今回はボードゲーム「グルームヘイヴン:ボタンズ&バグズ」のゲーム内容を紹介していきます。
世界最高峰のボードゲーム「グルームヘイヴン」の名を冠する1人専用のボードゲームです。
「グルームヘイヴン:ボタンズ&バグズ」がどういうボードゲームなのか、主に通常のグルームヘイヴンとの違いと実際に遊んでみたレビューを紹介します。

グルームヘイヴン:ボタンズ&バグズ 基本情報

デザイン | Joe Klipfel |
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プレイ時間 | 20分 |
プレイ人数 | 1人 |
対象年齢 | 10歳以上 |
版元 | Cephalofair |
日本語版販売 | CMON JAPAN |
日本語版発売日 | 2025年9月 |
希望小売価格 | 3,960円(税込) |
関連サイト | >> CMON JAPAN 公式HP >> BGG 公式HP |
BoardGameGeekで世界ランキング1位を長期間キープした世界最大級のボードゲーム『グルームヘイヴン』が手のひらサイズに!
かつて幾度もグルームヘイヴンの危機を救った、不可思議なヘイズサー《ヘイル》。その名声ゆえに、今や《曲がり骨》亭には英雄志望者や復讐に燃える魔神たちが次々と押しかけ、彼女の研究は妨げられるばかり。
引っ越す代わりに彼女がかけた魔法は──扉を開いた者を「縮小」してしまうというもの。
そして、その罠にまんまとかかったのが君だ。英雄を志す若者は一瞬でちっぽけな存在となり、無法地帯と化した世界へと放り出されてしまった。元の姿に戻るには、《曲がり骨》亭へと別のルートで入り込み、ヘイルを説得しなければならない!
CMON JAPAN公式HP
グルームヘイヴン:ボタンズ&バグズは、グルームヘイヴンの名を冠する独立型のソロ専用のボードゲームです。
元々は「Gloomholdin」という名前で、2021年のBGGのPnP(プリント&プレイ。印刷して遊べるボードゲーム)部門で優秀賞を獲得した無料の同人系の作品です。
そこからブラッシュアップされて、グルームヘイヴン公式の製品版として発売されたのが、グルームヘイヴン:ボタンズ&バグズです。
グルームヘイヴン:ボタンズ&バグズとグルームヘイヴン基本セットとの比較
グルームヘイヴン:ボタンズ&バグズとグルームヘイヴンの基本セットとの比較をしていきます。
ゲームのサイズが違う

見ての通りですが、グルームヘイヴン:ボタンズ&バグズは、非常にコンパクトなサイズになっています。
正直よくこのサイズにこの内容のボードゲームを詰め込んだなと思うのですが、サイズはポケットでも内容はかなり濃厚なゲームになっています。
1人専用になった
グルームヘイヴンの基本セットは4人までプレイ可能でしたが、今回は完全にソロ専用となりました。
元々グルームヘイヴンはソロでも非常に面白いゲームなので、それがソロ専用になるというのは正着な作品のように思います。
シナリオは20シナリオ
グルームヘイヴン:ボタンズ&バグズは、全20のシナリオをクリアしていくまでのストーリーになっています。
分岐も多少ありますが、そこまで大きな差になる分岐にはなっていません。
成長システムは健在だが選択肢は固定
レベルが上がるにつれて強くなっていく成長システムは健在ですが、成長によって出来上がるキャラクターは、基本的には固定になっています。
成長すると幾つか自身を強化する選択肢が用意されるようになり、そこからシナリオ毎に毎回選択する方法になっています。
このレベルだと、 HP は幾つで、補正カードはこれで、持っていけるアイテムは幾つあり、使用できるカードが一部入れ替えて強くなるとか。
その辺はキャラクターのレベル毎に固定で決まっており、個性ある成長のさせ方が出来るレガシーな要素はありません。
持ち込むアイテムと強化する能力カードがプレイヤーが選択する選択肢ですね。
それらを同じシナリオで同じ選択をすれば同じ性能になります。
レガシー要素は無し
グルームヘイヴンの大きな特徴は不可逆な壮大なレガシーシステムですが、本作グルームヘイヴン:ボタンズ&バグズでは、レガシーシステムはありません。
プレイヤーの選択次第でその後の展開や成長が変わっていくようなことはないです。
ポケットサイズのゲームなので、レガシー要素を入れるのはかなり難しいでしょう。
カードプレイや戦闘の基本は同じ

