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Wolf Street:ウォルフ街の投資家たちのボードゲーム紹介とレビュー

どうもTEENOです。

今回はBroadway Toys Limitedさんから発売のボードゲーム「Wolf Street」を紹介します。

ウォールストリートならぬウォルフストリート。株式売買をテーマにした投資コミュニケーションゲームです。

Wolf Street 基本情報

デザインBritton Roney
プレイ時間40分
プレイ人数3~11人
対象年齢15歳以上
版元Broadway Toys Limited
発売日2026年5月23日(土), 24日(日)
ブース情報 ゲームマーケット2026春:ブース エリア:56
希望小売価格4000円
ジャンル投資、リアルタイム、交渉、ダイス、セットコレクション、非対称、オークション
関連サイト>>Wolf Street 公式紹介ページ
>>Wolf Street BGG紹介ページ
>>Wolf Street ゲムマ事前予約ページ

ウルフ・ストリートは、にぎやかな都市アニマルトピアの金融の中心地です。

この通りの中央には街最大の証券取引所があり、あらゆる種類の動物たちが大きなビジネスプラインを携えて集まっています。

Wolf Street ルール概要

Wolf Streetのルール概要を紹介します。

ゲームの目的

プレイヤーは「投資家」もしくは「会社経営者(マネージャ)」のどちらかとなって、最も多くのお金を稼ぐこと

プレイヤーは半分が「投資家」、半分は「マネージャ」としてプレイします。

投資家プレイヤーは投資家の中で1位、マネージャプレイヤーはマネージャの中で1位、を目指すことになります。

マネージャのお金の稼ぎ方

マネージャは会社カードの権利(株を投資家に販売することでお金を増やします

各マネージャは、この会社カードをランダムに3枚持った状態でゲームスタートです。

投資家のお金の稼ぎ方

投資家は会社カードによる株価の売買益でお金を増やします

自分の色の投資家トークンを10個持った状態でゲームを開始します。

会社カードの上に投資家トークンを置くことで、会社の株を買って投資をしていきます。

株価の変動

会社の株価は毎ラウンド変更します。

会社は赤・青・黄・緑の4種類存在してそれぞれが株価が異なります。

初期値は4社とも30ですが、ゲームの中で増減していきます。

ラウンドが終わる前に誰か代表でサイコロを4つ振って各社の株価を変動させます。

赤+7、青+1、緑+1、黄ー1という値になりました。その結果。。。

このように一気に株価が変動します。

この変動による売却益を得るために、投資家は投資を行っていきます

ゲームの流れ

2分間のリアルタイムの交渉

各ラウンドが始まると2分間のリアルタイムな交渉フェイズに入ります。

2分測るのはスマホなりが必要となります。

会社カード(株)の購入

投資家プレイヤーとマネージャプレイヤーは自由に交渉して、マネージャプレイヤーの持つ会社(株)の権利を購入します。

例えば、「緑の会社の権利を10で売ってくれ」、と交渉してOKとなれば、自分の投資家トークンをその会社カードの上に配置して「10」と記入します。

ここに書いた数字はそのラウンドの最後に、投資家プレイヤーからマネージャプレイヤーに支払うお金になります。

更なる交渉

2分間の交渉タイム中であれば、他の投資家プレイヤーがより大きい金額を提示した場合に、マネージャは以前の契約を破棄してそちらに乗せ換えることも出来ます。

例えば、青プレイヤーが10で契約していたものを、緑プレイヤーが20出すと言ってきたので、そちらに権利を移動しました。

もちろん、青プレイヤーが再度交渉して「25出す!」とやってもいいわけです。

契約の破棄

投資家プレイヤーは、2分間の交渉タイム中であれば、いつでも契約を破棄することが出来ます。

20出すつもりだったが、やっぱり他のマネージャの方が安く売ってくれるので、こっちを止めてそちらで10で購入します。みたいなことが出来るわけです。

どの投資家プレイヤーのトークンも乗っていない会社カードは、マネージャプレイヤーに何の利益も生み出さず、後述の維持コストだけが必要になってしまいます。

中々非情です(笑)。

契約の確定

投資家プレイヤーはとマネージャプレイヤーのお互いの合意があれば、契約をLocked(トークンを裏返す)として変更できないように確定させることが出来ます。

これはお互いにメリットがあり、投資家プレイヤーとしては他のプレイヤーに権利が奪われることを防げますし、マネージャプレイヤーとしては契約破棄されてしまうことが防げます。

