ってくることが出来ます(笑)。
あっちのボドゲの方が面白そうだからあっち行くね!っていうパターンでしょうか。いやー、流石にそれは悲しくなりますね(笑)。泣きそうです。
最大の特徴は、先ほども述べましたが何といってもボードゲームのフレイバーとしての「積みボドゲ」でしょう。
製作された「EMPLAY GAMES」さんは「日常を切り取ったボードゲーム」を方針として活動されており、本作にもボードゲーマーの日常がしっかり詰め込まれていました。
罪ボドゲ 内容物
- 友達カード:65枚
- ボドゲカード:24枚
- アクションカード:6枚
- プレイシート:1枚
- 永続スキル一覧カード:6枚
- コマ:1個
- 説明書:1枚
罪ボドゲ 紹介あとがき
以上、ボードゲーム「罪ボドゲ」のゲーム紹介でした。
ボードゲームあるあるネタ過ぎて、思わずニヤニヤしてしまう作品でした(笑)。
全然ゲームの話だからと言って他人ごとではなく、ゲームマーケット2023秋が来月に控えているため、積みボドゲは早めに消化しておかないと、更に大量の積みボドゲが発生してしまいますね(笑)。
年内のボドゲは年内に。
皆さんも積みボドゲはほどほどに、年末に向けてガンガンプレイしていきましょう。
ゲームマーケット2023秋の新作ボードゲーム「罪ボドゲ」。気になる方は関連情報から要チェックです。
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