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Burst Of Mana:2人専用の対戦型ボードゲームの紹介とレビュー

どうも。TEENOです。

今回は、2人専用のタイル配置の対戦型ボードゲーム「バーストオブマナ(burst of mana)」の紹介とレビューになります。

2人専用ボードゲームは数多くありますが、本作はシンプルながらもかなり奥深く楽しめるアブストラクト系のボードゲームになっています。

「バーストオブマナ」はゲームマーケット2024年秋で発売予定です。

>> ゲームマーケット2024秋 新作ボードゲーム紹介

Burst of Mana(バーストオブマナ) 基本情報

デザインRuko
プレイ時間15分
プレイ人数2人
対象年齢10歳~
版元Burst of Mana
販売Burst of Mana
発売日2024年11月17日(日) ゲームマーケット2024秋:A05
希望小売価格2500円(税込み)
関連サイト>> ゲームマーケット内紹介ページ
>>「バーストオブマナ」Youtube紹介動画
>> ゲームマーケット事前予約ページ

Burst of Mana(バーストオブマナ) ボードゲーム概要

時に暴走し、時に食らう。

完璧なる頭脳戦アブストラクトゲーム

このゲームは、変異し増殖したマナを扱いながら、相手のマナ噴出孔を塞ぐゲームです。

変則的に可変するフィールド、バーストモードによる多彩な動き、シンプルながら複雑なマナの世界をお楽しみください。

引用:Burst of Manaゲームマーケット公式紹介ページ

Burst of Mana(バーストオブマナ) ルール概要

バーストオブマナのルール説明です。

ゲームの目的

  • 相手の「マナ噴出孔タイル」の上下左右4辺を別のタイルで塞ぐ
  • 相手の「マナ噴出孔タイル」を喰らう

1:1のアブストラクトゲームで、タイルを配置していき、相手のマナ噴出孔タイル(将棋の王将のようなもの)を塞ぐか倒すのが目的です。

最初は相手と自分の「マナ噴出孔タイル」のみが盤面に存在する状態からゲームスタートです。

場に出していない他のすべてのタイルは、自分の手元に置いておきます。

ターンの選択肢

各プレイヤー交互に、4つのアクションから1つ選択して実行していきます。

  • 「マナタイル」を1枚場に出す
  • 「マナタイル」を1枚移動させる
  • 「マナタイル」を1枚バーストさせる(裏返す)
  • 「マナタイル」を1枚回収する

アクション1:マナタイルを場に出す

「マナタイル」を場に出すアクションです

最初は、「マナ噴出孔」しか場に無いので、このアクションを選択することになるでしょう。

こんな感じでお互いにタイルを出していくことになると思います。

マナタイルを場に出す際の制約

  • 「相手のマナ噴出孔」の真横に配置してはならない
  • 「自分のマナタイルの上下左右斜め」何れかに隣接しているように配置しなければならない

いきなり相手の王将タイルを塞ぐような置き方はNGということですね。

アクション2:マナタイルを移動させる

配置したマナタイルは移動させることが出来ます

移動可能な「方向」と「場所」などはマナタイルごとに異なります。

マナタイルを移動させる際の制約

  • 「他のマナタイルの上下左右斜め」何れかに隣接しているように移動しなければならない。

1つのタイルを完全に独立させて配置することはNGというわけですね。

アクション3:マナタイルをバーストさせる(裏返す)

配置したマナタイルは「バースト(強化)」することが可能です。配置したタイルを裏返します。

バーストさせることで、タイルの能力が進化するため使い勝手が良くなり、戦略の幅が広がります。

このゲームの大きな特徴で魅力の1つです。

例えば、紫のマナを裏返してバーストさせたときの能力は「押し出し」です。タイルの移動時に他のタイルを押し出すことが出来るようになります。

▼こんな密集状態の場合でも

▼バーストした紫タイルは、他のタイルを押し出すことができます(相手の噴出孔を押し出して奥に追い込んだ)

