どうもTEENOです。
今回はフダコマゲームズさんから発売されているボードゲーム「シ祖狩リ」を紹介します。
正体隠匿系のゲームながら嘘をつく必要は無く脱落も無いなど、プレイしやすい良いところ取りなボードゲームになっています。
過去フダコマゲームズさんから発売されていた同名のボードゲームが、アートワーク新たにリメイクされた作品です。
シ祖狩リ 基本情報

| デザイン | 沢口游祐 |
| プレイ時間 | 15分 |
| プレイ人数 | 4~5人 |
| 対象年齢 | 10歳以上 |
| 版元 | フダコマゲームズ |
| 発売日 | 2024年秋 |
| 希望小売価格 | 2,530円 |
| ジャンル | 正体隠匿、脱落無し、吸血鬼 |
| 関連サイト | >>シ祖狩リ 公式紹介ページ |
~始祖討伐のために各地から集められた狩人たち。しかし、実際に集まった彼等の人数は、事前に聞いていたよりも1人多かった…。そう、始祖は狩人たちに紛れているのだ…。狩人たちは、疑心暗鬼になりながら始祖の特定を始めた。~
シ祖狩リ ルール概要
ゲームの目的
シ祖狩リは、非対称の正体隠匿系のボードゲームです。
「吸血鬼」と「狩人」の陣営に秘密裏に分かれてプレイし、自陣の勝利を目指します。
▼吸血鬼の親玉「始祖」です。最初は独りぼっち

▼「始祖」を倒すために集まった「狩人」。「始祖」以外全員が狩人。しかし噛まれて吸血鬼になることも。。

アイテムカード
プレイヤーは手札のカードを交換しながら目的達成を目指します。
アイテムカードには、白黒それぞれで4種類ずつのカードが存在します。
▼「十字架」「銀剣」「聖水」。1枚だけハズレの「スカ」

▼「ニンニク」「杭」「聖書」。1枚だけハズレの「スカ」

「スカ」以外のカードは同じカードが3枚ずつ入っており、これらのカードで、同じカードのペアを作ることで、狩人は始祖に対する攻撃力を上げることが出来ます。
吸血カード


始祖は、白と黒の吸血カードを1枚ずつ持っており、それを他プレイヤーに引かせることで、吸血鬼の僕を増やしていきます。
「吸血カード」の裏面は、通常のアイテムカードと全く同じ絵柄になっているので、運が悪いと否が応でも引いてしまうわけですね。
ゲームの流れ
秘密裏に陣営が決まり、一定枚数の初期手札を配った後は、プレイヤーは各ターン以下の何れかを実行します。
- ①他プレイヤーからカードを1枚引く
- ②他プレイヤーにカードを1枚引かせる
- ③始祖を当てる
①他プレイヤーからカードを1枚引く
ゲーム開始時に、各プレイヤーは手札として一定枚数のカードを持っています。
▼狩人プレイヤーの手札。アイテムカードのみ。

▼始祖プレイヤーの手札。狩人を吸血鬼に変える吸血カードを2枚保持している。

他プレイヤーからカードを1枚引きます。その際に「どのアイテムが欲しいか」を合わせて宣言してから引きます。
「聖水」が欲しい場合は「聖水!」と言ってから、他プレイヤーの手札を引きます。
▼「聖水」と宣言して見事に「聖水」のカードを引いた

宣言カード通りのカードを引けて、手札でペアが作れる場合は、表向きにペアで手元に置いておきます。
▼宣言通り「聖水」だったので「表向き」でそのカードを配置。

始祖に対抗するための「聖水」が手に入り、狩人の攻撃力が上がるということです。
表向きに配置することで確実に攻撃力が上がった証拠になります。
また、「聖水」と宣言して実際に「聖水」が手に入ったので、もしかすると手番プレイヤーが「狩人」の可能性が高いかもしれませんね。いや、、、そう思われることを見越して「始祖」がブラフで仲間のふりをしているだけかもしれません。
▼「聖水」と宣言したが「十字架」が手に入った。