カードを2枚プレイして、それから2つのアクションを行うといったグルームヘイヴンのコアな要素は、基本的には変わっていません。
行動順序に従って、タイルの上を移動して、敵を攻撃して、敵からの攻撃を防御して、ダメージ食らってというような、基本的な枠組みは完全にグルメヘブンの基本セットと同じになってます。
なのでコアな部分の面白さは完全にグルームヘイヴンそのものです。
カードの進化方法が異なる
グルームヘイヴンの基本セットではレベルが上がる度に、強力なカードを獲得して使えるようになり、それを一定枚数選択してシナリオに持ち込むというスタイルでした。
一方で、グルームヘイヴン:ボタンズ&バグズでは、カードは進化させて強化することになります。
カードは基本的には、最初から使えるレベル1と、キャラクターレベルが上がると使えるレベル2の、2つのレベルしかありません。
どのキャラクターもプレイ可能なカードは4枚しかないのですが、レベル上がるとその4枚のうち1枚を新しいレベル2のカードに入れ替えることが出来ます。
レベル2のカードは基本的には入れ替える前のレベル1のカードの上位互換になっています。入れ替え前のカードと入れ替え後のカードは1:1の関係になっていて、入れ替えた場合は似たような能力で上位互換のものがま使えるようになっています。
使用していたカードの能力が本当にレベルアップしてるというそんな感じですね。
カードのプレイ方法に特徴あり
各キャラクター4枚しかカードを持っておらず、それでどう戦えばよいのかと思いきや、1枚のカードは表のA面と裏のB面になっていて、最初A面で1度カードを使うとカード裏のB面にして、再度違う能力のカードとして手札に戻ってきて使えるようになります。
通常のグルームヘイヴンだとカードを使うとすぐに捨て札に行って、休憩するまで回収できなかったですが、本作では1度使ったカードは裏返しになって、裏のB面の能力を使えるという作りになってます。
更にB面の状態でカードを使用すると今度こそ捨て札に行くという仕組みですね。少ない枚数のカードで長くターンを持たせられるような大分工夫された仕組みになってます。
攻撃補正カードが3択になった

攻撃補正カードは、攻撃の結果を+したりマイナスしたりファンブルしたり、攻撃の結果を大きく左右する重要な要素でしたが、これもかなり簡略化されました
攻撃補正カードの山札は無くなり、攻撃毎にダイスを振って「良い」「悪い」「普通」の3択から出目の結果で補正値が決まるようになりました。
また、攻撃補正の「良い」「悪い」「普通」は6パターンあり、一度攻撃するとその攻撃補正のパターンが変わっていくようになります。
次の攻撃は「×2」のパターンだとか、次の攻撃は「ファンブル」のパターンだとかが事前にわかるようになっています。
キャラクターが成長するとこの補正パターンが入れ替わって強化されていくようになります。
敵の行動は3択になった
通常のグルームヘイヴンでは敵の行動は、6枚くらい用意された敵の行動カードを引いて決まっていました。
今回は、攻撃補正と同じダイスを使用して、3択から出目に従ってどの行動をとるかが変わるようになりました。
敵の行動パターンは減りましたが、敵によって特徴的な動きをするのは変わっておらず、本作の魅力の1つになっています。
グルームヘイヴン:ボタンズ&バグズのレビュー
グルームヘイヴン:ボタンズ&バグズを実際に遊んでみて感じたレビューです。
全体的にしっかりとグルームヘイヴン
グルームヘイブンボタンズ & バグズの感想としてまず最初に来るのは、しっかりグルームヘブンだなというその1点です。
グルームヘイヴンというゲームは、個性的なキャラクター1体を使いシナリオに挑んでカードを使って移動して攻撃して攻撃受けて敵倒して、どんどん進化して強くなっていき、ドンドンシナリオクリアを目指していくといったところに楽しさがあるわけですが、本作もグルームヘブンのそのような基本的な楽しさはしっかり踏襲してるボードゲームだと思います。
このしっかりグルームヘイヴンしている感があり、基本的には同じような楽しさを感じられるので、グルームヘイヴン好きには間違いなくお勧めできるゲームになってると思います。
ポケットサイズに凝縮された濃厚なゲーム

本作の、特筆すべき特徴の1つは、持ち運びのしやすさ、サイズの小ささです。
まぁ、持ち運んで遊ぶかと言われたら別に持ち運ばないと思うので、サイズが大きいかろうが小さかろうが私はそこまで気にしないです。
