スピリットアイランド精霊紹介「陽光を浴びた大河のうねり」

スピリットアイランドの河の精霊のレビュー記事です。

「陽光を浴びた大河のうねり(River Surges in Sunlight)」をレビューをしていきたいと思います。

河のように相手を押し流す精霊です。

河の精霊 概要

初心者精霊の中ではやや変わった「河の精霊」。私のブログでは文字数制限からゴロが悪いですが「河ヒドラ」と呼んでいます。見た目がヒドラチックだと思ったのですが、よく見ると顔はMAX4つなので違う気もしている今日この頃です。

河の精霊 能力値

精霊ボードの裏側に書かれている参考能力値は以下の通り。あの裏面の能力値は結構アバウトな長さになっているのであくまでも私の目視による参考値です。

  • 攻撃:7
  • 制御:10
  • 恐怖:2
  • 防御:2
  • 補助:7

「制御」能力に長けた精霊です。ダハンはおろか、遠征隊や町まで得意の波で「制御」しまくります。ただし、肝心な「都市」が制御できないのが最大の欠点。なので個人的には「制御」に10点をあげて良いかは怪しいところ。「攻撃」もなかなかのもので、雷鳥ほどではないですが、ダメージソースを比較的多く持っています。

他の精霊にも「制御」能力はあるのでこいつを使う頃には「制御」にも大分慣れていると思いますが、ここまで制御推しの精霊は他にはいません。将棋でいうと岩男は穴熊タイプで兎に角カッチカチに耐えるタイプでしたが、河ヒドラは四間飛車タイプ、相手の攻撃をいなして捌いて反撃する戦略が楽しめます。

河の精霊 成長の特徴

成長はシンプルな3択で、特徴は以下の通り。

・成長による精霊力獲得がほぼ無い

大体の精霊は成長でも一定の大きめの精霊力を得られるようになっているのですが、河ヒドラは捨て札回収時の精霊力1のみです。つまり、毎ターン得られる精霊力に大きく依存することになります。

これ以外に特徴的な成長はなく、ザ・普通な感じの精霊です。

河の精霊 精霊力と使用カード枚数

精霊力の成長速度は普通です。

成長による臨時収入が無いのに、毎ターンの収入はのんびり上がっていくため、下手なプレイをすると精霊力不足に陥りがちです。雷鳥よりは若干マシですがあちらは臨時収入の成長があります。

使用カード枚数の成長速度も遅めです。

先天能力を使うのに必要なカード枚数を上げるのはそれなりに大変です。この精霊のMAXパワーは雷鳥よりは発動させやすいですが、カード4枚使用しなければならず、発動できるのは大体終盤ということになります。

この精霊のカード使用枚数のマスには、他の初心者精霊にはない特殊マス「1枚回収」が存在します。毎ターン捨て札を1枚回収できる能力です。これは毎ターン回収して便利、、、と思いきや、これがあるせいで、カード使用枚数が4枚になるのが1手遅くなり、困ることも多いです。

捨て札回収1とカード使用枚数4、どっちが強いんでしょうね。

河の精霊 固有ルールと先天能力

固有ルール:「大河の領域」
効果:あなたの湿地の住居は聖域となる

それなりに便利な固有能力です。

最初はこれは非常に便利な能力だ!とか思っていたのですが、住居は比較的起きやすい精霊なので湿地でなくても聖域化することはそれなりに容易です。1人プレイだと聖域が2つあれば1つの島の全土地を射程1以内に取らえられるため、その状態を作り出すのは難しくありません。

同じ土地にばかり住居を置いている余裕がなくなる、多人数プレイの方が輝く能力と言えます。

先天能力:「大洪水」
効果:遠征隊か町1押し出し、もしくは、ダメージ+押し出し、もしくは全体2ダメージ。

比較的優秀な先天能力で、この精霊のこの精霊たるゆえんの能力です。

LV1はコストが安く初期手札との相性が抜群のため、ほぼ毎ターン発動させて使っていけます。カードを適当に使っていたら大体発動します。この能力で遠征土地の遠征隊を流すのが基本的な戦略です。

LV2はダメージと押し出しに変化し、2点ダメージで町の破壊を狙っていける能力に強化されます。破壊ではなくダメージという点がポイント。これを町破壊ではなく都市破壊に使うのが実は有効です。

LV3はまさにこの精霊の必殺の一撃。全体2ダメージ。都市以外の侵略者は根こそぎ消滅します。大体これを発動したタイミングの後で勝利が決まる印象があります。これを当てるために遠征隊と町を一か所に集めるプレイは誰しもがやったことがあるでしょう。