また、Lockedにするための条件、例えばLockedにするなら10金上乗せしてくれ、みたいなものも交渉材料にできるわけですね。

株価の精算

2分間の交渉終了後に、ダイスを振って株価を変動させます。

暴落するのか暴騰するのかあまり変わらないのか。それは全てダイス次第になっています。

株価が確定されたら、株を購入したプレイヤーは書かれている金額を獲得、もしくは失います(サプライから受け取ります

赤は80、黄色は-10、緑は20、青は30。それぞれ貰うことが出来ます。

上の画像だと、茶色プレイヤーは青1を持っていて30、青プレイヤーは赤1・緑1を持っていて80+20=100もらえます。

損益2倍の会社カード

「2x」と書かれている会社カードが何枚か入っています。

これらは株価の損益が2倍されるカードです。20の儲けなら40もらえますし、-10の損失なら-20払う必要があります。

高得点のチャンスでもあるので、当然高めの値段で取引されます。

マネージャへの支払い

投資家プレイヤーは購入した株に関して、光正寺の価格分だけマネージャに支払いをします。

茶色プレイヤーは20。青プレイヤーは60。それぞれその会社カードの持ち主に支払います。

幾ら株で大儲けできたとしても、購入金額が高すぎると、自分の手元に残る金額が少なくなってしまいます。

この投資家プレイヤーからの支払いが、マネージャプレイヤーの収入源となります。

経費の支払い

マネージャプレイヤーは、持っている会社カード1枚に付き10を銀行に支払います

会社には維持費がかかるわけですね。

マネージャプレイヤーは何も交渉せずに売れなければ毎ターンドンドンお金が無くなっていきます。そのため、最低維持費もしくは維持費以上のお金を投資家プレイヤーから集める必要があります。

会社カードのオークション

プレイ人数に応じて毎ラウンド一定数の会社カードが増えていきます。

これはマネージャプレイヤーのオークションにより獲得されます。

秘密裏に入札額を記入してオープン。最も大きな値を書いたプレイヤーがその会社カードを獲得します。

0での入札は入札放棄のため、全プレイヤーが0の場合はその会社カードは破棄されます。

会社カードは多い方が当然収入源とできるので良いのですが、果たしていくらで入札するべきかはかなり難しく、今の株価や残りのラウンド数などを参考に、慎重に決める必要があります。

次ラウンドへの準備

使用された全トークンはプレイヤーの手元に戻ってきます。

会社カードはそれを持っているマネージャがそのまま保持します。

再度2分間の交渉タイムを始めて次のラウンドとなります。

破産

お金の支払いのあるゲームですが、当然予定していたお金が支払えないケースも出てきます。

払うべきお金が払えない場合は「破産」扱いとなり、破産処理を行います

ゲームは続行できますが、勝利条件から若干遠ざかるペナルティを受けることになります。

ただし、完全に勝利できなくなるというわけではないので、最後まで諦めずにゲームを続けましょう。

ゲームの終了条件と勝利条件

ゲームの終了条件は全5ラウンドを終えることです。

最も多くのお金を持っていた「投資家」「マネージャ」プレイヤー2名の勝利となります。

ゲーム終了時、マネージャプレイヤーは、赤・青・黄・緑の会社カード4種類のセット毎に40金が得られます。

ここだけセットコレクション要素が入っています。

お疲れ様でした。

Wolf Street レビュー

Wolf Streetのレビューになります。

投資と交渉とギャンブルの融合した魅力のゲーム

Wolf Street これはかなり面白いですね。

ルールはシンプルながら「投資」「交渉」「ギャンブル」などの要素が上手く融合した魅力的なボードゲームです。

価格交渉のためのプレイヤー間のコミュニケーションをベースに、ダイスを振って価格が変動する不確実性が肝です。

非対称な立ち回りを求められる2つの役割のプレイヤー間で、交渉は限られた時間でリアルタイムに進み、プレイ中はおのずと白熱して大いに盛り上がります。

価格交渉とコミュニケーション

このゲームの最大のポイントは、プレイヤー同士の購入株価の価格交渉にあります。

値段を高くつけるか、あえて低く設定するか。設定した価格が損益、つまり勝利点に直結するので非常に重要な要素です。

価格交渉をLocked=確定させて、以降変更できないようにするのも両役割に置いて重要な交渉要素になっていて、これらの交渉術が勝敗を大きく左右します。

基本的にマネージャ側は、自分が持っている会社カードを全て使ってもらった方が確実にプラスになります。維持コスト同等の10金でも・・・最悪最低の1金でも0金よりはマシで買ってもらいたいので、おのずと交渉が活発になります。

現在価格の安い会社カードなどは、時間切れ寸前でバーゲンセールのように5金とかで売りに出されることも良くあります(笑)。

投資家側は中々難しく運要素が絡んできます。株価の変動はサイコロ次第であり運要素もあるのですが、サイコロの出目は会社によって違うのでリスクを取るのか確実性を取るのかはプレイヤー次第。今の株の価格は幾らか、そしてマネージャプレイヤーの事情(少しでも多くのお金を欲しいのか、余力があるのか、など)を踏まえての交渉が必要になります。

この価格交渉を、わずか2分という時間の中でやり取りしていく必要があり、活発なコミュニケーションと瞬発力が求められます。

一応この2分は、ゲームで好きに5分や1分など調整してよいですが、メリハリあるコミュニケーションということでルール通り2分位がおすすめです。長すぎるのはダラダラしたプレイに繋がるのであまりお勧めしません。

