今回はホビージャパンさんより2021年10月に発売が予定されているボードゲーム『ボタニク』のゲーム内容を紹介していきます。
非常に怪しい特徴的なデザインですね。そして中身もしっかり怪しい感じになっています(笑)
『ボタニク』は2人専用ボードゲームです。ホビージャパンさんより2人専用ボードゲームが続きますね。
ということで今回は2人専用ボードゲーム『ボタニク』を紹介していきます。
基本情報
デザイン | System: SÉBASTIEN PAUCHON GRÉGOIRE LARGEY FRANK CRITTIN Art: FRANCK DION |
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プレイ時間 | 約30分 |
プレイ人数 | 2人 |
対象年齢 | 10歳以上 |
版元 | Space Cowboys |
販売 | ホビージャパン |
発売日 | 2021年10月 |
希望 小売価格 | 3,300円(税込) |
ボードゲーム概要
2人の最高のメカ植物学者のための洗練されたゲーム!
研究所の慣れ親しんだ静けさの中で、天才研究者のベアトリクス・ベリーは、あらゆる類の食料を機械的に生成することを可能にする技術を発見したところです。亜熱帯植物、恒星ジャガイモ、オリオン・マンダリン――この新たな技術は、錆と有毒ガスに汚染された惑星フォーハームの人々を救う道を開きました。
この脅威にさらされている惑星の支援は急を要しているため、この科学者は常に困難に直面することになる彼女の新たな計画を進展させるという任務に、最高のメカ植物学者で構成された2つのチームを割り当てました。各チームはこの任務に没頭しており、ベアトリクスの研究所は最も効率のいい装置を製造するための熾烈な競争の戦場となっています。
あなたはこの2チームのうち1つを率いるために昇進しました。さあ、直ちにこの難題に対処しなければなりません!
引用:ホビージャパン公式HP
ボタニクはタイル配置型の2人専用ボードゲームですが、タイル獲得の方法が非常に特徴的になっています。
タイル獲得後の配置はカルカソンヌのようなシステムのためシンプルですが、思ったように獲得するのは難しいかもしれません。
絵柄も非常に特徴的で奇妙な感じになっていますが、中身のシステムも特徴的で奇妙になっています。
ルール概要
ボタニクのルールを説明していきます。
文字で説明するのは中々難しいゲームですね。
ゲームの流れ
1ラウンドは大きく分けて2つのフェイズで構成されています。
- タイル獲得フェイズ
- タイル配置フェイズ
中々特徴的な方法でタイルを獲得し、それを配置して行くことになります。
タイル獲得フェイズ
各ラウンドの開始時、スタートプレヤーは、山からタイルを3つめくります。上の画像でいうと、右側の3枚のタイルがそれ。
3つのタイルの内1枚をスタートプレイヤーが選び、自分の5マスの陣地の何れかに配置します。自分側の空いている5マスの何れかに配置します。
同様に残った2枚の内1枚を相手プレイヤーが選び、自分の5マスの陣地の何れかに配置します。相手側の空いている5マスの何れかに配置されます。
これらタイルの配置制限として、中央のタイルと同じ「色」か「形」の場所にしか配置できません。
余った1枚をスタートプレイヤーが、中央のタイルの上に配置します。中央に5つ置かれたタイルの上に上書きする形で配置します。
ここに、このゲームの非常に特徴的なタイル獲得システムがあります。
中央にタイルが配置された後、中央のタイルに「色」もしくは「形」が不一致な、隣接タイルは「解放」され獲得できます。つまり、次のタイル配置フェイズで配置することが出来ます。
例えば、上の図のような形で中央にタイルが配置された場合、「色」も「形」も違うため「自分のタイル」も「相手プレイヤーのタイル」も共に解放され、それぞれのプレイヤーがそれぞれのタイルを獲得してタイル配置フェイズで配置することができます。
このように、タイルの獲得にワンクッション挟まっているのがこのゲームの特徴です。
タイル配置フェイズ
先ほどのフェイズで獲得したタイルを自分の機械に接続することが出来ます。
ここのルールは非常に簡単で、いわゆるカルカソンヌするだけです(笑)。
各プレイヤーはスタートタイルを1枚持っているので、それに接するようにタイル配置します。導管が描かれているのでそれが繋がるように配置しなければなりません。
▼奇妙なデザインのスタートタイル
▼こんな感じで獲得したタイルを繋げていきます。
これが終わったら、スタートプレイヤーを交代して、タイル選択フェイズから始めます。
このように、タイル獲得フェイズで獲得したタイルを、タイル配置フェイズで配置して行き、自分の機械を拡張していくことになります。
ゲーム終了
タイル選択フェイズでタイルが全て無くなったらゲーム終了です。
得点計算
得点計算は以下の通り。
- スタートタイルに接続されていないタイルは0点
- 同じ色のタイル3つが接続しているタイルは、タイル1枚1点
- 花模様が描かれているタイルは、花模様1つにつき1点。
つまり同じ色のタイルはなるべく集めたいし、花のマークの付いたタイルもなるべく集めたいわけですね。
これらを合計して最も得点の高いプレイヤーの勝ち。
所感
かなり奇妙なデザインとゲームシステムの2人専用ボードゲームが登場です。
タイル配置システムがベースなのですが、その肝心なタイル獲得は単純ではなく、一度「登記簿」ボードを経由してから獲得されることになります。ここのワンステップズレて獲得されるシステムはかなり変わった印象を受けます。
タイル配置自体はカルカソンヌとほぼ同様で、導管が繋がるように配置しなければならない以外は大した配置制約はありません。ただ、得点のためには同じ色のタイルを隣接配置する必要があるのですが、先ほどのタイル獲得のズレによって思うように配置できないケースも多そうですし、お互いのプレイヤーがそれを意識し合って、獲得するタイルを妨害し合うなんていう展開もあるかもしれません。
ルール自体はシンプルなので、これまた気軽に楽しめる2人用ボードゲームになっていると思います。
ただ、正直このデザインの見た目は好き嫌い分かれそうな気がします(笑)
イラストレイターさんは「フランク・ダイオン」
あれ・・・どこかで聞いたことがある名前だぞ、と思ったのですがこの人『ディクシット:デイドリーム』のイラストレイターさんですね。フランスの有名デザイナー。
ディクシットシリーズの拡張の中でも、群を抜いて奇妙なデザインのイラストで、デザインの奇抜さはなるほど納得です(笑)。
万人受けするイラストだとはちょっと言い難いと思いますが、独特の世界観に惹きつけられる特徴的なデザインになっていると思います。
内容物
- メカポーン1個
- 登記簿1枚
- タイル67枚
- ルールブック1冊
あとがき
ボタニクの紹介でした。
中々面白いシステムのゲームがドンドン出てきますね。このボタニクは既に海外ではかなりの高評価の作品で、日本でも2人用ボードゲームとしてかなり人気が出そうです。
ホビージャパンさんから立て続けに2人用ボードゲームが出てきているのは嬉しいですね。2人プレイが多い人は要チェック案件です。コロナ禍で2人用の需要も高くなっているのもあると思います。
他に2人用ボードゲームを探している方は、是非おすすめランキングからチェックしてみてください。軽量級から重量級まで、おすすめなボードゲームのランキングを紹介しています。
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