ただ発動には手札4枚使用が必要なので発動は本当に終盤になる位。この遅さが結構きついことが多い。

この先天能力の難しい点は「遅い」という点。遅い能力なのでちゃんと考えて一手先読みしないと残念なことになります。

河の精霊 固有能力カード

固有能力カードを説明します。

イマイチ目立たない、そこまで特徴のない、パッとしない感じのカードが多い印象です。

引用:こちら

固有カード:鉄砲水
効果:1ダメージ。湾岸地なら+1ダメージ。

2コストと高めだが比較的優秀なカード。速度が速いため、建築予定の遠征隊を倒したり、湾岸地限定ではあるが、2ダメージで町を破壊したりできる。これを上手く使って初期配置の都市を破壊できると良い感じ。

攻撃的な精霊とはいえ序盤の攻撃手段はこれくらいしかなく、小回りの利く貴重なダメージ源なので、有効に使っていきたい。

固有カード:押し流し
効果:遠征隊か町を3つまで押し出す

河ヒドラの代名詞的な能力カード。

強いかと言われると正直それなりな感じもするが「制御」の精霊なのでこの能力でしっかり遠征隊や街を押し流すのが重要。3体まで流せる能力はそこまで多くは無いので貴重。

先天能力とこのカードを使ってあっちこっち押し出しまくって何もやらせないというのがこの精霊の基本戦術。

固有カード:活力の恵み
効果:精霊力1を得る。自分以外ならカードの使用枚数分の精霊力を得る。

補助カードで精霊力を生み出す効果。多人数プレイだとこの精霊力の補助で助けられることは結構多い。雷鳥の補助ほどではないが十分強い。

実は河ヒドラに取ってかなりの重要カードです。

河ヒドラは毎ターンの精霊力が低く、成長でも精霊力の獲得を見込めません。そのため精霊力不足しがちなのですが、それはこのカードを使うことで補うことが出来ます。たった1ですが馬鹿になりません。多分このカード前提で精霊力調整されているまであります。

また0コストの割には生み出されるエレメントが優秀で、この精霊の能力にドンピシャリです。LV1,2の発動に使いまくっていくことになるはずです。低コストでエレメント生成用に使っていくことになります。

ということで実は地味に重要なカードで、大能力獲得時に忘れてしまうと、精霊力は足りなくなるわ、エレメントも生み出しづらくなって先天能力発動できないわで、ろくなことになりません(体験談)。忘れず最後まで取っておくのが無難でしょう。

固有カード:川の豊かさ
効果:ダハン2体まで引き寄せ。ダハンが2体いるならダハンが1体増える。

豊かな大地にダハンが集まってきて子供が出来ましたっていうやつです。

実は基本セットにダハンを増やす能力は2つしかなく、非常にレアな能力です。しかもコストは0で大した条件ではないのでガンガン増やしていけます。

これがあるのでダハンに関しては優遇されている精霊なのですが、肝心なダハンを守るすべを持っておらずそこがこの精霊の難しいところです。やられる覚悟でダハンを突っ込まないといけません。初心者ルールを使えば防御能力カードが手に入るので、ダハンの反撃を狙いやすいんですけどね。

非常に強いカードだと思っていましたが、こういうデメリットを持っているので、増やしたダハンを有効活用するには工夫が必要です。

河の精霊 簡単な攻略とコツ

河ヒドラのコツを思うが儘に書いていきます。

遅い効果の多い精霊なので兎に角先を読んで対処していく必要があります。

この精霊の初手の成長はあまり深く考えたことが無いのですが、「射程1住居×2」か「射程2住居+カード」どちらでもありだと思います。どちらから始めてもそんなに悪くない差がないスタートだと思います。

最初は初期手札で何とかなるので、住居×2の方で精霊力と使用カード枚数を増やすのが無難です。再序盤から先天能力を使っていくので、必ず使用カード枚数は2枚にしておいた方が良いですね。

初手の使用カードは「押し流し」と他もう1枚ですね。押し流しと大洪水の能力で1ターン目に建築されたり遠征された土地をすかさず流していきます。

遅い効果なので先を見越して使わないと駄目なのが大変なところ。

初手の話はここまで。

基本的には押し出し押し出しで、遠征隊に町を建築させないのが重要です。万が一建築されても街を流してしまえば遠征隊だけで1ダメージで耐えられます。兎にも角にも先天能力は毎ターン発動させて使っていきます。

この精霊の立ち回りで重要なのが防御能力カードの獲得でしょう。侵略者を制御しているということは今は耐えられてはいますが、略奪を先延ばしにしている状態なので、いつかはそれらをたたいて数を減らさなければなりません。しかし攻撃能力には限界があるので、ダハンの反撃に頼りたいところなのですが、肝心な防御能力が皆無なので難しいです。それを補う防御カードは手に入れておきたいところ。初心者ルールで2枚目に手に入る防御6は機会があれば絶対に取っておきたいカードです。

