中々衝撃的なニュースが舞い込んできましたね。
かなり多くのニュース記事で扱われているためご存じの方も多いと思いますが、あの超有名ボードゲーム「カタン」のデザイナーである「クラウス・トイバー」さんが亡くなられたそうです。
普段ボードゲームを扱っていないニュースサイトでも扱われているところを考えても、かなりインパクトの強いニュースだっとといえるでしょう。
ニュース記事としては少し遅い情報ですが、カタンは私のボードゲーム人生に多大な影響を与えてくれた作品なので、記事にしたいと思います。
【ニュース】カタンのデザイナー「クラウス・トイバー」さん死去
カタンを生み出したデザイナー、クラウス・トイバーが70歳で亡くなりました。
Catan Studios からのプレス リリースでは、トイバー が「深刻な病気」で2023年 4 月 1 日に亡くなったことを発表しました。トイバーは、今年後半にリリースされるカタンの新しい拡張とバージョンを作成しており、このニュースは衝撃的です。
トイバーの死を受けて、Catan Studiosは、カタンの作成であるトイバーを「ボードゲーム業界の伝説的な人物」と呼ぶ声明を発表しました。カタンは、今後何世代にもわたって、ボードゲームにインスピレーションを与え続けるでしょう。
トイバーは、1988 年のバルバロッサなど、あまり知られていないボードゲームをいくつかデザインした後、1995 年に カタン (当時は「カタンの開拓者」というタイトル) をデザインしました。 1995 年に切望された Spiel des Jahres 賞 (ボードゲーム業界で最も名誉ある賞) を受賞し、カタンは発売以来 50 を超える拡張版、スピンオフ版、改訂版が出版さており、シリーズは今日まで続いています。
引用:Dice Breaker
カタンのデザイナー「クラウストイバー」さんは、2023年4月1日に亡くなられたそうで、まだ70歳だったとのこと。年齢的には老人ですが、今のご時世だと70歳はまだまだ若いと感じてしまいます。
エイプリルフールと同日なのでネタかなと勘違いした人もいたようですが事実です。
コロナの影響はわかりませんが、病気ということなので昔から体調は良く無かったのでしょうか。故人のご冥福をお祈りします。
1995年にカタン発売なので、当人が42歳くらいの時の作品でしょうか。中年位の時期にここまでの大ヒット作品を作り出したということですね。ヒット作を生み出してボードゲームデザイナーとして専任するまでは、普通に歯科技工士などを職業としていたようです。
ボードゲームは比較的新しい産業なのと比較的ニッチな産業なのもあり、デザイナーは比較的若手が多く、ボードゲームデザイナーが亡くなるというニュースは中々聞きませんよね。そんなボードゲームデザイナーの中でも巨匠に近い1人が亡くなったということになります。
クラウストイバーさんの代表作はこの「カタン」ですが、カタン以外のボードゲームに関しては、「バルバロッサ」などドイツ年間ゲーム賞を受賞する作品を幾つか世に出しています。
ただ、近年はそこまでメジャーな作品は出しておらず、今のなおカタン一筋で製作を展開していたようですね。亡くなられる前までも新しいカタンの作品を検討していたとのことです。
カタンでポケモンGO的な作品も一時期作ろうとされていたというニュースがあったように覚えています。
カタンとは?
カタンは、カタンという未知の島の開拓をテーマにしたボードゲームです。
1995年のドイツ年間ゲーム大賞を受賞しており、運・知力・交渉力などが必要なバランスの取れたゲームで、現代のボードゲームらしいボードゲームの先駆けとなった作品です。
かくいう私も、人生で初めて遊んだドイツのボードゲームがこの「カタン」です。「人生ゲーム」のような運重視なゲームではなく、運だけではなく実力もバランスよく必要なゲームになっていて、遊んだ当時はかなり衝撃を受けた記憶があります。
購入した当時の週末は仲間と何時間もカタンに没頭していました。
拡張キットを購入して導入すると、例えば、6人まで遊べるようになったり、新しい海の要素が追加されて新しい島が出来たり、蛮族が襲ってくる重量級ゲームになったり。この拡張セットという要素も、当時の私としてはものすごく新鮮で衝撃的でした。
私が遊んだ当時は、モンスターハンターなどのTVゲームを手掛けているあのカプコンがこの面白さに目を付け日本語版を発売していたくらいです(カプコン製カタンは、オリジナル版と違う点も多く、残念ながらあまり売り上げは良くなかったようですが。。。)。
そんなカタンは世界中でメガヒットのロングセラーゲームとなっており、今でも根強い人気を誇っています。今なお色褪せない面白さは流石といったところですね。
カタンの日本語版や各種拡張は、GPさんから発売されています。
ここ数日は氏を偲んで「カタン」のプレイ回数が増えるのかもしれませんね。
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