スピリットアイランド精霊紹介「炎のごとく揺らめく影」

スピリットアイランドの恐怖の精霊のレビュー記事です。

スピリットアイランド基本セットの「炎のごとく揺らめく影(Shadows Flicker like Frame)」をレビューをしていきたいと思います。

侵略者に影から忍び寄って、闇に引きずり込んで亡き者にする精霊。

初心者精霊の紹介は今回で最後です。最後は他の3種類とはやや変わった毛色の初心者精霊となります。

影の精霊 概要

ぱっと見雰囲気がつかめない「影の精霊」。私のブログでは文字数制限から「影竜」と呼んでいます。

影の精霊 能力値

精霊ボードの裏側に書かれている参考能力値は以下の通り。あの裏面の能力値は結構アバウトな長さになっているのであくまでも私の目視による参考値です。

  • 攻撃:6
  • 制御:5
  • 恐怖:10
  • 防御:1
  • 補助:1

「恐怖」能力に非常に長けた精霊です。全ての攻撃に恐怖がついています。適当にプレイするだけでガンガン溜まっていき、他精霊との違いに驚くでしょう。

攻撃と制御能力も中々のもので、アベレージ以上はあると思います。防御は1となっていますが、ダハンの防衛能力を持っています。また、補助は1となっていますが明確に他の精霊支援能力を持っており、全く苦手というわけではないはずです。

ということであれ?裏面のパラメータ間違ってない?っていう気がする精霊。実は走攻守全てにおいてそこそこバランスが取れており、更に恐怖という尖がりを持っている。

「攻撃」「防御」「制御」とわかりやすい初心者3体と違って、特化しているのは特殊攻撃なので使いづらそうにも見えますが、バランスをとれた能力に尖った「恐怖」攻撃と、他の精霊にはない恐怖攻撃プレイを味わうことが出来るはずです。

影の精霊 成長の特徴

成長はシンプルな3択で、特徴は以下の通り。

・射程3に住居を置ける

射程3に住居を置ける精霊はあまりいません。特に多人数プレイの広い島ボード上で住居を拡大する能力に長けています。

影の精霊 精霊力と使用カード枚数

精霊力の成長は優秀です。

初期値がまさかの0のため、一見すると精霊力の低いハズレ精霊に見えるのですが、途中から急に羽振りが良くなっていきます。開放数=精霊力になるため、この効率は他の精霊と比較しても優秀です。

岩男の次に精霊力に恵まれた精霊です。

使用カード枚数の成長速度も優秀です。

2回成長させるだけで3枚使用可能になるため、この成長速度は雷鳥に次いで2番目の早さです。カード3枚使用可能になると先天能力LV2が使えるようになるため、早くからLV2が使えるというのは他の初心者精霊にはない強さです。

最終的に5枚まで使えるようになり優秀ですが、私のプレイ経験上、実際にそこまで成長しきったことはありません。

影の精霊 固有ルールと先天能力

固有ルール:「ダハンの影」
効果:精霊力1支払うと、射程を無視してダハンのいる土地をターゲットにできる。

かなり優秀な固有能力です。

ソロプレイでは島中に住居が広がるためそれなりですが、2人以上のプレイだとまず間違いなく活躍するスキル。ソロプレイでも序盤に手が届かない土地を狙うことが出来るし、聖域から届かない土地も簡単にターゲットにできる。

精霊力1は序盤は重いコストになりますが、中盤になると余裕が出てきますし、そもそも1コストに見合うだけの能力で、使った方が良さそうなら迷わず使うべきです。

先天能力:「不用心なものを飲み込む闇」
効果:エレメントに応じて、遠征隊1引き寄せ、かつ、遠征隊の破壊と恐怖、かつ、大ダメージと恐怖。

一見すると地味なのですが、非常に優秀な固有スキルです。

雷鳥のような派手さはないのですが、発動コストはかなりお安く、能力にも確実な強さがあります。LVも上がると単に効果が強くなっていくわけではなく、全てのLVの効果を発動させることが出来ます。

聖域から限定というのはありますが、発動速度が速いのがかなり優秀。これが遅い能力だったらややだったところ。

ほぼ毎ターン発動可能なLV1の侵略者を引き寄せるだけでも簡単に建築拠点をつぶせますし、LV2で更に邪魔な遠征隊を除去し、かつ呪いを与えることが出来ます。2体破壊すると呪い2なので、これは町を2つ破壊したのと同じ効果が得られるというわけです。建築されてしまった町2つを何とか破壊するのと、遠征されたばかりの遠征隊を町を建築する前に破壊するのと、それらが同じ効果を発揮してくれるということです。

