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2025年を振り返って面白かったボードゲーム10選

どうもTEENOです。

2025年もそろそろ終わりです。あっという間の一年でしたが皆さん如何お過ごしでしょうか?

本記事では2025年を振り返って、特に面白かった印象的なボードゲームを10選紹介します。

2025年を振り返って面白かったボードゲーム10選

2025年に私が初めて遊んだボードゲームの中で、特に面白く印象的だった作品を10個紹介していきます。

ぼどろぐ未投稿の作品を中心にピックアップしていますが、今年は大分偏りました(笑)。

ボムバスターズ

プレイ人数2~5人
プレイ時間30分
対象年齢10歳以上
ジャンル協力、爆弾解除、ミッション

ボムバスターズは、各プレイヤーが爆弾処理班の一員となって爆弾解除を目指す、協力型のボードゲームです。

各プレイヤーが数字が書かれたタイルを持ち、他プレイヤーのタイルを指定してその数字を当てることが出来れば爆弾の導火線を切ることが出来ます。全プレイヤーの全導火線を切ることが目的です。

全66のシナリオが用意されており、シナリオを進めていくと新しいコンポーネントやルールが追加されていきます。

日本人デザイナー「林尚志」さんの作品で、世界で最も権威のあるボードゲームの賞2025年のドイツ年間ゲーム賞の大賞を受賞しています。これは日本人としては初の受賞となり、TVのニュース等でも取り上げられました。

ボムバスターズは、しっかり頭を使ってロジカルに楽しめる協力型ボードゲームという感じで、詰まった時のヒントになるカジュアルな仕組みも沢山用意されています。

ボードゲームの中には運要素で雑に難易度を上げている協力ゲームも多い中、本作は運要素もありつつも、しっかり考えれば有利に先に進めるのが素晴らしく、決してクリア無理ゲーとはならないのが良いですね。協力しながらクリアした時の喜びもひとしおです。

ボムバスターズの元となった原作「ボムスカット」は何度も遊んだことがあるのですが、当時から非常に面白いゲームだと、私だけではなく一緒に遊んだ方も皆太鼓判を押しているような優秀な作品でした。ドイツ年間ゲーム大賞受賞は全然驚きではなく納得感がありますね。

何人プレイでも楽しめて、非常に面白くおすすめの作品です。

キャプテンフリップ

プレイ人数2~5人
プレイ時間20分
対象年齢8歳以上
ジャンルタイル配置、海賊船

キャプテンフリップは、自分のボード上にタイルを配置していくタイル配置ゲームです。

毎ターンランダムに1枚引くタイルには得点を得るための条件が書かれており、引いたタイルに応じてボードに配置する場所を調整しながら得点を増やしていきます

このゲームの大きな特徴としては、引いたタイルを裏返しても良いという点にあります。全てのタイルは表裏別の効果が書かれており、裏返すことで別の効果になります。ただし、裏返ししたタイルは元には戻せず、狙った効果になることもあれば、完全に裏目に出て、ゲームに負けてしまうレベルのマイナス効果を得てしまうこともあります。

タイルを引いてタイルを裏返すかを決めて、その後ボードに配置するだけという非常にシンプルなルールですが、毎ターン一喜一憂が楽しめます

タイルの効果も様々で、引いたタイルを上手く使って自分だけの点数稼ぎが楽しめるというところが大きな魅力になってます。

対象年齢は8歳以上と低いですが、運要素もありつつそれなりに頭も使うので大人もしっかり楽しめると思います。プレイ時間も短くて、軽量~中量級でサクッと遊びたいとなったら、候補に挙がる良作ですね。

ハーモニーズ

プレイ人数1~4人
プレイ時間30~45分
対象年齢10歳以上
ジャンルコマ配置、箱庭、生態系作り

ハーモニーズは、自分だけの箱庭・動物の生態系を手元のボード上に作っていく、タイル配置系のボードゲームです。

毎ターン場から3個のコマを取得して自分のボードに配置しますが、5種類あるコマはその種類によって得点方法が違うパズルになっています。また、それとは別に動物カードを獲得することで、自身のボードのコマ配置と相性が良い動物が遊びに来てくれて、これも大きな得点になります。

