ゲームマーケット2022秋も終わってしまいましたね。
最高に楽しい時間であっという間に終わってしまいました。
今回はゲームマーケット2022秋に参加してきた感想と、購入したボードゲームの中から幾つかピックアップして紹介したいと思います。
ゲームマーケット2022秋の感想
ゲームマーケット2022秋の概要
今年のゲームマーケット秋は、2022年10月29日(土)と10月30日(日)の2日開催でした。
去年のゲームマーケット秋は、コロナ禍真っ盛りでの開催というのもあり、かなり入場規制が厳しく、東京国際展示場駅まで長蛇の列を作っていたのですが、今年はそういう酷い状況では無かったようです。
例年そうなのですが、土曜日の方が来場者数が多く混雑していますが、日曜日はそれなりに回りやすい快適な混み具合でした。今年から試遊も解禁されたので、多くのブースが試遊卓を設けて、色々なボードゲームを遊んでみることが出来ました。
楽しかったゲームマーケット2022秋
今回参加してみて思ったのは、やはりゲームマーケットは最高だということです。
アナログゲームが大好きな人は勿論のこと、試遊卓が大量にあるので、普通に1日遊ぶつもりで参加するだけでも十分楽しめるイベントになっていると思います。
ゲームマーケットを楽しむコツは、間違いなく「ボードゲームを試遊してみること」です。以前のゲームマーケットからそう思っていたのですが、今回参加してみて改めてそう感じましたね。
目当てのゲームがあるのであれば、もちろんそれを確保するのが最優先だと思いますが、そうでないのであれば試遊するのが最高に楽しいです。
今回でいえば、ホビージャパンやオインクゲームズやGPなど大手にも試遊卓が用意されていましたし、各種ボードゲームサークルさんも試遊卓を出してるブースが多かったです。
ブースの人に声をかけて椅子に座ってインスト聞いて試遊してみる、って若干面倒だったり敷居高く感じる人がいるかもしれませんが、ガンガン試遊していった方が絶対に楽しいですし、試遊してほしいウェルカムなブースが多いでしょう。
それだけでゲームマーケットが楽しくなりますし、遊んでみると想像以上に面白いボードゲームは多く、ついつい買ってしまいます。
Mリーグ(麻雀)やラミィキューブのブースの特設ブースが人気
今回特設ブースは色々ありましたが、Mリーグがゲームマーケット初出展ということで盛り上がっていました。
麻雀も広義の意味ではボードゲームですからね。
特にMリーグブースは、マージャンのプロプレイヤーと同卓出来るということで、かなりの人だかりができておりました。
将棋などのガチアブストラクトゲームと違って、麻雀はある程度運の要素も絡んでくるので、比較的素人がプロにも勝てることがあるゲームでそこが人気の秘訣でしょうか。やはりボードゲーム好きには麻雀好きも多いみたいですね。
また、ラミィキューブの特設ブースも出ており、ラミィキューブが実際に体験して遊べるようになっていました。こちらもかなり人気のブースになっていましたね。ラミィキューブは確かにいつ遊んでも面白い優秀なボードゲームだと思います。
例年に比べると来場者と出展者が控えめに?
