2022年も5月に入り、各社から6月の新作ボードゲーム情報がどんどん出てきていますね。
今回は、アークライトさんから発売予定の「アリーナ:ザ・コンテスト 完全日本語版」を紹介していきたいと思います。
事前発売情報も無かったですし、いきなりの発売告知ですが、非常に面白そうな作品になっていました。
そして驚愕のお値段(笑)。これは中々凄いお値段ですね。
ということで「アリーナ:ザ・コンテスト 完全日本語版」がどんなゲームなのかを紹介していきます。
アリーナ:ザ・コンテスト 完全日本語版はどういうボードゲームか?
基本情報
デザイン | アレシャンドレ・アブジ 、ダニーロ・アルカンタラ、クライトン・マシャード |
---|---|
プレイ時間 | 45~90分 |
プレイ人数 | 1~8人 |
対象年齢 | 14歳以上 |
版元 | Dragori Games |
販売 | アークライト |
日本語版 発売日 | 2022年6月9日 |
希望 小売価格 | ¥19,800(税込み) |
ボードゲームの概要
キックスターターで$700,000(日本円で約8,000万円)以上集めた話題作がついに上陸!
本作は、ドラゴンを中心とした非常に深く練り込まれた世界を舞台に、対戦・協力プレイが可能なファンタジーアドベンチャーゲームです。
プレイヤーは、まったく異なる能力を持つ8人の勇者の1人となります。最大8人のプレイヤー同士が勇者を使って4対4の大乱闘をおこなったり、協力して強大な敵と戦う協力モードで遊ぶことができます。さらに、世界の謎に迫るキャンペーンモードも搭載。ストーリーがプレイヤーの選択によって変わっていき、エンディングも様々なので、何度でも遊ぶことができます。
戦闘システムは、コマを移動させ、カードを使って敵を攻撃する、といった非常にシンプルでわかりやすいゲームになっています。ゲーム中に1回しか使えない超強力な効果を持つ必殺技『神業』を上手く使えば、戦況をひっくり返す逆転の一手を繰り出すことができるでしょう!
引用:アークライト公式HP
「アリーナ:ザ・コンテスト」は、ファンタジーの舞台をテーマにした「対戦」「協力」ボードゲーム。
なんと最大8人でプレイ可能で、8人が入り乱れて対戦したり、プレイヤーが協力しつつボスに挑むモードも搭載されています。
肝心なシステムですが、遊戯王のようなゲーム漫画に出てきそうな、ボード上でヒーローやモンスターを戦わせるタイプのボードゲームになっています。
ヒーロー毎に特徴があり「League of Legends」のように、接近・遠距離・サポートなどを意識してチームを組ませるようになっています。
気になるのはそのお値段!約2万円です(笑)。これは中々強気の値段設定。
それもそのはず。コマが32体入っていますが、全てフィギュアなのでフィギュアゲーム特有のコストがかかっているわけですね。
公式PV
アリーナ:ザ・コンテストの公式のPVがあったので紹介しておきます。
キックスターターの公式動画です。
いやー、これは面白そうだ。。。そりゃ公式PVがつまらなそうに作られていたら問題ですが(笑)。
注意点として、これはキックスターターの動画です。なので、この動画で登場するフィギュアが、どこまで日本語版に入っているかは若干わからず。特に巨大なボスフィギュア群は、追加の拡張パックのものみたいですね。
複数のゲームモード
以下のゲームモードが搭載されています。
- PvP:仲間と協力して相手を全滅させるのが目的。2~8人プレイ用。45~90分
- PvE:4人で協力してミッションを進めてボスを倒すのが目的。レベルアップ要素などもあり。1~4人プレイ用。45~90分
- キャンペーンモード:PvEを連続したシナリオで進めていくモード。
特にPvPは最大8人まで対戦可能な大乱闘モードです。面白そうですね。
ヒーロー
6種類のヒーローが用意されています。
- ブルート(赤)
- タクティシャン(オレンジ)
- タンク(灰色)
- ヒーラー(緑)
- シューター(青)
- コントローラー(紫)
各種類のヒーローがそれぞれ2体ずつ用意されており、それぞれ性能が違います。
ゲームシステム
アリーナ:ザ・コンテストのゲームシステムをざっくり紹介します。
ルールブック40ページで大分何回なのでかなり端折って紹介します。
セットアップ
戦場となるアリーナを作成します。
方眼マスが書かれた巨大なボード上に、壁や扉などをセットアップします。
グルームヘイヴンよろしく、カスタマイズ可能なように、タイル群がコンポーネントとして入っています。
ダイスロールでヒーローを選択します。
何人プレイでもキャラクターは6体もしくは8体使用します。2人プレイの場合、1人がキャラクター3体ずつ使い、8人プレイ場合、1人がキャラクター1体ずつ使うとかそんな感じになります。
ヒーローの性能
