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『ブラジル帝国』ボードゲーム紹介とレビュー

今回はホビージャパンさんより2022年3月に発売が予定されているボードゲーム『ブラジル帝国』のゲーム内容を紹介していきます。

ブラジルに帝国・・・あまり耳にしない言い回しですね。

ということで『ブラジル帝国』がどういうボードゲームなのか、所感とルール紹介を交えて説明していきます。

『ブラジル帝国』基本情報

デザインSystem:
 Zé Mendes
プレイ時間約100分
プレイ人数1-4人
対象年齢14歳以上
版元MEEPLE BR, All rights reserved.
販売ホビージャパン
発売日2022年3月
希望
小売価格
8,800円(税込)

『ブラジル帝国』ボードゲーム概要

アメリカ大陸で最も豊かな帝国を築き、称賛される皇帝になるのだ!

かつて、ブラジルは他の多くの名で知られていました――

ピンドラマ、真の十字架の島、新しい大地、聖なる十字架の地などはほんの一例です。1931年のポルトガルとの正書法協定以来、近代のポルトガル語では、“ブラジル”は公式に“Brasil”と“s”を使って綴られています。

このゲームが扱う時代では、“Brazilと“zを使って綴られていました。

しかし、この国が抱えている大きな課題は当時も変わっていません――

この広大で豊かな土地には、かつてないほど繁栄した帝国を築くことができる優れた指導者が必要なのです。

引用:ホビージャパン公式HP

「ブラジル帝国」は、その名の通りブラジルの帝国をテーマにした重量級のわっちゃわっちゃ系ボードゲームです。

英語名は「Brazil Imperial」なので、英語タイトルそのままですね。

「探索」「航海」「鉄道」3つの時代を発展させ、生産力や軍事力を鍛え、最も発展して多くの勝利点を稼ぐことを目的とします。

『ブラジル帝国』ルール概要

重量級のためざっくり説明していきます。

各プレイヤーのターンの流れ

以下の2フェイズで1ターンは進行します。

  1. アクションフェイズ
  2. 移動フェイズ

これらが終わったら時計回りに手番が回ります。

これを繰り返し、プレイヤー1人が自分のミッションカードを達成した場合、全プレイヤーは次の時代に移行します。

①アクションフェイズ

プレイヤーボード上のアクションマスにトークンを置くことでアクションを実行します。

同じアクションは2ターン連続で選択できません。

それぞれのアクションは、強化することも可能です。

実施したアクションは、更にそれぞれ特定の移動ボーナスをもたらします。

アクション:配備

コストを支払って、軍事ユニット1体をマップ上に配置します。

キャノンやドラグーンなど、5種類の軍事ユニットは、配備されると、戦闘に使用され、また勝利点をもたらします。

アクション:絵画

コストを支払って絵画カードを1枚獲得します。全24種類の絵画カードは勝利点と永続的な特殊能力をもたらします。

時代によって得られる絵画カードの種類は異なります。

アクション:建築

コストを支払って、建物か都市を1つ建築します。マップにタイルを配置しますが、タイル配置には制限があります。

8種類の建物と、8種類の都市があり、建築可能な時代、生み出す資源やコスト、勝利点などがそれぞれ異なります。

アクション:改修

未改修の建物を改修します。

建物が生み出す資源を再度その上に配置するか、裏返して資源を配置するかを選択します。

アクション:生産

資源を支払って、製品を生産します。生産された製品1つは、それぞれ特定のアクション1つを強化します。製品によって形が違うので、その形がハマるくぼみを持つアクションが強化されます。

強化されたアクションを実施すると、追加のボーナスを得ることが出来るようになります。

アクション:港

任意のリソース1を獲得します。リソースを獲得して保持可能なスペースには限りがあります。

アクション:交易

リソースや戦闘カードを、黄金カードなどに変換します。

黄金カードは、黄金1としても使用可能ですし、使用することでプレイヤーに追加の特殊アクションをもたらします。持っているとゲーム終了時に勝利点をもたらすものもあります。

黄金カードは3枚までしか持てません。

②移動フェイズ

マップにある自分の軍事ユニットを隣接1マスに移動させることができます。

移動させなくても良いです。

選択したアクション次第では、更に追加で移動可能になります。

軍事ユニットが移動した場合、裏向きのタイルは表向きになり探索済みとなります。探索されたタイルはその特殊効果を得ることが出来ます。

例えば、リソースを獲得出来たり、勝利点をもたらしたり、様々なタイルが存在します。

戦闘

軍事ユニットを敵地に移動させた場合、戦闘が始まります。

戦闘システムはシンプルで、そのタイル上の軍事ユニットが持つ勝利点の合計がそのまま戦闘力になります。例えば弓兵は勝利点2なので戦闘力も2です。

また、絵画カードによる補正や、戦闘カードによる補正で、戦闘力は増減し、最終的に戦闘力が大きいプレイヤーの方が戦闘に勝利します。

敗北した軍事ユニットはプレイヤーボードに戻ります。また、軍事ユニットを敵地に移動させることに成功したプレイヤーは、軍事ユニットをその土地に配置し続ける限り、その土地を支配します。