引いたカードが宣言通りのカードではなかったとしても、自分の手札とペアが揃った場合は、裏向きで手元に出して置いておきます。
▼宣言した「聖水」ではなかったが「十字架」がペアで揃ったので、場に裏向きで配置する。

カードのペアが揃った以外でも裏向きで場に配置する条件は複数あるので、始祖への攻撃力が上がったのか、はたまた違う何かなのか、推理・想像が必要になってくるわけですね。
裏向きのカード配置がこのゲームのミソです。
もし、ペアが揃わなかった場合は、手札に入れます。
最後に「吸血」カードを引いてしまった場合は・・・何とその時点で「秘密裏に」吸血鬼サイドに陣営が変わってしまいます。
▼「聖水」と宣言したが、何と「吸血」カードを引いてしまいました。自分の陣営が吸血鬼に変更されます。

これがあるので、頑張ってアイテムのペアを揃えて「狩人」陣営として立ち回っていたとしても、1枚引くだけで簡単に寝返ってしまいます(笑)。
アイテムをそろえるには誰かのカードを引くしかないので、プレイヤーは結構ポンポン噛まれていきます(笑)。
吸血カードを引いた場合でも、吸血カードとわからないように、同色の適当なカードとペアで裏向きで手元に配置します。
▼吸血カードを引いたとしても、適当なカード1枚とセットで場に裏向きで配置。

宣言カード以外のペアが揃って裏向き配置されたのか、噛まれて吸血鬼になって裏向きに配置されたのか、果たしてどちらなのか?というわけですね。
裏向きのカードがこのゲームの疑心暗鬼を生み出します(笑)。
ちなみに、カードを出すのにまごついてしまうと、吸血カードを引いたことが何となくわかってしまうので、セット出しするカードは事前に決めて起きましょうとなっています。
吸血カードを引いた瞬間に吸血鬼陣営になるので、吸血カードを引いたことが他プレイヤーにバレても良いことは1つもありません。
②他プレイヤーにカードを1枚引かせる
アイテム名を宣言した後に他プレイヤーに1枚カードを引かせることも出来ます。
例えば「聖水」と宣言して、自分のカードを誰かに1枚引かせるわけですね。
これで他プレイヤーを指定して「吸血」カードを引かせることも出来るわけで、始祖にとって見ると強いアクションですが、明らかに怪しいアクションでもあるので、通常時に狩人プレイヤーはあまり使わないですね。
早々に「始祖」であることがバレて誰もカードを引いてくれなくて詰みかけた時とか、ピンポイントで有効な場面で狩人プレイヤーが使うとかそういう限定条件で使われることが多いでしょう。
③始祖を当てる
狩人プレイヤーは、アクションとして始祖当てチャレンジが出来ます。
このアクションを実行したプレイヤーが「始祖」は誰かを指名します。
見事に始祖プレイヤーを当てることが出来たら・・・狩人プレイヤーの勝ち!!!
・・・とはならず、次に「狩人側の攻撃力」と「始祖の耐久力」比較が発生します。
- 狩人の攻撃力:残った狩人数+場のペアアイテム数
- 始祖の耐久力:プレイヤー人数+1
始祖の耐久力以上の狩人の攻撃力になっていれば、見事に狩人陣営の勝利となります。
この比較があるので、場にペアアイテムをドンドン出していくのは、狩人プレイヤーには必須となっています。
始祖を外した場合、攻撃力が足りなかった場合、もしくは、何れかのプレイヤーの手札が0になった場合は、吸血鬼陣営の勝ちとなります。
お疲れ様でした。
シ祖狩リ レビュー
良いとこ取りの正体隠匿系ゲーム

