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『すりかえダイヤ』ボードゲーム紹介とレビュー

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今回はオインクゲームズさんより2021年秋のゲームマーケットで先行販売され11月27日に一般販売されたたボードゲーム「すりかえダイヤ」のゲーム内容を紹介していきます。

いつものオインクさんらしい小箱に、オインクさんらしいコンポーネントの軽量級ボードゲームです。

ということで『すりかえダイヤ』がどういうボードゲームなのか、所感とルール紹介を交えて説明していきます。

『すりかえダイヤ』基本情報

プレイ時間20分
プレイ人数3~5人
対象年齢9歳以上
販売オインクゲームズ
発売日2021年11月
希望
小売価格
¥2,420(税込み)

『すりかえダイヤ』ボードゲーム概要

引用:amazon

あなたは見抜けるか?

どろぼうは停電になった10秒の間に、標的のダイヤのひとつをニセモノとこっそりすりかえなければならない。

警備員はみんなで協力し、ダイヤの微妙な大きさの違いを手がかりに、どのダイヤがすりかえられたニセモノなのか見つけ出さなければならない。

ただし気をつけて!警備員の中にもどろぼうがまぎれている。話し合いではだまされないようにしなければ…!

引用:オインクゲームス

すりかえダイヤは、3~5人プレイのボードゲームで、ドロボウと警備員陣営に分かれて勝負する正体隠匿要素が入ったボードゲームです。

泥棒は盗んだダイヤが隠し通せればよく、警備員は盗まれたダイヤを当てるべく推理していきます。

『すりかえダイヤ』ルール概要

すりかえダイヤのルールを紹介していきます。

各プレイヤーは固有のダイヤを受け取る

各プレイヤーは大きさがまちまちのダイヤを5つ受け取ります。

ダイヤの裏には1~30の数字が書いてあり、数字が小さい方がダイヤの大きさは小さく、数字が大きい方がダイヤの大きさが大きくなっています。

全プレイヤーが全く違うユニークな数字のダイヤを受け取ります。

陣営の決定

プレイヤーは「1人の警備リーダー」と「複数人の警備員」「複数人のドロボウ」に分かれてプレイします。

警備リーダーだけは時計回りで順番に決まりますが、それ以外の役割は、何人プレイで誰がどの役割になるかは、ランダムに配布される「役割」のカードに従って決まります。

5人プレイで、警備リーダー1名・警備員3名・ドロボウ1名、のような形で秘密裏に役割が決まります。

ルールの設定

警備リーダーにより、4種類のルールから、今回のラウンドで使用されるルールが決まります。

ルールによって、例えば、すり替えるダイヤに制約がついたり、ドロボウの人数が変わったり、成功時に得られる勝利点が変わったりします。

初期ダイヤの配置

引用:amazon

5つの初期ダイヤを場の中央に配置します。

5つのダイヤは全て大きさが異なります。

これが盗まれるターゲットのダイヤということになります。

カウントダウンとダイヤのすり替え

引用:amazon

全プレイヤーは顔を伏せて10秒数えます。

ドロボウプレイヤーだけは、10秒の内に自分の手元のダイヤと場のダイヤを1つすり替えます

泥棒が複数人いたら、それぞれが別のダイヤをすり替えることになります。

その結果どうなるかというと、元々の5つのダイヤの大きさに比べて、大きさが微妙に変わるわけですね。

盗まれたダイヤを当てる

全プレイヤーは議論しながら、時間制限内にどのダイヤが盗まれたかを、当てることになります

予想するための材料はダイヤの大きさしかありません(笑)。元々のダイヤと比べて小さくなったり大きくなっていると思われるダイヤが盗まれたダイヤということになります。

ポイントとしては、リーダーが選択したルールによっては隣り合った数字を盗めないとか、そういう縛りが入ることがあるので、XXXさんが犯人だとこの大きさのダイヤは盗んでないはず、とかそういう推測が立ちます。ちなみに、どのプレイヤーがどの大きさのダイヤを持っているかは事前に全プレイヤーが把握した状態で始まっています。

また、誰がドロボウかわからないので、上手く混乱するように扇動したり、立ち回りが重要になってきます。

見事に盗まれたダイヤを当てられたら、リーダーと警備員が得点、当てられなかったらドロボウが得点します

ゲーム終了条件

警備リーダーを時計回りに変更して、これを繰り返していき、10点以上得点したプレイヤーが出た時点で、ゲーム終了です。

最も得点が多いプレイヤーの勝ちとなります。

『すりかえダイヤ』のレビュー

評価:★★★★★☆☆☆☆☆

(5点:ノーマルなボードゲーム。やや刺激が足りないがたまに遊ぶ)

相変わらずのオインクさんらしい、シンプルながらユニークで楽しめるシステムなボードゲームになっています。

まさかの物理的なダイヤのコンポーネントサイズを利用したボードゲームです。ダイヤの数字が1違うと大体1mm位違うんですかね。数字の1と数字の30では目に見えて大きさが変わっています。

このダイヤの大きさを皆であーでもないこーでもないと話して、議論するのがこのゲームの最大の面白さです。ドロボウはたった10秒ですり替える必要があるので、場の5つのダイヤが吹き飛んでしまうこともあり、それはそれでパーティ色があってわっちゃわっちゃで面白いです。

最初はこんなのわかるはずないとか思うのですが、最初のダイヤの大きさを覚えておくと、案外大きさが変わっているダイヤがどれかがわかるものです。

警備役で見事当てられると嬉しいですし、ドロボウ役で上手く外されるとこれまた嬉しいです。

幾つか残念に感じたのは、1つは正体隠匿要素があまり機能していない点。それなりにダイヤの大きさが変わっているのは慣れるとすぐにわかるため、明らかに大きさが小さくなっているのに大きくなったという風に誘導するようなプレイは、あまりうまく行きませんでした。ドロボウは警備員側が推理するのを、ただただ見ているだけなことが多いですね。

またいくつか配置制限ルールがあるのですが、10秒という時間でそれを泥棒が正しく対応するのは中々難しいですし、警備員側もそれを踏まえて推理するのはかなり困難です。数字が隣り合っているダイヤはすり替えられない、というルールだとして、場のダイヤは全て裏向きのため、隣り合ってないダイヤがどれなのかを探すのが大変だったりします。

また、ドロボウの人数が増えるとドロボウ陣営が圧倒的に不利になる点も気になりました。5つ中3つがすり替えられていたら、適当にやっても60%くらいの確率で当たってしまいます。また、ダイヤを3つも変えてしまうと明らかに大きさが変わったとわかってしまうため、これまた簡単に当てられてしまいます。

なので、ルールにも依りますがドロボウ側は、基本的にはやや不利なんじゃないかと思いますね。

1つしか交換されていない時はこんなのわかるか!ってなることもありますが、3つ交換されているとあからさまに怪しいタイルがあるわけですね。ただし、ルールは警備リーダーが決められるので、ドロボウが増える方向のルールにすると結構簡単に当てられてしまいます。

ということで、何度か遊びましたが、良くも悪くもまずまずのゲームという評価に落ち着きました。たまに遊ぼうかとなるボードゲームの1つであるのは間違いないですが、積極的に連続で何度も遊ぶようゲームではないかなという感想ですね。

今のところオインクさんの個人的なベストは「タイガー&ドラゴン」と「トリックと怪人」です。

このサイズの箱に収まる、こんなユニークなゲームを良く思いつくなという感じで、相変わらずのオインクさんクオリティの作品ではあるので、気になった方はチェックしてみてはいかがでしょうか。

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