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「ウルヴズ」ボードゲーム紹介とレビュー

今回はボードゲーム「ウルヴズ」のゲーム内容を紹介していきます。

かなり引き込まれる印象的なパッケージのCMONさん新作です。

正式名はウルブスなのかヴォルブスなのかウルブズなのか。日本語版の読み方が非常に気になる作品ですね(笑)。

ということで「ウルヴズ」がどういうボードゲームなのか、ルール紹介とレビューになります。

基本情報

デザインイシュウェイナ・カマス&クラレンス・シンプスン
プレイ時間75分
プレイ人数2~5人
対象年齢14歳以上
版元PANDASAURUS
日本語版販売CMON JAPAN
日本語版発売日未定(2023年5月のゲームマーケットで先行予約受付)
希望小売価格8250円(税込)

ウルブズは、フィギュアを使ったコンポーネントに定評のある「PANDA SAURUS」が大元のボードゲームです。

ゲームマーケットでの先行予約が始まりましたが、日本語版の発売日は未定。

日本語版の版元としては、あの健部さんが立ち上げた「CMON JAPAN」さんとなっています。

同社初の日本語版ボードゲームということで期待度大ですね。

ボードゲーム概要

適者生存の原則に従い、縄張りを作り、一匹狼を取り込み、獲物を狩ることで、一帯を支配する最も巨大な群れを作るのです。

ただし、他の群れの個体が多い区域に無策で入り込むのは危険です――仲間が離反してしまうかもしれません!