バーストには1手番使いますが、その能力はタイルによって異なるため、バースト時の能力を踏まえた戦略を練るのが非常に奥深く、面白くなっています。

アクション4:マナタイルを回収する

配置したタイルは回収して手元に戻すことが可能です。

当然ですが、王将である「マナ噴出孔」タイルは回収できません。

そこまで多く使用するアクションではありませんが、局所的な状態で有効に働くことも多い、いぶし銀的なアクションです。

タイルの回収時の制約

  • 他のタイルに縦横斜めで隣接していないタイルが存在してはいけない。

単独で独立したタイルが出来てしまうのはNGです。

フィールドの制約

このゲームには仮想の5×5のフィールドが存在します

5×5の見えないフィールドがあると思ってプレイしてねってことです。

横方向の5マスにタイルが並んだ場合、もうそれ以上横にはタイル配置や移動は出来なくなります。

縦方向も同様で5マスにタイルが並んだ時点でフィールドが固定されます。

この5×5のフィールドの固定は一時的なもので、タイルが回収されたり移動されるなどで簡単に解除されます。

このフィールドの制約は非常に重要な要素で本作の特徴の1つでもあります。

フィールドの端は壁とみなされるので、「マナ噴出孔」を塞ぐためにも利用できます。

ゲーム終了

4つのアクションを各プレイヤー交互に選択し、ゲームの目的である「マナ噴出孔の4辺を塞ぐ」「マナ噴出孔を倒す」まで続けます

お疲れ様でした。

マナ噴出孔を塞ぐのはタイルを移動すれば可能ですが、マナ噴出孔をどうやって倒すのか?

特定のタイルをバーストさせると他のタイルを倒せるようになります。その能力で「マナ噴出孔」を倒しても勝ちです。

各タイルの能力を紹介します。

各マナタイルの能力

各マナタイルの能力です。

こういう個別の特殊能力を見ると凄いワクワクしますね。

名前移動バースト能力
マナ・グラン(マナ噴出孔)
縦・横・斜めに1マス移動時に他のタイルを押し出し可能になる。
マナ・ゲーティア
縦・横に1マス移動時に他のタイルを押し出し可能になる。
マナ・ノゥア
斜めに1マス移動時に他のタイルを押し出し可能になる。
マナ・ラジェル
縦・横・斜めに好きなだけ
(他のタイルは越えられない)
他のタイルを飛び越えて移動可能になる。
マナ・パウリナ
縦・横に好きなだけ
(他のタイルは越えられない)
他のタイルを飛び越えて移動可能になる。
マナ・サロモニス
斜めに好きなだけ
(他のタイルは越えられない)
他のタイルを飛び越えて移動可能になる。
マナ・テウルギア
縦か横へ2マス移動+隣1マス移動
(将棋の桂馬やチェスのナイトの動き)
移動先のタイルを喰らう
(倒されたタイルは持ち主の手元に戻る)
マナ・アブラメリン
移動不可縦横斜めにタイルのタイル1つを喰らって移動
(倒されたタイルは持ち主の手元に戻る)

バーストして裏返るとタイルは強化されていきます。

▼紫タイル系は1マス移動

▼裏返してバーストモードになると、相手を押し出すことが出来るようになる。

▼水色タイルは何かにぶつかるまで好きなだけ直線移動が可能

▼裏返してバーストモードになると、他のタイルを飛び越えて移動し続けることが可能

▼黄色のタイルはチェスのナイト、将棋の桂馬のような特殊な動き

▼裏返してバーストモードになると、移動先の他のタイルを倒すようになる(自分のタイルも)

▼緑のタイルは、何と移動不可のタイル

▼裏返してバーストモードになると、隣接したタイルを倒しながら移動するようになる(自分のタイルも)