また、どれだけ有利に交渉を進めても、最終的に自分が買った会社の株が上がるか下がるかは、すべてサイコロの出目次第です。

一気に暴落して大損することもあれば、大暴騰して大儲けすることもあります。「この不確実性にどこまで投資するべきか」というギャンブル要素が、ゲームを最高に盛り上げてくれます。

「投資家」と「マネージャ」という非対称性

このゲームは、選んだサイド(役割)によって全く異なるゲーム体験(プレイ感)が味わえるのが特徴です。勝利条件もそれぞれのサイド内で1位を決めるシステムになっています。

非対称で競うゲームはあれど、それぞれゲームでは絡むが、勝敗は別サイドとして競い合う。これ結構珍しいシステムだと思いますね。

マネージャプレイヤーは、投資家プレイヤーといかに交渉し、自分の会社カードを高く買ってもらうかの戦いになります。会社カードは毎ラウンド維持費がかかり、また、仕入れるためのオークションによるコストも発生するので、何もしないとお金はドンドン減るばかりです。

いかに安く仕入れて、いかに投資家に高く買ってもらうか、という経営手腕と交渉力が求められます。

投資家は、マネージャプレイヤーの持つ株をいかに安く買い、サイコロの出目による株価の高リターンを狙うかという、リスク管理に近いプレイが求められます。

ゲームには「×2カード」や、ボラティリティ(価格変動)の激しい赤企業も存在するので、コツコツと利益を上げて堅実に勝つルートだけでなく、一発逆転の大儲け(または大損)を狙うスリリングなプレイも可能です。

これら2つのサイドがそれぞれ競争しながら、それぞれ協力体制を組んでやっていくといった、プレイヤー間の関わりがかなり不思議なプレイ感のゲームです。

どちらのサイドでプレイするか、役割を変えることで異なるゲームの顔が見えてくる、中々奥が深いゲームですね。

私個人的には、リスクを取ってもうけを出すギャンブル要素があるゲーム好きなので、投資家サイドでのプレイが好きですが、一方で、より運要素が少なく、より交渉が重要なマネージャサイドもしっかり面白く、好みはわかれるところかと思います。

プレイ人数は11人まで可能

間口の広いゲームで、何と最大11人まで同時にプレイが可能です。

パーティ系の軽量級ゲームではなく、それなりにしっかりとした中量級作品で11人まで遊べるのは珍しいと思います。

11人同時で交渉をやるとかなりカオスになりそうですね(笑)。一度体験してみたいところです。

プレイする上ではガチ度が大事

本作は、交渉が勝敗に直結するゲームです。そのため、ゲームのバランスはプレイヤーの交渉スタンスにも依存します。

例えば、特定のプレイヤーにだけ肩入れして自分の勝ちを度外視して、不当に安い・高い取引をするプレイヤーが1人でもいると、それだけでゲームバランスが悪くなってしまいます。

これはこのゲームだからというわけではなく、交渉ゲーム全般に言える宿命で、例えば「カタン」の交渉で特定の相手に資源をタダであげまくるプレイヤーがいると、簡単にゲームが崩壊するのと同じです(経験談)。トップを止めるためといいながらタダで資源をあげまくっていたプレイヤーは当然出遅れるわけで結局勝てないですし、得をするのはタダで資源を貰ったプレイヤーだけ。やられた他プレイヤーだけ相対的に損するようなこともまぁ起こりえます。

そんな感じで、交渉がゲーム要素になっているゲームのバランスは、ある程度プレイヤー依存のところがあるので、注意が必要です。

全員が勝利を目指して真剣に交渉に臨むことで、最高のゲームバランスが生まれます。普通にプレイする分には問題ないですが、一応は注意しておいた方が良いかもしれません。

Wolf Street コンポーネント

  • マーケットボード1個、インジケータトークン4個、サイコロ4個、投資家トークン60個、会社カード39枚、紙幣200枚、オークションボード5個、ダブル会社カード7枚、マーカー5個、ルールブック2冊

Wolf Street 紹介のあとがき

Broadway Toys Limitedさんから発売の「Wolf Street」のゲーム紹介でした。

非対称性のあるコミュニケーション投資ゲームで、交渉がゲームの肝となっています。人と密に会話するボードゲームが好きな人ならドンピシャリ。かなり夢中になって遊べるボードゲームになっていました。

気になる方はゲームマーケット2026春で是非チェックしてみてください。

デザインBritton Roney
プレイ時間40分
プレイ人数3~11人
対象年齢15歳以上
版元Broadway Toys Limited
発売日2026年5月23日(土), 24日(日)
ブース情報 ゲームマーケット2026春:ブース エリア:56
希望小売価格4000円
ジャンル投資、リアルタイム、交渉、ダイス、セットコレクション、非対称、オークション
関連サイト>>Wolf Street 公式紹介ページ
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