CMONジャパン公式HP

ウルヴズは、オオカミの群れと縄張り争いをテーマにしたボードゲームです。

各プレイヤーはオオカミの勢力の1つとして、オオカミの群れをドンドン増やしていくことで、自身の領地を拡大して勢力を増やしていきます。

後述しますが、アクション選択のシステムが中々特徴的になっています。

また、徐々にオオカミパワーが上がっていくため、後半になるにつれオオカミは強力な行動が出来るようになっていきます。

結構バチバチのインタラクションゲームながら結構スルッと終わる軽さ。インタラクション強めの作品が好きな方にはかなり刺さる作品だと思います。

ルール概要

ここでは「ウルヴズ」のルール概要を説明します。

ルールはシンプルで、比較的わかりやすいボードゲームです。

セットアップ

引用:BGG

プレイ人数に応じて場のタイルをセットアップします。5つの地形が満遍なく散らばるようになっています。

5色のオオカミタイルの内1つを受け取ります。

各オオカミに大きな能力の違いは無いのですが、それぞれ得意な地形が違います。

例えば、白ボードのオオカミは見た目通り雪原地域が得意になっています。

アクションの実施

各プレイヤーは時計回りに、以下から2アクションを選択して実施します。

  • 移動
  • 巣の建築
  • 巣のアップグレード
  • 吠える
  • 支配

同じアクションも可能。ただし、1アクション毎にコストの支払いが必要です。

アクションコストの支払い

引用:BGG

このゲームの特徴的な処理の1つです。

6枚ある手元のタイルの内、アクションの対象の土地と同じ色のタイルを、コスト分だけ裏返す必要があります

例えば、「平原」に移動する場合、緑の「平原」タイルを1つ裏返しにする必要があります。

「巣の建築」を「雪原」にする場合、白い「雪原」タイルを2つ裏返しにする必要があります。

1つのタイルの表裏は基本別になっているため、1度使用すると次のターンは同じ地形に対してアクションはしづらくなっています。

ただし、各オオカミは得意地形を1つ持っており、自分の得意地形だけには干渉しやすくなっています。

アクション:移動

移動は、オオカミコマを移動させるためのアクションです。コストは1。

移動力と移動可能な頭数は、個人ボードの能力開放状況に依存します。

最初は「移動力3」「頭数2」なので2匹まで3マスまで遠くに移動が可能です。最終的には移動力は5、同時移動頭数は4まで強化が可能です。

ちなみに子オオカミは他のオオカミが存在するマスには移動できないなど、細かい移動制約があります。

アクション:巣の建築

引用:BGG

巣の建築は、自分の拠点を建築するためのアクションです。コストは2。

オオカミの隣接するマスに巣を1つ建築します。

巣はエリアマジョリティに影響するのと、巣を建築することで個人ボードが解放され、能力が強化されていきます。

巣を使用することで、以下の3つの何れかの能力が1つ強化可能です。

  • 1度に移動可能な距離
  • 同時に移動可能な頭数
  • 吠えることが可能な距離

特殊トークンを得たり、勝利点に繋がるので、基本的には同じ能力を強化していくのが便利。

アクション:巣のアップグレード

引用:BGG

巣のアップグレードは、巣の建築で建築した巣を上級にアップグレードするアクションです。コストは2。

上級の巣から1つ取って元々の巣と入れ替える形で配置します。

上級の巣は、比較的大きめの得点に影響するのと、地域の支配に効果があります。

アクション:吠える

引用:BGG

吠えるは、オオカミの群れを増やすためのアクションです。コストは2

吠えるの距離は、巣の建築によって強化が可能です。最初は2マス先までですが、最終的には4マス先まで届くようになります。

配置されているオオカミコマを獲得して、代わりに手元のボードからオオカミをボード上に配置します。

回数に応じて、弱い子オオカミと、強い大人オオカミの何れかが配置されるようになってきます。

オオカミが増えることで盤面全体にオオカミをばらまくことが出来ますし、そこまで大きくは無いですが得点を得ることが出来ます。

アクション:支配

支配は、他プレイヤーの巣や子オオカミを襲って減らし、代わりに自分の陣営を強化するアクションです。コストは3

攻撃された巣や子オオカミは取り除かれ、同種の自分のコマを配置します。

他プレイヤーに直接アタックが可能な、強烈なインタラクション要素になっています。マジョリティ争いに必要なオオカミらしいアクションです。

ただ、コスト3と非常に高いので、基本的には自分の得意地形以外には使えません。自分の得意地形以外に使用するためには特殊な能力チップを使ってその土地のマナを生み出す必要があります。

また、単独で行動している子オオカミや巣にしか効かないので、他プレイヤーが狙ってきそうな場合は、2組で行動することで支配から逃れることが可能です。

狩猟

引用:BGG

狩猟は、ボード上に配置されている動物タイルを獲得するアクションです。

特別なアクションは不要で、アクション終了時に動物タイルに、3匹の自分のオオカミが別マスから隣接していた場合、自動的にその動物タイルを得ることが出来ます。

動物タイルは6種類存在し各種類1体ずつしか獲得できません。獲得すると大きめの勝利点と使い切りの特殊能力トークンを1つ得ることが出来ます。

特殊能力トークン2種類

特殊能力トークンが2つ存在します。それぞれ非常に強力

  • ボーナスアクショントークン:消費すると1アクション追加で実施
  • ボーナス領地トークン:消費すると好きな土地のタイルを裏返したのと同様のマナを得る

ボーナスアクションを使うと大量に連続アクションが使用可能になりますし、ボーナス領地は得意地形以外の土地を支配するために使用できます。

月ボード

引用:BGG

月ボードはゲームの進度を表現するボードです。

オオカミを増やしたり、上級の巣を建築したり、他のプレイヤーのコマを排除した場合に、ボードから取り除いたコマを月ボード上に置いてゲームを進めます。

のボードが一定数進むと中間決算的なマジョリティ争いが発生しますし、ゲーム終了条件にもなっています

地域の支配

引用:BGG

このゲームでは、中間決算が2回・最終決算が1回あり、それぞれ指定された土地でのマジョリティ争いが発生します

どの土地でマジョリティ争いが発生するかは、ゲーム開始時にランダムに配置された月トークンで決まります。

オオカミは1、巣は1、上級巣は3として、もっともポイントを稼いだプレイヤーが勝利点を得ます。2番手まで勝利点を得ることが出来ます。

これがあるので、マップ上の各土地は定期的にマジョリティ争いが勃発しますし、次の決算を見越した配置も重要になってきます。

ゲーム終了

月ボードに配置されたコマが満月の部分に達したら終了です。

4人プレイだと26個。5人プレイだと30個置かれると満月に到達します。

満月の地域支配のマジョリティのチェックをしたら得点計算に移ります。

得点計算

このゲームには以下の得点要素があります。

  • 巣の配置による能力強化
  • 上級巣の配置
  • 狩猟で獲物トークンの獲得
  • オオカミコマの配置
  • マジョリティ争いで得た得点

これらを全て合計して最も勝利点が多いプレイヤーの勝ちになります。

お疲れさまでした。

レビュー

ここからは「ウルヴズ」のレビューになります。

私は英語版を既にプレイ済なのですが、かなり楽しめた作品の1つです。

程よいプレイ時間の中量級作品

このゲームは公式だと75分となっているのですが、実際には60分程度で終わる中量級作品です。

重量級かとちょっと身構えてしまう人でも大丈夫です。程よい時間で終わるので安心です(笑)。

このボリュームと内容で、しっかり1時間で遊べるのはかなり素晴らしいですね。

ガイアプロジェクト級か?と身構えてしまう人でも全然軽いので大丈夫です。

悩ましいアクション選択

6つのタイルから選択してアクションと対象の土地を決めるわけですが、これが非常に悩ましい

このターンはあの土地に行くから、このタイルを使用して、そうなると使用したタイルが裏返って、その次のターンはこのタイルを使ってこれをやって・・・と自分の頭の中で数手先を読んで行動していく必要があります。