支配している敵軍事ユニットがいなくなった場合、持ち主の手に戻ります。

戦闘カード

戦闘における切り札カードです。

マップ上や開発のアクションで獲得可能で、戦闘時に使用することで、単純に戦闘力を増強してくれるものから特殊条件が付いたものまで、様々な効果をもたらします。

全24種類で各戦闘で合計3枚まで使用することが出来ます。

任務カード

各プレイヤーは各時代秘密裏に任務カードを持っています。

そこに書かれている条件を満たすことで、任務達成を宣言することが出来ます。

任務を達成すると、勝利点を含んで様々なボーナスを得ることが出来ます。

他のプレイヤーに任務カードを達成されてしまうと、時代が次の時代に移ってしまいますが、未達成の前の時代の任務カードも後の時代で達成可能です。

城コマ

各プレイヤーゲームスタート時に城コマを1つ配置した状態で始めます。

任務カードを達成することで、プレイヤーボードから達成した任務に応じた新しい城1つをマップに配置することが出来て、その結果、ボーナスを得ることが出来ます。

得られるボーナスは、黄金を得たり、勝利点を得たり、軍事を得たり、5種類の城のそれぞれで異なります。

ゲーム終了条件

  • 第3世代で誰かが「任務カード」を達成する

その後、全プレイヤーが同じ回数だけ手番が回ってくるようにプレイしたら得点計算に移ります。

得点計算

帝国の発展を表す様々な要素から得点を計算します

  • 配備された軍事ユニット
  • 生産された製品
  • 獲得された絵画
  • 完了した任務
  • 獲得した探索タイル
  • マップ上に配置された城
  • 建築タイル、都市タイル

これらを合計して最も点数の多いプレイヤーの勝ちです。

お疲れさまでした。

固有プレイヤーボード

各プレイヤーはゲーム開始時に、それぞれ固有の特殊能力を持った状態で、ゲームを始めることが出来ます。

各プレイヤー実在した10人の人物から1人を選択してプレイします。

勝利点をもたらしたり、資源をもたらしたり、様々な効果が用意されています。

シナリオマップ

このゲームはモジュラーボードで好きにゲームボードを作り替えることが出来ますが、プレイ人数に応じておすすめのマップ構成が3つずつ載っています。

海カタンのシナリオのようなものですね。

基本的には、シナリオマップは作者がしっかり調整したものになっているはずで、遊び慣れないうちはこのシナリオに従って遊ぶことで、かなり満足度の高いゲームを楽しむことが出来るでしょう。

『ブラジル帝国』内容物

  • ルールブック1冊
  • 歴史的小冊子1冊
  • マップタイル14枚
  • 共通ボード1枚
  • プレイヤーボード4枚
  • 六角形タイル89枚
  • 君主ボード5枚
  • アクショントークン12枚
  • 木製資源駒58個
  • 木製宮殿駒32個
  • 木製部隊駒20個
  • 木製製品駒24個
  • 絵画カード24枚
  • 任務カード24枚
  • 黄金カード20枚
  • 戦闘カード24枚
  • +1トークン4枚
  • 得点記録用紙1冊

『ブラジル帝国』のスリーブ

ブラジル帝国は大きさの異なるカードが2種類入っています。

  • 63mm x 88mm:48枚
  • 41mm x 63mm:44枚

『ブラジル帝国』紹介の所感とあとがき

2021年発売のエッセンの新作ボードゲームです。

そこまで注目していたわけではなかったのですが、改めて調べてみると、帝国という名前にふさわしい、かなりのがっつりしたボードゲームで、これは非常に面白そうですね。

マップを開拓して資源を得て、軍事を強化して敵国と戦う「Age Of Empire」のようなリアルタイム戦争ゲームが一時期流行りましたが、それをボードゲーム落とし込んだような感じでしょうか。流石にゲーム性は違いすぎますが、デザイナーとして狙ったところは同じような気がします。

独特のテーマ

ブラジルとその帝国の発展をテーマにしたボードゲームです。

これってボードゲームでは過去あまり無かったタイプのフレイバーではないでしょうか?

そのためか、歴史について書かれた小冊子が同梱されるようです(笑)。

インタラクション

軍事ユニットと戦闘システムによる勝った負けたがあるゲームなので、インタラクションはそれなりに大きいでしょう。

ただ、戦闘システム自体は非常にシンプルなのと、ユニット総数も1プレイヤー5体までなので、戦闘で大暴れするようなプレイはそこまでできないようになっているように思います。

戦闘という要素だけで敬遠してしまう人もいますが、そこまで強い要素ではないと思ってます。

ゲームの重さ

ゲームの重さとしては問答無用で重量級の部類です。

ヘクスタイル状で開発を進めていって、資源を確保して、軍事力を強化して、、、、という風に聞くと「サイズ」を彷彿とさせますね。

プレイ人数にも依りますが、プレイ時間は2時間コースかと思います。

リプレイ性

モジュラーボードや、バリアブルプレイヤーパワーのシステムが搭載されていて、間違いなくリプレイ性はかなり高いですね。

ボードも14枚のタイルを組み合わせて作るため、かなりモジュラーな作りになっていると思われます。

コンポーネント

コンポーネントの質はかなり良さそうです。

それぞれのコマはかなり凝った作りになっていて、これぞボードゲームと言う感じがしますね。

城コマとかも、全て同じ形にしてもよさそうなのに、それぞれ微妙に違う形だったり、こだわった作りになっています。

終わりに

以上、ボードゲーム「ブラジル帝国」のゲーム紹介でした。

テーマはブラジルの発展とやや珍しい気もしますが、内容はかなりしっかりしたボードゲームで、2021エッセンの話題作の1つで、海外での評価はかなり高い作品です。

そこまで気になっておらず買う予定もなかったのですが、色々調べてみるとかなり面白そうで、欲しくなりました。

気になる方はチェックしてみてください。

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