という感じで、コマと動物カードの2種類のパズルになっています。

ハーモニーズの魅力の一つは、何といっても自分のボードに自分だけの箱庭を作れるところです。コマはカラフルで立体感があるため、上手く作った自分だけの箱庭・生態系は非常に美しく、ゲームの勝ち負けに関わらず達成感があります。

また、ゲームシステムとしてもシンプルで、わかりやすい2層式のパズルになっており、悩ましさが詰まっています。

発売後は毎日のようにプレイしていたこともあり、2025年のお気に入り作品の1つとなりました。

インポスターパーティー

プレイ人数3~8人
プレイ時間3~10分
対象年齢7歳以上
ジャンルコミュニケーション、正体隠匿

インポスターパーティーは、プレイヤーの中に1人紛れ込んだインポスターを探す、1対多の非対称型の正体隠匿系のボードゲームです。

各プレイヤーは1分の行動時間の最中に、秘密裏に与えられたミッションカードに書かれた行動(「歌う」「数字を言う」など)を取りますが、1人だけミッションが与えられていないインポスターが混じっています。

1分の行動時間の後、全員のミッションカードを混ぜた後に公開し、そのミッションカードに書かれた行動をしていなかったインポスターは果たして誰ですか?を多数決で当てられれば成功です。外したらインポスターの勝ち

インポスターは多数決で当てられたとしても、どのミッションカードを誰が持っていたか全員分当てられたら逆転勝利となります。

正体隠匿と言われると身構えてしまう人が多いかもしれませんが、所謂「人狼」ゲームのように嘘をつく必要は一切なく、インポスターになった人も適当に会話し行動していればOKなので超気楽です。私も正体隠匿系は苦手なのですが本作は超楽しめました。

行動時間が1分しかないので、積極的にインポスターでないことを仲間にアピールしていく必要があり、おもむろに椅子から立ち上がったり、昔話を始めたり、参加者全員が挙動不審になるのが実に面白いです(笑)。

2025年の秋に発売されたばかりの本作ですが、パーティゲームとして非常に愉快で面白く、かなりのポテンシャルを感じる作品だと思います。いずれ何らかの賞など取りそうな予感も。

それ位面白くおすすめの作品です。

SETI

プレイ人数1~4人
プレイ時間40~160分
対象年齢14歳以上
ジャンル拡大再生産、カード、ルール追加、宇宙開発

SETIは、宇宙開発する企業の1つとなって地球外の惑星探索していく重量級のボードゲームです。

地球から宇宙船を打ち上げ、惑星に移動させ、惑星に到達させたり、天体観測して宇宙を研究することで勝利点や資源などを獲得していきます。

ゲーム中盤で突如ランダムな宇宙人と遭遇してルールが追加になるのも特徴です。

SETIは、宇宙開発というワクワクするテーマが凄い良いですね。宇宙開発と言えばテラフォーミングマーズが有名ですが、SETIはあちらに負けず劣らずのワクワク感と面白さ

資源は常にカツカツ気味で、限られた資源を使ってどういうアクションを取るかが悩ましくできています。大量のユニークカードも特徴で、用途が5種類くらいあるため、得られたそれらのカードをどのように使うかも悩ましさのポイントです。

2025年に発売された重量級作品の中ではトップクラスに優秀な言わずもがなの話題作で、発売から半年経たずに再販がかかっています。

私も今後も定期的に遊びたい、遊んでいくであろう我が家の定番作品の1つになりました。おすすめです。

ホビージャパン SETI:地球外知的生命体探査 日本語版 (1-4人用 40分×人数 14才以上向け) ボードゲーム
ホビージャパン(HobbyJAPAN)

キャッスルコンボ

プレイ人数2~5人
プレイ時間10~25分
対象年齢10歳以上
ジャンルドラフト、カード、コンボ、セットコレクション

キャッスルコンボは、カードを3×3に配置していくドラフト系のボードゲームです。

オープンドラフトスタイルで、毎ターン場のカードを1枚獲得して自分の場に配置。これを9回繰り返して全員が3×3に配置したらゲーム終了です。

各カードはコストも効果も非常にユニークにできており、場に配置した時に発動する効果と、ゲーム終了時に発動する効果の2つが書かれており、これらの組み合わせで資源や勝利点がコンボできるようになっています。