ただ、これだけの濃密で濃厚なゲームとゲームシステムをこのサイズの箱に集約できたというのはもの凄いことだと思いますし、他のボードゲームで真似したくても中々同じことはできないだろうと思います。
難易度はしっかりグルームヘイヴン
最初は大分簡単に終わり結構拍子抜けするのですが、途中からこれまでチュートリアルでしたと言わんばかりの難易度の高さになって、これはしっかりグルームヘイヴンしているなという風に思える難易度のシナリオになってきます。
最初何回かプレイして、ちょっとこれ簡単すぎて期待外れだなと思う方は、是非何シナリオかやってみることをお勧めします。
途中からいつものグルームヘイヴンのように、手に汗握るようなギリギリの戦いが楽しめるようなシナリオになっていきます。
「グルームヘイヴン獅子のあぎと」もそうでしたが、最初の方はシステムを理解させるためのチュートリアル的にクリアしやすくなっていることが多く、既プレイ者からすると大分ぬるく感じるわけすね。
グルームヘイヴン基本セットでは、シナリオ1からいきなり全力で殺しにかかってくるわけですが、そのようなハラハラドキドキ感を味わえるのは途中からになります。
戦略的な立ち回りが非常に面白い
ギリギリの戦いが必要な難易度になるとどうなるかというと、頭を使って戦略的にカードを使って立ち回っていく必要が出てきます。これが非常に面白い。
適当にプレイしていてなんとなく勝てるというわけにはいかなくなります。
本作にはダイスを振って攻撃の結果や敵の行動が変わりそこにランダム性はありますが、そのランダム性を踏まえた上で、自分が今そして将来にどのような立ち回りをするか、どういうカードをいつ使うかなどの戦略を考える必要があり、ボードゲームとしてそれは非常に面白い体験です。
難易度高いシナリオこそ、そういうのをちゃんと考えないと適当にやると失敗するようになっており、まさにギリギリの戦いを頭使って戦略的にクリアしていくことになります。
立ち回りの最適解を考えて、実際に狙い通りに上手くいったときは最高に脳汁が出ますし、このグルームヘイヴンというゲームのかなり面白いポイントだと思います。
プレイ時間が短いので再チャレンジが容易で良い
難易度は決してぬるくないので、普通に敗北するシナリオも沢山あります。
グルームヘイヴン基本セットでは1プレイ2時間とか平気でかかるため、シナリオの最後でゲームオーバーになると結構プレイヤーの士気が下がり、同じシナリオをもう一度・・・とはなりづらいことがありました。
本作は1プレイ20分位で済むので、手軽にもう一度チャレンジすることが出来ます。
難易度の高いシナリオはもう少し時間がかかりますが、それでも再プレイはしやすく気が重くはなりません。
1人プレイ好きには間違いなくおすすめの作品
1人プレイのボードゲームが好きな人にとって買いか?という質問に対しては、間違いなく買った方が良いボードゲームだと思います。
私は1人プレイボードゲームが大好きなのですが、そんな私はドハマりしたくらい面白い作品でした。
元々グルームヘイヴンは1人のソロプレイが非常に高評価な作品なので、それを1人専用にした本作が面白くないわけがないということですね。
リプレイ性はそれなりにある
リプレイ性の観点でいえば、本作はそこそこのリプレイ性になっています。
シナリオは20個あり、周回してリプレイする際は、ほぼ同じシナリオを通っていくことになります。
そういう意味では若干リプレイ性に乏しいのかもしれないですが、シナリオの分岐は用意されているので、その分岐の差分を楽しめるというところが1つあります。
また、プレイヤーキャラクターの6体は、得意な立ち回りやプレイスタイル全然違うので、別キャラクターを使って周回することでプレイ感の違いを楽しめると思います。
跳躍を持っていると楽なシナリオ、状態異常の搦め手が必要なシナリオ、一撃必殺が必要なシナリオ、などキャラクターによっての違いがシナリオのプレイ難易度に関わってきて、プレイ感の違いとして楽しめると思います。
コンパクトにするための工夫が凄い
グルームヘイヴン:ボタンズ&バグズはコンパクトがコンパクトなボードゲームですが、ゲームサイズをコンパクトにするための工夫が凄いです。
内容物のカードの多くが表裏で別の内容が書かれています。表と裏で別の意味を持つため、つまりカードのボリュームを2倍にできているということです。
