アークライトさんより発売が発表されたボードゲーム「キャプテン・ソナー ~ザ・ルーキー~(Sonar Family)」完全日本語版のボードゲームの内容を紹介していきます。
ボードゲーム好きなら名前くらいは聞いたことがある人が多いんじゃないかという有名タイトル「キャプテン・ソナー」ですが今回は「ザ・ルーキー」という名前がついて返ってきました。
キャプテン・ソナー ~ザ・ルーキー~ 基本情報
デザイン | System: Roberto Fraga, Yohan Lemonnier |
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プレイ時間 | 30分 |
プレイ人数 | 2~4人 |
対象年齢 | 8歳以上 |
版元 | Matagot |
販売 | アークライト |
発売日 | 製作中 |
希望 小売価格 | ¥4,950+[税] |
キャプテン・ソナーとは?
「キャプテン・ソナー~ザ・ルーキー~」は、キャプテン・ソナーというボードゲームをベースとした派生版になります。
なので、知らない方のために、まずはキャプテン・ソナーがどういうゲームなのかざっと紹介します。
キャプテン・ソナーは、2つのチームに分かれて、潜水艦と潜水艦同士で戦う、協力型の対戦ゲームです。
各チームのプレイヤーは、それぞれ船長や総舵手、砲手など潜水艦のイチ乗組員になり切って、ゲームをプレイすることになります。
さいの目に区切られたマップ上で、お互いの潜水艦がどこにいるかわからない状態でゲームを開始し、北へ移動、南へ移動、魚雷発射、など相手のとった行動を記録しておき、自分の潜水艦の行動も記録して置き、そこから相手のマップ上の居場所を絞り込んでいき、魚雷や機雷などで攻撃して敵の潜水艦の体力を0にした方が勝ち、というゲームです。
潜水艦ゲームという名前のTVゲームがかなり昔に流行ったわけですが、キャプテンソナーはそれを大きく発展させたゲームという感じです。
2016年に発売されたボードゲームで、ドイツ年間ボードゲーム大賞のエキスパート部門ノミネート作品です。当時世界的にはかなり高く評価されたボードゲームと言えるでしょう。
このボードゲームはワイワイ楽しめるいわばパーティゲームテイストも入りつつもしっかり頭を使う必要のあるガチゲーなのですが、唯一の欠点として、2~8人用ゲームなのですが、プレイ人数が少ないと面白さが減ってしまうという点がありました。
進路を決める人、敵の移動を記録する人、自チームの移動航路を記録する人、潜水艦のリソースを管理する人、などプレイヤーがそれぞれ潜水艦内の乗組員としての役割分担してなり切るのが楽しいわけです。プレイ人数が少ないと、複数の役割を1人で担ってしまうことになります。
なので1対1などでは面白さが減ってしまうわけです。
「北へ進行!」「魚雷発射ー!」みたいに、全員で潜水艦乗組員の役割に成りきるのが楽しいボードゲームです。
2人対2人でもやや微妙で、3人対3人くらいがベストだと思います。そうなると6人も人を集めないと真の楽しさがわからないということになります。ボードゲームで気軽に6人集められる環境にある人はそこまで多くないと思います。
そんなこんなでキャプテン・ソナーはボードゲームとしてかなり面白いのですが、プレイ人数の面でネックがありました。
キャプテン・ソナー ~ザ・ルーキー~ ボードゲーム概要とルール紹介
日本語名はキャプテンソナー~ザ・ルーキー~となっていますが、英語名は「ソナーファミリー」となっています。アグリコラファミリーみたいな感じで、名前の通り、家族でも遊びやすいバージョンということのようです。
キャプテンソナーの潜水艦と潜水艦との戦いはそのままに、プレイ人数を減らして遊べるようになったバージョンとなります。
具体的には、キャプテンソナーの面白さはそのままに、プレイ人数が減る方向で調整され、2対2の4人で遊んで楽しめるボードゲームとなりました。役割は「船長」と「通信士」の2つのみとなっています。
アクションは以下の通り
- 移動:潜水艦を移動する
- ソナー起動:敵船の位置情報を取得(X軸かY軸の位置を聞き出す)
- サイレンス起動:静かに潜水艦を移動する(移動方向を伝えない)
- ミサイル発射:指定マスに魚雷を撃ち込む(当たればダメージ)
- 浮上:現在のマスを伝える代わりに移動経路をリセット
大がかりだったコンポーネントもコンパクトとなり、仕切りも1枚になりました。
マップは4種類入っており、特別ルールを持ったマップもあります。
キャプテンソナーにはリアルタイムモードという、全てのアクションをリアルタイムで行うという超絶忙しいハチャメチャなモードがあったのですが、そちらは無くなっているようです。
キャプテン・ソナー ~ザ・ルーキー~ 所感
まさかのキャプテンソナーシリーズが新発売です。
キャプテンソナー自体かなり面白いボードゲームで個人的には好きなのですが、現在品薄気味な状態のため、気になっていたは良いが入手したくてもしづらい人が多いと思います。
それが遊びやすくなって新登場ということで、これは期待するしかないでしょう。プレイ人数を減らす方向で調整されたのはそれだけで高評価です。正直そう簡単に8人も集まれません(笑)
如何に相手に情報を与えずに、自分たちだけ上手く相手の位置を絞り込むか?「船長」の東西南北どちらに進むかその1点の選択だけ取ってみても結果も変わってくるため、実はかなり頭を使うタイプのボードゲームです。「通信士」役は基本的には相手移動経路を忠実にメモしつつ、相手の位置を推定するため、こちらも中々考えることは多いでしょう。
対象年齢8歳以上となっていますが、ちゃんと頭を使って考えないと勝てないので、間違いなく知力教育にも良いボードゲームでしょう。将棋みたいにシンプルながらに先をよんで手をうつタイプのゲームです。
そして、各々が役になり切って号令をかける。こういうのもボードゲームとしての楽しさの1つですね。恥ずかしがらずに是非なり切ってプレイしましょう(笑)
「魚雷発射!」「敵船沈めろ!」とかこっちは教育に良いかはわかりませんが、ワイワイと楽しめると思います(笑)
ありそうでないタイプのボードゲームで、新鮮に楽しめること間違いなしです。
キャプテン・ソナー ~ザ・ルーキー~ 内容物
- 艦長用マップ 4枚(両面仕様)
- 通信士用マップ 4枚(両面仕様)
- マーカーペン 4本
- 通信士用透明シート 2枚
- ついたて 1枚
- ルール説明書 1冊
キャプテン・ソナー ~ザ・ルーキー~ のスリーブ
キャプテンソナーはカードゲームではありません。
なので特にスリーブは不要です。
キャプテン・ソナー ~ザ・ルーキー~ 紹介のあとがき
以上、ボードゲーム「キャプテン・ソナー ~ザ・ルーキー~」のゲーム紹介でした。
キャプテンソナーは個人的にはおすすめボードゲームなので、このキャプテンソナーザ・ルーキーも楽しめると思います。
未プレイの方はこれを機に是非プレイしてみてください。あまり似たようなボードゲームを遊んだことが無いという人が多いと思います。もしくは無印版キャプテンソナーも楽しめると思います。おすすめです。
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