今回はアークライトさんより2021年6月に発売されるボードゲーム「デッドマンズカバル (Dead Man’s Cabal!)」のゲーム内容を紹介していきます。
かなり面白そうなボードゲームですね。「デッドマンズ・カバル」がどういうボードゲームなのか、所感とルール紹介を交えて説明していきます。
デッドマンズ・カバル 完全日本語版 基本情報
デザイン | System: Daniel Newman |
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プレイ時間 | 60分 |
プレイ人数 | 2~4人 |
対象年齢 | 12歳以上 |
版元 | Pandasaurus Games |
販売 | アークライト |
発売日 | 2021年6月5日 |
希望 小売価格 | ¥7,150(消費税10%込) |
デッドマンズ・カバル 完全日本語版 ボードゲーム概要
本作はネクロマンサー(死霊術師)になってルーン文字を研究し、人骨や4色のドクロを使い、できるだけ多くの死者を蘇らせるゲームです。死者を蘇らせて得られる得点とさまざまなボーナスで獲得できる得点があり、最終的に獲得した得点が多いプレイヤーが勝者となります。例えば、ボーナス点を得るためには「写本室」「神託所」「聖域」で、それぞれ違ったアクションを行わねばならないため、よく考えてアクションを選びぬく必要があります。
「聖域」にドクロを敷き詰めて行われる死者復活の儀式は、奇妙な世界へ誘ってくれるかもしれません…。また、アクションボードや人骨、ドクロなどのコンポーネントも妖しげな雰囲気で気分はまるでネクロマンサー!
死骸の山の上で背筋も凍るような盛大なパーティーを開いてみませんか。
引用:アークライト公式HP
デッドマンズカバルはキックスターター発で2019年に販売されたボードゲームです。
プレイヤーはネクロマンサーになって、死人を生き返らせる儀式を行います。そのためにはドクロやルーンや人骨が必要になります。
ネクロマンサーとして最も死者を多くよみがえらせたプレイヤーが勝ち。
キックスターター発ということでかなり気合の入ったコンポーネントが特徴です。
デッドマンズ・カバル 完全日本語版 ルール概要
1ラウンドは以下の流れで進みます。
プレイベートアクション
このラウンドのメインプレイヤーのみが実行可能なアクション。
ドクロを共通バッグからドローして、納骨堂タイルに置かれたドクロを1つ獲得します。更に手持ちのドクロを1つ消費することで、そのドクロの色のアクションを実行可能。
つまりスタートプレイヤーは1アクション多く実行可能ということですね。
パブリックアクション
こちらは全プレイヤーが実行するアクション。
納骨堂ボードに置かれたドクロの色のマジョリティで1つの色が決まります。その色のアクションを全プレイヤーが実施します。
このパブリックアクションが終わったら次のラウンドです。
アクションの紹介
プレイヤーが実行可能な4つのアクションがあります。
金色ドクロのアクション
新しい儀式を研究するアクション。
手札の儀式カード入れ替えのアクションです。骨リソースを得たり、骨リソースを消費して手札を入れ替えたりできます。
このゲームの儀式カードは、いわゆる目標カードです。儀式カードには、ネクロマンサーなので生き返らせる人が書いてあります(笑)。儀式カードに書かれた条件を満たして儀式を達成して得点を得ていくゲームになります。
赤ドクロのアクション
儀式に使用するドクロを集めるアクション。
骨リソースを消費して、場のドクロを1~3個獲得します。
このゲームのドクロには幾つかの用途がありますが、メインは儀式を達成するために使用されます。
白ドクロのアクション
儀式で使用するルーンを研究するアクション。
ルーンボードからルーンを獲得可能です。骨リソースを消費することで通常のルーンに加えて黒いルーンも獲得可能。ルーンを獲得すると手持ちのキューブが減ります。
ルーンは儀式には必須では無いですが、儀式カードを達成する際にオマケとして得点アップのために使用されます。
黒ドクロのアクション
魔法陣にドクロを配置して儀式を実行するアクションです。
魔法陣ボードにドクロを置くことが出来て、その置かれたドクロの並びが、手持ちの儀式カードで指定されたものになっている場合、儀式が完了します。
儀式カードを完了させると得点になります。そして手持ちのキューブが1つ減ります。