今回参加してみて気になったのは、若干来場者数が例年に比べると少ないように感じました。
ブースも、何だかいつものゲームマーケットより少ないように思いましたし、いつもAの大ブースに出展しているような比較的大手の常連サークルも出展していませんでした
予め運営側が確保したスペースに比べると出展ブースが少な目だったのか、会場内も若干余裕がある配置になっており、両サイドはかなり広大なスペースが空いているようでした。
▼全体的にスペースにはかなり余裕のある感じでした。
これが意図したものなのか、それとも出展数が少なかったからなのかわかりませんが、ゲームマーケット大阪が非開催である点を考えると、少なくとも今回出展数は控えめだったと考えて良さそうですね。
会場は東館1~3と、コロナ禍では一番大きく確保されていたと思いますが、そのせいもあってかかなりゆとりのあるゲームマーケットだったと思います。
昔のゲームマーケットは狭いスペースなら1万円程度で非常に安く出展可能だったため、かなり多くのサークルが出展していたわけですが、コロナ禍で出展コストがかなり上がっているので、生半可な気持ちで出展するサークルは減っているのでしょうね。
ボードゲーム業界にとってコロナ禍が向かい風というのは未だ変わっていない状況のようです。
ゲームマーケット2022秋で購入したボードゲームを一部紹介
ここからは、私が実際にゲームマーケット2022秋で購入して、遊んでみたボードゲームを一部ご紹介します。
購入したゲームはまだすべて遊びきっていないので、遊んでみたボードゲームの中から一部をご紹介。
身銭を切ってボードゲームを買っているわけなので、折角なので良い点も悪い点も、イチレビューアーとしてそれなりにストレートにレビューしていきたいと思います。
リクレイム
リクレイムは、以前書いた「ゲームマーケット2022秋おすすめ記事」で紹介したときから気になっていた作品。
盤面を開拓して自分だけの地図を作っていく紙ペンゲーム。
初めからホワイトボードマーカーが入っており、ホワイトボードのように消せる素材でマップが作られているのが素晴らしい。紙ペンゲームと言えばラミネート加工するのが何度も遊べるようにするための上等手段ですが、個人でラミネート加工する必要がなくなります。
テトリスブロックを配置して、配置したブロック内の資源を使って、次のブロックを配置していくという、2層パズルが面白い。後半戦になると、一気に資源がカツカツになっていく、そのゲームの波が面白い。
当日は初日で2日分がほぼ売り切れ状態だったようです。
- 2層式のパズルになっており、お手軽な前半戦、カツカツで悩ましい後半戦、と波があって面白い
- ルールはかなりわかりやすく誰でも楽しめる
- 値段が安い割にゲームの内容とコンポーネントの品質が非常に良い
- ラミネート加工不要で何度も遊べるのが素晴らしい
- 紙ペンゲームあるあるですが、インタラクションはゼロ。一応インタラクション強めるルールも入ってますがそれを採用しないと本当にインタラクションが無いです。
テキパキもぎもぎ
テキパキもぎもぎは、2022年11月発売のオインクゲームズさんの新作。
裏向きのタイルの中から、一定時間内に、同じ色か同じ形のタイルをいち早く集める、というスピード系のボードゲーム。
ミスをすると大量失点なので、スピード重視で急ぎつつも集中力が試されます。
何をどれだけ集めたら得点になるのかという得点ルールがゲーム毎に異なるため、必ずしも沢山集めるのが良いわけではないというのが面白い。
- タイルを捲って同じ絵柄と形を集める、お手軽パズルのスピード系ボードゲーム
- プレイ人数も5人まで対応していて、大人数で楽しめる。
- 得点方法がゲーム毎に全然異なるためリプレイ性が高い
- プレイ人数によってゲーム終了までのスピードが異なるため、大人数プレイ時の得点バランスが気になる
- スピード系ゲームなので、それ系が苦手な人は合わない
ザ・デッドランド
デッドランドは、橋の上から落ちないように、毎ターン手札からプラスマイナスの数字が書かれたカードをプレイして、橋の上の移動していくゲーム。橋の両サイドは徐々に落下していく。
ババ抜きの要領で毎ターン他のプレイヤーの手札を引くため、手札入れ替えが発生して、絶対落ちてしまうような数字のカードが入れ替わる点が面白い。
また、安全と思われる中央の地帯も、場合によっては橋が落ちることもあり、一喜一憂が楽しめる。
2~5人プレイが可能で、更に協力型ゲームモードも入っており、色々な人数とシチュエーションで楽しめるのが良いですね。
去年のゲームマーケットで、ウィキッド・ラビリンスを出したタクティカルゲームスさんの新作。相変わらずしっかり良い作品を作られますね。このゲームは、普通に世界で戦えそうな予感がします。
- 進化したババ抜きという感じで、シンプルで盛り上がる仕掛けになっている。
- 同じ数字を出すことでその場に待機可能なので、カードの使い道、使うタイミングが考えさせられる。
- 怪物やゾンビや海賊に襲われているつり橋、という謎のフレイバーが個人的には好き。
- シンプル故にそれなりに同じ展開になることも多そう。
- 中央の海賊に落とされるマスは、サイコロの出目次第で完全に運ゲーム
- 負け抜けなので、早々に脱落してしまうとやることがなくなる
だんじょにんぐべい
どんじょにんぐべい、は以前書いた「ゲームマーケット2022秋おすすめ記事」で紹介したときから気になっていた、1人プレイ専用のダンジョン探索型の死にゲーム。
ダンジョンの奥に眠るボスを倒せばクリアなのだが死にゲーというだけあってかなりの難易度。初回プレイでは5枚めくったくらいで死にました(笑)。
どちらかといえば運寄りのゲームですが、黙々と遊んでいけるソロ専用ボードゲームとして、大分優秀な作品だと思います。
- ソロ専用ボードゲームで、黙々とダンジョン探索を楽しめる
- 何度も挑戦しがいのある難易度
- 無限に潜ることもルール上は可能
- 値段が非常に安い
- 続編が欲しい!