更にLV3になると都市まで破壊可能になります。しかもダメージなので都市以外も破壊可能で、更に恐怖のおまけもついてきます。まあ強いですよね。

私自身MAXパワーまで発動させたことあったかなかったか記憶が怪しいですが、間違いなく強力な先天能力です。

影の精霊 固有能力カード

固有能力カードを説明します。

恐怖の精霊の名に恥じぬ恐怖パワーが目白押し。それだけではなく更に強力な追加効果が盛りだくさん。

スピリットアイランドの恐怖の精霊のレビュー記事です。
引用:こちら

固有カード:影隠し
効果:1恐怖。このターン中ダハンは侵略者からダメージを受けない。

シンプルなコストと恐怖効果と防御効果。

ダハンを隠してダハンだけダメージを防ぐ防御スキル。これがあるので最悪土地は荒廃させてもダハンを大量に侵略者の強い土地に強気に送り込むことが出来る。その辺の下手な防御効果より余程仕事してくれる能力カードです。

射程が0なので住居を積極的に送り込むか、特殊ルール「ダハンの影」でダハンをターゲットにして発動させると強い。

固有カード:萎れ枯れ行く作物
効果:2恐怖。町を遠征隊1に、もしくは、都市を町1に置き換える。

2恐怖はそれだけで十分。

更に驚くのは後に書かれている効果。何と敵を弱体化可能。凄いのは厄介な都市をグレードダウンさせて町にできること。これを使うことで簡単に初期配置された最高戦力「都市」を排除することが出来ます。町なら幾らでも排除する方法があります。

コストも別に高いわけではなく、文句なしに強カード。

固有カード:義によって集う仲間
効果:ダハン4つまで引き寄せ。町か都市があり、それらの数よりダハンの方が多ければ3恐怖。

ダハン頼みの精霊じゃないのにダハンを何と4つも引き寄せる能力を持っている。普通に考えてこれだけでも強い。

更に特定条件でまさかの3恐怖という非常に大きな恐怖付与。条件を満たすのは難しくないので、最序盤からかなりあっさりと条件を満たして3恐怖GET出来る。強い。

ダハン頼みなのにダハンを2つしか移動させられない岩と河の精霊も見習ってほしいですね。

固有カード:恐怖の外套
効果:2恐怖。対象の精霊は、自分の土地から遠征隊1と町1までを押し出して良い。

他の精霊への補助カード。使うだけで恐怖が2も溜まる。

遅い能力だが基本的な初期侵略2セットを押し出せるので、略奪防止用に非常にありがたい。ソロプレイではこれを自分で使えるので、普通に制御の能力にも長けている。

ということで強い。

影の精霊 簡単な攻略とコツ

影竜のコツを思うが儘に書いていきます。

初期配置は3住居配置なので大分優遇されている。最初の精霊力産出が0なので、まずは「住居射程3+精霊力3」を選択して住居拡大と精霊力を増やすのがオーソドックスかと思います。先天能力を使いたいのでカード使用枚数を増やしましょう。

その場合、精霊力は0ですが臨時収入が入ったので手持ち精霊力は3,カード使用枚数を1つ強化すると2枚使用可能になるので、早くも先天能力LV1を発動可能になります。

これで厄介な建築予定地から敵を排除するというのが真っ先にやるべきプレイ。

使用カードは「義によって集う仲間」や「恐怖の外套」でダハンや敵を制御しつつ恐怖を溜めるのが良いと思います。

いつも私はこんな感じのルートから入ります。

他には、「住居射程1+カード1獲得」から入ることも出来なくは無いですが、その場合、カード使用枚数を増やすと精霊力は0なので使用可能な手札2枚は限定されてしまいますし、逆に精霊力を強化すると精霊力1でカード1枚使用、先天能力発動せず、といった感じになります。

最初に獲得できる能力カードにもよりますが、大体のケースでこのルートよりは、最初に紹介した精霊力3得られるルートの方が強いかと思います。

初手の話はここまで。

プレイ方針としては、基本的には固有能力カードを使って恐怖値をどんどん溜めていくだけで良いでしょう。

2回成長して手札を3枚使用可能になれば、遠征隊をガンガン削って更に恐怖もガンガン溜めていけるようになります。強いので早めから狙っていきたいところ。

大きくなった都市や町に対処するのは確かに難しいかもしれませんが、そうなる前に遠征隊の時点で簡単につぶすことが出来ます。

都市への対処は「影隠し」を使用してのダハンの反撃か、「縮れ枯れ行く作物」の効果で弱体化するだけでオーケーです。固有カードと能力で対応可能ということで、都市への対処はかなりやりやすい精霊だと思います。

正直あとは適当でオーケーです。この精霊ならではのプレイをするというよりは、スピリットアイランドにおいてのオーソドックスなプレイをしていけば、気づいたら勝利しているでしょう。

マルチプレイでは、ソロプレイほど恐怖のたまりが早くないですが、それでもチームの恐怖値UPに多大な貢献をしてくれます。モリモリ恐怖値が溜まっていき結果盤面全体に対してポジティブな効果をもたらすことが出来ます。