Burst of Mana(バーストオブマナ) レビュー

バーストオブマナを実際に遊んでみたレビューになります。

戦略的なアブストラクト系のゲーム好きなら、かなりドンピシャで刺さる作品だと思います。

シンプルなルールだが、しっかり面白いアブストラクト

ルールはシンプルです。

各プレイヤー等しく8種類のタイルを持ってゲーム開始。

1アクションずつ実行していき、相手のボスタイルを塞ぐか倒せば勝ち。

運要素は皆無なので、ボードゲームのジャンルとしては、アブストラクトとなります。

非常にシンプルなルールながらも、かなり奥深くしっかり面白いアブストラクトゲームになっています。アブストラクト系のゲーム好きにはかなり刺さる作品だと思います。

可変フィールドの程よい制約

楽しさの要因は幾つかあると思いますが、可変フィールドになっているのがまず1つポイントですね。

ガチガチの固定された5×5マスの盤面上ではなく、コマの移動や配置によって仮想の5×5のフィールドが変化していきます。

それによって取りうる戦略の幅が全然違ってくるのが面白いです。

まだ逃げ道に余裕があると思っていたら、急にフィールドが固定されてしまうことで、ボスタイルの退路を断たれてしまう、なんていうこともしょっちゅう起きます。

バーストモードでかなり奥深い

バーストモード、というタイルの強化システムが、このゲームの奥深さにつながっていると思います。

ゲーム中は、このタイルがバーストしたらどうなるか?、ということも含めて戦略を考える必要があります。

何気ないタイルが裏返ることで、急に一気に戦況が変わるということも良く起きます。

将棋やチェスなどは相手の陣地に入らないと強化されませんが、このゲームでは1手番使えば強化が可能です。

タイル強化は超簡単に実行できるので、攻める方も守る方も、それを意識しなければなりません。

多彩な戦略が楽しめる

複数用意されたタイルとそれらの強化バーストモードの存在。

可変フィールドによる移動・配置限界の存在。2種類の勝利条件。

これらを如何に考慮して相手に勝つかを考えるゲームで、勝ち方や戦略はかなり幅広く多彩です。

毎回同じ勝ち方・負け方になるようなゲームではありません。

コロンブスの卵的な勝ち負け

多彩な戦略と奥深さのあるゲームなので、勝敗に関しては、結構コロンブスの卵的な勝ち負けになることも多いです。

「何気ないタイルがバーストモードになっていきなり勝勢に」

「自分のタイル配置が原因で一気に敗勢に」

「もう少しで勝ちだと思っていたらフィールド限界が変わって逃げられて敗勢に」

簡単に全ての行動パターンを先読みできるわけではないので、相手にしか見えていない行動をとられて勝敗が決することは良くあります。

言われてみると確かにその通りだと気が付くのですが、やられてみないと気づかない、まさにコロンブスの卵的な勝ち負けですね。

ゲーム中にマジか!!!ってなること間違いなし(笑)。

サクッと何度でも楽しめる重さとリプレイ性の高さ

準備も簡単でプレイ感も軽く、それでいてしっかり奥深い戦略を楽しめるゲームです。

リプレイ性もかなり高いです。

引き込まれるデザイン

タイルのデザインや箱のデザインなど、マナをテーマにしたデザインは全体的に引き込まれる魅力があると思います。

個人的にはかなり好みのデザインです。

総合評価

Board Game Japanカップというボードゲームのイベントの入賞作品ということで、既に対外的に高い評価がされている作品ですが、実際にかなり良くできた面白い作品でした。

私は2人専用ボードゲームも良く遊ぶのですが、既存の有名な作品にも負けず劣らずで、かなり何度も楽しませていただきました。

2人専用のゲームを探しているのであれば、これは間違いなくおすすめの良作ボードゲームですね。

Burst of Mana(バーストオブマナ) 内容物

  • マナタイル:8種類×2セット(16枚)

Burst of Mana(バーストオブマナ) あとがき

以上、バーストオブマナのゲーム紹介とレビューでした。

「シンプルながら奥深い」という表現がしっくりくる、アブストラクト系の良作ボードゲームとなっていました。

ゲームマーケット2024秋にて発売されるようなので、気になる方は是非チェックしてみてください。

>> ゲームマーケット内紹介ページ

>>「バーストオブマナ」Youtube紹介動画

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>> ゲームマーケット2024秋 新作ボードゲーム紹介

ボードゲームYoutuberの「マーマンさん」や「ムーブさん」のチャンネルでも、実際のプレイ動画を紹介されているようなので、気になる方はそちらも参考に見てみると良いかもしれません。

>> バーストオブマナ紹介:マーマンさんのチャンネル

>> バーストオブマナ紹介:ムーブさんのチャンネル

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