もちろん行き当たりばったりでのアクション選択も可能ですが、そうしてしまうと先のターンでやりたいことが出来なくなります。

上手く先を読んで未来の手を含めて今のターンのアクションを選択し、それが上手くハマった時は非常に楽しいですね。

コンポーネントのすばらしさ

オオカミフィギュアや巣のコンポーネントが兎に角可愛くて良い感じです。

雰囲気十分で非常に良いコンポーネントです。

版元のパンダザウルスは、ダイナソーアイランドなどフィギュアを使ったボードゲームに定評のある会社で、本作もそのテイストが存分に活かされていると思います。

強力な特殊トークン

一定条件で得られる特殊トークンが非常に強力です。強すぎる位です。

1アクション追加できる凄いトークンから、タイルの代わりに使用できるトークンなど、どちらもかなり強力でした。

トークンを大量に使用すると、ずっと俺のターンが発生して、一時的に俺TUEEEなプレイが出来るようになります。

勿論他のプレイヤーも同じように特殊トークンは獲得できるので、他のプレイヤーのターン時は指をくわえてみているしかありませんが(笑)

ヒリヒリする強めのインタラクション

このゲームの醍醐味の1つだと思います。このゲームは、かなりインタラクションが強めで、ヒリヒリします

序盤はマジョリティ争いによる勝利点獲得から始まり、各種対象の先取り要素や、極めつけは他プレイヤーのトークンを除去することも出来ます。

他のプレイヤーの行動次第でやりたかったことが出来なくなることは当然のように起きますし、他のプレイヤーの攻撃でトークンが除去されると、かなりバチバチになります(笑)。

結構バチバチにやり合うゲームなので、その点は好みが分かれるポイントだとは思います。

ただ、集中的に狙われるようなことは起きづらいですし、完膚なきまでに叩き潰されるようなことも起きないので、普通に適切で楽しい範囲のインタラクションだと個人的には思います。

突然のゲーム終了

このゲームは終盤結構あっという間にゲームが終わります

月ボードが一定まで進むとそこでゲーム終了です。

終わらせる終わらせないはプレイヤーの行動選択次第になっており、自分の計画云々以前に他プレイヤーの行動次第で突如終わってしまいます。

ここは個人的にはややもう少し工夫できるポイントじゃないかと思いますね。

後続プレイヤーが次のターンで色々やりたかったのにできずにゲームが終わってしまった、という不満が出てしまう可能性は否めません。

このゲームだけではないのですが、他のプレイヤーのさじ加減次第で、自分の計画がガラッと崩れる系の終わらせ方は、個人的にはあまり好きでは無いですね。

最後に自分がやりたいことが出来れば良いのですが、最後の最後で、他のプレイヤーの選択の結果自分がやりたいことが出来なかったら、多分不満に思うと思います。

総合評価

色々書きましたが個人的にはかなり楽しめた、評判通りの面白さのボードゲームです。

重そうに見えてかなり軽めですし、ルールもシンプルで程よいインタラクションがハマる人は多いと思います。

インタラクションが強めのゲームは、やればやるほど遊べば遊ぶほど味が濃くなっていくスルメゲームであることが多いと思いますが、このゲームもそういう類のゲームな気がしますね。

これくらいのプレイ感と満足感のゲームは何度も遊びたくなりますね。お勧めです。

個人的合評価:★★★★☆(5点中4点)

内容物

  • 開始地点ボード 1枚
  • 区域ボード 10枚
  • プレイヤーボード(両面仕様) 5枚
  • 月光ボード(両面仕様) 1枚
  • 地形タイル(両面仕様) 30枚
  • アルファ狼コマ(5色) 20個
  • パック狼コマ(5色) 40個
  • 巣穴コマ(5色) 60個
  • 棲家コマ(5色) 20個
  • 一匹狼トークン 20個
  • VPトークン(3種類) 50個
  • ボーナスアクショントークン 12個
  • ボーナス地形トークン 12個
  • 獲物トークン 20個
  • 区域得点トークン(3種類) 10個
  • 区域得点補助トークン 4個
  • 早見表カード 5枚
  • ルールブック 1冊

シンプルなゲームながらコンポーネントめっちゃ入ってます。

「ウルヴズ」のスリーブ

ウルヴズはカードゲームではないので、スリーブは不要。

「ウルヴズ」紹介のあとがき

以上、ボードゲーム「ウルヴズ」のゲーム紹介でした。

同時期発売のラクリモーサと合わせて「CMON JAPAN」さんの記念すべき初の日本語版ボードゲームです。

インタラクションやアクション選択が特徴的な非常に面白いボードゲームなので、是非チェックしてみてください。

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