- どういうカードがあるかを、あらかじめわかっていないと、クリアできないほどの難易度。
- 説明書がややわかりづらく、慣れるまでは何度も説明書と睨めっこすることに。
- 運要素がかなり強い。
マリンゴーランド
マリンゴーランド、は9個の初期タイルと資源が与えられ、資源を使ってタイルをアップグレードし、ダイスを振っていち早く9個のタイル上を5周することを目指すタイル構築ゲーム。
タイルによって新たな資源を得たり、進むマスが増えたり、1周回ったことになったりと、様々な能力が増えていく。
後半は凄い勢いでグルグル回り始めます。
それなりに面白いのですが、値段の割にやや気になる点の方が目立った感じのする作品。
- 自分だけのタイルを構築し、上手く狙いがハマった時の移動力は、かなり爽快
- 6種類の魚タイルはそれぞれ特徴が異なり、使い分けが面白い
- タイルコンポーネントの質が非常に良い
- ソロプレイが可能
- オリジナルのコンポーネントの影響と思われるが、値段が3500円と結構お高め。
- 1セットだと最大2人までしか対戦できない。4人で遊ぶためには2セット買う必要がある。4人プレイで7000円は流石に高すぎるかな。
- 同じ魚同士の組み合わせが強くなるようできているため、同じ魚ばかり手に入れてしまうし、そうしないと大した移動力が得られず爽快感が薄くなる
Lexio Plus
Lexio Plusは、大富豪のようなルールに、ポーカーと麻雀の要素を足した感じのボードゲームです。
良くある大富豪系ルールに則って手札を出し、いち早く手札をなくしたプレイヤーの勝ちなのですが、通常の大富豪の出し方に加えて、ポーカーの役で出せるというのが大きな特徴です。ストレートやフラッシュのような役が出来ていれば、それを手役として出せるというわけですね。
ちなみに麻雀要素はカードではなく牌を使っている点くらいです。
このLexio自体は以前から発売されており新作ではないのですが、今回18種類の特殊能力カードが追加されることで、戦略性が増したのがこのLexio Plusです。
ここのサークルさんは、かなり手広く広告を出しており、Lexioは知名度が抜群に高い印象があります。
- 麻雀牌を使って、大富豪+ポーカーをする、という画期的なスタイルで、ゲーム自体シンプルに面白い
- 切り札である特殊カードを使うことで、盤面が予期せぬ展開になり、戦略性が増して更に楽しめる
- コンポーネントの都合上仕方ないと思われるが、お値段がかなりお高め
- 特殊カードを入れないと、配牌時の運要素がかなり強い(数字が強い牌があればそれを1枚ずつ出していくだけで勝ててしまう、など)
- 個人的には、打ち出し以外のタイプを出せるほうが好き(1枚出しに対して2枚だしで上書きするなど)
- 特殊カードの一部が、どの種類の牌を指しているか、非常にわかりづらい
以上、ゲームマーケット2022秋の簡単なレポートでした。
あんなに楽しみにしていたゲームマーケットもあっさり終わってしまい、2022年の楽しみの1つが減ってしまって残念ですね。
ただ、欲しいものを色々GET出来て、物欲が満たせて満足な人も多いんじゃないでしょうか。欲しいものを沢山買うってそれだけで楽しいですよね(笑)。ボードゲーム好きには最高のイベントでした。
次は半年後のゲームマーケット2023春ですが、一体どんな新作が出てくるのでしょうか。楽しみですね。
また何かあればイベントの記事にしたいと思います。
▼こちらの記事もおすすめ
【2023年版】おすすめの人気ボードゲーム60選 【2023年版】おすすめのカードゲーム40選 1人でも遊べるソロプレイ向きおすすめボードゲーム41選 【2024年版】2人向きボードゲームおすすめランキング TOP42スポンサーリンク