また、ダハンの影の効果でさりげなく仲間を超射程でフォローすることも出来、チームプレイ能力も高いと思いますね。

影の精霊 レビュー

  • 強さ:★★
  • 好み:★★★☆

ちょっと変わっていて扱いが難しい感じのする精霊のためか、初心者精霊の中では一番世間の使用率が低い精霊な気がします。

個人的評価トップクラスの強精霊

ソロプレイは勿論のこと仲間内でプレイしている限りだと、安定して好成績を出してくれる。初めてプレイする人でも大体こいつを使わせると仕事してくれる。

ソロプレイで最短3ターンで勝利したことがありますし、成長しきる前に勝利できることが多いです。そのためLVMAXの先天能力などは拝んだことが無い気がします。その前に勝ってしまう。

過去この精霊を使って負けたことがない気がしますね。ただの記憶喪失かもしれませんが。

能力カードなどに書いてある効果がどう読んでも強くて、明らかに他の精霊より優遇されている感じが強い。優遇されているということは当然強い。

最初は裏面に書かれているパラメータのような防御や補助が最低の能力だったけど、色々調整した結果上方修正されて今の防御や補助能力も備えた強さになっているということかな。

もう一人の恐怖の精霊は、強烈な制約がついている分、恐怖特化となっています。流石にその精霊よりは影竜が与える恐怖の力は弱いだろうと思っていたのですが、改めて見返してみると影竜もとんでもない恐怖攻撃力ですね。

全てのカードに恐怖がついていますし、先天能力にもついている。しかも恐怖を2,3与えるのは別に難しくないと来た。手札を使って回収してを繰り返すだけで、恐怖を溜めたくなくても勝手にどんど溜まっていく。少人数だとあっという間に恐怖値が上がって恐怖勝利もしくはLV3勝利が狙えるでしょう。

多人数プレイだと同じ恐怖1でも価値が落ちるため、使いまくってるがたまらないなんてことにもなるかもですが、それでも他の精霊以上に恐怖を溜めてくれるのは間違いありません。

全体的にアベレージな能力で立ち回りつつ、強力な恐怖攻撃でガンガン敵を恐怖に陥れる。そんなちょっと変わった恐怖プレイが好きな方にはおすすめです。


以上、影の精霊である影竜の紹介でした。

初心者精霊は終わりですね。次は中級精霊に入っていきます。

▼スピリットアイランドのゲーム内容とルール紹介はこちら

▼スピリットアイランドのFAQ関連の情報まとめはこちら

4 COMMENTS

キューティーちゃん

影竜を初プレイしております。

特殊ルールについて分からない点があり、TEENOさんの解説ページを読んだのですが教えて頂ければと思います。

この特殊ルールだと1精霊力を支払えばダハンがある土地を対象に出来るとあります。

能力カードには対象の土地の記載がありますが大能力カードの「加速された腐敗」は対象の土地が密林と湿地です。また、小能力カードの「木と石の覚醒」は対象の土地が荒廃がない土地となっております。

例えば「木と石の覚醒」を使う際にに、対象の土地に荒廃とダハンいたとして対象になるのでしょうか。
それとも荒廃がある土地には使えないのでしょうか。(「加速された腐敗」ダハンがいれば密林と湿地以外でも対象になるのでしょうか。)

宜しくお願い致します。

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TEENO

>キューティーちゃんさん
コメントありがとうございます。

>この特殊ルールだと1精霊力を支払えばダハンがある土地を対象に出来るとあります。

これは能力の「射程」のみを無視できる効果なので、「荒廃の有無」などのターゲット「土地制限」は無視できず、変わらず適用されてしまいます。
能力を聖域から撃たなければならないとか、森の住居から撃たなければならないとか、そういう制限も変わらず残ります。
あくまで、ダハンのいる土地に対してなら射程無限大にできる効果、という解釈が正しいです。
1キャラプレイだと島が狭いのでそこまで使うケースは多くないかもですね。

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キューティーちゃん

お忙しい中ご回答ありがとうございます。

あと、TEENOさんの記事の中で影竜の固有の先天能力の内容です。

例えば月4火3大気2のエレメントを得た場合、該当する上から三番目の効果しか適用してなかったのですが、月2火1の効果、月3火2の効果を反映してさらに三番目の効果も反映させるんですね。

他の精霊だと固有能力欄に日本語で「さらに」や「代わりに」の表現があったので上から順番に能力を使っていくのが分かりやすかったので。

精霊別の記事は凄くためになりますので、今後も楽しみです。

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TEENO

>キューティーちゃんさん

>例えば月4火3大気2のエレメントを得た場合、該当する上から三番目の効果しか適用してなかったのですが、月2火1の効果、月3火2の効果を反映してさらに三番目の効果も反映させるんですね。

そうですそうです。LV3が使える状態なら、同じ土地に対して1番目から順に3番目の効果まで発動するとなります。
特に「代わりに」と書かれていなければ全て使えると考えて良いですね。
ちなみにFAQにも書きましたが別々の土地に対して効果を分散させたくなりますがダメです。

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