更に各儀式カードにはルーンを付与可能です。どのルーンをどの儀式に付与可能かは儀式カードに書かれています。
付与したルーンも最終的に得点に変わります。
ゲーム終了条件
以下のどちらかを満たした場合ゲームがそのラウンドで終わります。
- 7番目の儀式を完了する
- 最後のキューブを動かす
目標カードである儀式カードを達成していくのがこのゲームの流れなので、それが一定以上進むとゲームが終了します。
ゲーム開始時に各プレイヤーに配られる20個近いキューブは、儀式の達成やルーンの獲得など様々なアクションで無くなっていきます。これが全て無くなった場合ゲームが終了します。
ゲーム終了時の得点
- 達成した儀式カードに書かれた得点
- 儀式に使用されたドクロとルーンのマジョリティによる得点
- 未使用のドクロのマジョリティによる得点
これらを計算して最も高得点のプレイヤーの勝利です。
メイン勝利点は儀式カードの達成によるものですが、それ以外にもマジョリティがかなり多数あるので、それらの得点も積極的に狙う必要がありそうです。
デッドマンズ・カバル 完全日本語版 所感
ネクロマンサーという非常に珍しいテーマとコンポーネントを扱った凄いボードゲームが登場です。
なんとまぁ凄いの作ったなという感じです(笑)
版元はPandasaurus Games。あの「ニュクトフォビア」を作った会社です。それを聞くとなるほどという感じもします(笑)
目を引くのは大量の特徴的なコンポーネントでしょう。骨やドクロのコンポーネントが登場します。こんな思い切ったボードゲーム他には知りません(笑)。ただ流石にそこはこだわらないと雰囲気が出ませんからね。
個人的にはいわゆるオカルトにはそこまで興味がないのですが、こういう黒魔術や暗黒の儀式などの単語に惹かれる人には最高のテーマだと思います。
残念ながらテーマがテーマなので小さい子供と遊ぶには不向きですかね。ドクロトークンとかネクロマンサーの儀式とか骨リソースとか、箱絵から感じる見た目以上に、子供向きではないボードゲームだと思います。
デッドマンズ・カバルの対象年齢は12歳以上となっていますが、ドミニオンの対象年齢が14歳以上なので、正直対象年齢表記はあまりあてになりません(笑)。ただ、R指定になっているわけでもないので、流石に12歳くらいになっていればいいかもしれませんがどうだろう。
ゲームシステムとしては、いわゆる目標カードを達成するためのセットコレクション的な要素が中心ですが、目標カード自体はプレイヤー個人個人のものですが、魔法陣の描かれた儀式ボードは全員で共通なので、そこにいつどうやってドクロを配置して行くか、他プレイヤーとのインタラクション部分になっています。
実行可能なアクションも毎ターン固定ではなく、4つのアクションから親がある程度狙って決められて親のさじ加減になっています。親プレイヤーがほぼ狙ったアクションを実行できて、他プレイヤーは親のアクションに従うというのは、プエルトリコやサンファンを彷彿とさせるシステムですね。似ているのはあるけど、これと同じシステムのゲームは多くないと思います。
重そうにも見えますが、やることはそこまで複雑ではないですし、重さとしては1時間位で終わる中量級のボードゲームでしょう。
デッドマンズ・カバル 完全日本語版 内容物
- 人骨(40本)
- ドクロ(64個)
- 除去トークン(16個)
- キューブ(84個)
- 黒地のルーン文字トークン(30個)
- 白地のルーン文字トークン(32個)
- 儀式カード(45枚)
- 得点ボード(1枚)
- 回廊ボード(6枚)
- アクションボード(5種)
- 納骨堂ボード(1枚)
- 納骨堂マーカー(1個)
- ドクロ用布袋(1枚)
デッドマンズ・カバル 完全日本語版 のスリーブ
カードサイズは通常のトレーディングカードサイズで63.5mm x 88mmが35枚。
アークライトさんの公式HPによると儀式カード枚数が45枚になっているのですが、表記のミスなのか何らかの特典カードが入っているかは不明。
デッドマンズ・カバル 完全日本語版 紹介のあとがき
以上、ボードゲーム「デッドマンズカバル」のゲーム紹介でした。
様々なテーマがあるボードゲームですがこんなテーマのボードゲームはかなり珍しいんじゃないでしょうか。
果たしてどこまで流行るのか?色々気になるボードゲームでした。
何れプレイした感想を追記したいと思います。
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