あまり前情報がない状態でパッケージ買いしてしまったため、実はそこまで期待していなかったのですが、予想を良い意味で裏切られましたね。予想していた何倍も面白く感動しました。

ルールはわかりやすく、プレイ時間も短い割に、大量のユニークなカード効果を使ってタイトル通り「コンボ」することで、気持ちよく楽しめます。

勝ち筋も沢山ありそうで、他の色を参照して得点するカードや、配置場所で得点するカードもあれば、お金で得点するカードや特殊資源である鍵で得点するカードなど、一期一会のカードを使った得点化が楽しいです。

肝心な勝利点も、カードが3×3揃ってみないとわからないこともあり、最後まで勝ち負け競って楽しめます。

日本では思ったより話題になっていないかもしれませんが、海外ではSDJの推奨作など複数の賞を取っており、納得の面白さというところです。遊んだことない方は一度遊んでみてほしいですね。個人的に2025年の良い掘り出し物の1つでした。拡張が発売されたら買うと思います。

マインドバグ

プレイ人数2人 or 4人
プレイ時間15~25分
対象年齢8歳以上
ジャンルクリーチャーバトル、TCG、カード

マインドバグは、モンスター同士を戦わせて相手のライフを0にすることを目指す、TCG風のボードゲームです。

全カードを混ぜたのちに、各プレイヤーランダムに配られた10枚のカードをデッキとして、モンスターを場に出すか攻撃するか、毎ターンどちらかを選択して対戦していきます。

2回まで使用可能な「マインドバグ」という特殊カードが特徴で、相手が出したカードをそのまま自分が出したかのように奪うことが出来ます。

あの世界的TCGゲームであるマジックザギャザリングのデザイナー「リチャードガーフィールド」さんの作品です。

モンスター同士の戦いでは攻撃力の高い方が勝つというシンプルルールなのですが、基本的に攻撃力が高いモンスターは脳筋系になっており、一方で攻撃力が低いモンスターはヘンテコな能力を持つ搦め手系になっています。どんなモンスターでも使い道があり、輝く瞬間があるのが良いですね。

切り札の「マインドバグ」も非常に強力で、ここぞというタイミングでここぞというモンスターを奪取すると、簡単に戦況がひっくり返ります。

本作は2人用ゲームですが、実は2対2の4人プレイも可能で、この4人対戦もかなり面白いので個人的には大好きでお勧めです(公式ルールが掲載されています)。4人プレイ可能というだけで、本作を遊ぶ機会がかなり増えると思います。

ユニークな能力を持ったモンスターを使った殴り合い。TCG好きには間違いなく刺さるゲームだと思います。拡張が欲しいと思いましたが、抜け目なく今後もガンガン拡張が出てカードが増えそうな雰囲気です(笑)。

キングオブトーキョーシリーズとコラボした「マインドバグ×キングオブトーキョー」も独立拡張第一弾として発売されます。私はゲムマ先行販売で入手しましたが、キングオブトーキョーのシステムを積んだ新カードが沢山登場して、独立拡張として普通に面白いです。

値段も思ったより高くは無いですし、今後も楽しみなゲームの1つです。

フリップ7

プレイ人数3~18人
プレイ時間20分
対象年齢8歳以上
ジャンル運、バースト、カード

フリップ7は、カードを獲得するか獲得せずに降りるかを選択するだけの、運要素の強いバースト系ゲームです。

カードには1~12まで数字が書かれており、その数字はそのまま自分の得点となるのですが、山札には数字の数だけ同じ数字が入っており(12なら12枚)、同じ数字を獲得してしまうとバーストで、そのラウンドは0点になってしまいます。

見事7種類の数字を手元にGETすると「フリップ7」という役となりボーナス点が得られます。

全プレイヤーの得点が確定して1ラウンド終了。複数ラウンド行い、いち早く目標点数に到達することを目指します。

カードを獲得するか否かと、超シンプルなゲームですが、かなり楽しめて非常に盛り上がる優秀な作品です。入手後に何度も遊んでいますが大体どんな場でも盛り上がっていますし、周りの評価も高いです。凄い。

こういうギャンブル系のゲームは、コツコツ稼いだ方が上手くいくことも多いのですが、ついつい夢を見てカードを引いてしまうのですよね(笑)。特殊カードも複数入っていて、出るたびに場を盛り上げてくれます。