各ヒーローはそれぞれ固有で以下の性能を持っています。ヒーローカードに書かれています。
- HP:0になると死亡
- 攻撃力:攻撃した際のダメージ量
- 防御力:攻撃を受け流しやすくなる確率
- 移動力:移動時に移動できる量
- スキル攻撃:各ヒーロー2つ持っているスキル攻撃
- 特殊攻撃:各ヒーロー2つ持っている必殺技
- パッシブスキル:ヒーロー固有の常時発動能力
また、ヒーローは接近タイプ(メレー)と遠距離タイプ(レンジド)がいます。
例えば、オーソドックスな接近戦のヒーロー「ブルート」だと以下のような特徴があります。
- 高攻撃力の接近職。ただし、俊敏性が低い。
- 攻撃を受けやすいが、HPがかなり多い。
- 仲間から孤立した敵に追加ダメージを与える。
- 接近大ダメージ職が欲しいなら採用するべき
このような特徴的なヒーローを組み合わせてチームを組んで、アリーナでPvPバトルしたり、ボスを倒すためにストーリーを進めていく、システムになっています。
ターンの流れ
各チームのヒーローには交互にターンが回ってきます。
- ターン開始
- アクションフェイズ
- ターン終了
ターン開始
状態異常などの効果を受けていないかチェックします
アクションフェイズ
「移動」と「通常アクション」を1回ずつ実行します。
- 通常攻撃してから、移動
- 移動してから、更に追加で移動
- スキル攻撃してから、移動
- 移動してから、必殺攻撃
など、移動と1アクションを組み合わせてターンエンドです。
攻撃
各ヒーローは4種類のスキル攻撃や必殺攻撃をもっています。
スキル攻撃は何度でも使えますが、必殺攻撃は1回ずつしか使えません。まさに必殺の攻撃というわけですね。
アーチャー職のスキル攻撃例です。
- スキル名:ツインアタック
- レンジ:8
- ターゲット:2体(もしくは1体に2回)
- ダメージ量:7
- 追加効果:攻撃を受けたターゲットは「公開(防御3ダウン)」状態になる
- 全ミス:攻撃をかわしたターゲットは余剰ダメージ5を受ける
戦闘はシンプルで、使用する攻撃方法とターゲットを決めたら、ダイスを振って攻撃の成否を決めます。
各ヒーローの固有スキルを上手く使って立ち回る戦い。非常に面白そうですね。
マジックアイテム
キャンペーン中に購入が可能
- アーティファクト:装備して性能を強化
- スクロール:使い切りの強力な効果
戦闘を有利に進めるためのアイテムです。
ゲーム終了条件を満たすまでターンをプレイしていきます。
キャンペーンモードについて
単体のシナリオを遊ぶシナリオモードとは別に、連続プレイが前提のキャンペーンモードが入っています。
キャンペーンモード用のシナリオブックが入っており、このゲームの舞台「タナレス」という世界でプレイヤーが物語を進めていくことになります。
経験値を獲得して成長していくシステムもあり、謎解き要素もあるようで中々楽しみな作りになっています。
内容物
- ゲーム盤:1枚
- キャラクターシート:20枚
- ルールブック:1冊
- クエストガイド:1冊
- キャンペーンブック:1冊
- クイックスタートシート:1枚
- 早見表:2枚
- カード:294枚[カードサイズ:64×89mm]
- タイル:60枚
- トークン類:58個
- 20面体ダイス:2個
- コマ:32体
- 色付きリング:12個
海外のコアセット情報だと以下のコンポーネントがフィギュアとして入ってくるようです。
数も32個ありますし、アークライトさん公式からの情報と同じですね。
なので日本語版には、この画像に含まれる32体のフィギュアが(恐らく)同梱されているようです。
ボスドラゴンの巨大フィギュアが非常に格好いいですね。
スリーブ
レギュラータイプのスリーブが300枚近く必要です。
- レギュラーサイズ:64 x 89mm:294枚
こういうゲームが好きな方におすすめ
- リーグオブレジェンド
- グルームヘイヴン
- アンドールの伝説
こういうゲームが好きな層をガッツリ狙って作ったという感じがしますね。
個々のキャラクターが役割分担をして、お互い強みを生かし弱点を補いあって、1つのチームとして戦うゲーム。私が大好きなシステムです。
あとがき
以上、ボードゲーム「アリーナ:ザ・コンテスト」のゲーム紹介でした。
急な発売発表で驚かされた作品ですが、これはかなり気になる面白そうな作品ですね。
あまりにも事前情報が無い状態での発売発表で、私は購入しようかどうしようか悩み中。8人対戦とかやってみたいですが果たして面子を集められるのだろうか(笑)。
もう少し悩んでから購入するか決めたいところですね。ソロプレイ可能なので、買ってしまっても全然良いと思うんですけどね。実際にプレイしてみたらまた色々内容を紹介していきたいと思います。
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