モンスターカードは10枚しか入っていませんが、何と表裏で別のモンスターになっているため、実際には20種類のモンスターが登場することになります。
アイテムカードも登場しますが、シナリオカードがアイテムカードの代わりに機能するようになっています。
シナリオカードはそのままシナリオの戦闘マップになっています。
それでいて、キャラクターのHPなどはしっかり見やすいようにダイアル式のコンポーネントになっていて、コンパクトさと遊びやすさを上手くバランスとって工夫されていると思います。
キャラクター6体の職業がやや謎

本作に登場するキャラクターは6体で、これらはグルームヘイヴン基本セットに登場する最初から使える種族と職業になっています。
なのですが、一部のキャラクターだけ職業の名前が変わっています。何なら見た目も若干変わっているような気も。。。
グルームヘイヴン基本セットには、「アイノックス」という種族の「ブルート」という職業がいたのですが、職業が「ブルーザー」という名前になっています。
グルームヘイヴン基本セットには、「人間」種族の「スカウンダレル」という職業がいたのですが、職業が「サイレントナイフ」という名前位になっています。
能力的に見る限りだと、ほぼ同じコンセプトのキャラクターに見えるわけですが、職業の名前が変わったようです。
これはいずれどういう理由なのか詳細を調べてみたいところ。
予想としては、「ブルート」は「暴れ者」だったり、「スカウンダレル」は「悪人」みたいなネガティブな意味を持つ言葉なので、教育上よろしくないような名前であることを嫌ったというところで、名前が変わったのかもしれないですね。
改めてみるとやはり見た目が違うようにも見えるので、似て非なる職業扱いなのかもしれません。
バラツキが無いため良く調整されている
本作ではレガシー要素がありません。プレイヤーは、シナリオ毎に決められた選択肢の中から自分の考えに従って好きにキャラクター強化を選択して、シナリオに挑みます。つまりばらつきは無いため難易度調整がしっかりバランスとられているということです。
通常のグルームヘイヴンでは、シナリオ次第で得られるアイテムが違ったり、レベルによって難易度が違ったり、LVが上がってもらえる強化カードも選択肢2つから1つです。レガシーならではですが、プレイヤーのこれまでの選択次第でキャラクターの能力は異なり、つまり以降の難易度が変わりました。
本作では、シナリオによってバラつきがありません。1つのシナリオでプレイヤーが選択可能な選択肢は固定されています。
そのため、極端に難易度が上がったり極端に難易度が下がるようなことはなく、よくバランス調整されていると思います。そのためギリギリ勝ったり負けたりするような難易度調整になっているわけですね。
シナリオ毎にキャラクターによって多少の有利不利はあれど、シナリオごとにちゃんと調整されていて、このキャラクターだとこのシナリオがクリアできない、みたいなことは無いように思います。
説明書とルールがかなりのボリューム
元々のグルームヘイブンのルールが多いため、本作の説明書のかなりのボリュームです。
グルームヘイヴン:ボタンズ&バグズには説明書が入っているのですが、その内容は何とルールの全体の6割ぐらいまでしか説明されていません。シナリオ1をプレイしてクリアするには十分なルール説明ですが、それ以上のルールを知りたい場合は、公式サイトを見てくれとなっていて、まさかのQRコードで公式サイトに飛ばされてPDFを閲覧する必要があるという、なかなか見ないスタイルになっています。
そして、その PDF を見てみると、想像以上に凄い量のルールが書いてあって、それを確認するのはそれなりに時間がかかる風になってます。
グルームヘイヴンをやったことがある人にとってみれば、半分以上は同じルールなので結構スムーズに頭に入ってくると思います。グルームヘイヴンとのルール差分がわかるように説明書も工夫されています。
ただ、グルームヘイヴンをやったことない人がイチからやるにしては、ルールがかなりボリュームのあるボードゲームかなと思います。
ということで、習得難易度は若干難しめのボードゲームになってると思います。
習得難易度は高めですが、ベースになってるグルームヘイヴンは非常に優秀な作品なので、その先に待っているプレイ体験や面白さは折り紙付きです。難易度に負けずに頑張って習得したいところです。
もう少し箱のサイズが大きくても良かった