運要素やギャンブル感が楽しめつつも、ある程度勝ちやすくなるような立ち回りも無くはないのが良いですね。

また、プレイ人数が多くても簡単に楽しめるのが優秀過ぎます。3人でも6人でも10人でも、問題なく楽しめると思います(人数が増えすぎる場合は2セット必要)。人数多い方が楽しいので、大人数のお手軽ゲームを探しているなら要チェックの良作です。

マンション・オブ・マッドネス:第2版

プレイ人数1~5人
プレイ時間120~180分
対象年齢14歳以上
ジャンル協力、ダイス、シナリオ、パズル、クトルゥフ

マンションオブマッドネスは、クトゥルフシリーズでマンションを舞台にした協力型のボードゲームです。元々ゲームマスターが1人必要なシナリオ型のゲームでしたが、第2版となってシナリオの進行はゲームアプリによって進められるようになりました。

ユニークな能力を持ったキャラクターを操り、様々なアイテムを獲得して、屋敷に秘められた謎を解きつつ、強力なモンスターを撃退しつつ、協力しながらシナリオのミッション完了を目指します

クトゥルフシリーズの例に漏れずクリア難易度は高め。

私はクトゥルフシリーズは色々な作品を遊んでいて大体好きなのですが、マンションオブマッドネス:第2版は何気に初プレイ。

専用アプリを使うため、探索して謎解きしたり、パズルを解いたりする要素が、他のクトゥルフシリーズに比べると大分充実しています。

相変わらずの要素モリモリなアメリカンなゲームで、アイテムやユニークキャラクターの数はそれだけで本作の魅力になっています。

緊張感のある濃厚なクトゥルフの世界で、一日中遊んでいたい位おすすめの作品です。

ヴォイドフォール

プレイ人数1~4人
プレイ時間90~240分
対象年齢15歳以上
ジャンル4X(探索・拡大・搾取・殲滅)、対戦・協力・ソロ、シナリオ、宇宙

ヴォイドフォールは、ヴォイドボーンという敵対勢力との宇宙戦争をテーマにした4X(探索・拡大・搾取・殲滅)系の超重量級のボードゲームです。

自拠点の開発して生産力を高め、得られた資源から軍事力を高め、技術力を研究し、他のセクターに攻め込んで領土を拡大していきます

非常に要素が多いため、プレイ時間はプレイ人数×2時間くらいかかる、まさに超重量級作品です。

対戦・協力・ソロプレイと遊び方が複数用意されているのも特徴です。

今年最も遊んだボードゲームの1つがこの「ヴォイドフォール」です。重すぎるゲームではありますが、この作品は流石にランキングに入れざるを得ない(笑)。

4X系のボードゲームは一般的には対戦モノが多いですが、本作はBGGのソロプレイランキングでも上位に入るくらいソロプレイモードが優秀で、また協力プレイルールも非常に良くできています。

4X系のゲームながら戦闘にはダイスは使わないなどランダム要素はあまりなく、常にカツカツな状態なので、短期・中期・長期的な目線で高得点になる戦略を考えて、毎ターンのアクションを打っていく必要があります。先を読んで相当頭を使うので、まさにユーロゲームテイストなビッグゲームという感じです。

唯一の欠点はプレイ時間が非常に長いという点ですが、非常に濃厚で達成感のあるゲームを堪能できると思います。

ルールを覚えたり準備にも時間がかかるなど、プレイするには覚悟は必要です(笑)。ただ、ガッツリ場所と時間取ってでも濃厚なゲームを遊びたいのであれば間違いなくおすすめです。


以上、2025年を振り返って、特に印象的で何度も楽しめた、おすすめボードゲーム10選でした。

今年も1年様々なボードゲームに出会い、遊ぶことが出来ました。本記事では敢えて10選に絞って紹介しましたが、何度もリプレイしたくなるような楽しいボードゲームは他にも数多くあります。

今年の10選の特徴は何と言ってもエンゲームズさんですね。SDJ受賞の「ボムバスターズ」や超重量級作品「ヴォイドフォール」など、かなり気合の入った優秀な新作をバンバン発売されており、かなり私の嗜好にあった作品ばかりでした。

2026年は一体どんなボードゲームが出てくるのか、今から楽しみですね。

それでは。

# 一部画像はBGGから引用。

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