この精霊の最大の課題は都市の対処です。あれもこれも流してしまう制御の精霊ですが都市までは流せません。これがかなり痛い。初期配置の都市が対処しきれずに、簡単に荒らされていきます。中盤まで厳しい時間が続きます。

都市を対処できる簡単な方法を持っている精霊は大体強いですが、この精霊のように都市に対処しづらいと苦戦することが多いですね。

対処方法は幾つかあり、ダハンの反撃に頼る方法が1つ。ただし、この精霊はダハンは増やせてもダハンを守るすべを持っていないので、これは都合のいい能力カードを引いてこないと厳しいです。初心者ルールであれば相性の良い防御カードが簡単に手に入りますが、通常ルールですとそうもいきません。

もう1つは先天能力LV2以上で削って鉄砲水で倒す。これが一番現実的でやりやすい方法でしょうか。幸い先天能力の発動コストはそこまで高くないため、使うのは楽ですが、カード使用枚数の成長がそこまで早くないため、中々使えるようになりません。

大洪水も鉄砲水も町や遠征隊の排除にも使いたいはずで、ここを都市1つのために使うかは悩ましいことになると思います。

あとは他の精霊同様に大能力カードに頼って排除ですね。岩男ほどではありませんが、獲得できる大能力カードの内容は比較的重要な精霊でしょう。

複数人マルチプレイの場合は、ただでさえ遅い能力で先読みが必要なのに、他のプレイヤーの島ボードの土地も気にしなければならないとなると大分厳しい感じです。自分のボードの対処で手一杯という感じになること間違いなし。

大洪水LV3で一掃しようにも、他の精霊はそこまで制御能力は高くないため、一か所に集めてというプレイは結局自分だけでやることになり、複数人プレイでもソロプレイでもあまり集められる数は変わらなそうです。

ダハンの増加に関しては非常にありがたい能力で、多人数プレイ時の方がダハンはあっちこっち行って使われることになるので、重宝すると思います。取り合えず増やしておいて他の人に使ってもらうなんて言うプレイができます。これだけは本当に輝いています。

河の精霊 レビュー

  • 強さ:★★☆
  • 好み:★★☆☆

好きな人にはごめんなさい。今のところ個人的精霊ランキング最下位の精霊です。

精霊力が不足しがち、カード枚数の成長も遅い、都市に対処できない、行動速度が遅い、先読みしないと対処できない、などなど欠点が目立つ精霊という印象で、逆にこれといった強みがあまりない。

ソロプレイやマルチプレイでも何度か使ったし使っている人を見てきましたが、やはりイマイチ活躍できていない。良くて及第点の働きという感じ。ゲームが失敗に終わったときは、大体この精霊がやらかしていることが多い印象(笑)。制御が追い付かずにドンドン荒廃していってしまう…あくまでも個人の感想ですが。

兎に角都市の対処が厳しく、遠征隊や町は何とかなっても都市はどうにもならず、特に初期配置の都市が略奪対象になるとほぼ防ぐすべがありません。これが兎に角キツイ。初心者ルールの2枚目で手に入る防御6のカードが如何に相性が良いかということです。

後半になればどうにかなるかと思っても、制御も出来なければ攻撃で破壊もしづらく、都市の対処には手を焼きます。

また、肝心な制御能力が遅いという点も厳しいです。遅い制御なので気づいたときにはもう駄目だとなっていることも多い。これもかなり難しくプレイがしんどいです。今の盤面は勿論のこと次の盤面のことも必死で考える必要がある。岩男以上に考えないと駄目ですね。

ただ、仲間に雷鳥がいれば、補助カードの効果で能力2つまでを高速化できるので、見違えるように生き生きします(笑)。雷鳥・河ヒドラペアは、河ヒドラの欠点を雷鳥に補ってもらえる良いコンビな気がします。カードの絵柄の通り良い感じの組み合わせなんでしょう。

この精霊の最大の見せ場は先天能力「大洪水」のLV3を発動するタイミングでしょう。溜まりに溜まった侵略者たちを強烈な範囲攻撃で根こそぎ持っていきます。7,8体も集まった侵略者であふれた土地が空になるのは流石に爽快です。ただ、これを発動できるのはかなりの終盤なのでそれまではかなりつらい時間が続きそうです。

この精霊をプレイしたての頃は、ダハンが増えるという点が他の精霊にはない特徴で何となく好きで、個人的お気に入りランキング上位だったんですけどね。ダハン増加は変わらず便利で強いものの、他の欠点が目立つようになってしまいそのまま評価も下がってしまいました。

色々書いてしまいましたが制御と攻撃で敵の侵略をいなす河の精霊河ヒドラ。敵の攻撃を受け流すような立ち回りが好きな方にはお勧めです。


以上、河の精霊である河ヒドラの紹介でした。

良い使い方などあれば是非教えてください。

続きの記事もサクッと書いていきたいところ。

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