本作は良いとこ取りの正体隠匿系ゲームです。
これは面白いですね。正体隠匿系ゲームが苦手な人でも間違いなく楽しめます。
世の中には色々な正体隠匿系ゲームのタイプがありますが本作は、嘘不要・脱落無し・短時間など、個人的にこうあってほしいと考える良いところ取りなシステムになっています。
会話ではなく相手の行動から「始祖」か「狩人」かを推測する必要があり、推理力や論理的な思考が試されるため、これぞボードゲームという感じで通常の正体隠匿系のゲームとは異なるプレイ体験が出来ます。
勝つためにガチで推理して戦うも良いですし、そこまで深く考えないでプレイしても普通に楽しいです。
嘘をつく必要のない正体隠匿ゲーム
本作は嘘をつく必要のない正体隠匿系のボードゲームです。これがシンプルに良いですね。
人狼のような正体隠匿系のゲームは、基本的には人狼サイドのプレイヤーは、嘘をついて自分が人狼であることを否定する必要があります。
そのコミュニケーションが人狼の醍醐味でもあるのですが、嘘をつき続ける必要があり結構独特なプレイ感になるため、苦手意識の強い方も結構多いかと思います(私です)。それ故に正体隠匿系ゲームは積極的にはやりたがらない方も私の周りには多いです。
本作は吸血鬼陣営は嘘をつく必要はありません。何故ならこのゲームはルール上基本的には会話してはいけないからです(笑)。なので立ち回りは非常に楽です。
キーとなる「吸血カード」は、いわばババ抜きのババみたいなもので、嘘をつくというよりはババを引いても引いたことを悟られずに冷静に立ち回る、という感じのプレイ感になります(笑)。
ちなみに会話禁止とは言ったものの、ボードゲームで何も会話せずに黙々とプレイするのも勿体ないので、推測に繋がらない当たり障りのない会話であれば私は許容して遊んでいます。
脱落がない正体隠匿ゲーム
本作は脱落がない正体隠匿系のボードゲームです。これもシンプルに良いですね。
正体隠匿系のボードゲームは、徐々に人がゲームから脱落していくものも多いですが、本作はゲームが終わるまで誰も脱落しません。
正体隠匿系は最後まで誰も脱落しない方が、今風で万人受けしやすいかと思います。
脱落が無いので、「始祖」以外のプレイヤーは、いつ陣営が「吸血鬼」サイドに変わるかわからず、また狩人が勝つために必要なアイテムカードは半分情報が隠されているので、全員が最後までドキドキハラハラを楽しめます。
ワンプレイで簡単に勝敗がひっくり返るので、ゲームはドラマチックに展開して、(会話は禁止ですが)盛り上がります。
プレイ時間は短いが濃密な正体隠匿ゲーム
本作はプレイ時間が短く意外にサクッと終わります。
最初は何をすればよいのかどのように立ち回るか悩ましいですが、徐々に遊び慣れて立ち回りがわかってくると楽しさが増し増してきます。
慣れるとプレイ時間の割に大分密度の濃いゲームが楽しめるので、何度も連続で遊びたくなりますね。
一緒に遊んだ方々からも好評で、連続して遊びたくなる魅力があるゲームです。
シ祖狩リ コンポーネント
- カード41枚、サマリー5部、説明書1部
シ祖狩リ 紹介のあとがき
フダコマゲームズさんから発売されている「シ祖狩リ」のゲーム紹介でした。
フダコマゲームズさんと言えば、紙ペンゲームを作られているイメージが強いのですが、製作ゲームの守備範囲は結構手広く、本作のような正体隠匿系ゲームも作られています。
私はフダコマゲームズさんのゲームは幾つか遊んだことがありますが、基本的にどの作品も面白いです。本作も紙ペンゲームとは毛色は違いますが良く練られて作られており、実に楽しいボードゲームでした。
正体隠匿系ゲームが好きな方も苦手な方でも、本作「シ祖狩リ」は是非一度遊んでみてほしい作品の1つですね。
本作は2026年1月31日から大阪で開催されるボードゲームビジネスエクスポジャパンでも販売予定となっています。参加される方は是非チェックしてみてください。
それでは。
>>ボードゲームビジネスエクスポジャパン(BGBE)2026
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