箱とカードのサイズはもう少し大きくても良かったと思います。
カードサイズのマップの上でキャラクターキューブを動かしていくので、弄っていると小さすぎて良くわからなくなってくることがあります(笑)。
このレベルの面白いゲームであれば、もう何周りか大きい箱とカードを使って楽しめたら、より快適に遊べて更に良かったんじゃなかろうかと思います。
ただ、このボリュームのゲームをこの値段に収めたというところで、コンパクトになってしまっているのは、やむなしというところでしょうか。
また、コンパクトさがコンセプトのゲームなので、箱にもその影響が出ているということでしょう。
総評:これは非常に楽しいグルームヘイヴン
グルームヘイヴン:ボタンズ&バグズは、海外で話題になっていて気になってはいたのですが、いずれ日本語版は出るだろうと思い、英語版には手を出していませんでしたが、無事に日本語が発売となりました。
プレイした感想としては、予想通りと言いますか予想以上と言えますか、グルームヘイヴンらしさが良くできていて、非常に面白いゲームに仕上がっていました。
運はほどほどに、自分の戦略や実力を存分に発揮して高難易度のシナリオに立ち回っていくのは本当に面白いですし、戦略が上手くハマってクリアできた時の達成感は最高です。元々のグルームヘイヴンが敗北寸前からの劇的な逆転勝利などドラマチックな体験を生み出す作品でしたが、本作はそれをギュッとシンプルに濃縮した体験になっています。
1人専用というそれなりに需要が限られているジャンルですが、ソロプレイボードゲームを探してる方であれば、まず間違いなく買って損のないおすすめなボードゲームかと思います。
普段ソロゲームは遊ばないけどグルームヘブンは好きですよ、という方にとってどうかと言うと、グルームヘイヴン好きなら間違いなく本作も楽しめるので、1人でボードゲームを楽しむことが出来る環境があるのであれば、ゲットして損はないゲームだと思います。
非常に面白い優秀な作品でした。文句なしに超おすすめです。
総合評価:★★★★★★★★★☆(9点)
グルームヘイヴン:ボタンズ&バグズの内容物
- プレイの手引き 1冊
- 攻撃補正ボード 2枚
- モンスターボード 4個
- HPダイヤル 5個
- 状態トークン 24個
- ユニークな傭兵のマイクロミニチュア 6体
- キューブ 10個
- ダイス 1個
- 能力カード 48枚
- 攻撃修正カード 14枚
- モンスターカード 10枚
- アイコン参照カード 1枚
- シナリオカード 22枚
- プロモーションシナリオカード 4枚
- キャラクターカード 6枚
本作はカードの表裏を上手く活用することで、コンパクトながらボリュームを上手く増しています。これは面白いアイデアだと思いますね。
モンスターカードも10枚しか入っていないのですが、1枚のカードの表裏で別のモンスターになっているため、実際には20種類のモンスターが登場することになります。
また、日本語版限定かわかりませんが、プロモカードも4枚付いていて、全20シナリオの道中でプレイ可能なシナリオ4本が追加されます。
グルームヘイヴン:ボタンズ&バグズ スリーブ
カードはミニユーロサイズとレギュラーサイズの2種類入っており、スリーブはあった方が良いでしょう。
- 44 x 68mm:72枚
- 64 x 89mm:33枚
ただし、一部のカードはスリーブに入れない前提で、コンポーネントにハマるジャストサイズになっています。
例えば、モンスターカードをモンスターボードに差し込む場合は、スリーブに入っていると恐らくハマりません。
ハマらなくても大して問題は無いですが、気になる方は工夫が必要です。
グルームヘイヴン:ボタンズ&バグズ あとがき
以上、ボードゲーム「グルームヘイヴン:ボタンズ&バグズ」のゲーム紹介でした。
グルームヘイヴンの名を冠するソロ専用のボードゲームで、そのコンパクトな箱の中にグルームヘイヴンの魅力がぎっちりと濃縮されていました。
これは非常に面白いですね。このサイズでこの濃厚さのソロプレイボードゲームは他に無いんじゃないでしょうか。
グルームヘイヴンが好きな方やソロプレイが好きな方には超おすすめです。勿論グルームヘイヴンもソロもあまりやったことがない方にもおすすめの作品です。

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